2003/11
No.2096 なぜコレに?
No.2095 根本的に違う。
No.2094 我慢できなかった。
No.2093 良いのか。
No.2092 りすぺくと。
No.2091 壊。
No.2090 それはあまりにも突然に。
No.2089 願う。
No.2088 包囲網の中で。
No.2087 腐る。
No.2086 並ぶ。
No.2085 安かったからいいか。
No.2084 やりゃーいいってもんじゃない。
No.2083 金属体質。
No.2082 同業の皆様へ。
No.2081 決定。
No.2080 決して違う。
No.2079 どっち!?
No.2078 手直しは大変。
No.2077 こんな日もある。
No.2076 達成。
No.2075 さぁどうする。
No.2074 近い。
No.2073 静粛の中の。
No.2072 短縮しちゃいけない。
No.2071 是非。
No.2070 略してTMS。
No.2069 古井戸。
No.2068 おーとぶれーきしすてむじゃない。
No.2067 慌てる。
 ■  2003年 11月30日   なぜコレに?




さ、11月も最終日。
今まで何度も何度も聞いてきた、
「今年も残すところ、あと1ヶ月」
っつーコトバ。
ヒトは時間を区切るっつー行為がきっと大好きなんですネ。

とりあえず、あと1ヶ月デス。





かみさんが、近所のオトモダチからこんなのを頂いてきた。





有名なヒトの書っぽいけど違うと思いマス。





オトモダチのダンナさんが勤めている会社で貰ってきたらしい、
いわゆるマウスパッド。





スゴイ部署のよーデス。







サービス超勤絶滅強化月間って、なんか生々しいなぁ。







親方日の丸だった会社が民営化され、
それでも寡占企業だったから良かったけど、
これからはメタル回線だっつー読みが外れ、
まさかのADSLの大普及。
でもって携帯電話のシェアも、
その後の新規企業に喰われまくり。
で、オマケに加入電話の契約件数だってなんだか下降気味ときたもんだ。
確かにね、会社が滅べばオレ達も滅ぶ。
だからがんばってきたさ。
不平不満も言わずに身を粉にしてきたさ。
それが幸せに繋がるって信じていたさ。
でもね、
でもさー、
そろそろオレ達も黙ってないからネ。
今まで会社のためだと思って自分を犠牲にしてきたけど、
ダメ。
オシマイ。
もーこれまでだよ。
ジ エンドだよ。
我慢できないもんネ。
とりあえずこれだけは要求しちゃうよ。
「サービス超勤」廃止か。
「超勤手当」を出すか。
さぁー、立ち上がるよ。
オレ達。
立ち上がっちゃうよ。
オレ達。
安保闘争の頃みたいに断固要求しちゃうもんね。
なんてったって全共闘世代だよ。
オレ達ってば。
闘っちゃうよー。
もーこれでもかっつーくらい闘っちゃうからね。
火炎瓶だって作れちゃうかもよ。
とりあえず年内決着を断固要求しちゃう。
しちゃうもんね。
さぁー、早く!
さぁー、結論を出してちょーだいよ!
ほらー!!!





・・・・・・・・・・。





そんな声がマウスパッドを通して聞こえてきたよーな気がシマス。
そんな決意がたった7文字のひらがなの中で見え隠れしてるよーに思えるのデス。



どこも大変なんだなぁーと。





さ、
今年もあと1ヶ月。

ぼちぼちいこか。







 ■  2003年 11月29日   根本的に違う。




教習開始。
生徒様は20歳前の、少しとっぽい感じのオニーチャン。
派手なスウェットをお召しデス。

さ、導入。



「ハイ、それじゃーお願いします。」


「・・・・・。」


(返事しない奴だナ…) どーですか? クルマの運転は。」


「は?」


(は?じゃねーだろーが) 少し運転には慣れましたか?」


「別に。」


(「別に」なんなんだ?あぁ?) 割と難しく感じないんですかね?」


「まぁ。」


(コイツは…) そーですか。もしかして免許歴あるのかな?」


「…ないけど。」


(無免だナ…) でも、乗ったコトあるんですか?」


「無免で普通に。」


(「無免で普通」ってどーいうコト? ねぇどーいうコト?) 乗っちゃいけないのくらい知ってますよね?」


ここには乗ってきてないです。」










もー、あっち行っちゃえ。







 ■  2003年 11月28日   我慢できなかった。










_| ̄|○  ・・・「2000円分」だけしか給油できないほど切迫してる一家の主って。










スイマセン。

この顔文字(?)を見かけて以来、
いつか、一度だけでいいから、
使ってみたかったんデス。










・・・・・・・・・。










_| ̄| …あぁ、なんか恥ずかしー







 ■  2003年 11月27日   良いのか。




当校きっての武闘派S指導員が、
なかなかの高齢者っぷりを発揮なさる生徒様を担当(65歳・♂)。



さすがは昭和っー厳しい時代を生き抜いてきた年配者、
ケジメの付け方がイマドキの若人とは違うっつーもんデス。
クルマの乗車の仕方からキチッキチッとこなす。


折り目正しく。

手抜きなどせずに厳格に。



うむ。
素晴らしい。
ヒジョーに気持ちの良い教習態度。
我々もそーいう姿勢は真似しなくちゃいけません。



さて。
運転してみると、
ちびっと悲しいかな、動きは残念ながらイマイチ。
それでも背筋を伸ばし、口を真一文字にキッと閉じ、
一生懸命操作している。
交差点を曲がる度に指差し確認をし、
いるはずのない所内のコースでも猫の子一匹見逃さんと言わんばかりに、
回りを見渡す。



うむ。
素晴らしい。
ヒジョーに生真面目な教習態度。
我々もそーいう真剣さは真似しなくちゃいけません。



そして。
クルマは踏切へ。
停止線にキチッとクルマを停め、窓をおごそかに開け放なつ。
一生待っていたって来るはずのない教習所の踏切で、
さぁー特急電車が来ていないか、もしかしたら急行かなっつー感じで、
まるで亀のように首を伸ばしながら左右を確認。
するとその老翁は、指を差しながら渋い声でハッキリと威厳タップリ呟いた。







「右方良し!  左良し!   後頭部良し!







「・・・・・・・・・・。」







「後頭部の確認はいらないですヨ。」







「・・・・・・・・・・。」







ミラーに映った後方(プラス後頭部)を指差しながら言う生徒も生徒なら、
ニコリともせずにあまりにも冷静な反応を示す指導員も指導員っつー感じだナ。





緊張した生徒様から発せられるとんでもないコトバの数々、
いろいろ聞いてはきたけれど、
でも、数年前のやはり老生徒様が吐いたセリフ、
「右良し! 左良し! ルームクーラー良し!
は、まだまだ上回れない気がシマス。







 ■  2003年 11月26日   りすぺくと。







わしの最近、尊敬するヒト。
っつーか、尊敬できそーなヒト。







似てるよーな似てないよーな。







わかりますネ。


言わずもがな、

宣伝じゃないんデス。 のボスですネ。





きっと大した人物なんだろーなぁーって思いマス。







 ■  2003年 11月25日   壊。




リビングのTVが壊れました。



さほど大きくはないものの、28型の奴デス。
数日前から音声はまだしも、映像がヘンだなぁーなんて思っていたら、
ついに画面は音声のみで、ただ漆黒を映し出すのみに。



こりゃ大変デス。
わしは元々TV番組を好んで見るわけではなく、
ただ食事の時に「ながら」で眺めているだけ。
TVのない生活がさほど困るわけではないのですが、
娘さん'sは違いマス。
N○K教育テレビの大ファンであり、ビデオ映像の申し子であり、
もはや生活の一部。
わしの話は聞かなくても、番組のオニーサンの言うコトならちゃんと聞くほどの、
TVマニアなわけデス。

早速、むやみにデカイその巨体を移動し、
大してない知識をフル動員して原因を追及。
追求とは名ばかりで、
ただただひっぱたくだけっつーのが文系オトコの哀しいトコ。

「ん? もしかして?」
と、次に疑ったのが、筐体の中のホコリ。
ドライバーを用意してコキコキとネジを緩める。

「ぱぱぁ、なんで壊してるの?」

っつー腹立たしい、それでいて当を得ている娘さん1号のコトバに、
仕置きと言う名の虐待を加えたりはしません。
えぇ、しません。



堆く積んだホコリを丁寧に掃除機で吸い込み、
さぁー、どうだ?





真っ黒クロスケ。





娘さん'sの落胆っぷりはバレーボール・ワールドカップ男子のよう。
仕方ないので、2階にあった使っていないTVを持ってくるコトにしましょ。





リビングのサイドボードの置いてあった我が家のTV。



28型が、



テレビを置き換えてみたら。



14型に。







寂しすぎるし。







買い換えですネ。
修理に出すっつー手もありますが、
故障の内容から推測するに、タダゴトでは済まないよーな気がシマス。



問題は、2011年から始まる地上デジタル放送って奴。
従来のアナログ放送は全て見られなくなるらしい。
つまるところ、デジタルハイビジョン放送に対応したハードを用意しなくちゃいけないわけデス。

それなら今度買い換えるとしたら、
やはりそれを買わなくちゃいけないっつーもんデス。
早速、検索。







スイマセン。
無知でしたヨ。



ボーナス一括払いでも払えないよーな額だったんですネ。





どーせTVなんて高くても10万くらいでしょ。
そー思ってたわしが浅はかでした。





もー少し、様子を見るコトにしましょ。
それまでは小さい画面で我慢しろ娘さん's。



ちなみに、サイドボードのスカスカな空間が、
最近の2人のお気に入りのよーで、
その空間に入り込んでキャーキャー言いながら遊んでマス。







 ■  2003年 11月24日   それはあまりにも突然に。




普通車教習、
2段階みきわめ。
午後一発目の教習でのデキゴト。







いきなり吐かれました。







いきなりっつーか、
ちゃんと申告してからだけど。

所内で方向変換をしている最中、
オトコノコにしてはやけに真っ青な顔してるもんで、
美白効果てきめんの、元々青白い顔のヒトなのかなぁー、
それとも緊張のあまり顔面蒼白になっているのかなぁーなんて思っていたら、


「ちょっと気分が悪いんですけど・・・。」


そう言うなり、運転席から飛び出し、
芝の上にげぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼー。





どーやら午前中に高速教習に行ってきて、
1時限置いてのみきわめだった模様。
複数教習でクルマに乗っていて気分が悪くなるっつー生徒様は時々いるけど、
自分の運転で酔った生徒様は、わし、初めてでしたネ。





あまりにも生々しー姿を見て、
わしもちびっと酸っぱいモノが・・・。







 ■  2003年 11月23日   願う。




わしの教習車の前で待つのは、
MT車とは違う原簿をお持ちの、AT限定免許の生徒様デス。
で、その生徒様、見た目はオジーサン。
とっても見事なオジーサンっぷりデス。
しかしキチッとノリの利いた几帳面なスーツ姿で、
ちょびっと年老いた会社員、いや役員っつー感じでしょーか。
原簿を受け取ると、2段階みきわめの時限デス。
で、原簿に書かれたプロフィールを見ると、67歳。
うむ。
見た目よりは若いっつー感じ。
てっきり80歳くらいかと思いましたヨ。

良かった良かった。 ←なにが?



で、みきわめデス。
間もなく70歳に到達するっつーご老翁、
果たしてどんな運転をするんでしょ。
恐る恐る原簿を見ると、
あらま。
思ったよりも全然時限数をオーバーしてませぬ。
若いオニーチャン達と大して変わらないじゃありませんか。


うむ。
さては。


運転歴有りですネ。
たぶん。
昔取った杵柄で、そこそこ運転出来るってパターンのようデス。
そこで話す内容といったら、ひとつしかありません。


「なぜ、免許が無くなっちゃったか」


つい先日、後輩指導員が運転歴のある生徒様に、
なぜ再取得するのかと聞いてみたところ、

「事故って取消しです。致死です。

と、ボソッと言われ、
ヒジョーに車内に気まずい空気が充満して、
換気しても直らなかったらしーので、わしは聞きません。

とりあえず。
昔のコトは置いといて、今をがむばってもらいましょ。





所内で方向変換や縦列駐車をこなす。



路上で課題走行や自主経路走行をこなす。





無難な運転。



経験者に有りがちな癖のある運転ではなく、
まるで一から習ったかのよーな、真面目な運転。
ハンドル操作も、ペダル操作も、
確認の仕方も、状況判断も、
全て基本に忠実な、安心できる運転。
何年かのブランクを感じさせるたどたどしさは否めないけど。



街中で信号に引っ掛かる。
走行中の緊張感から開放され、
車内に漂うほんの僅かな安堵感が漂う。
そして突然、
きっちり真一文字に閉じられたご老翁の口が開いた。


「・・・妻と旅行に行きたいんですよ。」


まるでわしにではなく、自分自身に言い聞かせるよーな小声で。
そう呟いた後に、
ほんの僅かに皺くちゃの顔を綻ばせて少しだけ笑った。

その後も信号待ちの度に、
自分のコトを語り始める。

何年か前に、ほんの数年間だけ運転した経験があるコト。
最近、会社を引退したコト。
妻を乗せてクルマでふらりと旅行に行ってみたくなったコト。



黄昏世代。

シルバーエイジ。



長い間、会社という戦場で自分の時間を犠牲にし、カラダを痛めつけ、
そしてそれを無事やり遂げたオトコ。
そんなオトコに長年連れ添い影で支え続けてきたオンナ。
せかせかと流れていた時間から開放され、
時間的にも経済的にも余裕ができ、
残された時間を惰性で過ごすのではなく、今まで出来なかったコトにゆっくりと挑もうとするヒト達。




卒業検定の申し込み方を説明をし、
そしてチャイムが鳴ると同時に別れた。
自分の子供と大して変わらないくらいのわしに何度も深々と頭を下げ、
待合室に戻っていく後姿を見て、
もしかして、わしのしている仕事もまんざらではないんじゃないかとふと思う。
彼の向上心に対して、ほんの僅かな手伝いをしただけなのかもしれないけど。





きっと数ヵ月後には旅行先で、
助手席に乗せた奥さんと一緒に、
皺くちゃな、それでいて控えめな笑顔を見せるんでしょーネ。



素敵な時間を過ごして欲しいと願わずにはいられません。







 ■  2003年 11月22日   包囲網の中で。




路上教習中、
どーしても説明をしたいっつー時があるんデス。
例えば、とある場面での判断の仕方とか。
例えば、とある場面での操作の仕方とか。
それを運転しながらではなく、
キチンとクルマを路端に止めて。



で、N君(21歳・♂)の教習中、
どーも上手くいかない減速チェンジの方法を、
クルマを停めさせ、説明しよーと思ったんですネ。
しかし、なかなか違反や迷惑にならない場所を選ぶのは難しいコト。
それでも停めて説明しないコトには彼の減速チェンジはマズイままだっつーコトで、
数少ない停車可能ポイントを一本道上に探し出して停めさせたわけデス。
ただ、気になるコトがひとつ。
教習車のすぐ後ろに、
なぜか知らないけど、パトカーが停まっていたんですネ。



ヒトは街中でパトカーや救急車など、
非日常的な乗り物を見かけると、どーしても気になるものデス。
「何が起きたんだ?」
と言わんばかりに見入っちゃったりするもんデス。

でも。
でも!

今は教習中。
しかも長々とクルマを路端に停めていては、違反行為で摘発されちゃうっつーもん。
それならわざわざパトカーの前にクルマを停めるなヨと言われそーですが、
赤灯を点けてなかったもんだから、停めるために進路変更を開始するまで気付かなかったんですネ。
コレが。
まぁー、別に悪いコトするわけじゃないからいいやと思って、
パトカーの10数メートル先に停めて説明を始めたわけデス。

なぜ、減速するのか。
なぜ、減速チェンジをするのか。
どの程度、減速したらいいのか。
その時の情報収集の仕方はどーやってすればいいのか。

そんな方法論を、
熱く熱くN君に説いていたわけなんですネ。
なんとか彼にこの1時限で理解してもらいたい、
なんとか彼にこの1時限でマスターしてもらいたい、
そーいうわしの指導員魂を震わせながら。
知らぬ間に、数台の救急車とパトカーに囲まれているのにも気付かずに。





実際の位置関係とはビミョーに異なりマス。





なんかしらの事故 → パトカー到着 → 教習車が停車 → 救急車や応援のパトカーが到着










生徒様が呟く。





「これってこの教習車が事故を起こしたよーに見えるっぽくないですか。」










うむ!










違う。
違うんだヨ!
教習車は無関係なんだヨ!
まったくもって関係nothingなんだヨ!
たまたま教習車が停まっているトコに緊急車両軍団が集まってきちゃっただけなんだって!
見るな!
見ないでちょーだい一般車両のドライバーよ!
「あぁーあ、安全なドライバーを育成するはずの教習車が事故かよぷっ。」
みたいな顔しないでちょーだい!
この教習車は無実なんだヨ!
なーにーもーしーてーなーいーんーだーよーぉーぉーぉーぉーぉーぉーぉー!





脱兎のごとくその場から脱出。


あー。
久しぶりにイヤな汗かいた。







 ■  2003年 11月21日   腐る。




わしの担当車両の前で待つ生徒様。
ぶっきらぼうな仕草で荷物を積み込み、
クルマにガッシリと寄りかかっている。


「ハイ、コンニチワ。」

「・・・・・・・。」


何も言わずに、無造作にわしに原簿を差し出す。
まるで、
「ほら。コレかよ欲しいのは。」
と言わんばかりに。

もーこの悪態っぷりに少々血圧が上がりかけていたのですが、
まぁいいや。
早速、人定作業と今までの履修状況の確認を。



あらま。
修了検定に落っこっちゃったのネ。
その補習ですネ。
だからそこまで見事なぶんむくれっぷりなんですネ。



早速、話を聞く。
なぜ、検定中止になっちゃったのか。
勿論、原簿を見ればその旨が書かれているので、聞かなくてもわかるのですが、
彼本人の口から聞いてみたい。
しかし。
彼の口から出たコトバは、ほんのヒトコトだけでしたヨ。


「・・・脱輪。」





知ってるわい、そんなコト。





危うく大人げなく声を荒らげてしまうとこでしたが、
トーンを下げ、更に追求。
しかし。
ココから彼の無言の抵抗が始まったわけデス。
窓外をを眺め、コチラの質問にも問い掛けにも、ちっとも答えない。
まさにぶんむくれちゃってるわけデス。
補習時の指示やアドバイス、助言にも頷くでもなく、
ただただクルマをふて腐れながら動かすだけ。



説教モードON。



どーして自分のミスを認めないのだと。
ビミョーな減点超過や判断ミスによる失敗ではなく、
誰が見ても明らかな脱輪での検定中止に対して、
どーしてそこまで不満げな顔が出来るのかと。
失敗してしまった自分に対して怒りを露わにするならまだしも、
どーして補習でたまたまあったわしを、そこまで拒絶するのかと。
誰にでもあるミス、ましてやヒトをはねてしまったよーな取り返しのつかないミスではなく、
再度検定を受け、そこで同じミスを繰り返さなければいいにも関わらず、
どーして次回がむばろーっつー気持ちにならないのかと。





――― 誰のための免許なんだと。





結局、最後の最後まで素直に自分の非を認めず、
クルマのドアを思いっきり叩きつけるよーに閉めて待合室へ。
ヒジョーに腹立たしい検定補習でしたが、
後々指導員室で彼の話をしたところ、
普段の教習から積極性のない、常にぶんむくれ状態なんだとか。



検定中止でふて腐れクンに磨きが掛かったっつーコトですネ。
じゃー、しょーがないか。



ただネ、
そんなにイヤならば、教習所に来なければいいのに。
そんなにイヤならば、一発試験で免許を取得すればいいのに。

もし、好きで免許を取るのではなく、なんかしらの理由で取得しなければならないとしても、
もっとポジティブに通えばいいのに。



なんか、勿体ないって思う。







 ■  2003年 11月20日   並ぶ。




遂に全国1万店舗を達成したセ○ンイレブンで、
ちびっと所用の買い物を。


レジは2つ。
店員さんも2人。


で、空いてるレジは1つ。
もう1つは、「レジ休止中」


1人の店員さんがレジを打ち、
もう1人の店員さんは、作業をしている。


先客が2人。
わしは数点の商品を持ち、最後尾に並ぶ。





作業をしていた店員さんが、ひとつのレジに複数の客が並んだコトに気付き、
慌てて作業をする手を休め、そして言った。



「お客様、お待ちでしたらコチラへどうぞ!」





「待ってません。(きっぱり)」





確かに待ってないわけじゃありません。
しかし、特別前の2人の客が疎ましく思えるホド、急いでいたわけじゃありません。
だもんで、そー言ってみよーかと思ったんですけどネ、
やはり波風立てないよーに生きてきた34年間のわしのライフスタイルは、
そー易々と崩せるもんじゃありませんので、
そのコトバを胸の奥にグッと飲み込み、
前のヒトが移動しよーとする前に大急ぎで移動しました。 (←やや崩し気味)





レジとか、多車線導路とか、高速道路の料金所って、
対抗意識っつーか、競争心が否応なしに沸いてきて、
ミョーにイヤ。







 ■  2003年 11月19日   安かったからいいか。




ちょっとカッコつけぴーなオトコノコ。





モーターショーの会場で売っていたバッグで教習にお出まし。





200円。





その中に教本やら何やらを詰め込んで。
ただ、それなんですけどネ。





モーターショーに限らず、映画やコンサートなど、
何かしらのイベント時にはそーいう物品を売ってたりするのですが、
その時の、その会場の熱に煽られて、つい買っちゃったりしちゃうんですよネ。
後々のコトも考えずに。

後々なってヒジョーに手持ちぶさたっつーか、使い回しが利かないっつーか。

でもモノを大事にするのは、とってもいいコトですネ。





結局。

わしが買ったバッグは、部屋の隅で埃を被ってマス。







 ■  2003年 11月18日   やりゃーいいってもんじゃない。







「キミはテロリストだ!





 テロリストに違いない!





 キミがやってるのは、無差別殺人確認だ!








まるで初めて渋谷のセンター街に訪れ、
あまりの装飾と喧噪に動揺を隠せず、
口をポカーンと空けながら回りをキョロキョロしてたもんだから、
遠路遥々数時間掛けて一緒に訪れた連れとはぐれちゃって、
この数万人が蠢くカオスの中で小学校からの仲良し3人組のひとりであるトモダチを探しているかヨっつーくらい、
あっちゃこっちゃ振り向きながら確認(らしき行為)をしてすっかりご満悦のS君(18歳・♂)に、
ほんのり捧げるレクイエム。 ←わかりません







 ■  2003年 11月17日   金属体質。




大型二輪の教習生で見慣れない顔が。
原簿を見ると、どーやら本日初教習のよーデス。

で、問題は彼の顔。





すっげー数のピアス。





この仕事をしていると、あらゆるヒトに関わり合いを持つわけで、
そー簡単に驚きませぬ。
耳にピアスを5個や6個付けてるくらいじゃ、せいぜい
「重そーだねぇー」
っつー感じで感慨は特にnothing。

しかし。
しかし、彼は違いました。
久しぶりに生徒様の風貌で驚いちゃいました。
耳は勿論、耳たぶなんか見えないくらいにじゃらんじゃらん。
瞼、鼻、口など、顔を構成するあらゆるパーツに鈍く光る金属が。
もしかしたら舌にもやってる可能性ありデス。
きっと服に隠れたカラダにも数多くの穴を施し、そして金属を通しているコトでしょー。
全て足したら、イマドキの携帯電話よりも全然重そーデス。
まさに顔に携帯ぶら下げて歩いているくらい重そーなのですヨ。

髪は当然のよーに金髪で、
態度も既に戦闘態勢に入ろーと言わんばかり。
まったくもって周囲を寄せ付けない雰囲気を見た目だけでギンギンに醸し出しているわけデス。





でも、ケンカ、弱そー。





あんなに顔に金属ぶら下げてたら、単なる平手打ちでも多大なるダメージを与えちゃいそーデス。
素手にも関わらず、まるでカイザーナックルでぶん殴られたよーな被害を被りそーデス。


手首を鍛える道具デス。


ま、別にケンカする気は、コッチにはないし、
彼にもないだろーけどネ。





とりあえず。



もし、教習中に雷が鳴り出したら、
落雷の確率が一番高いであろうキミは、真っ先に教習中止







 ■  2003年 11月16日   同業の皆様へ。




覚えていますか?

指導員資格審査に合格し、
初めて自分の名前が刻まれたハンコをもらった日のコトを。



覚えていますか?

初めての教習を無事終え、
初めて原簿に自分の名を刻むべく押印する時の緊張の一瞬を。

四角い押印欄にずらさないよう、曲がらないよう、
幾らか震えながら、それでいてそれを生徒に悟られないよーに押印したあの瞬間を。







指導員になって早10年。
その10年の歳月がわしに緊張感を失わせたのでしょーか。
何気なく押印したその原簿を見返してみた時に、
ものの見事に上下逆に押印してしう堕落っぷりといったら。


さぁーどーしましょ。







 ■  2003年 11月15日   決定。




どーもかみさんのノートPCと、わしのデスクトップ機で、
色が違うんじゃないかと思い始めたんですけどネ。


調べてみると、モニターの色彩調整、
やたらとRGBの赤が濃いコトが判明したんですネ。


で、標準状態に戻してみたところ、
わしのSite、ミョーにくすんで見えるじゃありませんか。





許せません。
こんなに寂れた感じのSiteなんて。
こんなにくたびれた感じのecho ceteraなんて。

リニュ決定デス。
もはや確実で揺るぎないものデス。
近鉄ロー○の巨○入りくらい確実デス。



だもんで!
今年中のリニュは間に合いませんが、
来年の初めには、装いも新たに新生"echo cetera"、
お届けしよーと思う次第デス!
But!
来年の阪○のV2くらい不確実デス!



っつーコトで、
年末は更新停滞確実デス。
もしかしたら1ヶ月丸々休んじゃうかもしれません。
っつーか、最初からそのつもりデス。
1ヶ月まるまる休みをもらっちゃおーと思ってマス。



・・・・・・・。



1ヶ月でリニュれるだろーか。







 ■  2003年 11月14日   決して違う。




少ない小遣いをはたいて、
DVDの音楽ソフトをひとつ購入。



ARBデス。


男の子が生まれたらゼッタイ名前を「凌」と名付けるつもりでしたヨ。


1978年にデビュー。
1990年10月解散。
で、1998年再開。
今年で結成25周年。

メジャーでもなく、それでいてアンダーグランドでもなく、
海外から入ってきたRoc'kを日本語に乗せて歌い続ける、
わしが愛してやまないニホンのロックバンド、ARB。


家に戻って早速鑑賞。





ちびっと涙が出そーになりました。





若き日を思い出して。
あの頃の熱かった感情を取り戻して。





決して以前発表されていて既に持っているビデオの、
焼き直し作品を買ってしまった後悔からじゃないデス。



あぁ。
月末まで小遣い、持つだろーか。







 ■  2003年 11月13日   どっち!?




ヨソの自動車学校に勤める指導員様に問いたい!





本日のメニュー。





「IQ0の生徒」と、


「愛嬌0の生徒」





胃が痛くなるのはどっち?







「さあ、今の気持ちはどっち!?」



ショーじゃないデス。教習デス。





〜タラッタラッタラッタラッタッタッタッ!〜









1日に両方とも配車しないで欲しいもんデス。(胃薬を飲みながら)







 ■  2003年 11月12日   手直しは大変。







 
 
 
 
 
 
 
 
 





特にプロポーショナルフォントの。







 ■  2003年 11月11日   こんな日もある。







ゴメンナサイ。










手抜きにもホドがあるだろ。







 ■  2003年 11月10日   達成。




昨日の話デス。

相変わらず、補助なし自転車に乗れずにいる娘さん1号、
それでも補助を外した自転車に乗るのが楽しいのか、
それとも補助なし自転車に乗る自分の姿を見た周囲が、
驚く姿を見るのが楽しいのか、
わしの休みと重なると、練習したいとせがんでくる。
自分のコドモが向上心を持つコトは、オヤとして嬉しいコト。
そんな健気な気持ちを拒むコトはできませぬ。
さ、練習に行きましょ。
眠いけど。



「ぱぱ、ちゃんと押さえててねぇー!」

そう叫ぶ娘さん1号。
押さえてはいるものの、前回と同じじゃ進歩がありませんよネ。
カラダを押さえるのではなく、首根っこを掴みましょ。

伴走するわしの横で、
まるで捕らえられたネコのよーなスタイルで自転車を漕ぐ娘さん1号。
掴んでいた首根っこも首じゃなくて服の襟首に変え、
もうほとんどカラダには触れてない状態。



漕ぐ。

漕ぐ。

必死に漕ぐ。

手を離す。

漕ぎ続ける娘さん1号。



「出来たじゃーん!」

大袈裟に喜ぶ仕草をする。
鼻の穴をプクッと膨らませ、得意満面の笑み。
何を思ったか、急に言い出す。

「ぱぱ、あっち行ってて。」

どーやらひとりで走ってみるコトにしたらしい。
まぁ、転ぶのは間違いないけど、ひとりでやってみたいと言い出すだけ、
臆病な彼女にしてみれば大変な進歩っつーもんデス。
転んだら、ちゃんと介抱してあげるから。
転ぶのもジンセイっつーもんダ。
がむばれ。
娘さん1号。



数メートル離れたトコに立つ。
ペダルの位置を直す娘さん1号。
右のペダルが一番高い位置よりも少し前方にある状態じゃないと、
漕ぎ始めるコトができない。
準備にも時間が掛かる。
待つ。
何度もやり直す。
待つ。
ほどなくして準備が出来た模様。
一瞬、動きが止まる。
カラダを前にしたと思った瞬間、
地面から足が離れる。

「おぉ!」

ふらつく。
倒れる!
しかし!
ハンドルを素早く切り返し、持ちこたえた!

「おぉぉぉ!」

そして、やや蛇行を繰り返しつつも、
概ねわしに向かって、真っ直ぐ進んでくる娘さん1号!

スゴイ!
スゴイヨ!
ほんの数分前まで出来なかったくせに!
なんだこの急激な進歩っぷりは!
まるで卵がヒヨコを通り越していきなりニワトリになっちゃったっぽーい!





感動した。
感動しましたネ。
恥ずかしい話。
意外なほどの感無量って奴ですヨ。
たかが補助なし自転車に乗れたくらいなんだけど。
もしかしたら、娘さん1号が初めてハイハイしながら掴まり立ちをした時よりも、
感動したかもしれないデス。

コドモってスゴイなぁー。








ズンズンとペダルを漕ぎ、
速度が上がっても漕ぐのをやめずに近付いてくる娘さん1号に、
意表をついて轢かれたのは数秒後のコトでした。





今度は止まり方を教えなくっちゃ。





今日は娘さん1号の6回目のバースデー。
5歳のうちに乗れるよーになって、
チチは嬉しいデス。







 ■  2003年 11月9日   さぁどうする。




じゃん!





紅白歌合戦司会者の写真撮影みたいデス。



衆議院議員総選挙!

最高裁判所裁判官国民審査!








で。





まさに愛玩動物の闘い!







やはり無党派層のわしとしては、
どちらでもいいっつーのが正直なトコなんだけど、
イヌも可愛いし、ネコも可愛いし。
で、我が家ではイヌを1匹飼ってるし、お向かいはネコを3匹飼ってるし。
きっと当選したら、イヌは喜んで庭を駆け回るだろーし、
ネコはコタツで丸くなっちゃうだろーし。
んーーー。
どっちにしよー。







なーんてのは置いといて。



ぶっちゃけた話、「最高裁判所裁判官国民審査」なんてモノを一緒にやるとは知りませんでしたネ。
投票所に行くまで。
用紙を渡されて初めて知った次第。
つくづくわしの選挙に対する無関心っぷりにはホレボレします。

用紙にはこー書かれています。

「ふさわしくないと思われる裁判官にチェックしろ」

って。
そんなコト言われてもねぇ。
知らないオジサン達の名前がズラズラと列挙されてましたが、
誰ひとり、知る名前nothing。
「こーいうシステムで、果たしていいの?」っつー感じデス。

「ふさわしくないと思われる指導員にチェックしろ」

っつーのは、しょっちゅう見かけますが。


どっちにしろ、国民の審判を仰ぐ重要なイベントには間違いないデス。





今回の選挙で、やたらと耳につくのが、
「マニフェスト」っつーコトバ。
もとは「宣言」とか「宣言書」っつー意味らしいのですが、
どーやら「政権政策」っつー意味合いで使ってるみたいデス。
以前の大雑把な「公約」よりも数値目標や期限、財源などを明記しているとか。
なぜ、今回の選挙でこのコトバが耳につくよーになったか調べたみたら、
以前はこのマニフェストっつーもんは、公職選挙法の文書交付規定に抵触していたために、
配布するコトが出来なかったのだとか。
しかし、未だWebSiteを使っての公開は違法なんだそーデス。
ヘンなの。


それにしても、「へぇー」っつー感じですが、
夢見がちな乙女のよーな、選挙の時だけの口約束である公約よりも、
ずーっと具体性が高いため、
立候補者や政党にとっては、なかなかしんどいモノに違いないデス。
選挙を勝ち抜いた暁には、是非ともがむばって欲しいですネ。
で、ついでにと言っちゃなんですが、
是非とも、

「当選ありがとーございました街宣運動」

も、派手に街宣車に乗ってやって欲しいものデス。
いや、
やっぱり五月蠅いからいいデス。





とりあえず夕方になって、投票用紙の引換券を握り締め、地区の投票所へ。
勿論、有権者じゃない娘さん'sも一緒の家族総出デス。
目的は投票所でチビッコに配っている風船。

で、その引換券、
何週間か前に、葉書でかみさんの分と一緒に送られてきたのですが、
印字されていない部分もあるわけデス。





他の地域はどーなんでしょ。全国共通?





コレを娘さん1号に手渡し、
投票所で係員に渡してみろとすかさず命令。



しずしずと真面目な顔で引換券を差し出す5歳児。(選挙権nothing)
シンと静まった会場に漂う怪しげな空気。





固まる係員。





あまりに突然且つ意外な行動に、
動くコトが出来なかったよーで。


若いヒトだったけど、
きっと疲れていたんでしょーネ。
1日中、座っていて。
1日中、黙っていて。
1日中、投票用紙を渡していて。
それ以前に真面目なヒトなんでしょーネ。



そーいうコトにしておきましょ。







 ■  2003年 11月8日   近い。




教習開始時刻になっても、わしの担当車両に生徒様が来ません。
他の教習車には既に生徒様が訪れ、教習を始めてるのに。
また予約が埋まらず、キャンセル待ちもなく、
わしは時限失業者かと思い、受付に尋ねに行く。


「いや、いるんだけどね。ちょっと待ってて。」


受付係の目線の先にいるのは、
どー見てもオジーサン。
見事なオジーサンっぷりの高齢者様デス。
高齢者講習を受けに来たと言っても過言じゃありません。
免許を返納に来たと言ってもやぶさかじゃないでしょー。
30代後半になる自分のコドモが教習を受けるために付き添いでやって来たんデスっつー感じの、
そー言ってもおかしくないくらいの年配っぷりなオジーサンが、
椅子の上でなぜだか荷物の整理をしてらっしゃる。


「今、トイレから帰ってきたばっかりで・・・。」


そー言って苦笑いする受付係。





モタモタ・・・。



モタモタ・・・。



モタモタモタモタ・・・。





うわー! じれったいー!





何をどーしたいのか、
ひたすらその生徒様は、鞄の中身を出したり入れたりを繰り返す。

時間だけが刻々と流れ、
痺れを切らしたわしは、その生徒様に近付こーかと思った瞬間、
鞄から目を離し、何か思いついたよーにカラダを起こす。


(やっと教習を受ける気になったかぁ・・・。)


そー思ったのも束の間、
教習車が停めてある場所と別の方向へ歩き出す。





またトイレかヨ。





さっき行ったでしょ?
また行きたくなっちゃったの?
緊張するのはわかるけど、
トイレが近過ぎるのも、程度があるっつーもんですヨ。



ちなみにそのお客様、
年齢は70目前。
過去に運転経歴はなく、
腰は低いが加速はイノシシでした。



わしがトイレに行きたい。







 ■  2003年 11月7日   静粛の中の。




かみさんが夜な夜なノートPCを起動し、
物凄い勢い形相でモニターと対峙している。


時々、

「ちっ!」

と舌打ちをしている。


あまりにも真剣に。
あまりにも一心不乱に。


チャットでケンカでもしてるのかと。
メールで苦情を書き倒しているのかと。
なんかしらのトラブルに巻き込まれているんじゃないかと。


そー思って覗き込んでみた。







タイピングソフトに青春を燃やしてました。







そんな必死の形相でしなくてもいいじゃん。
別に。





娘さん'sが寝静まった深夜、
我が家は会話もなく、キーボードの音だけがechoしてマス。







 ■  2003年 11月6日   短縮しちゃいけない。




出勤前にコンビニに寄って、
その日必要なモノ(食料&水分)の買い出しをしていくわけですが、
買い物を済ませ、店の「押」という扉をあえて引いてみたりして、
自分のアイデンティティを保ってみよーと試みたりする朝のわしだったりするのですが、
なんか日本語、ヘンですネ。



で、そんなわしが扉に手を掛けよーとした刹那、
レジの付近にいた女性がヒトコトおっしゃったのデス。



「アメリカン、ひとつちょーだい!」







ん?

アメリカン?

like a 喫茶店だネ。

っつーか、「アメリカン」で通じる商品が、
コンビニに置いてあったかしらん?





そー思ったわし、
勢い良くレジの方に振り向いたんですが、
そこに立っていたのは、まさに今目を覚ましたのヨと言わんばかりの、
なんだかくたびれた感が否めない、ヨレヨレのジャージを着たオバサン(推定50代)。

あまりにも専門用語然とした呼び名にキョトンとする店員さん。
まるで、

「新人のアタシが悪いんだわ。
きっとこのお客様は常連客なんだわ。
そしていつもこのお客様は「アメリカン」を注文してるんだわ。
もっとアタシも勉強して、専門用語を覚えなきゃ!」

みたいなうろたえっぷりデス。
そんな店員さんのハッキリしない態度に業を煮やしたのか、
語気を強めながらかったるそーに更におっしゃる。



「ドッグよ! ドッグ! あーめーりーかーんーどーっーぐ!」







わからないっつーの。



「アメリカン」だけでわかれっつーのは、店員さんが気の毒じゃないかと。
っつーか、「アメリカンドッグ」のコトを、「ドッグ」って言うのは無理があるんじゃないかと。



そんなアナタは、put on the dog.







 ■  2003年 11月5日   是非。




同僚指導員の娘さんが18歳になったっつーコトで、
当校に入校。(AT限定)



身内を自分の勤務先に入校させるコトの賛否は、
この場では議論しないコトにシマス。





で。





娘さんには卒業時のアンケート、
「悪い指導員」の欄にチチオヤの名を書き、
その理由として、



「『給料が少ないから小遣いなんかダメだっ!』と言って、
小遣いをくれなかった。」






ぐらいのコトを書く、チクリとスパイスの効いたユーモアが欲しいなぁ。







 ■  2003年 11月4日   略してTMS。




行ってきましたヨ!





オトコとして!指導員として!







うむ!







第37回東京モーターショー!



第37回デス!










なぜか、かみさんに内緒で家を出るあたりが、
良からぬコトを企んでる気配が色濃く漂っているわけですが、
そんなコト、ないんですネ。
知的欲求の高まりって奴なんですネ。
欲してるんですネ。
公開終了日がいよいよ明日に迫り、勤務の関係上、
今日を逃しては行けなくなっちゃうっつーのも理由のひとつなんですネ。



やはりですネ、
今後の自動車がどのよーに進歩発展していくのか、
やはり、クルマ関係の仕事の一端を担っているニンゲンのたしなみとして、
知っておく必要があるんじゃないのか!
速くそして豪華なクルマ社会の終焉をはるか昔に迎え、
これからは地球環境に優しいシステムや燃料装置の開発、
そしてそれを取り巻くインフラストラクチャーの把握は、
やはり指導員として必須なのではないか!

そーいうこれからのクルマの未来を垣間見なければいけないっつー使命感が、
わしを幕張に向かわせてしまったわけですネ。















「コンパニオンのオネーサン、キレイだなぁー。」  (しみじみと)










サムネイルをクリックしても大きくならないデス。










っつーコトで、
撮りに撮った写真358枚、計58MBをココに一挙公開!





サムネイル
置き場
サムネイル
置き場
サムネイル
置き場
サムネイル
置き場
サムネイル
置き場
サムネイル
置き場
サムネイル
置き場





と思ったのですが、
サムネイルを貼るスペースまで用意したのですが、
みなさまに是非お見せしたいクルマの写真を差し置いて、
撮った枚数中70%が華やか且つ可憐な人物達の写真だった事実に、
少々驚きにも似た感情が沸々と沸き起こると同時に、
「本能って怖いなぁー。」
と思ってしまったので、やめておこーと思いマス。





とにかく。
いろいろありました。



「みんなすっごい望遠カメラ持ってる」とか。


このヒト達。



「使い捨てカメラでオネーサン撮っても、結構小さく写っていてあまり面白くないヨ!」とか。(管理人の経験)


「カメラ付き携帯電話で写真を撮るヒトの群れは一種独特な雰囲気だネ」とか。


写してる表情がなんとも言えないデス。



「ブースの最前列で最高級デジカメを使ってバシャバシャとコンパニオンのオネーサンを撮影している女性がいた」とか。


「横に佇む彼女らしき女性がいる建前、
『コンパニオンばかり撮ってるんじゃねーよ。』
と言いながらも瞳という高性能カメラはコンパニオンのオネーサンばかり追ってる男性の背中は寂しそう」とか。


「華やかなコンパニオンのオネーサンの横で、
手を後ろに組みジッと動かないで衆人環視している女性ガードマンの心理を覗いてみたい」とか。


「最近発表された新型車に試乗しているヒトほど、
直前にモデルチェンジ前のクルマを値引きに負けてつい買っちゃったヒトが40%を占めているらしい」とか。


華やかなブースよりもパーツ製品のブースで熱心に男性から説明を聞いているヒトって清々しいなぁ」とか。


「そこまでやるかマイ○ロソフト」とか。


いよいよクルマ社会にまで…。



「SU○UKIのG-STRIDERはカッコいいなぁー」とか。


盗難の心配が大変そーデス。



「このヒト、うちの指導員に似てるなぁー」とか。


違ってたけど。



「このコンセプトモデルの名前は甥っ子と同じだからどーもなぁー」とか。


コンセプトモデルだからそれも良し。



「これが『ECOTEC』じゃなくて『ECHOTEC』だったら話の種になるのになぁー」とか。


いや、ならないと思いマス。



「このとんでもなく高くて複雑な天井が落ちてきたら、さぞかしニュースになるだろーなぁー」とか。


地震が来たら怖いですネ。



「家一軒買える値段のクルマを前に、
『これパンフレット、置いてないの?』
と大見得を切る庶民派代表みたいなヒトってどーなのかなぁー」とか。


警備員が厳重でした。





とか。





こんな感じでしょーか。
なんだかんだ載せないと言いながら、
結構、写真載せちまってるトコが我ながら奥ゆかしーですネ。







で。
本日、1番のエキサイティングな光景。





説明を聞きながら、クルマと係員のヒトと一緒にゆっくりとブース上で回っていた男性。
ちなみにヤリ手の若社長みたいなヒト。



回ってマス。ゆっくりと。説明に頷きながら。





何も回らなくてもいいのに。
シズシズと。
回りで撮影しているヒトの視線は感じているのでしょーか。
感じているんでしょーネ。
その視線が気持ちいいんでしょーネ。
きっと。

「オレって、金あるからこれ買う気マンマンだし。」

みたいな感じ?



世の中いろんなヒトがいるもんデス。







 ■  2003年 11月3日   古井戸。




日常点検。
路上教習を始める前に必要ですネ。
っつーか、クルマを乗る時には必要ですネ。
やってますか?
日常点検。
やってる姿を巷で見たコトありませんが。
ちなみにわしもやったコト、ありません。

何年か前までは、「運行前点検」って言ってました。
ひらがなで書くと、「うんこうまえてんけん」。
別にひらがなで書かなくてもいいですネ。



で、初めて路上に出るN君(18歳・♂)に聞いてみた。



「コレ、何?」



ウィンドウォッシャー液のリザーバータンクを指差す。

「Washer Fluid」

と書かれている。



さぁ、読め。
読むだけでいいんダ。
知識じゃないんだヨ。
読めればいいんダ。
さぁ、なんて読む?





「ぅ、ぅ、ぅ、ぅわっしゃーふるい……ど?





ダイジョーブなんでしょーか。
高校の英語教育は。
それとも相変わらずヘンな読み方を期待して聞いているわしが悪いのでしょーか。







 ■  2003年 11月2日   おーとぶれーきしすてむじゃない。




仕事を終え、帰宅途中、
下りのカーブを曲がると突然行く手を遮る、
道路を塞ぐよーに停められたクルマを発見。
そして久しぶりの急ブレーキ発動。





スキール音と共に滑る後輪。





それほど切羽詰まってたわけじゃないので、
すぐにブレーキを解除した結果、
流れた後輪がグリップを回復し、秩序を取り戻す。

ちなみに運転していたクルマは、
かみさんのABS未搭載車両。
ABSって便利なんだなぁー。





別に事故になったわけじゃないけどネ。
何百回も通り慣れた家路への道でのデキゴト。



気を付けよっと。







 ■  2003年 11月1日   慌てる。




11月。
11月!?
もう11月なんですネ。
月日の流れるのは、財布の中身と一緒であっという間ですネ。
困ったもんデス。



キャンセル待ちでAT限定の教習生、Tさん(43歳・♀)を担当。
まだ1段階の前半で、運転だけでなく操作もままならない。
何をするにもまだまだ時間の掛かるヒトなのデス。


で、Tさん、
交差点に差し掛かったところ、信号の色が黄色になったのに気付いた。
っつーか、気付くのが遅過ぎた。
交差点通過のために、左右を確認し過ぎたあまり、
信号の変化に全く無関心だった模様。

ココまで進んじゃったらかえって他の交通の邪魔、
行ってしまえば良かったものの、
なんとも正直に停止線を遙かに超えて停止。

「さぁー、どーしましょ。Tさん。」

※1 慌てふためくTさん。
とりあえず彼女の頭の中では、
「下がった方が良い」
っつー結論に達した模様。
後方確認後、窓を開け、チェンジレバーを「R」に移動し、
スルスルっと下がっちゃうコトにした。



が。



Tさん、パニックになったのか、
蜂の巣を突っついたよーな状態。
後方確認に手間取り、窓を開けるのに手間取り、
そしてチェンジレバーを「R」にするのに大手間取り。



信号だって、いつまでも待っちゃくれませぬ。
Tさんがやっとこ下がり始めた頃には、既に信号は青に。
それでもなお、下がり続けるTさん。
教習所内のコースとはいえ、
青なのに下がり続けちゃ交通安全の精神が泣くっつーもんデス。
見かねてヒトコト。

「Tさん。青ですヨ。」



さぁー、大変。
こりゃいかん。
青で下がっちゃ家系の恥と言わんばかりに、またもやパニック。
Tさん、急ブレーキで下がり続けるクルマを止め、
慣れぬ手つきでチェンジレバーを「D」に。



「D」に。



「D」にいってくれれば良かったものの、
チェンジレバーは勢い余って「D」を無情にも通り越して「N」に。

「きゃー!」

声にもならない声をあげ、
自分のミステイクにまたもやパニック。
進まないクルマ。
刻々と迫ってくる後続車。
プレッシャーがTさんに重くのしかかる。
普段使ってないせいで、力が余ってるのかは知りませんが、
「N」から「D」にするつもりが、今度は「2」に。



「N」に。



「2」に。



「N」に。



「2」に。





遊んでるわけじゃないんだよネ?





よし。
「D」レンジに入れ、ギアを変えるコトに成功。
良かったネ。
Tさん。
やっとこ進めそーだヨ。
でもネ。
また信号黄色だし。 ※2





(※1〜※2 ×2 repeat)





原簿の申し送り欄に、
「力を抜くよーに。」
と記載して教習終了。



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