時々日記2002年11月
11月12日(火)晴

ここの所数ヶ月間、大変に忙しい日々が続きました。こんなに忙しかったのは久しぶりでした。
日記を書かなくなってずいぶんたったけれど、前回はいつだったかしら、とのぞいて見てまあびっくり。8月から、書いてなかったのですね。

8月の終わりから今日までには、小さな出来事がありました。
今日は思い出して、書いてみることにします。いま、一つだけ心配していることがあります。それは内蔵助の事ではありません。ケケと歩緒のことです。
今年の初めの健康診断で、そのう炎(螺旋菌)でお薬を飲みました。多摩の先生にもご心配をかけました。約一月の闘病で元気を取り戻し、この夏を乗り切って、このまま秋も大丈夫だわ、と思っていた矢先の事でした。ケケの調子があやしくなってることに気が付きました。羽根を噛み始めたからです。
ケケは、体調が悪いと、すぐ羽根を噛む癖のある子です、羽根を噛み始めるのはきっとそのうの螺旋菌があばれているに違いないのです。「またか」と思いました。ケケの傍らに寄り添う歩緒をみました。
歩緒は私をみるなり、元気そうに「ぴぃ」と鳴き、元気をよそおっているものの、すぐにふくふくと羽根をふくらませてじっと目を閉じようとします。
小さなかごに歩緒を移して様子を観察しました。
歩緒のうんちは、細く小さく、形になっていませんでした。体重も軽く歩緒の様子がおかしいことがはっきりと分かりました。「やっぱりね」歩緒の具合が悪いのです。
それもそのはずです。一日中ケケにご飯をねだられ一日中たべたり吐き戻したりしているのです。そのうの調子が悪くなってもおかしくありません。
多摩へ連れていくと予想通りの結果でした。歩緒も5歳、まだまだだと思っていましたが、もう若くはないのでしょう。
たくさんの子を育てたかわいい歩緒にはもっと長生きしてもらわなくては。病院からの帰り道、ずっと考えました。今は、投薬も終わり、落ち着いています。これからは半年に一回の割合で、お薬を飲む生活になるかもしれないな、と思っています。

内蔵助は、一日一回の放鳥ペースにも慣れて、発情もせず、卵を産む気配もみせません。かわいそうに思いますが、卵の恐怖は恐ろしいものです。あっという間に女の子の命を奪います。人間のエゴでうまれてきたような内蔵助、保護してあげないと、と思います。

ショップから連れて帰ってきた、病気上がりのこう&ふうは、元気になりました。
こうは体重41グラム、ふうは体重50グラムになりました。
心配していたふうの羽根も、つやつやの良い羽根がはえてきました。今は、当時の病気をしていた2羽からは考えられないほど元気です。