診察室      執刀医基礎カルテ(自己紹介)     5月のカルテ


6月25日

   今を去る事10年程前・・・。
   ワタクシの首に近い背中にポツリと一つの瘤が。
   痛くもないし、邪魔でもないし、放っておいたんです。
   そして・・・8年。
   大きくなったような大きくならないような・・・。
   何となく気になったので病院へ。

   医者「粉瘤ですね」

   あ、っそ。(それだけかよ)
   そしてほっとく事2年。
   よくよく調べたら、破裂する危険性がある、そしたら半端じゃなく痛い経験を2回ほどしなくてはいけない・・・。

   私「すみませ〜〜ん。切ってくださ〜〜〜い。」(あっけない)

   ま、取り敢えず切る事に決定。

   医者「入院しますか?」

   ・・・うちの家族は全員入院経験あり。私は・・・入院の準備をする経験しかなし。

   私「入院します♪」←嬉しそう

   そんなわけで昨日、今日と一泊二日で入院してきました。(笑)
   自分の入院の準備をするのは物凄くどうでも良い感じでした。(爆)
   気合が半端です。
   それでもパジャマと箸(をい)だけはシッカリ持って、指定された日に病院へ。
   すぐにベッドに案内されて、術衣に着替え、点滴ぷっす〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。
   うわ〜いて〜〜〜〜・・・。(すぐに後悔)
   しばらくして手術室へ歩いて移動。
   仰向けに寝て、すぐさま準備。
   何か色々装着させられ、おおう、まな板の上のバカ一匹だぜ。(笑)
   切る部分が背中なので、すぐにうつ伏せになりましたが、目の前には私の心拍数と血圧と心電図がピコピコ表示されてました。
   専門学校行ってた時代は、実習で他人のそれを見る事には慣れてたんですけど、目の前に動いてるのは明らかに自分のバイタル。
   実に妙な気分でした。
   右肩に筋肉注射されて、うっわああああ〜〜〜いってぇええええええっ!!!!!!!!!!(激しく後悔)

   私「すんません、歯医者で歯を抜くのとどっちが痛いですかねぇ〜?」

   そんなどうでも良いことを看護婦さんに聞き、明らかにバカ丸出し。
   恥を晒しつつ、まな板に乗ったままこれ以上は口を噤もうと決意。(爆死)
   間も無く、すぐに酸素マスク被り、私じゃなく本物の執刀医の先生が登場〜〜〜。(笑)
   始めますよ〜って感じで麻酔の注射がキラ〜〜〜〜ン・・・。
   ぷっす〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!
   ぎやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
   ああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

   ↑人生史上最高レベルの後悔
   いや、痛いですって、それは。勘弁してって。マジで。私が今までやって来た悪い事も良い事も全部取り敢えず謝るからさ・・・あ〜もぉっ!!!
   しかし、その正常(?)な思考はすぐに解き放たれる事に。


   医者「笑気と酸素入れて」

   私にとっては救いの声でした。(笑)
   微かに甘い香りがマスクの中に・・・そして私の肺の中へ・・・。
   徐々に私の脳内花祭り(?)状態。
   医者の「メス。」って声に「オス♪」と脳内大合唱。(爆死)
   どうでも良いことばかり考え・・・(例:「何で私はこんな日(?)に限って(?)レッドなパンツはいてんだろ?・・・ってか、真面目(?)に言えよ、
                          ただの赤いパンツじゃね〜か。赤パン・・・?フリル〜〜〜♪」等々)
   親父ギャグが花盛り大宴会で非常に愉快な頭のまま、手術は進み・・・。

   医者「終わりましたよ〜〜。」
   私 「あい〜〜〜・・・。」←水分がないせいで声はかれてる

   切った物は見せてもらいました。ピンポン球くらいのおっきな塊が銀皿の上にごろりと転がってました。
   うわ〜でか〜〜〜〜・・・。
   後片付けをしていた看護婦さんに一番最初に私が発した言葉は・・・。

   私「結論でました。歯医者の方が痛いっす。」

   笑気の所為か多大なる大ボケをぶっかましつつ、苦笑いの看護婦さんに何故か満足し、手術室を後にしたのでした・・・。
   まだ点滴のペットになってた私でしたが、その日は点滴だけでも500ml×2本を入れてたのでトイレに行きたくてしょうがない。
   笑気抜け切らない頭のまま、待機してたオカンに第一声。

   私「トイレ行きてぇ〜〜〜〜っ!!」

   ああ、行きましたさ。トイレに、歩いて!!(笑)
   イキの良すぎる患者だったようです。看護婦さんを更に苦笑いさせ、それに誠に満足し、点滴に連れられてトイレへ。
   ベッドに戻ってパジャマに着替え・・・そのままスコンと夢の中へ。
   気が付いたときには夕方でした。
   ようやく点滴のペットから解放されて夕食。
   ・・・そこで異変が!!!
   ・・・痛くねぇ〜〜〜よ。麻酔切れてんのに・・・。
   もしかしてもしかしなくとも私は・・・鈍感だったようです、ええ、恐竜並に。
   とか思ってたら、ジクジクジンジン痛くなってきましたが、耐えられぬ痛みではないので味わう(?)事にしました。
   そんなこんなでそのまま夜は更け、朝に。
   再び点滴のペットとなり、レントゲン撮ってガーゼ交換してもらって退院しました。
   しばらく点滴に通院しなければいけませんが、ま、貴重な経験でした♪
   そして私の出した結論。

   歯医者より痛くは無いが、歯医者より大掛かりだ。