「土蜘蛛戦争、お疲れ様でした。」
「ええ、お疲れ様でした。」
(重傷中)
「…生きてますか?」
「生命賛歌がなければ生きていなかったという説もありますが…。」
「大丈夫。ファイアフォックスは太陽再生で生きていれば10分休めば元気になれるこのしぶとさ!」
「重傷は治りませんけどね。」
「それはともかく、完全勝利は逃したようですね…。」
「葛城山に逃げ込まれましたからね。まあこれで彼らも退路を絶たれたと言いますか。」
「そういや前回、葛城山は調査できずじまいやったからなぁ…。」
「その目は…やる気ですね?」
「…また、現地調査ですか?」
「もちろんや!調べに調べ尽くして土蜘蛛どもを丸裸にしたるわ!私のこのデジカメが光って唸……?」
「……どうしたんですか?」

【庭井・よさみのデジカメは『土蜘蛛戦争事前現地調査』において力尽き、死亡しました……。】
「肝心な時に、ウンともスンとも言わんようになった…。」
「この期に及んで…ご愁傷様です」
「さすがに今回は調査不能、でしょうか?」
「いや、ここまできた手前、そう簡単に引き下がるわけにもいかん…とりあえず手持ちのもので間に合わせるしかないやろけど。」
「手持ちのもの?」
「…ケータイのカメラがある。撮影やったらこれでもできるしな。」
「ただ、撮影精度は明らかにデジカメには及びませんが…。」
「遠景において、写りがぼやけまくりやからなぁ。(きっぱり)」
「胸張って言える事じゃないでしょう。」
「ともかく! 作戦は決行や!今から葛城山に登るで!」
「ちなみに、こいつが今回の調査マップな。」
「では行くで、野郎ども!」
 「委細承知ッ!」
(↑写真−1)
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「まずはここ。前回の櫛羅地区の場所や。」
「ここから山の方に向かっては常に3〜4%の上り勾配があるので体力の消耗には要注意ですね。」
「ここから先は、都道府県道213号・櫛羅御所線と言う名称になっていますね。」
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(↑写真−2)
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「ロープウェイまではずっとこんな峠道が続くで。」
「なんか某頭○字Dに出てきそうな場面ですね。」
「実際にそんなことされてたら怖いですけどね…。」
「正味の話そういうの、六甲山とかでは問題になっとるらしいからなぁ…。」
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(↑写真−3)
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「でも道中、こんなお花見スポットもあったりする。」
「何かの公園みたいですね…そういう用途ではなさそうですけど。」
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(↑写真−4)
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「でもここまで上ってくると、町の眺めが結構良かったり。」
「人によっては『見ろよ、人がゴミのようだ』とか言ったりするんでしょうね。」
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(↑写真−5)
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「そして到着、ロープウェイの駅や。」
「近鉄・葛城登山口駅…近鉄だったんですね。(ぇ」
「運転はほぼ30分間隔…結構のんびりですね。」
「これに乗ろうとして切符を買おうとしたら、駅員のおっちゃんが記念切符を売ってくれたんや。」
「記念切符?」
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「これが記念切符。上が表で下がその裏面や。」
「開業が1967年3月26日…ちょうど40周年を迎えたところだったのですね。」
「そんなキリのいい年に、土蜘蛛に破壊されるなんて…近鉄もとんだ災難ですね。(ぇ」
「記念切符や言うても、値段はいつもと変わらずやけどな。」
「おいくらですか?」
「片道740円、往復1220円。」
「……それだけあれば2,3週間は生活できそうですね。」
「じゃあ稔ちゃんは1220円あげるから、その足で山上まで登ってきなさい。」
「ええ、よろこんで。」
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(↑写真−6)
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「そして到着ー。葛城山上。山頂まであと数十mくらいかな?」
「結構冷えますね……って、息が白いですよ?」
「よく見れば、小雪も舞ってますね。」
「今日(4/4)は気温が低いからな…おまけに標高も高いから自然と気温は真冬並みに。」
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(↑写真−7)
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「こんなとこにも神社があったり。巫女部所属の私としては欠かせない一品や。」
「他にも売店や食堂もあったりしますね。人の姿が見られないのは、やはり土蜘蛛の影響でしょうか…。」
「単に行楽シーズン外、と言うのもあるのでしょうが。」
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(↑写真−8)
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「ちなみに山頂に向かう途中にあった公衆トイレにはこんなモノが。」
「このトイレは皆さんの協力で成り立っているのですね…。」
「その所為あってか、中は結構綺麗でしたね。」
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(↑写真−9)
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「さぁ、ここを登れば山頂まであと一息や!」
「流石にここまで来ると風がかなり冷たいですね…。」
「今年は暖冬だった所為か、この冷たさが懐かしく思えますね…。」
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(↑写真−10)
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「山 頂 到 着 !」
「さぁ、土蜘蛛の皆さんはどこにいらっしゃるのでしょうか…。」
「流石にずっとこんな所に居たら、いくら土蜘蛛といえど凍死確実でしょうけど。」
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(↑写真−11)
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「そりゃ、こう雪が融けてへんとこもあるくらいやから。」
「…もはや山頂は真冬ですね。」
「標高が1000m上がるごとに6℃下がると言われてますからね…。今日は大体5℃前後、といったところでしょうか?」
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「とまぁ、報告は以上。あくまでも背後世界のデータなんで、本番で活用できるかはかなり謎やけど。」
「まあこういう風景を思い出しながらリプレイを楽しむ、程度には使えるでしょう。」
「実際、殲滅戦が行われるかどうかは皆さんのプレイング次第ですけど…。」
「では、本日はここまで!この地の未来は我らの手の中に!!」
...To Be Continued?
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