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Patrick O'Hearn
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 パトリック=オ・ハーン おそらくこの名前を聞いて御存知の方はいないでしょう。  解説しますと、まず70年代はロック界の奇人 フランク・ザッパ [ Frank=Zappa ] に師事し、一方でプログレッシブ・バンドの 『 Group 87 』 に参加、80年代にはニューウェイブ・ロックバンド 『 MISSING PERSONS 』 のシンセベースを務めました。 その後 『 ミッシング パーソンズ 』 のギター、ウォーレン・ククレロ [ Warren Cuccurullo ] が 『 Duran Duran 』 に参加、また、 ミッシング パーソンズ が事実上の解散状態にあり、パトリック=オ・ハーン は、メンバーである テリー・ボジオ [ Terry=Bozzio ] と共に、デュラン・デュラン のギタリストであったアンディ・テイラー [ Andy=Taylor ] のツアーや活動に貢献ていました。
 そして現在、これまでに養ってきた音楽センスを活かしニューエイジの分野で活躍しています。 オ・ハーン の創り出す音楽は、緩やかに描かれたベースライン、心の琴線に触れるストリングスとパーカッションは、目には見えない情景を描き、聴くものを魅了します。


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Patrick O'Hearn #01
Patrick O'Hearn #02
Patrick O'Hearn #03

  Disk 01 is _

Ancient Dreams
Patrick O'Hearn
Issue
Published
Info
85. No.32xb-56
Private Music
アルバム

  記念すべきファーストアルバム 『 エンシェント ドリーム 』 。 邦題は 『 太古の夢 』 。 ハイ・クオリティ・レコーディング、ハイ・センス・ジャケットを売りとした 『 プライベートミュージック 』 からのリリース。 時のオーナーである ピーター・バウマン [ Peter=Baumann ] が強いインパクトを受け、晴れてソロアルバムを出すに至ったんだとか。
 "Unusual Climate" は邦題では ” 天地鳴動 ” となっていますが、正にそのとうり。 風を刻むようなパーカッションと大地のエネルギーたるドラムの見事な情景。 「遠雷」、そのイメージは間違いではないです。

01.
At First Light
5:36
06.
Malevolent Landscape
4:50
02.
Beauty in Darkness
4:34
07.
Last Performance
1:53
03.
Unusual Climate
4:30
Total Time
32:41
04.
Life Along The River Vaal
4:46
05.
Ancient Dreams
6:03
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ASIN : B00004TEV9   ■ BUY this MUSIC! 
  
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  Disk 02 is _

Between Two Worlds
PATRICK O'HEARN
Issue
Published
Info
87. No. ow 35152
ONE WAY (Private)
アルバム

 『 ビトゥィーン トゥー ワールド 』 、前作に比べ、また近年の作品に比べても、ボイスサンプルを用いたり、水滴の落ちる音をサンプリングしたりと実験的な要素が見られます。
 そのボイスサンプルをベースに用いた "Fire Ritual " 、火の儀式というテーマを、力強いベースと壮大なストリングスで表現します。 続いて " 87 Dreams of a Lifetime" も、自然の音である水滴とシンセサイザーを重ねるという美しくも心地よいメロディを奏でています。
 
1st もそうなんですが、この時期からすでに オ・ハーン の中には自分の音楽に対しての確たるものがあるように思えますね。

01.
Rain Maker
3:52
07.
Dimension D
4:55
02.
Sky Juice
4:47
08.
Forever the Optimist
5:04
03.
Cape Perpetual
5:34
09.
Journey to Yoroba
3:49
04.
Gentle Was the Night
4:01
10.
Between Two Worlds
4:45
05.
Fire Ritual
5:00
Total Time
48:14
06.
87 Dreams of a Lifetime
5:59
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ASIN : B00004TEVA   ■ BUY this MUSIC! 
  

 

 

 


 

 Private Music
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 プライベート・ミュージックは ピーター・バウマン によって創設されたレーベルです。 設立に当たっては彼自身が、ドイツのシンセサイザー・ミュージックで世界のポップシーンを揺るがした 『 Tangerine Dream (タンジェリン・ドリーム)』 の主要メンバーであったことが大きく影響しています。
 彼の 「新しく良質なインストゥルメンタル・ミュージックを創造しよう」という想いが強く表れるこのレーベル、同じようにウィンダムヒル・サウンドというのもありますが、また機会があればそちらの音楽も聴いてみるのもイイと思います。 オススメは有名なところでピアノの ジョージ・ウィンストン [ George=Winston ] ですね。
 



  Disk 03 is _

RIVERS GONNA RISE
PATRICK O'HEARN
Issue
Published
Info
88. No.32xb-299
Private Music
アルバム

 「 限りなく透明に近いシンセの音は朝靄(ブルーグレイ)の高速道路 」、コレはこのアルバムの帯に付いているキャッチコピーです。 プロの人はこうゆう表現を使うんですね。 直感的でウロな言葉の解説のココとはひと味違います(笑) …ていうか笑うしかない)。
 『 リバー ゴンナ ライズ 』 、今回も "Glory for Tomorrow" の物憂いベース、"Acadia" のポップで聴き心地の良いシーケンスや
"April Fool " の軽やかなパーカション、オ・ハーンらしさを満喫できる一枚です。 なかでも "Subtle Persuasion" は 『 限りなく透明に近いシンセ 』 でベストナンバーですね。
 またこの時期にツアーをも開催していました。

01.
Homeward Bound
4:12
07.
Reunion
5:27
02.
The Stroll
4:06
08.
A Brief Repose
3:31
03.
Glory for Tomorrow
5:04
09.
Subtle Persuasion
4:27
04.
Acadia
5:18
10.
Portobello Locks
5:02
05.
Forgiveness
3:04
Total Time
45:38
06.
April Fool
4:38
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  Disk 04 is _

Eldorado
PATRICK O'HEARN
Issue
Published
Info
89. No. ow 35153
ONE WAY (Private)
アルバム

  タイトルの 『 エル・ドラド 』 とは南米アマゾン河畔にあるといわれた黄金郷・黄金都市のことです。 エル・ドラドという単語自身がもともとスペイン語であり、曲にも民族的な面が見られます。  スパニッシュさが最も強く表れる " Hear Our Prayer" や包み込むような "Delicate" では、珍しくボーカルが加わりました。
 "Black Delilah" ではこれまた珍しくバイオリンを起用していたり、"The Illusionist" ではパーカッションも今までよりもトライバルに強調されています。 オ・ハーン 新境地に至り、音の表現の仕方に磨きがかかってきました。

01.
Amazon Waltz
4:20
07.
Hear Our Prayer
3:49
02.
Nepalese Tango
3:36
08.
Delicate
4:56
03.
Black Delilah
5:06
09.
Eldorado
5:04
04.

Chattahoochee Field Day

5:18
10.
There's Always Tomorrow
4:46
05.
The Illusionist
4:28
Total Time
45:51
06.
One Eyed Jacks
3:55
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ASIN : B00004TEVB   ■ BUY this MUSIC! 
  

 

 

 


 

  Disk 05 is _

MIX-UP
PATRICK O'HEARN
Issue
Published
Info
90. No. 2076-2-p
Private Music
アルバム
  「 NY発、最新のサイコ・エクスタシー・ミュージックが到着!近未来型アルケオロジスト、P.オハーンの緻密なサウンド・マテリアルを、最先端クラブDJが過激にリミックスした超創造的なサイコ・ハウス・ワールド。新曲2曲含む。」
 オ・ハーン の原曲をプライベート・ミュージックのアーティストがアレンジ・ミックスしたリミックス集。 リミックスであっても選曲がよく、初期のベスト盤ともいえる 『 ミックス・アップ 』 。
 " Fire Ritual " や "April Fool " といった有名どころはもちろん押さえてありますし、アルバムにはない曲もあるのでなかなか楽しめるアルバムですね。
 以前、このアルバムの曲がテレビのドキュメント番組のBGMとして使われていた事があります。 オリジナルではなかったにせよ、スタッフに敬意を表します。敬礼。
01.
Fire Ritual Re-mixed by David Frank
6:21
06.
Mixed-Up Mixed by Joe "The Butcher" Nicolo
4:59
02.
April Fool Re-mixed by Joe "The Butcher" Nicolo
6:57
07.
Chatahochee Field Day Re-mixed by David Barrett
5:10
03.
Journey to Yoroba Re-mixed by Laney Stewart
5:57
08.
So Saxy Mixed by Joe "The Butcher" Nicolo
6:14
04.
Black Delilah Re-mixed by David Barrett
4:22
Total Time
46:28
05.
The Illusionist Re-mixed by Carmen Rizzo, Jr.
4:18
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 パトリック=オ・ハーン を さがせ!
▽ ▲ ▽ ▲

 ネットの大手検索エンジンで 「 patrick o hearn 」 と入力し検索しても、マイナーな事に加えて、似た名前にジャマされます。 さらに日本語表記も 「 オハーン 」 であったり 「オ ハーン」 また 「 オーハーン 」 とされることもあり思うようなページを見つけるのには骨が折れます。
 しかもこの人、作品自体めったにお目にかかれず、大きなレコードショップでもなかなか置いていることは少ないです。 主に「ニューエイジ」か「イージーリスニング」のコーナーにあると思いますが、陳列棚にネームカードでもあればまだ期待がもてる方でしょう。
 オンラインショップではわりと見かけますので、購入に際してはそちらを利用する方が得策ですね。
 



  Disk 06 is _

Indigo
PATRICK O'HEARN
Issue
Published
Info
91. No. ow 35154
ONE WAY (Private)
アルバム
 このアルバム 『 インディゴ 』 から数曲、1992年に 『 White Sands 』 という映画のサウンド・トラックとして起用されました。  また、かつての同胞 『 ミッシング パーソンズ 』 の ウォーレン・ククロロ がゲスト・ギタリストとして参加し、以降たびたび参加するようになります。
 トータルとして今までよりも重厚で壮大な雰囲気が強いです。 なかでもバグパイプのようなストリングスパートが美しく響く "Sacrifice" は思わず聴き入ってしまいます。
 このアルバムに限っての事ではないのですが、オ・ハーンのアルバムは収録時間が短いのが残念です。 しかし冗長しないという意味では、自分の納得できる楽曲しか収録しないという ’強いこだわり’ は大事ですね。
01.
Devils Lake
5:38
07.
Desire
6:10
02.
Sacrifice
6:10
08.
The Ringmasters Dream
4:45
03.
Coba
6:19
09.
Espana
4:50
04.

Upon the Wings of Night

3:31
Total Time
45:10
05.
Sacred Heart
5:53
06.
The Beauty Within
2:39
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ASIN : B00004TEVC   ■ BUY this MUSIC! 
  

 

 




  Disk 07 is _

The Private Music Of Patrick O'Hearn
PATRICK O'HEARN
Issue
Published
Info
92. No. lc 7309
Private Music
アルバム

 プライベート・ミュージックより、オ・ハーンのベスト盤とも言える 『 プライベート ミュージック オブ パトリックオ・ハーン 』 。 これまでの作品から名曲をチョイス。 次ページで紹介している ウィンダムヒルのベスト盤 と異なり、ココまでで紹介したアルバム以外からも収録されているようです。 あと、ジャケットが渋いです。
 このアルバムで初お目見えのトラックを取り上げてみましょう。 " Irene" 、オ・ハーン得意のシンセが納得の作品、 また "Step" も同じような暖かさに溢れています。 音の重なり方、広がり方、聴き手を惹きつけて止まない その音楽、見事に世界観を映し出しています。 アルバムとして全体的に明るい曲が多いですね。 改めまして オ・ハーン の曲は叙情詩と言うよりも叙事詩のようですね。 テレビなどのBGMで オ・ハーン の曲が使用されているのが多いのも、そう言った意味ではないでしょうか。

01.
Beauty in Darkness
4:38
09.
April Fool
4:39
02.
87 Dreams of a Lifetime
5:14
10.
A Brief Repose
3:38
03.
Black Delilah
5:57
11.
Step
4:55
04.
The Ringmaster's Dream
4:18
12.
Homeward Bound
4:22
05.
Ancient Dreams
6:08
13.
Portobello Locks
5:06
06.
Forever the Optimist
5:05
14.
The Beauty Within
2:38
07.
Down Hill Racer
5:17
 
Total Time
67:35
08.
Irene
5:40
_
_
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Patrick O'Hearn #01
Patrick O'Hearn #02
Patrick O'Hearn #03
□■  A m b i e n t  E a s y  -  D i g i t a l  S p h e r e _ by Asur ■□


 
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