2001
年12月23日 (The Japan Times)「
No pause for Santa Claus as fans flock to Finland」より抜粋。フィンランドの北極圏に位置するラップランド地方のラヴァニエミの町のはずれにあるサンタ・クロース村(
Santa Claus Village)は、同時多発テロや、炭疽菌事件,アフガン空爆或は世界的な景気後退にも拘らず,今年も大変賑わいを見せている。世界中から今年42万人の人々がこの地を訪れると予想されその内7万人は12月に訪れ毎日5千人もの子供達がサンタ・クロースの膝に座って一時を過ごすと言う。「年はとったがまだまだ元気だ!!」と頑張っているこのサンタ・クロースさんは,北の外れコルヴァトウントウリ(Korvatunturi)に住んでおり毎日橇に乗ってサンタ.クロース村に通っている。村の郵便局には、クリスマスに60万通の手紙が寄せられるものと期待されている。手紙は日本と英国からが最も多く,その半分は子供からで平和への期待や家族との絆を大切にしたいと述べている。郵便局に勤める妖精達が手紙に返事を書いている。サンタ・クロース村の人気が衰えないのは
,クリスマスの機会に家族の絆を強めたいとの人々の願い,サンタに会わせるとの子供との約束を果たすため,数千キロに渡るオーロラを見るためとか,その理由は色々あるが中立国であるフィンランドは安心して過ごせる旅先であるとの見方が定着していることもある。
註:
19世紀のアメリカでサンタ・クロースが現在の形に創造されて行く段階で、サンタの故郷が北極であるとされた。1927年フィンランド国営放送局はロシア国境に近いラップランド東部にあるコルヴァトウントウリ(Korvatunturi その形から耳の山と呼ばれている)をサンタクロースの正式な住居に定めた。そしてその近くに郵便局,土産店、カフェテリアなどの観光スポットのあるサンタクロース村を設営している。
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