グリーウッドハーモニー

第15回定期演奏会


2004 7/3(土)

金沢市アートホール


J.S.BACH KANTATE BWV 140
‘Wachet auf,ruft uns die Stimme’
カンタータ第140番
    「目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声」

                 指揮/オルガン 清水史津
今回は、1番,4番,7番のchoraleを歌いました。
フィリップ・ニコライの「目覚めよと呼ぶ声あり」をもとに
作られた曲であり、同じテーマが姿を変え演奏されます。
キリストを花婿に、クリスチャンの魂は花嫁に喩えられて
いるめでたい歌詞で、7番を結婚式で歌うのを聴いた事が。
4番はオルガン曲としても演奏される事もあるポピュラーな
曲です。昔、友人の披露宴で鍵盤ハーモニカ(!)で合奏
した記憶あり・・・いろいろおばかをやってます。
オルガン指揮弾き、これで2度目ですが、ホントに大変。
しーちゃん(清水さん)がいるからこそ出来るワザなんです。
オルガンの音量調節や合唱団の立ち位置など、ギリギリ
まで調整するんですが、リハと本番とで違う・・・(吐血)。



木下牧子 アカペラ・コーラス・セレクションより
     1.サッカーによせて   2.うたをうたうとき
     3.ロマンチストの豚   4.さびしい樫の木
     5.44羽のべにすずめ

                         指揮 石田文生
学生の合唱団でも人気の木下牧子さんの作品集から。
どの曲もさわやかで、でも熱くて好き(44羽以外)。
出来はよかったと思う(44羽以外)。
愛唱歌にもなるし(44羽以外)。
が、一番時間を費やしたのは44羽のべにすずめでした。
人手不足なのに、ウチはなにげにチャレンジャーな合唱団
なのです(いいのか?!)。前日リハで、一番上出来な演奏
が出来た、と(おい)。後悔はありません(激爆)。



萩 京子
 石垣りんの詩による五つの混声合唱曲「朝のパン」
1.朝のパン  2.冠  3.花  4.種子  5.子守歌

               指揮 石田文生 ピアノ 岩田典子
一昨年の演奏会で「朝のパン」「種子」を演奏しましたが、
全曲出版となり、さっそく取り組みました。
石垣りんさんの深い詩が大好き!親しみがあって透明感の
ある萩さんのメロディが好き!出会って良かった曲でした。
本当は萩さんを迎えたかったのですが、都合が合わず残念。
ですが、自分たちだけで向き合い、納得がいくまで練習できた
と思っています。


もう少し歌っていい?・・・ウッドの「うた」
   1.暗い柳の木立のかげ (萩 京子)
   2.ギョウザの夢 3.日曜日トムはめでたく結婚し
   4.出発     (2〜4 林 光)

            指揮 石田文生 ピアノ 岩田典子
メインの曲がまだまだ・・と言う演奏会間近に、ウチの指揮者は
必ず新曲を持って参ります。「ナニ考えとるんや〜(怒)」と思い
ながらも練習していると、結構その曲にハマっちゃうのです。
「ギョーザの夢」のいかにも妖しいメロディから逃げ切れなくなっ
てしまうのです・・・(恐怖)。ウチの合唱団自体が十分アヤシイ
のかもしれない。写真は「日曜日トムはめでたく結婚し」、マザー・
グースのブラックユーモアってところ。女房が死んじゃって喜ぶ亭
主ども(男声)を、後ろで女房のゆーれい(女声)がふてくされて見
ております(そうなのか?!)。


今回の演奏会はひさびさゲストなしでも、おかげで休団していた方が
急遽戻って来てくれて、良かった良かった、でした。
今回の演奏会のために、5月には10数年ぶりに合宿強化練習も行い、
遠距離参加が多いウチの団内のコミュニケ−ションもとれたかと。
もうひとつ、ジュニアの参加が二名。ウチの中2娘と、Sさんちの高3息子。
I君は、おべんきょはさることながら、工作(IT方面),鉄道マニア,作曲と、
実に多才な少年でございます。打ち上げではひとりで30分、自作他作の
ピアノを弾きまくり、他のお客さんの拍手まで受けておりました。
(フィルムが残ってなかったのが悔しい〜〜!)