新潟交通のマーク電鉄駅めぐり17  白根駅 H13.10.1

平成11年4月4日、利用客の減少に歯止めがかからず電鉄全線が廃止された。
かっての白根駅 新潟から乗ってここまで来ると、車内はガラガラとなる。

今は駅舎、線路、枕木も何もない。 何も無い駅舎跡
凧合戦 中ノ口川を挟んでお互いに揚げる。
多い時は空に、20もの凧が揚がっている。

6月の凧合戦は、線路をまたいで綱を引き合う。 線路を跨いで綱を引き合う
駅名は白根になっているが、所在地は味方村である。
白根市は中ノ口川の対岸に位置し、新潟市のベッドタウン化が進んではいるが、越後の代表的な穀倉地帯である。
そして、毎年6月上旬に行われる『白根大凧合戦』で有名である。
この『白根大凧合戦』は、中ノ口川(川幅約80m)の両岸にある白根市と味方村の双方から二十四畳もの大凧を30〜40人で揚げて空中で絡ませて川に落とし、片方の綱が切れるまで引き合うと言う伝統の祭りである。
会場は駅の真上の土手上で行われ、綱引きは線路を挟んで行われるため、しばしば電車の出発時間を遅らせる事もあった、という越後ののどかな駅舎。


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