安らぎ 〜公認カップルへの道のり〜


「お兄ちゃん!!」

竹之内家のドアを開けたのは紛れもないヒカリだった。

「ヒカリ!!何故ここに」

「お兄ちゃん!それはいいけど。 家のカギ掛けないで行ったでしょ」

「あっそういえば」

ヒカリは太一を連れ戻しに来たようだ。

「ま そういうことでお兄ちゃん行くよ」

「あぁ」

はんば強引に太一を連れて帰った。それと一緒に

「お兄ちゃんは渡さないから!」

と言う一言を残していった。

私はあ然とした

「ヒカリちゃん・・・・・が太一のことを好きだっただなんて」

しばしボー然した。

 

「お兄ちゃん。」

「んっなんだ。」

「今日は餃子がいいな」

「わかったよ!材料も有るしな」

「わーい お兄ちゃん大好き」

私は飛びついた。まるで子供のように

私はお兄ちゃんが好き兄妹としてじゃなくて異性として

だって、優しくて料理もできて運動神経もばつぐん。勉強は得意じゃないけど

ケッコー顔も良い。

こんな男そこらじゅう探してもみつかんない。

だからお兄ちゃんが大好きなの

空さんにも渡したくない!

「おい! お前も手伝えよ!」

「ハーイ」

 

次の日

「うーん良い朝だ」

きょうは絶好のサッカー日和だな

調子も絶好ちょ・・・・・

「お兄ちゃん朝だよ」

コンコン

いつもノックを忘れない、でもいつも帰ってくる答えがない。

「・・・・・・」

「んっ入るよ 」

つつつつつつつ

「お・お兄ちゃーん」

ヒカリが見たのは、窓辺で倒れ込む太一の姿だった。

「お兄ちゃん、しっかりして」

「う・・・・・うん、ヒカリ」

「どうしたの?」

「なんでもないさ、サッカーの試合が有るんだこのぐらいたいしたことないさ」

無理してる

何でここまで

誰だって分かるよ

ねえ お兄ちゃん!

「今日の試合休んだ方がいいんじゃない」

「いや、公式試合なんだ休んだらみんなに迷惑かけちまう。」

嫌!

そんなお兄ちゃん見たくない!

「お兄ちゃんが心配なの、お願いだから」

「ゴメン・・・でもきょうの試合は・・・・。 」

「試合は・・・・」

「やっぱいい。ヒカリ、何が食べたいって、どうしたヒカリ。」

ヒカリが急に止まった

「・・・・・私、おにいちゃんが好きなの!兄妹とかじゃなくて・・異性として好きなの!だから、無理しないで。お願い・・・・お願い。」

寂しそうな顔で言った一言

「好きなら信じてくれよ」

その言葉も何回目か

よーし本気かどうか教えてやるぞ

「お兄ちゃん」

「何だ・・んっ・・・」

私は自分の唇をお兄ちゃんの唇と重ねた。

すごくビックリしてる

「ななな・・・・・・・・・・・・・・・(///)」

そりゃそうよね。

なんせ初めてだし、ファーストキスを妹に奪われたんだから。

でも、私の予想とは遙かに違う答えが飛んできた。

「ったくませてるなあ、そういうのはお兄ちゃんじゃなくて好きな子とするの。」

さっきのキス本気なのに

なんだか寂しいかった。考えてみれば、兄妹同士は結婚できないもんね。

お兄ちゃんが本気でみてくれないのは兄妹だから・・・

 

一方太一の心の中

う゛ぁーーーーーーー

空ともまだしてないのに、妹にファーストキスを奪われるなんてーーーーーー

今日は空も来るんだよ。どんな顔して会えばいいんだろう

ヒカリの奴も早く兄離れしてくれるといいんだけど

大輔かタケルあたりでさー

うっまだクラクラする。そういや、公式試合終わったあと大輔に頼まれていたんだよなあコーチ

まっ大丈夫さ あはあは・・・・

 

「じゃあ 今日の朝ご飯は私が作る!」

「えっ大丈夫か。」

「平気よ、家庭科で作ったこと有るし」

お兄ちゃんの役にたちたいもの。

「そうか、じゃあ頼もうかな」

「ふふ、とびきり美味しいの作ってあげるからね」

私は張り切って台所へ行った。

今、7時30分

(少し横になろ)

俺は妹を見送った後少しベットに入った。

プル プルルル

「ん 電話か」

「まあ ヒカリが取るよな」

カチャ

「良かった、どうせ大輔とか京ちゃんとかその辺だろ」

リィーーーーーーーーーー

「な、何事だ」

その音の発信源はDターミナルだった

「何だよ、誰からだ」

 

今日は晴れていい天気だな

お前が遅刻しないようにメール

を出したから感謝しろよ!

今日は空にいいとこ見せるんだろ!

がんばれよ

お前の親友のヤマトより☆

 

むかっ

「なんだとヤマトの奴」

「お兄ちゃん朝ご飯のしたく出来たよ」

「あぁ 今行く」

そのDターミナルをパソコンの前においた。

 

続く

 


作者の感想

さて、見つかりましたかこの部屋←へんなとこにおいて

難しかったでしょv二ヤリ 探してくれた方居ましたら有り難うございます。そんなかたが一人でも居てくれれば幸せ

でございます。そうあなたですよ。こんな駄文を見てくれる・・・・。

 


 

続きへ行こう

 

もう嫌帰る。

 

おまけ