名門サブライムから９３年から９６年までの作品のベスト盤ともいえるコンピレーションアルバム　『 サブライム ザ インファンシー ９３９６ 』 。　全体として ケンイシイ（ Ｆｌａｒｅ ）を中心に ダンカーティン や ススムヨコタ（ PRISM ） など主力アーティストを中心にサブライムのカタログともいえるノリは２枚組でボリューム満点です。　このアルバムでしか聞けない希少なレアトラック・アナログオンリーのトラックを収録したノンストップミックス。　ミキサーは DJ WADA＋Yama 。
　サブライムの人気ナンバーを集めており、かつ見事なまでの DJ さばきでアンビエント色を全面に出していてコンピレーションとしてはもちろん、２枚組を通しても統一感があり、極めてエクセレントなアルバムです。　もっともオススメしたいのが、今までサブライムの作品をを聴いた事がない人や、もしくは興味がなかった人に、ゼヒとも聴いてもらいたいですね。

　『 パシフィック・ステイト 』 、凄まじいのはその参加アーティスト。　全てがジャパニーズ・テクノ・シーンのヒーローばかりで、石野卓球 や コ・フュージョン 、ヨコタ に 砂原良徳、DJクラッシュ ときて、フードラム そして ブンブン・サテライツ などなど、２枚組という十分なボリュームでも、はち切れんばかりのの才能に満ちあふれています。　なお日本盤には１００ページに及ぶ極厚のブックレットが付属し、各アーティストの詳細なデータ・インタビューが掲載されているので普段テクノになじみのない人にも安心してのオススメです。
　思わず 「 SME，万歳！」 と言いたくなるのは、アーティスト陣にだけでなく全ての収録曲が新曲もしくは未発表曲であるということと、さらにはそれらがノンストップミックスで繋がれていること。　オススメはやはり、ブンブンサテライツや砂原良徳、あと初めて聴いたんですが竹村延和もかなり優しい音を使っているのを知り、また別の作品も聴いてみたくなりました。