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時々日記2001年9月 |
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9月29日(土)晴
ノーマルの子を里親さんにお渡しするつもりでいたのに、なんとなんと中央線がストップしてしまいました。あわてて里親さんに電話。結局あす、私の所へきていだたくことになりました。わざわざいらしてくださるなんて、ありがたい事でした。
忙しかったせいか、ここの所体重測定もお久ぶりで、今日測ってみて驚きました。ほたる58グラム、宙58グラム・・・えっ。なあに、それっ。巣引きをした後は50グラム前後しかなかったはずなのにいつの間に???
仕方ないかな。雛は一羽しか育たず、それも生後20日ぐらいで取り上げられてしまったのだもの、体力残りすぎ??かもしれないね。いいよ、秋もう一回巣引きしてもね。ほたるはなんだかやる気満々のようです。
3個の卵を産んだ内蔵助は、しばらく群から離して発情を止めようと思っています。彼女は小心ものなので、群から離されるのが大嫌い。それで今回も、かごを一番下に置き、夜も他の子達を寝かした後も内蔵助だけを起こして群から離すことにしました。今内蔵助は体重53グラムあります。これが50グラムを下回るぐらいになると、たぶん発情が止まると思います。それまで辛いけれど、がんばらなくてはね。お腹もまだぽこんと出ていますので、これが引っ込む時が発情終わりの時でしょう。
群から離されると、内蔵助はこれ以上に悲しい事はない、という悲しい声で「くぅちゃん」「くぅちゃん」と何度も泣きます。そして少しでも他の子達の鳴き声が聞こえると、かごの中で聞こえて来る方へ移動して、「ぴ、ぴ」「くぅちゃん」と泣きます。本当に寂しいのでしょうね。お友達の睦もいませんし。けんか相手のほたるや宙もいませんから。内蔵助にストレスを与えるのは、と考えることもありますが、それ以上に卵が怖い。多摩の先生も、多少寿命が短くなっても、卵のトラブルであっという間に落鳥するよりははるかに良い、とおっしゃっていらっしゃいます。私もそうだと思います、でもそれがわかっているつもりでも、悲しげに泣く内蔵助は本当にかわいそうでなりません。
まだ、巣箱の中で卵をうんだ事の無い内蔵助。ほたるも、ケケも巣箱で卵を産み、夫がいて、子育てをして、女の子としての幸せを味わったのに。何を考えているのか、内蔵助。 |
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9月25日(火)晴
オーストラリアンシナモンの「こ夏」と、ノーマルの「きぃ」をつれて八王子へ行きました。
里親さんと会うためです。
内蔵助の卵も心配で、今日3個目が産まれなければ病院へ行きたいと思ながらの外出でした。内蔵助はかごのなかで無事3個目の卵を産んだようでした。ほっと安心。
八王子で里親さんと会い、少し話をして、それから帰りました。こ夏は初めての外出で、電車の中が暑かったのか蒸れて鼻水を出していました。病院へ連れていってください、この子は弱いので。という私のわがままなお願いに、里親さんはにっこりなさって、これから連れて行きましょう。とおっしゃってくださいました。
何度経験しても別れは辛いもの、相手がどんなにすばらしい人だということが分かっていても、それでも辛いもの。幸せになるんだよ、といって里親さんと別れました。
自宅に帰ると、ノーマルの子達がいたかごには、一羽減って2羽の子が。こ夏が住んでいた水槽は、主がいなくなり、がらんとして寂しそうでした。
「やれやれ」「行っちゃったね」と、ケケと歩緒に話しかけました。
ケケと歩緒の子は、今まで13羽、宙とほたるは1羽産まれました。その内今自宅にいるのは2羽。来週はまた1羽里親さんのところにいって、また元の数に戻ります。にぎやかに鳴いていたちび達がいなくなって、なんとなく静かになりました。
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9月22日(土)晴
内蔵助のお腹には2個目の卵があって、昨日一日産まれませんでした。やれやれ、今日の朝になっても産まれなければ多摩へ行かなくては。そう思いながら今朝そっとかごの布をはずすと、卵が2つに増えていました。ああ、よかった。今日多摩へ行かなくてもよくなったわ。内蔵助の卵は2個目もきれいな卵で、柔らかいところはありませんでした。内蔵助も大人になったのでしょうが。そういえば、11月が来れば、内蔵助も2歳。本当なら、素敵な相手と寄り添って、子育てをするお年ごろなのに。卵を産んだ後も、お腹はふっくらしたままです、まだ産むのでしょう。
ほたると宙の子は、元気に育っています。最近、自分でペレットをつまむようになりました。もう多少飛べるようになってきましたので、挿し餌は卒業なのですが、とにかく甘えます。やれやれ。
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9月19日(水)晴
朝いつもと同じように放鳥して、かごに戻し、青菜をかごに取り付けようとして内蔵助のかごをのぞいたら、えっ! 内蔵助のかごの網の上には白い卵が一つころがっていました。今朝かごの中で産んだのかしら。内蔵助かわいそうに、あなたはいつもかごの中なのね。ほたるやケケのように、巣箱の中で産ませてあげられなくて。やっぱり、内蔵助にもいいお婿さんがいるのかしら。
今回、ほっとしたのは、内蔵助の卵がしっかりしていて、柔らかくなかったことでした。お腹の中にはまだ卵の予備があるようでした。あと何個産むのかしら。1つ目がきれいな卵だったからといって、安心出来ません。どうしたらいいのかな。内蔵助ちゃん。
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9月12日(水)晴
台風もすぎて、良く晴れた日でした。今日は、ケケと歩緒の子が一羽、里親さんの所へ旅立って行きました。わざわざ遠くからお迎えに来てくださいました。「お会いした方がそちらも安心なさるでしょうから」とおっしゃってくださって、感謝致しました。今日旅だったのは、春に産まれた子で、上から3番目の子でした。額に赤いぽつぽつがちらほら見られる頃でした。
「かわいがってもらってね」
「仲良くしてもらうのよ。噛んだりしないでね。新しいママとパパに嫌われちゃうから」
食べていたご飯を持たせ、小さなケージに入れて、お嫁入りでした。
何か欲しい物があるの?どうしてもらいたいの?
出来る限りの事をしてあげたいの、あなたは何が好きだったかしら?
なんど経験しても、別れは大変に辛いもの。元気で暮らして欲しいです。里親さんは大変良い方でした。すみれちゃんというかわいいタイガーチェリーの子のために遊び相手をということで、わがやの子が行くことになったのです。すみれちゃんは大変にあいらしい子でした。きれいな羽根でした。「すみれちゃん、仲良くしてやってね」
里親さんが持ってきてくださった観葉植物の緑濃い葉を眺めながら、この植物の様に、すくすくと元気良く育ってほしいと思いました。
宙とほたるの雛「こ夏」は、おちびながらすくすくと育っています。羽根もそろってきて、最近ではしきりに飛ぶ練習をしています。足下にはペレットを砕いて撒きました。少しずつですが食べているようです。こ夏の巣立ちももうすぐのようです。病院へ連れて行かなくては。
卵が心配な内蔵助も気候が良くなって、お腹が膨らんできました。やれやれ、また産卵のようです。無事卵を産んでくれるといいのだけれど。また心配事が一つ増えました。今日の内蔵助は、尾羽を少し上下させてお気に入りの緑色の階段に止まってぼーっとしています。産卵の前の内蔵助のいつものポーズです。本人にも辛い産卵だと思うのですが、どうして自分で止めることが出来ないのでしょう・・病院の先生も産卵は仕方ないとおっしゃいます。ゼロには出来ないそうです。女の子の宿命なのでしょう。がんばれ、内蔵助!今日は30度近い気温ですが、内蔵助だけヒーターをつけてあげることにしました。
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9月9日(日)雨
最近少しずつ涼しくなって、夜も過ごしやすくなりました。我が家の小桜達は、これから秋の産卵シーズンに向けて、ご飯を食べる食べる。まあいいですけど、産卵はさせないよ。ケケも、今年の冬が来ると3歳になります。歩緒も4歳になったし、長生きしてもらいたいので、産卵は中止したいのですが、どうなることやら。今年の春に産まれた子達は、里親さんも見つかって一安心。いい方が見つかって本当によかったな、って思います。宙&ほたるペアの子で一羽残ったこ夏も小さいながらに大きくなって、体重も50グラムを超えました。最近は、挿し餌も遊びながら食べるのでご飯に時間がかかってしかたがないです。元気で大きくなってくださいね。こ夏!!
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