最初の訪問地メキシコでは
,キリスト者の政治への参加を呼びかけている。次の訪問地である法王の出身地ポーランドでは,共産主義からの自由と開放を呼びかけている。次いでカトリック・プロテスタントとの激しい抗争が続いているアイルランドを訪問,帰途米国に立ち寄りアメリカの資本主義の海外諸国での弊害に対し警鐘を鳴らしている。そしてその年の最後の訪問先はトルコで東方教会との和解にふれている。ヨハネ・パウロU世は法王に就任当初よりユダヤ・イスラム教との融和を働きかけてきた。1985年にはモロッコを訪問しイスラム指導者との会談をしている
.1986年にはローマにあるシナゴーグを訪問、1993年イスラエルを承認、2000年3月にはエルサレムを訪問しイスラエル、アラブ首脳と会談した。