(株)調所電器

ヴィンテージトランスの修理

トランスの修理オーバーホール

弊社ではヴィンテージトランスといわれる製作後、数十年を経過したトランスの巻き換え、修理を行っております。トランスは電気部品の 中でもブラックボックスのように見られがちで断線や燃損した場合、旧い物や海外製品等で互換品がすぐに入手出来ない理由から修理不能として機器そのものが使えなくなってしまうケースが多いようです。高価なオーディオアンプやヴィンテージ製品 はメンテナンスをして使いたいですし旧い工作機械などはそのまま廃棄出来ないのが現状です。
ヴィンテージアンプに使用されていたもの、輸入品、メーカー廃番になったもの、新品での入手が困難になったものなど各種用途に合わせて再生修理を行います。

オーディオ用トランスの場合、ウエスタンエレクトリック,UTC,ピアレス,パートリッジなど特に50年以上前に欧米で製造されたヴィンテージ品のなかに現代の製品にはない素晴らしい特性、音楽性をもった製品が数多く存在します。
これらの製品は長い歴史のなかで試行錯誤を繰り返し贅沢な素材と人間の耳で確認しながら手間を惜しまず作られたもので特殊な巻き線方法をとったハンドメイドによるものです。現在の測定器のデータをベースに量産機械で製造された製品とは全く次元の違う再生音をもっています。

このようなヴィンテージ品を丁寧に分解し、コイルの巻き線データ収集,ボビンの製作,巻き線,絶縁処理を施し再生します。インターステージトランス,アウトプットトランスなど現在では入手不可能なコア材を使用しているものについてはコア材の洗浄による再使用によりオリジナルに近い形で再生します。ケース入りのトランスの場合、外観や取り付け寸法はそのままで内部のトランスだけを新作の物に交換することでコストをかけずに再生することも可能です。

トランスの再生費用は構造上、データ収集に非常に時間がかかるものやトランスケースの有無などにより差がでます。修理は新作よりも大幅にコストがかかることをご承知おき下さい。同じ品番のものでもメーカー以外で改造されているものも数多くあります。修理依頼の際に当時のデータ,仕様など出来るだけ多くの情報をご連絡頂きますと分解,データと収集の時間等が短縮され修理費用にも反映されます。大量生産された新作の交換品は非常に安く入手出来ますので可能であれば、そちらを お勧めします。

全て1台ずつ内部を確認することから作業を実施しますので特にヴィンテージ品の再生をご希望の場合はお問い合わせ下さい。現品確認後、修理費用をご連絡致します。尚、上級者や業者の方でご自分で分解、組み立ての出来る方であれば当社でケース内部のトランスのみの製作も致します。分解組み立てまで当社で実施するよりも、ローコストで再生可能ですのでお問い合わせ下さい。

旧ラックス系の真空管アンプの出力トランスもトランスケースはそのまま使い中のトランスを新作の物に入れ替える作業も受け付けておりますのでお問い合わせ下さい。

  

     

     

Copyright (C) Chosho Electric CO.LTD. All rights reserved.