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2003年12月22日(月)

 横溝正史三つ首塔を読み終わりました。この作品は、事件の関係者である宮本音禰の視点で語られていきます。そのせいか、お馴染みの金田一耕助が登場する場面は少なめとなっています。今回の事件は百億円の遺産相続をめぐって連続して殺人事件が発生していきます。ただ、真犯人について、割と早い段階で想像がついてしまいましたので、ちょっと残念。オススメ度はそこそこ。
 次回はカーター・ディクスン「爬虫類館の殺人」の予定。


2003年12月16日(火)

 ジョルジュ・シムノン「メグレと消えた死体」を読み終わりました。この作品は、タイトルにあるとおりメグレ警視が登場します。メグレ警視は殺人が発生したと思われる家を訪れますが、死体が見つからず、その家の住人は事件そのものを否定します。まあ、特に謎解きがある訳ではなく、メグレ警視の捜査の過程をじっくりと描いている作品で、その部分を味わう作品だと思います。オススメ度はそこそこ。
 次回は横溝正史「三つ首塔」の予定。


2003年12月7日(日)

 江戸川乱歩悪魔の紋章を読み終わりました。この作品の前半では、お馴染みの明智小五郎ではなく、新進探偵宗像博士が登場し、事件に挑みます。今回の事件はある実業家一家に対する脅迫状が届き、そして連続して殺人事件が発生していきます。現場に残される三重渦状紋の指紋。江戸川乱歩の作風がよく出ていると思います。作品の最後には、明智小五郎が登場しますが、真犯人については、割に早い段階で分かってしまうかなと思います。そこがちょっとマイナスなので、オススメ度はそこそこ。
 次回はジョルジュ・シムノン「メグレと消えた死体」の予定。


2003年11月24日(月)

 内田康夫貴賓室の怪人「飛鳥」編を読み終わりました。この作品は、豪華客船「飛鳥」での世界一周旅行中に起こった殺人事件に、お馴染みの浅見光彦が挑みます。作品の中で、アガサ・クリスティ「オリエント急行殺人事件」のネタバレがありますので、注意してください。まあ、個人的には結末が今ひとつすっきりしない感じがしますので、オススメ度はそこそこ。
 次回は江戸川乱歩「悪魔の紋章」の予定。


2003年11月23日(日)

 F・W・クロフツホッグズ・バックの怪事件を読み終わりました。引退した医師が自宅から消え、また、医師と数日前に一緒にいた看護婦も行方不明となる。この事件の謎にフレンチ警部が挑みます。この作品は、フレンチ警部の捜査の過程をじっくりと描いていき、最後には作品中に述べられている手がかりを64個あげて事件の謎を解明します。なかなかオススメ。
 次回は内田康夫「貴賓室の怪人「飛鳥」編」の予定。


2003年11月6日(木)

 内田康夫不知火海を読み終わりました。この作品は、浅見光彦が登場し、隣人に髑髏を預けて姿を消した男の行方を追います。作者は、プロットをしっかり考えずに作品を書かれるそうで、実際に起こっている事件を作中で扱う傾向があると思います。今回の作品でも実際の事件に影響を受けている部分が感じられます。オススメ度はまあまあ。
 次回はF・W・クロフツ「ホッグズ・バックの怪事件」の予定。


2003年11月3日(月)

 アガサ・クリスティー邪悪の家を読み終わりました。この作品は、エルキュール・ポアロが登場します。エンド・ハウスの女主人の命が何度も狙われ、その結果女主人の従妹が射殺されてしまいます。この作品では、ポアロは犯人に翻弄され、なかなか事件の解決の糸口をつかむことができません。最後にあっと驚く結末が待っているのですが、なかなか面白い作品だと思います。なかなかオススメ。
 次回は内田康夫「不知火海」の予定。


2003年11月2日(日)

 カーター・ディクスン赤後家の殺人を読み終わりました。カーター・ディクスンは、ディクスン・カーヘンリ・メリヴェル卿(H・M)を主人公とした作品を書く場合の名義です。この作品は、その部屋に一人で入った者は必ず死ぬという部屋で起こった殺人事件の謎にH・Mが挑みます。今回の作品のトリックは、なかなかのものであり、意表をつかれました。そういう意味では、なかなかオススメの作品です。
 次回はアガサ・クリスティー「邪悪の家」の予定。


2003年10月22日(水)

 横溝正史悪魔の手毬唄を読み終わりました。この作品は、金田一耕助が登場し、二十年前の迷宮入りの殺人事件を背景とした連続殺人事件に挑みます。鬼首村に伝わる手毬唄のとおりに殺人事件が発生していくという舞台設定は、横溝正史の作品の特徴がよくでている作品だと思います。なかなかオススメ。
 次回はカーター・ディクスン「赤後家の殺人」の予定。


2003年10月5日(日)

 ジョルジュ・シムノンメグレと口の固い証人たちを読み終わりました。この作品は、メグレ警視が登場し、倒産しかけたビスケット商ラショーム家で起こった殺人事件に挑みます。今回の事件は、舞台が倒産しかけたビスケット商ということで、作品全体を通じてさびれた雰囲気がよく描かれています。話自体は、多少盛り上がりにかける感もありますので、オススメ度はそこそこ。
 次回は横溝正史「悪魔の手毬唄」の予定。


2003年9月23日(火)

 アガサ・クリスティー死者のあやまちを読み終わりました。この作品は、エルキュール・ポアロが登場し、田舎のある屋敷のパーティーで起こった殺人事件の謎に挑みます。被害者はなぜ殺されたのか、理由が見当たらず犯人探しは難航します。今回の作品で使われているトリックはなかなかのものだと思います。犯人が分かり、事件の真相が明らかになった時点で、いろいろ伏線が張られていたことも分かってきます。私としては、結構オススメ。
 次回はジョルジュ・シムノン「メグレと口の固い証人たち」の予定。


2003年9月19日(金)

 ディクスン・カー死時計を読み終わりました。この作品は、フェル博士が登場し、ある時計師の家でおこった殺人事件の謎に挑みます。今回の凶器は一風変わっており、真犯人が分かった時点ではあっと言わせられます。よくまとまった作品だと思うのですが、個人的に一つ納得がいかない点があります。これ以上書くとネタばれになりかねないのでやめておきますが、その分ちょっと減点し、オススメ度はそこそこ。
 次回はアガサ・クリスティー「死者のあやまち」の予定。


2003年9月15日(月)

 横溝正史を読み終わりました。この作品は、金田一耕助が登場する短編集です。表題作を含む4つの短編が収録されています。どの作品もトリックが使われていますが、作品によっては簡単に分かってしまうものもあります。短編は読みやすいのですが、犯人やトリックがすぐに分かってしまう場合もある気がします。ということで、今回の作品のオススメ度はまあまあといったところ。
 次回はディクスン・カー「死時計」の予定。


2003年8月23日(土)

 ジョルジュ・シムノンモンマルトルのメグレを読み終わりました。この作品は、メグレ警視が登場し、連続殺人事件に挑みます。内容は、特に謎解きがある訳ではありませんが、謎の男オスカルをメグレ警視が追い詰めていくさまがよく描かれていると思います。オススメ度はまあまあ。
 次回は横溝正史「首」の予定。


2003年8月20日(水)

 赤川次郎幽霊予言者を読み終わりました。この作品は、表題作と合わせて5つの短編が収録されています。特に、謎解きがある訳ではありませんが、どの作品も読みやすいものになっています。そういう意味ではじっくりと時間をかけて読むというよりも、ちょっと時間のある時を使って読むのに向いているのではないでしょうか。オススメ度はそこそこ。
 次回はジョルジュ・シムノン「モンマルトルのメグレ」の予定。


2003年8月10日(日)

 ディクスン・カーテニスコートの謎アガサ・クリスティー「教会で死んだ男」を読み終わりました。
 テニスコートの謎は、雨上がりのテニスコートには、被害者の足跡しかなかったという、いわゆる足跡トリックの事件が発生します。さらに、第二の不可能犯罪が発生し、その2つの事件の謎にフェル博士が挑みます。ただ、この作品で使われているトリック自体はそれほどのものだとは思いませんので、オススメ度はそこそこ。
 「教会で死んだ男」は、表題作と合わせて計12の短編が収録されています。表題作には、ミス・マープルが登場し、それ以外の大部分の作品には、エルキュール・ポアロが登場します。どの作品もそれなりに面白い作品がそろっていると思いますので、まあまあオススメ。
 次回は赤川次郎「幽霊予言者」の予定。


2003年7月14日(月)

 アガサ・クリスティーカーテンジョルジュ・シムノン「メグレと火曜の朝の訪問者」横溝正史「幽霊男」を読み終わりました。
 カーテンは、名探偵のエルキュール・ポアロが登場する最後の作品で、クリスティーの晩年に発表された作品です。とはいえ、執筆自体はかなり以前にされたものであり、ポアロの初期の相棒ヘイスティングズも登場します。事件は、ポアロの初登場作品の舞台であるスタイルズ荘で起こります。真犯人が分かる時には、あっと言わせられますし、まあまあオススメ。
 「メグレと火曜の朝の訪問者」は、メグレ警視の元を訪れた男が、妻が自分を毒殺しようとしていると告げていったことから、男の身辺調査を開始します。ただ、実際に事件が起こるのは、かなり後半であり、特に謎解きがあるわけでもありません。そういう意味では、いまいち盛り上がりに欠ける気がします。オススメ度はそこそこ。
 「幽霊男」は、異相の男である幽霊男が登場し、連続殺人事件が発生します。その謎に金田一耕助が挑みます。まあ、途中までは幽霊男にかなり翻弄されてしまい、事件が連続して発生していきます。最後に真犯人が分かる時には、あっと言わせられますし、なかなか面白い作品だと思います。オススメ度はまあまあ。
 次回はディクスン・カー「テニスコートの謎」の予定。


2003年6月21日(土)

 アガサ・クリスティーゴルフ場殺人事件ジョルジュ・シムノン「メグレと殺人者たち」横溝正史「女王蜂」ディクスン・カー「猫と鼠の殺人」を読み終わりました。
 ゴルフ場殺人事件は、名探偵のエルキュール・ポアロが登場する第二番目の作品で、パリ警察のジローと推理合戦を行います。最後に真犯人が分かる時には、あっと言わせられますので、なかなか面白い作品だとは思います。ただ、クリスティーの他の名作と比べるとちょっと落ちるかなという気がしますので、オススメ度はまあまあ。
 「メグレと殺人者たち」は、タイトルにあるようにメグレ警視が登場します。メグレ警視はこつこつと捜査を進めていくタイプのキャラクターですので、この作品もその捜査の過程を描いています。ただ、この作品は捜査の過程の描写に迫力といったものが少ない気がしますので、オススメ度はそこそこといったところ。
 「女王蜂」は、名探偵の金田一耕助が登場し、19年前に起きた事件を発端にして起こる連続殺人事件の謎に挑みます。今回も旧家の一族を取り巻くどろどろとした雰囲気のただよう作品となっています。オススメ度はまあまあ。
 「猫と鼠の殺人」は、名探偵のフェル博士が登場し、冷徹な判事の家で起きた殺人事件の謎に挑みます。この作品で使われているトリックは、私個人としてはあまり感心できるものではないかなと思いますので、そこがちょっと残念なところです。その分、オススメ度はそこそこといったところ。
 次回はアガサ・クリスティー「カーテン」の予定。


2003年5月25日(日)

 ディクスン・カー魔女の隠れ家を読み終わりました。この作品は、名探偵のフェル博士が初登場する作品です。今回の作品で使われているトリックは、なかなか凝っており、作品を読んでいき犯人が分かる瞬間にはあっと言わせられます。カー独特の呪いとかの怪しい雰囲気が作中にちりばめられており、読んでいて面白い作品だと思います。かなりオススメ。
 次回はアガサ・クリスティー「ゴルフ場殺人事件」の予定。


2003年5月14日(水)

 横溝正史迷路荘の惨劇赤川次郎「三毛猫ホームズの最後の審判」を読み終わりました。
 迷路荘の惨劇は、名探偵の金田一耕助が登場し、別名迷路荘と呼ばれる屋敷で起こる連続殺人事件に挑みます。この作品で使われているトリック自体は、現在では目新しいものではありませんが、真犯人が分かる瞬間はあっと言わせられるものがあります。そういう意味では、なかなか面白い作品だと思いますので、まあまあオススメ。
 「三毛猫ホームズの最後の審判」は少し短めの長編作品です。今回は新興宗教が作中でとりあげられ、舞台が2000年間近となっています。まあ、読みやすい作品ですが特に謎解きがある訳ではありません。また、真犯人が割と早い時点で想像がついてしまうかなという気がします。そこそこオススメ。
 次回はディクスン・カー「魔女の隠れ家」の予定。


2003年5月4日(日)

 アガサ・クリスティーマギンティ夫人は死んだを読み終わりました。この作品は、名探偵のエルキュール・ポアロが登場します。今回の作品は、死刑が確定した容疑者が無実ではないかということから、ポアロが事件の再調査に乗り出します。話のテンポもよく、読みやすい作品だと思います。まあまあオススメ。
 次回は横溝正史「迷路荘の惨劇」の予定。


2003年4月13日(日)

 ディクスン・カー連続殺人事件司馬遼太郎「新選組血風録」子母澤寛「新選組始末記」「新選組遺聞」「新選組物語」を読み終わりました。
 「連続殺人事件」は密室殺人事件を題材としていますが、その中にドタバタ劇的要素が盛り込まれています。フェル博士が事件の謎に挑みますが、まあまあ面白い作品だと思います。ただ、ドタバタ劇的要素があまり好きではなく重厚な作品が好きな人には物足りないかもしれません。まあまあオススメ。
 「新選組血風録」は新選組の各隊士が主人公の短編集です。主人公となっている隊士は割とマイナーな人が多いので、新選組についてある程度興味がある人向けの作品だと思います。かなりオススメ。
 「新選組始末記」「新選組遺聞」「新選組物語」は子母澤寛の新選組三部作と言われる作品です。もともとは昭和初期の作品ですが、こういった作品がきっかけで、それ以前は単なる人殺し集団的に見られていた新選組が現在のように世間に知られるようになりました。そういう意味では、新選組に興味のある人は一度読んでみた方がよいかと思います。かなりオススメ。
 次回はアガサ・クリスティー「マギンティ夫人は死んだ」の予定。


2003年3月30日(日)

 北方謙三三国志を読み終わりました。文庫版で13冊。うーん、長い。職場の後輩のK氏には、何でいきなり「三国志」なんて読むんですかと言われたのですが、何となく読みたくなったんです。まあ、「三国志」といえば、吉川英治のものが有名ですが、この北方版「三国志」では、登場人物の描かれ方が多少異なる面があります(特に馬超)。そういう意味では、吉川版「三国志」を読んでいる人にとっては、多少違和感を感じるかもしれません。個人的には、それはそれで面白いとは思いますけれどもね。まあまあオススメ。
 次回はディクスン・カー「連続殺人事件」の予定。


2003年2月12日(水)

 赤川次郎三毛猫ホームズの恋占いを読み終わりました。この作品は表題作を含む6つの短編が収録されている作品集です。タイトルのとおり、どの作品にも名探偵である三毛猫ホームズが登場します。三毛猫ホームズは、猫ですので言葉こそしゃべれませんが、飼い主である片山兄妹よりも名探偵であり、証拠のあるところに行って泣くことなどにより片山兄妹を導いていきます。どの作品も読みやすい作品ですので、電車の中などで読むのにはちょうどよいかと思います。まあまあオススメ。
 次回は北方謙三「三国志」の予定。


2003年1月30日(木)

 内田康夫「ユタが愛した探偵」を読み終わりました。この作品には、名探偵の浅見光彦が登場します。今回の作品の舞台は沖縄で、沖縄の文化、環境といったものを描きながら、事件の捜査が進行していきます。タイトルにあるユタというものについて、私は不勉強のため知りませんでしたが、それ以外にも作品全体を通じて沖縄が本土とくらべて、あらためて異文化の土地だということを知りました(ちなみに、私はいまだに沖縄には行ったことがありません)。オススメ度はそこそこ。
 次回は赤川次郎「三毛猫ホームズの恋占い」の予定。


2003年1月26日(日)

 F・W・クロフツマギル卿最後の旅を読み終わりました。この作品は、フレンチ警部が登場し、事件解決に挑みます。クロフツのほかの作品と同じくフレンチ警部の捜査の過程がじっくりと描かれていきますが、今回の作品では真犯人のアリバイトリックを崩していく過程が描かれています。今回の作品では、最後にトリックが分かる時点ではあっと言わせられますし、作品中にもしっかりと伏線が張られています。かなりオススメ。
 次回は内田康夫「ユタが愛した探偵」の予定。


2003年1月18日(土)

 横溝正史夜歩く内田康夫「黄金の石橋」を読み終わりました。
 夜歩くは、金田一耕助が登場する作品です。今回の作品も横溝正史の作品らしく旧家を舞台にしたどろどろした事件になっています。今回の作品のトリックはある有名な作品のトリックと一緒なのですが、その作品を読んだことがある人には、少し面白みが欠けるかもしれません。そこそこオススメ。
 「黄金の石橋」は、名探偵浅見光彦をテレビドラマで演じる俳優絵樹卓夫の依頼から事件が始まるという現実と小説が入り混じったシチュエーションになっています。この作品も他の浅見光彦シリーズの作品と同じく、浅見光彦の捜査の過程を中心に描かれており、謎解きの要素はあまりありません。しかし、ちょっとした伏線がはられている箇所もあったりしますので、なかなか面白い作品だと思います。まあまあオススメ。
 次回はF・W・クロフツ「マギル卿最後の旅」の予定。


2003年1月6日(月)

 ディクスン・カー緑のカプセルの謎アガサ・クリスティー「黄色いアイリス」を読み終わりました。
 緑のカプセルの謎は、フェル博士が登場する作品です。今回は、ある村で起こった毒殺事件を発端にした事件の謎にフェル博士が挑みます。関係者には強固なアリバイがあり、そのアリバイを崩し、真犯人を探します。この作品で使われたアリバイトリックはなかなかのものだと思いますし、まあまあオススメ。
 「黄色いアイリス」は表題作を含む短編集で、エルキュール・ポアロミス・マープルといった名探偵が登場します。短編作品であるために、どの作品も作品に出てくる登場人物の描写が少ないのですが、どの作品もよくまとまっており、面白いものが多いです。そこそこオススメ。
 次回は横溝正史「夜歩く」の予定。


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