北陸2泊3日の旅
今回の旅行も、昨年の東北旅行と同じく大学時代の友人Y氏と2人で行ってまいりました。Y氏は安く行ける旅行を希望しますので、Y氏と旅行に行く場合は、あまり金を使わないで行ける旅行になりがちです。そうはいいながら、旅行先での食事には結構金を使ったりするんですけどねー。
 
 第1日 2001年8月27日(月) 羽田〜金沢〜七尾〜金沢
 第2日 2001年8月28日(火) 金沢〜丸岡〜永平寺〜福井
 第3日 2001年8月29日(水) 福井〜東尋坊〜一乗谷〜福井〜羽田 
 

第1日 2001年8月27日(月) 羽田〜金沢〜七尾〜金沢

 今回の旅行は、Y氏との協議の結果、東北、北陸、広島の3つの候補の中から決まりました。私個人としては、3つの候補の中で、一番今回行かなくてもいいかなーとは思っていた所なんですけどね(とはいえ、北陸は観光をしたことはないので、まあ、良しとしましょう)。さて、今回は旅行代理店で往復の飛行機と2泊の宿泊のパックを予約しました(1人約25,000円)。待ち合わせ場所は、羽田空港となったのですが、やはり羽田は遠い・・・(それとも、我が家が田舎なのか)。家の最寄駅の始発電車では間に合わないため、もっと早い時間の電車のある駅まで車で行き、ようやく間に合いました。

 さて、小松空港に到着し、バスで金沢へ向かう。金沢へ着いて、まず向かったのは兼六園(下左の画像)。やはり、金沢の観光名所といえば、ここを外すわけにはいきません。ゆっくり一回りするのに、だいたい1時間くらいですかね。ただ、この季節は特に見頃の花がある訳でもないので、ちょっと残念。また、庭園内に松が沢山植えられているのですが、第二次世界大戦の時に木の皮を剥がされたものが多いのも残念。
 兼六園を出て、昼食を食べに近江町市場へ向かう。で、寿司を食べたのですが、まあ、味は普通。もう少し日本海側ならではのものが食べられるかと思ったんですけどねー・・・。

 次にJRを利用して七尾へ向かう。駅を出て七尾城跡へ向かうバスの時間を見ると、1時間以上来ない・・・。仕方ないので、タクシーで向かう。タクシーで本丸跡の近くまで行くことができたのですが、タクシーで行って大正解。はっきりいって、あんな所まで徒歩で登れません(バスで行くと、麓から徒歩で登らないといけません)。完全な山城跡で、実際に本丸跡に行くと、当時の雰囲気が何となく分かります(下右の画像参照)。帰りは歩きましたが、下り坂の途中で滝があるとの案内があったので、遊歩道を歩いていくと道が無い・・・。どうみても崖。この崖を降りて誰か滝を見にいった人が最近いるのだろうか?まあ、結局滝を見るのは断念して山を降りる。結局1時間くらいかかって山を降りました。あー、疲れた。
 七尾城は戦国時代に畠山氏の居城で、上杉謙信が苦労の末攻め落とした城ですが、相当堅固で名城だったそうです。実際に下り坂の途中のものすごい場所に馬揃えの場所などもあったらしい。Y氏曰く「馬も、よくこんな所まで登れたもんだ。」

 この後は金沢へ戻り、ホテルにチェックインし、一休みして夕食を食べに行く。途中、道を間違え、ものすごーい回り道をしたもののやっと店に着く(40分以上歩きました・・・)。夕食は魚料理を食べながらビールを飲んだのですが、料理が美味い!特に赤西貝の刺身は、こちらの地方でしか食べられないものらしいのですが、非常に美味しい。日本海の海の幸をやっと本格的に味わえた気がします。

兼六園根上りの松 七尾城本丸跡から見た市街
兼六園根上りの松 七尾城本丸跡から見た市街




第2日 2001年8月28日(火) 金沢〜丸岡〜永平寺〜福井

 この日は金沢駅で朝食を購入し、駅のホームで電車を待ちながら朝食を食べ、JRでこの日の最初の目的地丸岡へ向かう。丸岡に到着し、丸岡城に向かうバスの時間を見ると、5時間くらい来ない・・・(うーん、バスの本数少なすぎ)。どうするかとY氏と話した結果、この日も歩くことに決定。1時間近く歩いて、ようやく丸岡城に着く。ふう、疲れた。この城は、柴田勝家の甥の柴田勝豊が築城したのですが、天守閣が現存している数少ない城です(下左の画像)。実際の城の規模としては、さほど大きなものではなかった感じですが、やはり、復元された城にはない趣があります。また、併設された歴史民俗資料館もまあまあ面白かったです。

 さて、資料館でもらったパンフレットを見ると、近くにバスターミナルがあるようなので、そこへ向かう。すると、永平寺に直接行くバスがあるのでそれを利用することにする(本当は一度福井に出てから永平寺に向かうつもりでした)。バスを待っている間に路線図を見ると、丸岡駅はバスがほとんど通っておらず、別の駅で降りれば、簡単にバスで丸岡城に行けたことを知る私とY氏(やはり、事前に調べないとダメですね)。永平寺に到着し、まずは昼食を食べる。おろしそばを食べたのですが、味はまあまあ(夏はそば自体の味がどうしても落ちますからねー)。ただ、一緒に頼んだ胡麻豆腐が結構美味しかった。腹ごしらえもすんだところで、永平寺を見にいく(下右の画像)。ここは、まず最初にお坊さんが寺の説明をしてくれたあと、案内をしてくれる。で、一通りの案内が終わった後は自由に見ることもできるようになっています。観光客も多く、もっと静かな寺かと思っていただけにちょっと意外。

 次は、福井へ行こうと思い、京福電鉄の永平寺駅へ行くと、なんと電車が動いていない仕方ないので、バスで福井へ向かう。福井へ到着し、京福電鉄の福井駅へ行き電車の運行状況を確認すると、なんと全線運転休止!そのかわりに代行バスが出ているらしい(うーん、凄い状況だ・・・)。この日もかなり歩いて疲れていたので、ホテルへ向かい、一休みした後、夕食を食べにいく。この日も日本海の魚料理を食べながら、ビールを飲む。今回の店も刺身や天ぷらが美味しい!ただ、値段は結構いい値段でした・・・(単に、ビールを飲みすぎという気もしますが)。

丸岡城 永平寺仏殿
丸岡城 永平寺仏殿




第3日 2001年8月29日(水) 福井〜東尋坊〜一乗谷〜福井〜羽田

 この日はホテルをチェックアウトして、マクドナルドで朝食を食べる。そして、京福電鉄が動いていないので、バスでこの日の最初の目的地東尋坊へと向かう。ここの断崖は、なかなか凄く景色も良好です(下左の画像)。ただ、柵などがまったく無く、一歩間違えば、海に落ちてしまいます。実は、私は高所が苦手なため、あまり、先のほうまで行けませんでした。はっきり言って高所恐怖症の人向けの名勝ではありません。
 帰りのバスの時間が中途半端だったので、昼食を食べてから福井へ戻る。

 途中、乗り継ぎの待ち時間があったりしたが、福井に戻ってきて、次は一乗谷へバスで向かう(一応、JRでも一乗谷へ行けますが、これがバスより本数が少ない)。一乗谷は戦国時代朝倉氏の城下町だった所で、現在も遺跡の発掘調査が行われています。実際に行ってみると、本当に谷間に遺跡があり、谷全体が城下町だったことが分かります。また、朝倉館跡の裏の山が一乗谷の山城跡らしく、私とY氏は登ろうとしましたが、時間も無く疲れたこともあり、途中で挫折しました。で、一乗谷朝倉氏遺跡資料館を見た後、JRで福井へ戻ることに(帰りはJRがたまたまちょうどいい時間にありました)。いやー、初めて無人駅から電車を乗りました。当然、駅で切符を買うわけではないので、どうするのかと思ったら電車の中で整理券みたいなものをとるんですね。初めて知りました。

 さて、福井へ戻ると、もう時間がなかったのでバスで小松空港へと向かい、飛行機で羽田へと戻りました。本当は、福井市内で見にいきたい所もあり、ソースカツ丼も食べてみたかったんですけどねー。まあ、それはまたのお楽しみということで。

東尋坊 一乗谷朝倉館跡
東尋坊 一乗谷朝倉館跡

 今回の旅行は、割と史跡を見て回ったのですが、やはり、史跡等を見る場合は、それらに関する知識が無ければあまり楽しめないかなとは思います。そういう意味では、今回私とY氏が見て回った史跡は、日本史好きな人向けの割とマニアックな所が多いと思います。また、バスや電車の本数が少ないので、移動は車があったほうが便利かも。あと、個人的な感想として、北陸で日本海の海の幸を食べる時には、寿司屋よりも和食の店で食べるほうがいいかなとは思います。
 総費用は6万円ちょっと。


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