時々日記2004年2月
2月7日(土)晴

今月に入って、女の子達は、卵の嵐でした。まず、ケケ。ぽーちゃんとなんだかかごの中で盛り上がっていました。以前から仲は大変よかったのですが、最近ますます仲が良くなり、いつも寄り添っていました。警戒していたのですが、あっという間に卵を産んでくれました。それも、まん丸い卵。
もうケケも5歳をすぎ、若かった頃のようにはいかないようでした。変形した卵をみて、私はどうしようかなと悩みました。でもケケはそれっきり卵を産んでいません。
元々巣箱を見せないと産まない子でしたから、今回も、巣になるような物を見せないで過ごさせました。ただ、いつでも大丈夫、の状態は続いていますので、今後どうなる事やら心配です。 

ケケの子供にしょうちゃんという子がいます。小柄な女の子です。勝ち気な所がなく、つかんでかごに戻そうとすると、噛みつけそうな所を咬んで、無言の抵抗をする子です。
兄弟ののあちゃんと一緒に過ごしていました。私がそろそろ別居しないと、と思っていた頃、急に仲がよくなってしまいました。
2羽を引き離す事ができない仲になってしまっていました。私はあわてました、たいへん後悔しました。しょうちゃんとのあちゃんには申し訳ないと思っています。それでも、2羽は私を慕ってくれて。

そのしょうちゃんが、一月の終わり頃に卵を産みました。大きい卵でした。きれいな卵でしたが、その大きさに私は驚いて、「しょうちゃん、どうしてこんな大きな卵を産むの。」
「もう良いよ、産まないで。あなたの体が心配だから。」と話しかけました。
しょうちゃんはいつもと同じ様子で、私の心配なんてまるでお構いなし。
それから数日の間隔を開けつつ、4個の卵を産みました。
今月の5日、まだしょうちゃんのお腹はへこんでいませんでした。まだ産むのしょうちゃん、もう5個目だよ。大きいの産むの。しょうちゃん体がだめになっちゃうよ。
5日のよるしょうちゃんのお腹には卵がありました。堅いたまごでした。
「しょうちゃん、夜の間に産むの。」「ちゃんと産むのよ。」「暖めてあげるからね。」
その夜は比較的温かかったのですが、私は毛布をもう一枚掛け、ヒーターの温度も少し上げ、しょうちゃんの卵が無事出てくるのを待ちました。
ところが翌朝、しょうちゃんは卵を産んでいませんでした。
しょうちゃんまだ産みたくないの。としょうちゃんのお腹を診たとき、私はびっくりしました。
しょうちゃんのお腹はぱんぱんに膨らんでいたからです。卵が確認できない位でした。
ぷよぷよと水分が充満しているような感じでした。腹水が溜まったのかしら。。。私は睦の事が頭をよぎりました。
「しょうちゃん、産もう。」「今日産まなかったら、病院だよ。」「林間へ行くからね。」「仕事もキャンセル。しょうちゃん、わかった。」と、私はそんなことをつぶやきながら、しょうちゃんの巣をこしらえていました。小さいかごをに60ワットのヒーターを取り付け、かごを暗くしてしょうちゃんを中に入れました。温かい所でお昼まで過ごさせて、それでも産まなければ、病院へ行こう。とそう考えていました。

しょうちゃんを小さな温かいかごにいれて、やく一時間ぐらいたったでしょうか。しょうちゃんはかごの中で出産していました。たまごはやはり大きく、でもとってもきれいでした。
しょうちゃんは、がりがりに痩せていました。おおきな卵を5個もうんだのです。骨と皮になっていました。
しょうちゃんは、それからのあちゃんと別居。発情を止めるために、かごから出してもあげられません。しょうちゃんの今回の発情、卵は私に責任があるような気がしています。のあちゃんと別居させていれば、こんな寒い時期に卵を産むことはなかったでしょう。しょうちゃん、ばかなままを許してください。