小桜インコを飼いたいと思われれる方に読んでいただきたい
小桜インコの雛を飼ってみたくて私も飼い始めました。これから初めて飼う方、2羽3羽と沢山の小桜インコを飼いたいと思っていらっしゃる方への、私からのお願いです。
ここでご紹介する雛たちは、あきこさんがかわいがっていらっしゃる小桜インコのペアから産まれてきた子達です。あきこさんの飼われている小桜インコたちがいつしか成長し、ペアになり、卵を産み、雛が孵ったのです。毎日のお世話、心配り、忙しい仕事の合間をぬって、かわいがっていらっしゃるインコたちの大事な子達です。その子達が幸せに暮らせるようにと、祈っていらっしゃるあきこさんのお気持ちを理解していただきたいと願っています。

鳥の巣引きは予想以上に重労働です。そうなる運命を持っているのですが、想像以上に雌鳥は疲労し、雄鳥は神経をとがらせます。雌鳥は、約21日卵を温め、孵った雛に餌を与えます。雌は自分の羽根を抜き、巣を作り雛の世話をします。巣引きが終わった時の雌のみすぼらしい羽根は、本当に哀れをさそいます。ここまでしてと思うほど、雌鳥はやつれ、巣引き終了後、羽根が抜けていきます。

たかが鳥といいますが、現在首都圏を中心に鳥を診てくださる専門の先生も増え、またそうでなくても鳥を診てくださる先生が多くなりました。どうか具合が悪いときはすぐに病院へ連れていってください。鳥は具合悪い、と飼い主にうったえることはしません。自然界では弱い立場にいる生き物だからです。弱い立場の鳥たちが弱みを見せるときは、死を覚悟しているときともいわれます。鳥の一日は人間の一月といわれます。一日様子を見ていればどんどん鳥は病気が悪化して取り返しのつかないことになります。様子を見るのは決して良いことではありません。どうか具合が悪いときはすぐに病院へ連れていってください。

間違った餌を与えないでください。小桜インコは基本的にセキセイインコの餌で大丈夫です。決して麻の実やひまわりの実を沢山食べさせないでください。脂肪分が高く、長生きできません。できるなら、スーパーやショップのできあいの餌でなく、種を配合して餌を作ってもらってください。通販で買うことができます。(通販情報はこちらへ

小さいお子さまのいらっしゃる方へ。小桜インコは嘴の力がとても強く、本気で噛まなくてもかなり痛いものです。子供は、時としてギャングになります。鳥をかわいがっているつもりでも、いじめているかのように見えることがあります。子供達に鳥を飼う楽しさを知ってもうらためにも、鳥の世話を子供任せにしないでください。

鳥を飼育する上で、少しでも分からないことがありましたら、メールをいただければと思います。私もまだまだですが、精一杯お返事は書かせていただきます。(私へのメールはこちら

細かいことばかりで、気分を害されたかもしれません。でも、命を預かるということは、とても責任の重いことだと思います。飼い主の飼い方次第で、生死を決定されてしまう小さな生き物の哀れをどうかご理解いただいて、末永くかわいがっていただきたいと思っています。
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