2005/3
No.2294 imagination.
No.2293 キ○○マ。
No.2292 乗り換える。
No.2291 自分で自分に。
No.2290 粉。
No.2289 別方法でお願いシマス。
No.2288 ローマ字はダメ。
No.2287 現る。
No.2286 迷った末に。
No.2285 オイル交換。
No.2284 本音。
No.2283 時期的に。
 ■  2005年 3月某日   imagination.




パックマンディフェンスがシナジーな当サイトCEOのわしが、
クラウンジュエルでLBOでTOBな議決権ベースがキャピタルファンドで、
失念株が新株差し止め仮処分なホワイトナイトを募集中!



ども。
きっと常連様の想定の範囲内である、半月にわたる更新遅滞で、
もはやBBSの経営権を握られちゃってるっぽさ満点のechoデス。
っつーか、握っちゃってクダサイ。
お願いシマス。

きっと今年の流行語大賞の中にノミネートされちゃうであろうコトバの羅列は、
わしごときシロウト様にはまったくもってわかりません。
いわゆる業界コトバって奴なんでしょーネ。
なんかかっこいー。

それにしても。
出てくる数字のデカイことデカイこと。
3000億円?
1500万株?
なんですかその桁数は。
今ココで120円の缶コーヒーを買ったら、残りの小遣いで今月やっていけるかどーか、
本気で悩んでしまうくらい使うか使わざるかの選択を迫られてしまうわしには、
天文学的過ぎデス。
想定の範囲外デス。
時代を動かすコトの出来るヒト達にちびっとだけジェラシーを感じつつ、
さ、日記の更新をしましょ。
タダだし。





かみさん&娘さん'sが春休みを利用して、
実家に帰ってマス。
すっかり独身デス。
謳歌してマス。
孤独を。
ひとりを。
自分だけのために無意味に使える時間を。

そんな無意味な時間を、サイトの更新に使わずに、
なんとなく無意味にドライブに使ってみたくなったんデス。
いつもの放浪癖って奴デス。
相変わらずチバ県をぶらりと。
たかが150kmくらいの距離ですけどネ。
ホントは夜中か明け方くらいに出発する予定だったのですが、
見事に寝過ごし、昼過ぎ出発。 ←寝過ごし過ぎ
とりあえず宛てもなく、南へ。
そう。
南に向かったのデス。
まるで何かに取り憑かれたよーに。



・・・・・・・。



・・・・・・・。



・・・・・・・。



何も起きませんでした。



まるでニホンの高齢化社会の象徴のよーな経年劣化の激しいBeat様でのドライブ、
免許証と同じくらいJ○Fの電話番号が書かれたメモが必携なんですけどネ、
トラブルは一切ありませんでしたヨ。
勿論、話のネタにトラブったら面白いなぁーなんて、
コレっぽっちも思ったりはしてないのですが、
危うさを感じずにはいられないんですネ。
エンジンが、コンピュータが、
それ以外の何かが走るコトを突然やめたがったりはしないだろーか、と。

信号待ちの最中に突然訪れるエンジン停止。
車内に漂う不気味なまでの静寂。
キーを回してもウンともスンとも言わないエンジン。
焦る。
焦る。
焦りまくる!
背中に伝うイヤな汗。
知らぬ間に繋がり始めるクルマの列。
訝しげな顔で見つめる衆人環視。
そして渋滞。
鳴り響くクラクション。
そして怒号!激昂!憤慨!

あぁ、イヤ過ぎ…。



止まるんだったら、広い道路で止まってちょーだいネ。
近くにスタンドとか、あわよくば自動車の整備工場とか、
HO○DAのディーラーの目の前なんかで逝っちゃってくれると、
とーっても有難いんだけど。
出来れば坂道じゃないトコロがいいなぁ。
パワステじゃないけど、MT車だから押すことは出来るかな。
でも、ひとりじゃしんどいよねぇ。
誰か助けてくれるかしらん。
この世知辛い世の中、後ろから押してくれる有難いヒトに巡り会えるかしらん。
でも、手伝ってくれたらなんかお礼をしないといけないよねぇ。
財布の中身は途方に暮れそーな額しか入ってないからねぇ。
住所と名前を聞いて後でお礼に疲れるから想像中止。



話し相手がいないと、頭の中で知らぬ間に空想だけが遙か彼方を一人歩きしていくのは、
よくあるコトですよネ。
運転しながら、ふと、
ホントにふとしたきっかけで、現実から想像の世界へ。
ある程度でやめておけば、それは見事な危険予測に成り得るんでしょーけど、
なんかわし、そこから更に踏み込んだ方向に進んで行っちゃうのですヨ。



ん?
あの自転車、飛び出してこないかい?
飛び出してきそーな雰囲気をムンムンと漂わせてるネ。
うん。
間違いnothingだネ。
出てくるネ。
アレは。
道路も狭いからネ。
恐いネ。
飛び出し。
・・・・・・・。
もし。
もし、それをわしが避けなかったら。
わしがブレーキを踏まなかったら。
きっとぶつかっちゃうネ。
十中八九ぶつかっちゃうだろーネ。
小学生かな。
中学生かな。
あの服装は小学生だネ。
服は一応こじゃれたのを着てるけど、靴が白いからネ。
きっとアレは通学用ロングセラー、月○のジャガーシグマだネ。

定番デス。

小学生って靴にまで気を配ったりはしないからネ。
中学生くらいにもなるともう履かないネ。
普段着に通学用の靴は。
軽くていいらしーけどネ。
一人っ子かな。
兄弟いるのかな。
悲しいよネ。
事故は。
家族は悲しむだろーネ。
まさに哀毀骨立だろーネ。
せっかく大事に育ててきた愛すべきコドモを一瞬で失う辛さは、
わしだって想像したくない。
生まれ出でた時の喜び。
一挙手一投足に一喜一憂し、
生活の中心がもう子供こどもコドモ。
そんなかけがえのないモノを失う辛さを想像しただけで。
よし。
ココはわしがフォローしよー。
飛び出す方が悪いなんて言いませんヨ。
踏むヨ。
踏んじゃうヨ。
ココはオトナなわしが全力を持ってブレーキを踏んで、
命懸けでキミの命を守ることにす空想やめー。



クラッチを踏んでる。
ブレーキも踏んでる。
信号が赤から青に変わる。
前車が動き出す。
ブレーキの踏力を緩め、右足をアクセルへ。
回転数を上げ、クラッチを繋ぐ。
動き出す鉄の塊。
信号が青から黄色、そして赤へ。
右足をブレーキペダルへ。
ストールする刹那、直前にクラッチを切る。
そして僅かに残った慣性で進む鉄の塊をブレーキで止める。

踏む。
緩める。
踏む。
離す。
それの繰り返し。
何度も何度もまるで呪文のように繰り返す。

果たしてこのペダルは今まで何回踏んづけられたんでしょ。
考え始めてからもう既に数十回踏んづけてるわけで。
そしてこれから先、何回踏んづけられていくんでしょーネ。
バネの力を使ってやっと元に戻ったと思ったら踏みつけられて、
で、やっと解放されたと思ったら、また蹴っ飛ばされて。

踏まれるのがジンセイ。
そう。
それがジンセイの全て。
踏まれて持ち上がってまた踏まれて。
そのためだけに作られた工業製品。
そのためだけに存在するパーツ。
特に陽の目を見るコトもなく、足下でで黙々と踏んづけられて、
それでも文句一つ言うコトな妄想をやめてクダサイ。





運転中の予測過多は上質な安全価値を高めるばかりか、
著しく不安定で安全運転の利益を害するので妄想権差し止め要求しておきマス。







 ■  2005年 3月某日   キ○○マ。




おもしれー。





コチラ





公のメディアで、
コレだけ連呼してるの、
初めて見ましたネ。



Wi○ny、使ったコトはないデス。
深いんでしょーネ。
こーいう世界は。







 ■  2005年 3月某日   乗り換える。




No.2282のショッカー君、
早いモンで、2段階も半ばまで進み、
本日は所内で縦列駐車の練習デス。
運転席に座るショッカー君に助手席に来てもらう必要があったので、
運転を交換するよーに促したんデス。


「じゃー、○○クン、運転交換しましょ。助手席に来てくれる?」

「ハイ。」


助手席からクルマを降り、クルマの後ろへ回って運転席に移動するわし。
運転席側のドアを開け、車内に乗り込もーとするとあら不思議。
既にショッカー君、助手席に座ってますヨ。



「…あのぉ、普通クルマから降りて乗り換えたりするもんじゃないのかい?」



キョトンとした顔のショッカー君。
ベンチシートじゃないクルマで、クルマから降りずに席を移動するとは、
なかなか小癪な奴め。



縦列駐車の練習以前に、
別のコトを教えなきゃいけないみたいデス。







 ■  2005年 3月某日   自分で自分に。




■件名:
私の画像&プロフィール見て頂きましたか。

■本文:
♪ちょっとエッチな画像の投稿&閲覧OK
♪相手の顔がわかるので待合せも安心
♪番組外でアドレス交換自由
♪男女共永久に完全無料です。
http://XXX.com/

今後、拒否する場合は下記URLに返信願います。
XXXXX@XXXXX.com





こんなメールが、
わしから届きました。




ネットの世界でメアドを晒すっつーコトの意味、そしてその怖さが、
うっすらとわかる瞬間ですネ。
困ったものデス。



※ もしこのよーなメールがわしから届いても
  echo ceteraは待ち合わせも画像の投稿閲覧も待ち合わせも一切してませんので、
  ヨロシクお願いシマス。







 ■  2005年 3月某日   粉。




花粉!





花粉!





か・ふ・ん!





花粉!





K・A・F・U・N!





花粉!





かーふーんー!





関東!





ニホンの大気、粉末だらけ!










ども。
花粉の詰まった容器で飴食い競争をやっても、
ゲラゲラ笑っていられるくらい見事にダイジョーブなechoデス。

上の写真を見ただけでグシュグシュになるヒトもいるんでしょーネ。
そんな季節デス。
スギ花粉。
他にも、ヒノキ、ブタクサ、ヨモギ、カモガヤの花粉が飛びまくってるよーデス。
そんな花粉症対策のマストアイテムはやはりマスク。
教習所同様、マスク工場も繁忙期を迎えているんでしょーか。



マスクっつーと、なんとなくこーいうのとか、

普通。

こーいうイメージがあるのですが、

コレも普通。

近頃よく見かけるのは、
こーいうタイプ。

本格的。

なんとなく湘爆っぽさを感じるのはきっと世代のせいデス。
「悪」とか「卍」とか書きたくなるのも時代の空気のせいデス。

ただ、最近はこーいうのもあるんですネ。

なんだか。

ある意味バイオレンス。





あまり近付きたくない。





きっと当事者にとっては切実なんでしょーけどネ。
花粉症じゃないヒトも突然なるらしーので、
わしも笑ってられませんネ。

へっくし。




指導員の中にも花粉症で苦しんでいるモノもいるわけで、
もはや教習どころじゃなくなっちゃってるみたいデス。
グシュグシュで。
すっかり気が散っちゃって。
当然、教習生様にも症状をカラダ全体でアピールしているヒトもいるのですが、
教習にティッシュをBOXで持参っつーのはいかがなもんか。

もはや教習原簿や運転教本を忘れても、
お気に入りティッシュだけは忘れまいっつー勢いを感じマス。
使用後のティッシュの行方も気になりますが、
とりあえずがむばれ。



それにしても、ヒトそれぞれクシャミには個性があって面白いですネ。
あのクシャミ特有の擬音を文字にするのは難しーのですが、
とりあえず定番の「ハクション」から「ヘックション」、「クッション」、「ヒックシッ」etc.…。
とっても清楚で可憐な女生徒様がなんの前触れもなく突然、

「ブチッ!」

っつークシャミをした時は、
原簿に記載するペンの動きも止まるっつーもんデス。




「じゃー、次の信号をみg…」「へっくし!」

「こーいう時にハンドル操作はどうしt…」「ぶぇっくしょ!」

「もっとネ、ブレーキペダルをネ、しっかr…」「ぶぇしょっ!」





あー、




教習にならねー。





困ったもんデス。
まったくもって。


もっと困るのは二輪教習。
クルマの場合はとりあえずは密室の中での教習。
空調を内気循環にして窓を閉め切っておけば、症状は軽減できるよーですが、
バイクはダメ。
まさに剥き出し。
もはや花粉に晒され状態なわけで、
フルフェイスのヘルメットであればまだしも、
シールドが付いていないとか、ジェットタイプやトライアルタイプなんかだと、もー大変。
生徒様みんな鼻垂らし。
生徒様みんな涙目。
女性は目が潤んでいると美しく見えるなんて言いますが、
ヘルメットの中は目も鼻も口も体液で潤みっぱなしデス。

一本橋を渡っている最中にへっくし。
波状路を渡っている最中にへっくし。
スラロームを通過中にへっくし。
急制動でへっくし。

あー、
ごくろーさまデス。



検定の時は気をつけてくださいネ。







 ■  2005年 3月某日   別方法でお願いシマス。




1段階初っ端の教習。
わしの担当車両に乗るのはなんとも大人しげなKさん(18歳・♀)。
やはり教習初期段階は装置の取り扱いやそれを動かす順番が大事なわけデス。
しかし、カタカナの多いクルマの装置、
まして「機械、苦手なんですぅ」っつー感じのオンナノコには、
あまりビシッと装置名を挙げていくと、それだけで萎縮しちゃうっつーもんデス。
っつーコトで、柔らかく助言しましょ。


「ハイ、エンジンを始動しましたネ。それではまずクルマの回りを確認しましょ。」


「ハイ。」


「歩行者とかいたら困るからネ。」


「そうですね。」


「ハイ、ダイジョーブですネ。それじゃー次に『これから発進するヨ』て後ろに知らせてクダサイ。」


「?」


「いや、ほら、突然クルマを動かしたら後ろから来たクルマ、ビックリしちゃうでしょ。」


「・・・・・・・。」


「いや、あのネ、クルマの世界では知らせるコトになってるんですヨ。」


「ハイ。わかりました。」


「ハイ、じゃー、知らせてネ。」





「・・・発車しまーす。」





うん。
キュート。
おっけー。
すっごく素敵なんだけど、
すっごくいいんだけど、
わしに言わなくてもいいや。



っつーか、後続車には伝わりません。
それじゃ。
その旨を伝えると、なんだか慌てて窓を開けよーとしてるので、
合図を出すコトを粘り強く要求して、
ハイ、おしまい。







 ■  2005年 3月某日   ローマ字はダメ。




相変わらずやってマス。
質問。
19歳、Mさん(AT限定免許取得中)に聞いてみました。



「ATとMTってなんの略?」



「オートマチックぅー…」



「うん。」



「オートマチックぅー…」



「うん。」



「んー・・・。」



「・・・・・・・。」





「tyengi。」





うん。
可愛いからOK。



タイプすれば「チェンジ」だしネ。
「t・y・e・n・g・i」かぁー。
そーきたかー。
まぁー、そんな感じでいいかぁー。
「オートマチック・チェンジ」、「マニュアル・チェンジ」、
意味はわからないでもないなぁー。
わしはいいと思うなぁー。
それでも。
でも、
世の中が許さないと思うけどネ。



運転教本、教習項目2番をじっくりと復習して、
ハイ、オシマイ。



※ その後、「"tyengi"じゃなくて、"tyenji"だろ」っつーとっても有難い、
  当を得たナイスツッコミを頂きました。
  まったくもってその通りデス。謹んで訂正いたしマス。







 ■  2005年 3月某日   現る。




ざわつく指導員室!
降臨!
否!
襲来!
そんな感じの来訪者が!



2002年、No.1426の、最凶最悪のクレーマー様(当時)がペーパードライバー講習に来たよーデス。
検定を中止にしたら裁判沙汰か!?っつー感じで、
車内で、受付で、待合室で、とにかく暴れまくった女性だったのですが、
いったいどの面下げて現れたんでしょ。
あれだけ一波乱を起こしておいてまた顔を出す、
そのぶっとい神経にある意味、尊敬の念すら感じずにはいられませんが、
まー、別の言い方すればそれくらいの神経だからこそ、
あそこまで立派なクレーマーになれちゃうんでしょーネ。
ちょっとでも気にくわないコトがあれば受付で文句を言って即その指導員を拒否、
それこそ毎日毎時限が乗車拒否の連続で、
そのうち全指導員が乗車拒否を喰らっちゃうんじゃないかと言われたあの頃が、
とっても懐かしーデス。
否、
思い出したくもないデス。


さ、今回はどんなクレームをつけてくるのでしょ。







 ■  2005年 3月某日   迷った末に。









女子高生のチャリンコ立ち漕ぎ








話を広げよーと思ったけど、
やっぱりやめとくとデス。










BGM(ガラスの部屋/ペピーノ・ガリアルディ)旬?







 ■  2005年 3月某日   オイル交換。




やっぱり教習指導員が運営しているSiteなんですヨ。
echo ceteraは!

っつーコトで!
たまにはクルマ絡みのネタをUPしなくちゃいけません。
「繁忙期!繁忙期!」
と、ウダウダ愚痴ってばっかりいちゃいけないんデス。
っつーコトで!
Beat様のエンジンオイルを交換しよーかと!



まずは最初にエンジンオイルの基礎知識から入りましょ。


【エンジンオイルの役割】
1. 潤滑………金属同士の摩擦を減らすための作用で、油膜を作って滑りをよくさせる作用。
2. 冷却………燃焼や摩擦によって発生する熱を吸収し、外部にその熱を放出させる作用。
3. 防錆………水分や空気など錆を生む原因になる成分を金属面に触れさせないようにする作用。
4. 密封………圧縮ガスや爆発ガスが漏れないように、ピストン、シリンダーの隙間を埋める作用。
5. 清浄分散…エンジン内部に生じるカーボンやスラッジなどの汚れを洗い落とし油中に分散させることで、
        エンジン各部に堆積するのを防ぎ、清浄に保つ作用。


エンジンオイル交換の目安っつーのが、
だいたい3,000〜5,000Km、又は3〜6ヶ月毎なんて言われてますが、
わしの所有するBeat様、一体最後にオイル交換をしたのがいつなのか、
まったくもってわかりません。
だもんで、今回一緒にオイルフィルターも交換しちゃいましょ。


【オイルフィルターの役割】
オイルフィルターは汚れたエンジン内のオイルをキレイにろ過する役割。
定期的な交換で、オイルの性能を引き出すコトが可能。
燃料や燃焼によるススやスラッジとしてエンジン内の摩擦により生じる金属摩耗紛などのオイルに混入している不純物を取り除き、
エンジンにきれいなオイルを流すのがオイルフィルターの役割。


で、問題のエンジンオイル、
コレがまた様々な規格があるわけですヨ。
まずはエンジンオイルの元になるベースオイルの種類から。


【ベースオイルの種類】
1. <化学合成基油>
ナフサを化学的に分解し、潤滑油に有用な成分だけを取り出して合成したもの。
分子構造が均一な特徴を備え、ハイパワーエンジンに対応する高級オイルのベースオイルとして用いられることが多い。
2. <部分合成基油>
化学合成基油に、鉱物基油または高粘度指数基油をブレンド。
混合される各ベースオイルの利点を生かすことができるので、現在ではかなり広く利用されている。
3. <高粘度指数基油>
水素化分解を施すことで、成分分子を潤滑油に適したものに組み替えている。
粘度指数が高く温度による粘度変化が小さいのが特徴。
4. <鉱物基油>
分子構造を変化させる化学反応による工程は採用せずに、不要な成分を取り除きながら精製。
基油の中ではコストを低く抑えられる特徴を備え、最も一般的なベースオイルとして用いられている。



・・・・・・・。


へー。


・・・・・・・。


そんな感じ。
よくわかんないけどまぁいいや。


で、次にオイルの選び方。
いわゆる粘度で選ぶのが標準的ですネ。

SAE(Society of Automotive Engineers/米国自動車技術者協会)で定めた粘度分類で、
次の通り0Wから60までの11段階に分けられそれぞれの番号で表示されてマス。
よくオイルの缶に5W-40なんて書いてありますネ。
あれがSAEの粘度分類ですネ。


SAE粘度一覧表
低温粘度
0W(軟)
5W
10W
15W
20W
25W(硬)
高温粘度
20(軟)
30
40
50
60(硬)


いわゆる「マルチグレードオイル」と呼ばれているモノがこーいう表記をしているよーですが、
幅が広いホド、オールシーズン向けと思ってもよろしーよーデス。


あとはオイル選びで考えなければいけないのは、オイルのグレードですネ。


ガソリンエンジンオイル
記号 説明
SA 無添加純鉱物油。添加油を必要としない軽度の運転条件のエンジン用。特別な性能は要求されない。
SB 添加油。添加剤の働きを若干必要とする軽度の運転条件用。スカッフ防止性、酸化安定性および軸受腐食防止性を備えることが必要。
SC 1964年から1967年式までの米国乗用車およびトラックのガソリン専用。ガソリンエンジン用として、高温および低温デポジット防止性、摩耗防止性、さび止め性および腐食防止性が必要。
SD 1968年式以降の米国乗用車およびトラックのガソリン専用。
デポジット防止性から腐食防止性まで、SCクラス以上の性能が必要。SCクラスの用途にも使用可能。
SE 1971年以降の一部および1972年式以降の米国乗用車および一部のガソリントラック車用。酸化、高温デポジット、さび、腐食などの防止に対し、SA、SC油よりもさらに高い性能が必要。
SF 1980年式以降の米国乗用車および一部のガソリントラック車用。
酸化安定性および耐摩耗性においてSEよりもさらに高い性能が必要。
SG エンジンメーカー推薦下で運転される1989年以降のガソリン乗用車、バン、軽トラックに適応。SG油はAPIサービス分類のCC級(ディーゼル用)の性能も含み、以前の等級に比べてデポジット、酸化、摩耗、さび、腐食などの防止に対しさらに高い性能が要求される。
SH エンジンメーカー推薦下で運転される1993年以降のガソリン車に対応。SGの最低性能基準を上回る性能を有し、耐デポジット性能、耐酸化性能、耐摩耗性能および耐さび性能、防食性能でSGに代わるもの。DID-CID-A-A-52309およびILSAC/GF-1などエンジンメーカー規格のシークエンス試験要求性能に合致していること。
SJ エンジンメーカー推薦下で運転される1996年以降のガソリン車に適用。SHの最低性能基準を上回る性能を有し、耐ブラックスラッジ性能、耐酸化性能、耐摩耗性能および耐さび性能、防食性能でSHに代わるもの。ILSAC/GF-2など、エンジンメーカー規格のシークエンス試験要求性能に合致していること。
SL エンジンメーカー推薦下で運転される2001年以降のガソリン車に適用。SJの最低性能基準を上回る性能を有し、高温時におけるオイルの耐久性能・清浄性能・酸化安定性を向上すると共に、厳しいオイル揮発試験に合格した環境対策規格。
SM これまで一番厳しい規格であったSL規格よりも、省燃費性能の向上、有害な排気ガスの低減、エンジンオイルの耐久性を向上させた環境対応オイル。またこれまで試験の無かった劣化油の低温粘度を計る試験が追加され、低温流動性、酸化劣化に優れたベースオイルを使用する必要がある。


う、うむ。
なんか小難しーけど、わかったよーな気がシマス。
よし。
これで予備知識はバッチリっつーもんデス。

で、問題のBeat様は比較的高回転型のエンジンを載せたクルマ。
そしてシーズンは冬から春にかけて徐々に温暖化する季節。
決めました。
オイルのグレードは最高級のモノを奢りましょ。
粘度は5W-30か5W-40くらいのモノを。

あらかじめBeat様関連サイトで下調べ。
ドレンボルトは17mm、オイル規定量は2.5L(フィルター交換時は2.7L)、
それぞれの位置も交換方法も全て把握し、もはや心配nothing。
知識という名の理論武装をしておくとなんて心強いんでしょ。
さ、用品調達に出発しましょ。



自宅
経由
ディーラーへ





「すいませーん。オイル交換お願いしたいんですけどぉー。」







待つこと30分。
ディーラーのショールームで、
素敵なオネーサンから頂いたコーヒーがとっても美味しかった!



面倒臭かったんじゃありません。
時間がなかったんデス。
なかっただけなんデス! ←強調

いつかは自分でやりたいと思ってマス。

たぶん。







 ■  2005年 3月某日   本音。




季節はずれの大雪、
雪国のヒトから見れば、ふんって鼻で笑われちゃう程度ですが、
ココは南国チバ、
積雪3cmともなれば、もはや深刻な事態なのデス。



いつもより早く家を出て遅刻しないよーに備え、
所内コースを真っ白に変えた雪に驚異を感じ、
誰に言われるでもなく防寒対策を施し、雪掻きグッズを手にする若手指導員。
そう。
若手指導員の溢れんばかりの体力が試される時、
それが雪の日なのデス。
ちなみに年寄り指導員は「寒い寒い」言いながらストーブの前で談笑。
ぶっ飛ばしたくなる感情を胸にそっとしまい込み、
いざ、雪原へ!  ←積雪3cm
わし、若手だし!  ←今年36歳



路上教習の中止はかなり早い段階で決定しました。
そりゃそーだ。
タイヤチェーンもスタッドレスも用意してないうえに、
一般車がクルクルとスリップしてるんだもん。
そんな中、教習車が走っちゃいけません。

中止になった路上教習、
当然キャンセルになった分、指導員が余るわけで、
余った指導員は順当に若手があてがわれる。
さぁ、掻け!
雪を!
さぁ、払い除けろ!
白い悪魔を!



・・・・・・・。



・・・・・・・。



・・・・・・・。



わしが言うのもなんですが、
若手指導員、ホントにもーみんなマジメ。
もう教習もコレくらいマジメにやれっつーくらいのマジメっぷりデス。
吹き荒ぶ雪に眉毛まで白くしながらも、
誰ひとり文句を言わず、黙々とその手を休めず雪を払い続けているんデス。

見せてあげたい。
見せつけたい。
上司様に。
校長様に。
社長様に。
アナタの部下達はこんなに働き者ばかりなんですヨ、と。
手当もろくにつきやしないのに、
真剣に、真摯に、愚直なまでに雪と闘ってるんですヨ、と。

雪に埋もれた路端の縁石を掘り出し、
センターラインをキッチリ認識できるよーにし、
確実に乾燥路面と同様な状態にすべく重くなっていく雪を払い除ける。
生徒様のため?
会社のため?
それとも自分のため?
そんな中、
ふと、ひとりの指導員が呟いたのデス。





「よし。コレなら検定で脱輪しても言い訳できないだろ。」





ヒトを動かす動機っつーモノには、
様々な理由があるんですネ!







 ■  2005年 3月某日   時期的に。




3月デス。
卒業シーズンですネ。
学生生活とはいよいよオサラバな時期デス。
これから社会に飛び出そーとしている皆様、
果たして学生生活はいかがだったのでしょーか。
行儀良くマジメなんて出来やしなかったのでしょーか。
逆らい続け、足掻き続けて、早く自由になりたかったのでしょーか。
夜の校舎、窓ガラス壊して回ったのでしょーか。
窓ガラスを壊す行為は法律で禁じられてるので、
歌の世界のよーにドラマチックじゃないからやめた方がいいですヨ。

捕まりマス。



学生時代を終え、既に早20年近くの歳月が流れてしまった事実にふと気付き、
思わず愕然としている今日この頃なんですが、
わしも当時は早く卒業してしまいたいと思ったものデス。
早く学生時代からオサラバしたい、
早く自由になりたい、
早くこの支配から解放されたい、
なーんて卒業時期の定番ソングみたいなコトを思ってたんですネ。
ただ、現実は学生時代を終えてからの方が「縛り」は増えていくのは間違いnothingのよーデス。
自分の手で生活の糧を稼ぎ、生きていかなければならない。
その中でどれほどの我慢を強いられてきたコトか。
どれほどの自己を犠牲にしてきたコトか。
社会人に卒業はないわけで。
死ぬまでずーっと社会人。
もうこれでもかっつーくらいに社会人。
息絶えるまでずーっと何かに縛られ続けなければならないんデス。
その「何かに縛られている」と感じるかどーかは、
ヒトそれぞれなんでしょーけどネ。



所内コースを回り続ける教習車の数が日を追うゴトに減ってきたよーデス。
2段階、路上教習の数が軒並み増えてきたんですネ。
一般人に混じって街中を走る教習生のヒト達は、
一体どんなコトを考えて教習を受けているんでしょーネ。
早くこの教習所から卒業したいと思っているんでしょーか。
早くこの指導員から解放されたいと思っているんでしょーか。
思っているんでしょーネ。
きっと。
指導員の小言にうんざりしながら。




教習所を卒業して、
やっと解放されたと思ってみても、
実は新たな拘束力が待ち構えてマス。
卒業後に自分を咎めるモノは、つまるとこ司法とモラル。
警察官に捕まらなければ何やってもいいっつーはずもなく、
常識とモラルに折り合いをつかせ、どこに線を引くか。
常に何か目に見えない意思と対峙していかなければならないよーな気がシマス。

アクセルを今ココで踏んでもいいのか。

ブレーキを踏むべきか。

ハンドルを切るだけでいいのか。

自問自答し、時には反射的に行動し、
予測し、苦笑いし、ドキッとしながらそんなモノと折衝していくわけで。

形のないモノに縛られるよーなものなんでしょーネ。
でも、その「縛り」も最終的には自分自身のためであり、
何かを起こしてしまった後に後悔しないよーに、
自分で自分を縛り続けてなければならないよーな気がシマス。
ただ、その縛りはネガティブな意味のモノではなく、
ある意味、凛とした、胸張れるはずのモノなのデス。










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