2004.07/25(前泊)〜7/26

7/26
  関空10:30発KLMオランダ航空〜アムステルダム
       
       アムステルダム16:10発KLM〜フランクフルト17:25着

             バスでアウトバーンをとばしてアイゼナッハへ(22時頃)
    
シベリアの上空 機内は暗くするので、みんなトイレの度に最後列の窓を覗きます。
KL-868 関空にて
アムステルダム KL-1771シティホッパーに搭乗
ドイツとの時差は7時間(サマータイム)
この日は昼がやたら長い事になります。
天気は上々!窓からシベリアの大地が!!
(飛行時間11時間45分)

その昔、初めてヨーロッパへ行った時は、
恐怖の南まわりで22時間だったなあ・・・しみじみ
エコノミー症候群予防対策、航空会社側も
必死です。飲み物サービスが何度も。
これだと何度もトイレに立つしね。

着いたら夕方なので、なるべく寝ないようにして
ました。BACHの131番のアルトのコラールが
練習不足(と言おうかやってない)なので、CD
聴きながら必死で練習・・・。
出発が少々遅れたため、乗り換えは大急ぎ。
空港内をすみからすみまで走って、バスに乗ってようやく搭乗。
アムステルダムからフランクフルトは‘国内線’用の横4列のちっちゃい飛行機。
これじゃ、羽田ー小松便の世界です。(機が大きい分、小松便の方がマシ)
ここで金沢組のkさんのスーツケース落下破損事故発生。
(ワゴンがカーブを切る時に、みんなの目の前でゴロン・・・かどがへこんでしまった)

フランクフルトからアウトバーンをバスでとばしてアイゼナッハへ。
10時頃到着したが、ようやく暗くなってきたところでした。
半袖で肌寒い。
緯度はカムチャッカ半島並み。白夜・・とは行かないまでも、すごい、と思う。
                         ホテル・コートヤード バイ マリオット泊
市庁舎前にて
マルクト噴水 聖ゲオルグと
ルターハウス
いかにも壊れそうなバッハハウス
バッハハウス前 バッハ像と
手動ふいごのオルガン
ボリュームだけは満点・・・ソーセージはおいしかった
現在修復工事中
ホントならこんな風に見える聖ゲオルグ教会
聖ゲオルグ教会内部
7/27 アイゼナッハをぶらぶら&練習

午前は時差ボケ解消のため休息のはずが、おとなしくなんてしてられない!
さっそくタクシーでアイゼナッハ市街へ!
(実はちょっとしか眠れなかった。娘は爆睡・・・実は私はデリケート・・・(え
ちょこちょこ目を覚まし、5時にはあきらめて洗濯をする、悲しい主婦の性!)
で、街の中心の聖ゲオルグ教会のマルクト
広場に・・・・目がテン!!
なんと教会は修復工事の真っ最中でした。
数年前の大浦天主堂と尾山神社の神門を
連想してしまいました・・・悲しい!!
本当ならばのように見えます。
                   (→絵はがきです)
我々が最初の公演をした聖ゲオルグ教会は
この街で産まれたバッハが洗礼を受けた教会です。
アイゼナッハの街は、まるでテーマパーク!
中世からの建物が美しく修復され、現代人を
ウキウキさせてくれます。
でもちゃんと人が生活している街です。
この日は不燃ゴミの収集日でした。

左の塔のある建物は市庁舎(当然、現在も)
右はこの街の守護聖人、聖ゲオルグ。竜退治
している様子です。

半袖では肌寒い、地元の人はみんな上着着用。
半袖半ズボンの金沢組N氏は、やたら風景から
浮いていました。
以後、N氏は‘隊長’,頼れるKさんは‘班長’と
呼ばれる事に。
(私は隊員3号だそうで・・・byウチの娘)
そしてそして・・・バッハハウスへ!!バッハの生家と伝えられる家です。
1907年以来、記念館となっています。
大人数で入ったら壊れるんじゃないか・・というような木造建物。
(でも、裏庭はきれいだった)
バッハの生きた頃の家具や生活用品、バッハの資料を展示しています。
日本人がチラホラ来るらしく、日本語の案内書コピーが渡されました。
(ただし、ファイルしてあるので、後で返す)
翌日来る予定ですが、ここはおみやげGETのためにどーしても早く来たかった!
バッハ袋(楽譜が印刷されたバック)や、メモ帳、その他イロイロを購入!!
ネットで調べていたカレンダーは無かった・・。
  →右は1884年制作のバッハ記念碑。ライプツィヒ時代のバッハ像だそうです。
18世紀の鍵盤楽器中心に古楽器が展示され、
観客のために定時に生演奏されます。
クラビコードの秘やかな音に、心奪われました。
録音されたものも流されますが、最後に‘マニフィカート’
の終曲が流れて来た時は、二月のステージを思い出して
冷や汗が流れました。

↓下は手動ふいごのオルガン。お客さんがスカウト
されました。タイミングが合わないとヘンな音になります。
そして、アイゼナッハゆかりの大人物、ルターハウス!→
と言っても、こちらは神学生時代のルターが下宿していた
家だそうです。
ルターが作曲した曲をヘッドホンで聴けるのがおもしろい!
単純だけどキレイです。家族とクリスマスを過ごすために
作られた歌がよかったですよ。
家族で歌っている様子は絵にもなっているし、彼が産まれて
亡くなった街アイスレーベンのルター像には、レリーフもあります。
お昼は聖マルクト広場に面したカフェで。
メニューが読めない、店員さんも英語ダメ!・・・タラ〜。
←とにかく紅茶とソーセージらしきものを取ったら、この有様!
ソーセージにマッシュポテトにキャベツの酢づけにちょいと野菜・・。
ドイツにで暮らした事があるSさんによれば、盛りつけの体裁を、まったく
気にしないのだそうです。完食できなかった・・・はあ。
特にキャベツの酢づけはあきまへん。私はドイツに住めませんわ。
もっとも店によって味が随分違う事が後からわかりました。
しょっぱなに一番キツイのが来たようで。
午後から聖ゲオルグ教会で初めての全員練習。
パイプオルガンテラスに、145名ぎゅうぎゅう詰めです。
私はアルトの最後列テナーのおとなり。
三回とも最後列から前へ出られませんでした。
テナーのおとなりは慣れたものですが、真ん中で全体の
音の雰囲気を味わいたい気はしましたねぇ。
(でも女声はみんなお上手!!)

機内で必死で練習したアルトのコラールは突如人数制限され、
後二列はハズレに。練習不足だったので、ほっ。
・・睡眠不足がさすがに祟り、アタマがぼ〜、腰が痛い、
おまけにせまくてコラール演奏中は座れないはめに。

指揮者ティムは長身スレンダーでかっこよかった!!
きめ細かな指導でした。
夕方からオケ合わせ。古楽器使用ですが、管楽器がめずらしい。
バッハハウスで見た楽器そのまんま、トランペットはピストン無し、
トロンボーンはスライド無し、オーボエは木の色でとてもシンプル。

バッハ時代の古楽器
チェンバロの生演奏
パイプオルガン
パイプオルガンテラスから
夕食オプション
遅れて到着の金沢組I氏(ホントは横浜)も加えてにぎやかに。
実は金沢組の半分はグリーンウッドハーモニー団員でありました。
昔、131番も21番も歌った事があるもので、参加できた由。
休憩時間にスーパーで買い出しをして、夜はお部屋で宴会。
ま、おかげで夜はいくらかよく眠れましたが。

←夕食オプション
丸いのはマッシュポテトを丸めて茹でたもの。
このあたり(チューリンゲン地方)の名物料理です。
ここの食事はちゃんと食べられた。
で、全体像→
         写真提供:班長