Squadでのプレイ

2010.12.13

PlanetsideのCertification制度と並ぶ大きな特徴に、Squadによる集団プレイがあります。

スカッドは2~10人までのプレーヤーで構成する一時的なパーティの様なもので、一人をリーダーとして、その他のメンバーと指示、相談をしながらプレイをする集団です。一人で好き放題にプレイするのも良いですが、なるべくスカッドに所属して集団でプレイする事が推奨されています。具体的にスカッドに所属すると何があるのかというと、

主に以上のようなものがあります。

同じスカッドメンバーの現在位置、状況がリアルタイムに把握できる

スカッドに所属すると、画面上端に下の絵のようなスカッドバーが表示されます。この枠のひとつひとつが自分の所属するスカッドのメンバー一人一人に対応していて、自分を含めた全員の人数分の枠が表示されます。それぞれの枠の見方は以下の通り。

見やすいように少し拡大してあります

これによって、リアルタイムに仲間の位置や状態を把握する事ができるようになっています。レーダー上の仲間の位置を示す数字は、マップ画面でも表示されます。

一緒に戦う実感が沸くという物です

スカッド内専用のチャットチャンネルで作戦の指示や相談等が行える

スカッドに所属するとそのスカッドだけの専用のチャットチャンネルを利用する事ができます。
発言は「/s [発言内容] 」で行ないます。これは同じスカッドのメンバーならどんなに離れていても違う惑星にいても全員と話す事ができるので、何かと便利です。

スカッドリーダーがCR1以上の場合はスカッド内で共有できる衛星マーカーWaypointを利用できる

スカッドのリーダーのCR(コマンドランク)が1以上の場合は、そのリーダーはスカッドのメンバー全員で共有できる「Squad Waypoint」を設置する事ができます。

WP遠景この絵で三本立っている光の柱のうち、両脇の黄色いのがSquad Waypointです。これは惑星上の人工衛星から照射されている物で、遠くからでも結構目立ちます。

リーダーはこのWaypoint(略してWP)を任意の場所に最大4つまで設置可能で、これで場所を示して、「WP1を全員で攻めろ」とか、「WP4に敵のAMSがあるので破壊せよ」みたいな感じで指示を出せるようになり、作戦の指示が楽になります。

WPシンボルWPの位置はマップ画面でも確認する事ができ、左の絵で黄色の逆三角形で表示されているのがそれです。中の数字が1なら「WP1」という感じで呼びます。

WPを設置する場合はマップ画面で「Command」タブから「Edit Waypoints」を選び、置きたい場所を左クリックするだけです。既にあるWPを左クリックするとそのWPを消す事ができます。

同じスカッドのメンバーにしかこのWPは見えません。光の根本は巨大な矢印が回転して非常に眩しいので、そこに敵が被ったりして邪魔になる場合はリーダーにWPの位置を少しズラして貰うように頼みましょう。

戦闘によって敵基地をキャプチャした時に、スカッドリーダーにCEPが入る

まぁそのままですが、CR(コマンドランク)を上げるのに必要なCEPは自分がスカッドのリーダーとして参加した戦闘で敵の基地をキャプチャした場合に、BEPのボーナスが入る代わりとして得られます

CEPの獲得手段は唯一この方法のみで、他の手段ではCEPを得る事はできません。また、より大きな戦闘で、より大人数のスカッドでキャプチャを行なった方が得られるCEPの量は多くなります。

同じスカッドのメンバーがBEPを得ると他のメンバーにもBEPが分配される

これが非常に重要なシステムで、自分が直接敵を倒してBEPを稼がなくても、スカッドに所属していれば他のメンバーが稼いだ分を分けて貰う事ができます。これによって、自分は後方で回復を行なったり、乗物の運転手をしていても、その分他の仲間が頑張ってくれさえすれば自分もBEPを得られるようになります。

BEPの分配方法

スカッドに属さずに一人でプレイしている場合、敵を倒した時に得られるBEPは全て自分の物になります(当然)。しかし、スカッドに所属している場合は、相手を倒して得られるBEPは全て自分の物というわけではなく、スカッド全体のBEPとして与えられ、スカッドメンバー全員に一定の比率で分配されます(倒した本人が一番取り分は多い)。

ただし、これでは一人でバリバリ戦えるプレーヤーはスカッドに所属しない方がお得になってしまいます。そのため、敵を倒したときに得られたBEPに一定のボーナスを加えて、それをメンバー内で分配するというシステムによって、一人でプレイする場合との差を是正するようになっています。

この「一定のボーナス」と「各自の割り当て比率」を決定するのが「Squad Range(スカッドレンジ)」です。

スカッドレンジ

すべてのスカッドには「Squad Center」という、そのスカッドの中心位置のようなものが設定されています。これはスカッドメンバー全員の位置の中心の座標を示し、その位置はサーバーがリアルタイムで計算してくれます。2人しかいないスカッドの場合は単純に2人の居る位置の中間がSquad Centerとなります。

3本の光

Squad Centerはマップ画面では青いマーカーで表示され、通常画面では上の絵のように青色の光で表示されます。ゲーム内では「Squad Center」の事を「Squad EXP Waypoint」とも呼びます。このスカッドセンターとスカッドメンバー各自の居る距離がスカッドレンジです。スカッドレンジはスカッドセンターと自分の居る距離が近い順に、Close/Medium/Longの三段階に分けられます。上で書いたBEP分配時に足されるボーナスの値はスカッドの構成人数が最大の10人で、スカッドのメンバー全員がCloseに居る状態がもっとも多くなり、MediumやLongのメンバーが増えるほどボーナスは少なくなり、スカッドの構成人数が減るほど少なくなるようになっています。各自に割り当てられるBEPもCloseに居るプレーヤーの方が多く、Longに居るプレーヤーの方が少なくなります

青い四角がセンター

また、Close/Medium/Longの切り替わる距離は一定ではなく、スカッドメンバーの人数が多くなるほど距離が伸びるようになっています。3人構成のスカッドではセンターから45m離れるとMediumになるのが、10人構成のスカッドなら200mまではCloseとして扱われる、といった感じです(数字は適当)。より小規模なスカッドほど、より固まって動けという事です。

また、死亡時のスポーン地点が少し離れている場合は仲間と合流するのに多少時間がかかる場合もあるため、スカッドセンターから距離が離れてもしばらくはレンジが変更されないようになっています。乗物(特に飛行機類)に乗っているプレーヤーは戦闘時の行動範囲が広くなるので、歩兵で居る場合よりもより長い時間レンジ外に出ている事が許されます。どちらにしてもいつまでもセンターから離れているとMediumやLongに切り替わりますが。

また、GalaxyのパイロットやFlailの運転手などは、その役割上みんなとは離れて行動する事が多くなるので、そういった場合を考慮して、3人以上で構成されたスカッドの場合は一番遠い場所に居る一人はスカッドセンターの座標計算からは除外され、ボーナス計算時もその一人はCloseに居るとして扱われるようになっています。

分かりにくいか?自分の今のスカッドレンジは上の絵のように、スカッドバーの座標の色とレーダーマップの四隅の色で判断できるようになっています。

スカッドセンターの手動設置

スカッドセンターはサーバーが自動で計算する座標以外にも、リーダーが別の場所を設定することができます。

すべてのスカッドリーダーは「U」キーで表示されるスカッドリストから自分の名前の右端にあるマークをクリックすることで、スカッドセンターを全員の中心から自分の居る位置に変更することができます。この状態では自分が移動するとスカッドセンターも一緒に移動します。

スカッドリーダーがCR3以上の場合は、そのリーダーは自分以外の別のメンバーの位置をスカッドセンターして設定することもできます。これもスカッドリストから設定することが可能で、以後はスカッドセンターの位置はそのプレーヤーの居る位置になります。(下の絵参照)

スカッドリーダーがCR1以上の場合は、自分で任意の位置をスカッドセンターとして設定する事も可能です。設置方法は通常のSquad Waypointの場合と同様にマップ画面で「Command」タブから「Squad EXP WayPts」を選び、好きな場所で左クリックするだけです。

これらの方法で手動でスカッドセンターを設置すると、自動計算で設置されていたスカッドセンターは消滅し、BEP分配前のボ-ナスや分配比率の計算は全てその位置を中心に行なわれるようになります。

手動で設置されたスカッドセンターは上の絵のようにマーカーの中に数字が表示されます。また、6人以上で構成されるスカッドでリーダーがCR4以上の場合に限りスカッドセンターを2つ設置する事が可能で、この場合の各自のスカッドレンジの計算は2つのセンターのうちどちらか近い方との距離で計算されます。

スカッドリーダーの指示で全員が同じ基地にMatrixのチェックを行なう事ができる

Main Terminal

全ての基地にはMatrixing Panelというパネルが設置されていて、各自これをチェックしておく事で、自分が死んだときなどのリスポーン場所の選択時に自分がどこで死のうともその基地でリスポーンできるようにする、という機能がありますが、このチェック先をスカッドの全員で統一することでスカッドでの連携プレイを容易にしようというのがこの機能です。

スカッドのリーダーは各基地のメインルーム(正面入り口入ってスグの部屋)に設置されているMain Terminalにアクセスして、その基地を自分のスカッドのホームベースとして設定する事ができます。

ターミナルにアクセスすると左の絵のようなパネルが表示され、一番Set Base As Squad Home Base」というボタンをクリックすると、その基地を自分たちのホームベースに設定できます。

ボタンを押してホームベースを設定すると、その瞬間に自分のスカッドのメンバー全員の画面にその基地へMatrixのチェックを変更するように要求するパネルが表示され、それに対して「YES」ボタンを押すだけでそれぞれのメンバーのMatrixのチェック先がこの基地に変更されます。

その指示が気にくわなかったり、特別な理由があれば拒否する事も可能��す。メンバーがチェック先を変更してくれたかはリーダーの画面に報告が入��ので、正当な理由無く拒否したプレーヤーはスカッドを解雇されるかも知れません。

また、このメインターミナルを利用するには「その基地のCCがハッキングされておらず、Generatorも機能している状態で、ターミナル自体も50%以上のダメージを受けていない」という条件があります。CCがハッキングされている場合に限ってはAdvanced Hackingのスキルを持っていればターミナルだけを一時的に利用可能にすることも可能です(敵国の基地のメインターミナルはAdvanced Hackingを持っていてもハッキング不可能)。

こうしてホームベースを設定されたスカッドのメンバーはマップ画面でホームベースの上に左の絵のように逆三角形のHのマークが表示されます。ここがホームベースだよという意味です。

ホームベースが設定されていれば、「全員いったんホームベースに戻って立て直そう」「ホームベースが襲われているので至急戻れ」といった指示が容易になるというメリットがあります。

新しく入ったスカッドメンバーや一度Matrixの変更を拒否したメンバーに再度Matrixの変更を要求したい場合は、またMain Terminalにアクセスして、上から2番目の「Order Squad Rematrix to Home Base」ボタンを押す事で、まだホームベースにMatrixを設定していないメンバーにチェック変更の要求を出す事ができます。これはホームベースでなくとも、自軍の基地のMain Terminalであればどこからでも可能です。

当然ながらホームベースは自軍の基地でなくてはならないので、ホームベースが敵に奪われてしまった場合はスカッドのホームベースというものは無くなり、Matrixのチェックをホームベースに設定してあったプレーヤーはどこもチェックしていない状態に変更されます。

スカッドリーダーの指示で全員がそろってSanctuaryの同じ場所にリコールすることができる

スカッドの全員をSanctuaryに戻して別の惑星へ移動するとか、Galaxyに乗って全員で出直すとか、そういった時の為に、スカッドリーダーはメンバー全員にSanctuaryへリコールするように要求する事ができます。

これも各基地に設置されているMain Terminalから行なう事ができ、「Recall Squad to Sanctuary」ボタンを押す事でスカッドのメンバー全員の画面にリコールするように求めるパネルが表示されます。その要求に納得いかない場合は拒否する事も可能です。

この機能でリコールを行なった場合は、そのスカッドのメンバー全員がSanctuaryの三区画のうちの同じ場所にリスポーンできるようになっています。

やっぱり正当な理由無くこの要求を拒否したプレーヤーはリーダーによって除隊させられるかも知れません。

また、このSanctuaryへのリコール要請機能はスカッドリダーがCR2以上の場合なら、メインターミナルにアクセスして利用する以外に、CUD( Commander Uplink Device )を使って行うこともできます。

↑ページトップ