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2004年12月17日(金)

 赤川次郎「幽霊温泉」を読み終わりました。この作品は表題作を含む5つの短編が収録されています。どの作品も宇野警部とその恋人の女子大生永井夕子が登場し活躍します。どの作品も特に謎解きがある訳ではないのですが、赤川作品らしく非常に読みやすい作品ばかりですので、電車の中等でちょっと読むのにはちょうどいいかと思います。オススメ度はまあまあ。
 次回はM.P.シール「プリンス・ザレスキーの事件簿」の予定。


2004年12月14日(火)

 モーリス・ルブラン「バーネット探偵社」を読み終わりました。この作品は8つの短編が収録されています。今回の作品集では、お馴染みのアルセーヌ・ルパンジム・バーネットという変名で探偵社を開いています。もちろん、単なる探偵社ではなく、「いっさい料金はいただかない」とうたっていながらも、事件解決の際にはちゃっかり上前をはねていきます。どの作品もユーモラスにまとめられており、読みやすい作品が多いと思います。オススメ度はまあまあ。
 次回は赤川次郎「幽霊温泉」の予定。


2004年12月7日(火)

 江戸川乱歩編「世界短編傑作集5」を読み終わりました。この作品集は9つの短編とエラリー・クイーン黄金の二十というミステリについての評論が収録されています。この作品集に収録されている作品の多くは、名探偵が登場し活躍するというよりも、恐怖小説に近い作品が多い気がします。これは、ミステリの場合、短編では本格的な謎解きを書くことが難しいということによるようです。とはいえ、収録されている作品はなかなかの佳作ぞろいだと思いますので、まあまあオススメ。
 次回はモーリス・ルブラン「バーネット探偵社」の予定。


2004年11月24日(水)

 モーリス・ルブラン「八点鐘」を読み終わりました。この作品は、8つの短編が連作のように収録されています。今回の作品では、アルセーヌ・ルパンセルジ・レニーヌ公爵として登場し活躍します。怪盗としての能力が発揮される場面もありますが、今回の活躍は主として探偵役としてのものとなっています。そのためか、読後感もすっきりしたものでしたし、読みやすい作品だと思います。結構オススメ。
 次回は江戸川乱歩編「世界短編傑作集5」の予定。


2004年11月9日(火)

 モーリス・ルブラン「棺桶島」を読み終わりました。この作品は、お馴染みのアルセーヌ・ルパンが登場する長編作品ですが、作品の後半になるまで、ルパンは登場しません。前半から中盤にかけては、ずっと今回の事件の発生から連続して起こる事件の連続が描かれています。また、ルパンが登場するまでの事件が救いようのないようなことの連続のため、多少うんざりしてしまう感じがします。オススメ度はそこそこ。
 次回はモーリス・ルブラン「八点鐘」の予定。


2004年10月21日(木)

 江戸川乱歩編「世界短編傑作集4」を読み終わりました。この作品集は、9つの海外の短編が収録されています。この短編集のシリーズは、年代別に収録されているのですが、今回の作品集はいわゆる恐怖小説のような作品が多いのが特徴です。そういう意味では本格ミステリが好きな方には少し物足りないかもしれません。オススメ度はまあまあ。
 次回はモーリス・ルブラン「棺桶島」の予定。


2004年9月23日(木)

 モーリス・ルブラン「水晶栓」を読み終わりました。今回の作品は、アルセーヌ・ルパンが登場する長編作品です。ルパンの子分が死刑を宣告され、その子分を救うための活動がじっくり描かれています。ただ、今回のルパンは最初から失敗の連続で、強力な敵の前に敗北を重ねます。まあ、最後には見事に勝利を収めるのですが、あまりの敗北の連続にヤキモキさせられます。オススメ度はまあまあ。
 次回は江戸川乱歩編「世界短編傑作集4」の予定。


2004年9月21日(火)

 モーリス・ルブラン「ルパンの告白」を読み終わりました。今回の作品は、タイトルから分かるようにアルセーヌ・ルパンが主人公の短編集です。9つの短編が収録されていますが、どれも面白い作品ばかりです。ルパンものは基本的に謎解きがあるというよりも、ルパンの活躍を描写していますので、短編でもしっかり面白さを堪能できます。かなりオススメ。
 次回はモーリス・ルブラン「水晶栓」の予定。


2004年9月16日(木)

 ジョルジュ・シムノン「メグレと老婦人の謎」を読み終わりました。今回の作品は、メグレ警視のもとに一人の老婦人が、自分の留守中に誰かが家に忍び込んでいると訴えに来るところから始まります。そして、その老婦人が殺され、その事件解決にメグレ警視が挑みます。特に謎解きがあるという訳ではなく、メグレ警視の捜査の過程がじっくりと描かれている作品です。オススメ度はまあまあ。
 次回はモーリス・ルブラン「ルパンの告白」の予定。


2004年9月11日(土)

 江戸川乱歩編「世界短編傑作集3」を読み終わりました。この作品集は、海外の傑作短編10編が収録されています。中には、とても有名なトリックを用いた作品もいくつか収録されており、どれも面白い作品ばかりです。また、どれも短い作品ばかりなので、読みやすく、普段ミステリを読まない方にも読みやすいのではないかと思います。かなりオススメ。
 次回はジョルジュ・シムノン「メグレと老婦人の謎」の予定。


2004年9月7日(火)

 モーリス・ルブラン「813」「続813」を読み終わりました。この2つの作品は、二部作となっており、アルセーヌ・ルパンを主人公とした作品です。今回も、ルパンの変幻自在の変装と活躍が描かれているのですが、読者をあっと言わせる仕掛けも豊富です。まあ、謎解きがある訳ではないのですが、とても面白い作品だと思います。特に、「813」のラストはあっと言わせられます。それに比べると、「続813」のほうが少し面白さが劣る気がします。とはいえ、2つの作品あわせてかなりオススメです。
 次回は江戸川乱歩編「世界短編傑作集3」の予定。


2004年9月2日(木)

 ジョルジュ・シムノン「メグレたてつく」を読み終わりました。今回の作品は、冒頭にメグレ警視が罠にはめられ、そのことにより警視総監から叱責を受けます。そこで、メグレ警視がその罠について調べをすすめていくといった作品です。なかなか読み応えのある作品だと思いますが、犯人がメグレ警視に罠を仕掛けた動機がちょっと強引な気がします。オススメ度はまあまあ。
 次回はモーリス・ルブラン「813」の予定。


2004年8月27日(金)

 アガサ・クリスティー「白昼の悪魔」を読み終わりました。この作品は、お馴染みの名探偵エルキュール・ポアロが避暑で訪れていたスマグラーズ島で起こった殺人事件の謎に挑みます。登場人物の描写もきっちりされており、最後に謎が解ける時には驚かされました。結構オススメの作品です。
 次回はジョルジュ・シムノン「メグレたてつく」の予定。


2004年8月7日(土)

 カーター・ディクスン「青銅ランプの呪」を読み終わりました。この作品は、ヘンリ・メリヴェール卿が登場し、人間消失のトリックの謎に挑みます。エジプトの遺跡から発掘した呪われているという評判の青銅のランプを、イギリスに持ち帰った考古学者の娘が、自宅に帰ったところ忽然と姿を消してしまいます。トリックはよくできており、面白い作品だと思いますが、最後の終わり方が少しすっきりしませんので、オススメ度はまあまあ。
 次回はアガサ・クリスティー「白昼の悪魔」の予定。


2004年7月26日(月)

 横溝正史「仮面舞踏会」を読み終わりました。この作品は、名探偵金田一耕助が登場し、事件の謎に挑みます。少し長めの作品なので、登場人物の描写がじっくりとされています。伏線もしっかりと張られていますが、誰が真犯人なのかという点について、少し盛り上がりが欠ける気がします。オススメ度はまあまあ。
 次回はカーター・ディクスン「青銅ランプの呪」の予定。


2004年7月12日(月)

 江戸川乱歩編世界短編傑作集2」を読み終わりました。この作品集は、海外の傑作短編9編を収録した作品集です。M・D・ポーストのような短編を多く書いた作家や、F・W・クロフツのような長編を多く書いた作家のものなどバラエティにとんだ作品が収録されています。まあ、どれも面白い作品が収録されていますので、結構オススメ。
 次回は横溝正史「仮面舞踏会」の予定。


2004年7月5日(月)

 モーリス・ルブラン「奇岩城」を読み終わりました。この作品は、おなじみのアルセーヌ・ルパンが登場します。また、タイトルになっているルパンのアジトである奇岩城を舞台にした作品です。特に謎解きがある訳ではありませんが、ルパンの変幻自在の変装、活躍がしっかりと描かれています。この作品にもシャーロック・ホームズ(原文ではスペルを入れ替えています)が登場しますが、あくまでもルパンの引き立て役です。個人的には、わざわざホームズを登場させる必要もない感じがします。その分、マイナスですが結構オススメ。
 次回は江戸川乱歩編世界短編傑作集2」の予定。


2004年6月30日(水)

 ジョルジュ・シムノン「メグレ、ニューヨークへ行く」を読み終わりました。この作品は、タイトルにあるようにおなじみのメグレが登場しますが、今回の作品では警察を定年退職しています。そんなメグレのところに、アメリカの大富豪の息子が訪れて、一緒にニューヨークに来て父親を助けてほしいと依頼に来ます。そのため、今回の作品はニューヨークを舞台にしており、メグレの部下達も登場しません。そういう意味では、他のメグレものの作品とは異なった趣があります。オススメ度はまあまあ。
 次回はモーリス・ルブラン「奇岩城」の予定。


2004年6月20日(日)

 アガサ・クリスティーブラック・コーヒー〔小説版〕を読み終わりました。この作品は、クリスティーの戯曲をチャールズ・オズボーンが小説化したものです。とはいえ、登場人物の描写もきっちりできていますし、それなりにまとまった作品です。ただ、犯人が分かる時点での盛り上がりが欠ける気がします。オススメ度はそこそこ。
 次回はジョルジュ・シムノン「メグレ、ニューヨークへ行く」の予定。


2004年6月14日(月)

 カーター・ディクスン仮面荘の怪事件を読み終わりました。この作品は、ヘンリ・メリヴェール卿が登場し、仮面荘で起こった怪事件の謎に挑みます。深夜、仮面荘で夜盗らしき覆面の男が瀕死の状態で倒れており、覆面を脱がせるとその正体は仮面荘の主人だった。今回の事件のシチュエーションはこういった感じです。トリックの出来はなかなかだと思いますし、まあまあオススメ。
 次回はアガサ・クリスティー「ブラック・コーヒー〔小説版〕」の予定。


2004年5月30日(土)

 江戸川乱歩編世界短編傑作集1横溝正史「悪魔の百唇譜を読み終わりました。
 世界短編傑作集1は、海外の短編の傑作を7編収録した作品集です。どれも面白い作品ばかりですが、特に、ジャック・フットレル「十三号独房の問題」は有名な作品ですので、未読の方は読んでみることをおすすめします。かなりオススメ。
 「悪魔の百唇譜は、金田一耕助が登場します。今回の作品は、車のトランクから死体が発見され、その事件の謎を追っていきます。ただ、特に謎解きがあるという訳ではなく、作品の盛り上がりも少し少ない感じです。オススメ度はそこそこ。
 次回はカーター・ディクスン「仮面荘の怪事件」の予定。


2004年5月16日(日)

 エドワード・D・ホック怪盗ニックの事件簿を読み終わりました。この作品は、二万ドルの報酬で価値のないものしか盗まないニック・ヴェルヴェットの活躍を描いた短編集です。この作品集の途中から報酬は二万五千ドルに値上がりします。全体的には、今までに読んだものに比べると盗む対象が突拍子もないものが少ない気がします。オススメ度はそこそこ。
 次回は江戸川乱歩編「世界短編傑作集1」の予定。


2004年5月15日(土)

 ジョルジュ・シムノンメグレと幽霊を読み終わりました。この作品は、メグレ警視が登場します。第18区署の刑事ロニョンが何者かに撃たれ、その事件を捜査していきます。特に謎解きがある訳ではなく、割とすんなりと事件の真相に行き着いてしまいます。そういう意味では、読み応えが少し足りない感じがします。オススメ度はそこそこ。
 次回はエドワード・D・ホック「怪盗ニックの事件簿」の予定。


2004年5月9日(日)

 F・W・クロフツスターヴェルの悲劇を読み終わりました。この作品は、フレンチ警部が登場し、スターヴェル屋敷で起こった火災の謎に挑みます。この作品は、フレンチ警部の捜査の過程をじっくりと描いていくのですが、作品の最後に真犯人が分かる時にはあっと言わせられます。ただ、結末がフレンチ警部の推理の結果というよりは、偶然に分かるところは少しマイナスという気がします。とはいえ、かなりオススメ。
 次回はジョルジュ・シムノン「メグレと幽霊」の予定。


2004年4月17日(土)

 赤川次郎三毛猫ホームズの花嫁人形を読み終わりました。この作品は、名探偵の三毛猫ホームズの活躍を描いたシリーズ物なのですが、今回はホームズの活躍ぶりは控えめな気がします。今回の作品は、結婚を間近に控えた女性が殺され、その死体の上に折り紙の花嫁人形が置かれているという事件が発生し、さらに連続して同様の事件が発生します。特に、謎解きがある訳ではありませんが、オススメ度はまあまあ。
 次回はF・W・クロフツ「スターヴェルの悲劇」の予定。


2004年4月15日(木)

 アガサ・クリスティークリスマス・プディングの冒険を読み終わりました。この作品は、表題作を含む6つの短編が収録されています。エルキュール・ポアロが登場するものが5つと、ミス・マープルが登場するものが1つ。それぞれ読みやすく、面白い作品が収録されていると思います。オススメ度はまあまあ。
 次回は赤川次郎「三毛猫ホームズの花嫁人形」の予定。


2004年4月11日(日)

 カーター・ディクスン孔雀の羽根を読み終わりました。この作品は、ヘンリ・メリヴェール卿(H・M)が登場し、密室殺人の謎に挑みます。作品の最後に、作中で述べられていた手がかりをあげながら、H・Mが事件の解説をするように、作中にいろいろと伏線が張られています。また、トリックについても凝っており、オススメの作品です。
 次回はアガサ・クリスティー「クリスマス・プディングの冒険」の予定。


2004年3月25日(木)

 モーリス・ルブランルパン対ホームズを読み終わりました。この作品は、タイトルにあるとおりアルセーヌ・ルパンシャーロック・ホームズの対決を描いた作品です。これは有名な話ですが、コナン・ドイルから他人の作品の登場人物を使うのはけしからんとの抗議があり、ホームズワトソンの名前を変えて書かれたものです。まあ、確かにルブランの作品のため、ホームズはあくまでもルパンの引き立て役といった感じです。オススメ度はそこそこ。
 次回はカーター・ディクスン「孔雀の羽根」の予定。


2004年3月20日(土)

 横溝正史悪魔の寵児を読み終わりました。この作品は、金田一耕助が登場し、猟奇的殺人を繰り返す犯人との対決が描かれています。雨の降る日に登場し、自らを雨男と名乗り、マスコミからは悪魔の寵児と名づけられる犯人。最後に犯人が分かる時には、あっと言わせられますが、事件の描写が結構どぎつい作品ですので、子供向けの作品ではありません。その分、評価を少し下げて、オススメ度はそこそこといったところ。
 次回はモーリス・ルブラン「ルパン対ホームズ」の予定。


2004年3月18日(木)

 エドワード・D・ホック怪盗ニックを盗めを読み終わりました。この作品は、価値がないものしか盗まない泥棒ニック・ヴェルヴェットが登場する短編集です。二万ドルの報酬で価値のないものを盗むのですが、やはりそこには何か裏があるという訳で、それに対するニックの活躍が描かれています。オススメ度はまあまあ。
 次回は横溝正史「悪魔の寵児」の予定。


2004年3月14日(日)

 ジョルジュ・シムノンメグレ間違うを読み終わりました。この作品は、メグレ警視が登場します。豪華なアパルトマンで若い女性の死体が発見され、その事件の捜査の過程が描かれています。特に謎解きがある訳ではなく、メグレ警視の捜査過程を描いた警察小説といった作品です。オススメ度はそこそこといったところ。
 次回はエドワード・D・ホック「怪盗ニックを盗め」の予定。


2004年3月10日(水)

 アガサ・クリスティービッグ4を読み終わりました。この作品は、おなじみのエルキュール・ポアロが登場しますが、他の登場作品とはちょっと異なり、冒険小説のような感じの内容となっています。そのため、特に謎解きがある訳ではありません。この作品は、国際犯罪組織ビッグ4ポアロの対決を軸に進んでいくのですが、そのひとつひとつの対決が短編のような感じで描かれています。このように少し変わった作品のため、世間での評価はあまり高くないようですが、個人的にはそれなりに面白い作品だと思います。オススメ度は結構オススメ。
 次回はジョルジュ・シムノン「メグレ間違う」の予定。


2004年3月9日(火)

 カーター・ディクスン白い僧院の殺人を読み終わりました。この作品は、ある邸の別館で死体が発見されるものの、別館を囲む新雪には発見者の足跡が残されているだけだったという状況の密室殺人を扱っています。そして、ヘンリ・メリヴェール卿がその謎に挑みます。作中にいろいろと伏線が張られており、真相が分かった時点ではあっと驚かされました。トリックもよくできた作品だと思いますし、結構オススメ。
 次回はアガサ・クリスティー「ビッグ4」の予定。


2004年3月4日(木)

 モーリス・ルブラン強盗紳士を読み終わりました。この作品は、アルセーヌ・ルパンが登場する短編集です。ルパンといえば、日本でもアニメのルパン三世などが放送され、とても有名な登場人物です。今回の短編集には、コナン・ドイルが生み出したイギリスの名探偵シャーロック・ホームズが登場する作品もありますが、基本的にはルパンの引き立て役といった感じです。個人的には、ホームズが登場しない作品のほうが面白いかなとは思います。オススメ度はまあまあ。
 次回はカーター・ディクスン「白い僧院の殺人」の予定。


2004年2月29日(日)

 エドワード・D・ホック怪盗ニック登場横溝正史「七つの仮面」を読み終わりました。
 怪盗ニック登場は、二万ドルの報酬で盗みを引き受ける男ニック・ヴェルヴェットを主人公とした短編集です。ニックは現金や宝石など価値のあるものは盗まず、価値のないものだけしか盗みません。依頼者は二万ドルも報酬を出して価値のないものを盗ませようとする訳ですが、どの作品にもやはり裏があります。そのため、ニックが盗みを終わってから依頼の裏にある事情を痛快に暴いていくといったかたちの作品が多いです。オススメ度はまあまあ。
 「七つの仮面」は、表題作を含む短編集であり、どの作品にもおなじみの金田一耕助が登場します。中には描写が結構どぎつい作品もありますが、どの作品も読みやすい短編となっていると思います。オススメ度はまあまあ。
 次回はモーリス・ルブラン「強盗紳士」の予定。


2004年2月19日(木)

 ジョルジュ・シムノンメグレと首無し死体馬場信浩「スクール・ウォーズ―落ちこぼれ軍団の奇跡」を読み終わりました。
 メグレと首無し死体は、メグレ警視が登場します。サン・マルタン運河からバラバラ死体が見つかるが、首だけが見つからない。そこに登場したメグレ警視が死体の身許を調べ、事件の謎に挑みます。特に、謎解きの要素がある訳ではなく、メグレ警視の捜査の過程をじっくり描いた作品です。オススメ度はまあまあ。
 「スクール・ウォーズ―落ちこぼれ軍団の奇跡」は、昔放送された名作テレビドラマ「スクールウォーズ」の原作です。この作品は、ノンフィクションであり、現在高校ラグビーの名門校である伏見工業高校が、無名校(というか荒廃していた状態)から高校ラグビーで日本一になるまでを描いています。登場人物はもちろん実名で登場しますので、テレビドラマを見たことのある方であれば、誰をモデルにテレビドラマの登場人物にしているかも楽しむことができます。かなりオススメの作品です。ただ、ラグビーに詳しくない人には読みづらい作品ではあります。
 次回はエドワード・D・ホック「怪盗ニック登場」の予定。


2004年2月11日(水)

 内田康夫氷雪の殺人を読み終わりました。この作品は、テレビドラマでおなじみの浅見光彦が登場します。まあ、特に謎解きがあるわけではなく、物語を楽しむといったタイプの作品です。この作品では、自衛隊、国防といったことが取り上げられており、考えさせられるものがあります。オススメ度はまあまあ。
 次回はジョルジュ・シムノン「メグレと首無し死体」の予定。


2004年2月4日(水)

 アガサ・クリスティーナイルに死すを読み終わりました。この作品は、エルキュール・ポアロが登場し、ナイル河観光船で起こる殺人事件に挑みます。作品の前半は登場人物の描写に費やされ、じっくりと描かれています。そして、作品の中盤に事件が発生します。この作品で使われているトリックはなかなかのものだと思いますが、ミステリを結構読んでいる人には、犯人が早い段階で分かってしまう気がします。オススメ度はまあまあ。
 次回は内田康夫「氷雪の殺人」の予定。


2004年1月6日(火)

 カーター・ディクスン爬虫類館の殺人を読み終わりました。この作品は、ヘンリ・メリヴェル卿が登場し、密室殺人の謎に挑みます。ディクスン・カーカーター・ディクスンとは別名です。)というと、やはり密室殺人トリックの大家として有名ですが、この作品で使われているトリックもなかなかのものです。ただ、作品全体の描写がイマイチな感じがしましたので、オススメ度はまあまあ。
 次回はアガサ・クリスティー「ナイルに死す」の予定。


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