時々日記2002年3月
3月18日(月)曇・雨

12日に多摩へ行きました。まりあはまた抗生物質に逆戻り。そのう炎だと言われました。
こんなに元気に見えるのに、どうして。まりあは額の毛が抜け始めていて、オレンジ色の羽根が生えて来ています。いったいいつまで抗生物質を飲ませればいいのだろうか。いったいいつまで。まりあはふつうに育つのだろうか。心配はつきません。
一つだけ、分かり掛けてきたことは、まりあが男の子かもしれないということです。なんとなくですが、大きな声。のあとのけんかといい、その可能性がありそうです。クリームルチノーの男の子もいいかも。卵を産まない分だけ、まりあにはありがたいことかな。

ケケと歩緒夫婦については、すこしショックなことを聞かされました。
2週間の間、お薬を直接飲ます方法できちんと飲ませてきたつもりでしたのに、歩緒はそのう炎が悪化していました。
ケケは、問題なく、先生も「大丈夫、きれいよ。」とおっしゃってくださいました。
歩緒の悪化には、私も正直驚きました。
先生は、「出血しています。血を吐くことがあるかもしれません。そのときはすぐに連れて来てください。」とおっしゃいました。顕微鏡を観ながら、先生は「たくさんのらせん菌がいます。増えていて、2週間前より悪化しています。1週間後病院へ来てください。急変する事があるかもしれません。覚悟してください。」ともおっしゃいました。
「顕微鏡を覗いてみますか。」と先生は私を気遣ってくださいました。「観てみようか」と一瞬思いましたが、観てどうなるものでもありません。私は分野の違う医者です。鳥の事はわかりません。先生にお任せして、じっと見守るしかできません。
「顕微鏡は覗かなくていいです。先生にお任せいたしますから。」とお返事をしました。
本当は観たかったです。歩緒を苦しめているものを観たかったです。
でも顕微鏡を覗いたら、きっと泣いてしまうだろうと思いました。
先生の前で、泣きたくはありませんでした。
私の管理の悪さから、歩緒を病気にしたのです、泣いてはいられません。「泣いても始まらない」とも思っていました。

歩緒ちゃんは、元気に見えましたが、うちに帰って様子をみていると、やっぱり普通とは違っていました。でも、私はそれに気がつきませんでした。目を閉じてじっとしている歩緒をみていると、こちらがやるせない気持ちになりました。何にも言わず我慢している歩緒に、私はなんにも言えませんでした。歩緒にはどうして薬が効かなかったのだろうか。何故、と思いました。あれこれ考えて、多摩の先生に電話を掛け、歩緒の薬を一日3回のませることにしました。なるべく血の中の薬の濃度を一定にしたかったからです。先生から承諾をもらい、今日から一日3回、歩緒に薬を飲ます事にしました。来週まで、がんばらなくては。

歩緒はがんばっていました。今日(18日)は妙に調子がよく、歩緒もかごの中でごそごそしていました。一週間の間かごからも出してあげませんでしたから、今日は少し出してみました。歩緒は喜んで飛んでいました。病気で苦しいのだろうけれど、少しは飛んでもみたいよね。と思っていると、歩緒は、水浴びを始めました。そして私の肩に乗り、ずっと止まっていました。歩緒、私のこと、嫌いにならなかったのね。お薬を飲ますいやな人ではないのね。ありがとう歩緒。明日は病院へ行かなくてはね。良くなっているといいけれど。。

3月5日(火)曇

去年から今年、今年になってから今日まで、いろいろな事がありました。
かわいかった睦の突然の落鳥。
ケケ&歩緒、ほたる&宙の予定外の巣引き。
そして、産まれてきた子の足の不幸。
元気でそだってくれるかしらと思っていた矢先の病気。
多摩の先生にも今年はほんとうにお世話になっています。
多摩は遠いのですが、私たちの大事な子を守ってくれる唯一の病院。
専門の先生に診ていただけることのありがたさを、今年は本当に実感しました。
腱はずれだった、ノアも今は普通の子と変わらないまでに足の状態は回復しました。少し足が開き気味になることがありますが、巣箱から出した時のあの状態から考えれば、信じられないことです。巣箱から出した今年の始め、まさかと目を疑いました。
何が悪かったのだろう。
ごめんね、きっとケケお母さんのご飯に、なにか足らないものがあったのね。もう取り返しがつかないけれど、がんばって元気でいて。ごめんね、ごめんねと涙が落ちました。

クリームルチノーのまりあ、は病院通いがずっと続きました。雛の時、健康診断で多摩へ行って以来、ずっとお薬を飲んでいます。
雑菌が多いと言われ、そのうにばい菌がいると言われ、通院するたびに何か問題が分かり、このこは無事大人に育つのだろうか、このまま短い一生を終えてしまうのではないだろうか。そんな事を考え、落ち込んだりもしました。
それでもなんとか大きくなって欲しい、もっともっと楽しい日々を過ごして欲しい、一日でもほんのひとときでも長く生きていて欲しいと願って多摩に通いました。今はお薬も軽くなりました。抗生物質も終わりました。3月になって、すこし元気そうに見えるようになりました。
ペレットぼりぼりのまりあ、元気でいるのよ。おにいちゃん達といっしょに、楽しくすごしましょうね。

私が、病院へ通い、何があっても諦めなかったのは、この小さい子達から生きていく事への情熱をひしひしと感じ取ったからだと思います。足が悪いのあも、ばい菌がいっぱいのまりあも、私が差し出すご飯を一生懸命に食べて、生きて行こうとしていました。お腹が空くと他の子達といっしょになって、大声で私を呼び、争うようにご飯を食べていました。私をこんなに頼って生きている子達を、どうして突き放す事ができましょう。
明日はきっと良くなっているから、今日一日がんばってみようね。
明日はきっと、良いことがあるから。
明日はきっとね。

里親さん達にもらわれて行った子達も、元気で過ごしているとのメールを頂き、ほっとしています。今年は里親さんを探すのも大変でした。
ぼたんを飼っている友人が大変な目に遭い、私もいつも以上に気を使いました。
今は、里親さんに恵まれてよかったと思っています。