古英語訳聖書

聖書名

年代

概要

備考

福音書の一部

673~735

聖ビード

(イギリス国民教会史で有名)

*一般民衆の為,最後の病床にあって「ヨハネ福音書」の英訳を口述

*その他「使徒言行録」「主の祈り」

*伝承のみで現存しない

旧約聖書の一部

735~804

アルキン

十戒の英訳とモーセ律法の要約

アルフレッド大王の法令集のはじめに添付

リンデスファーン福音書

(注解)

10世紀中頃

*7世紀末頃リンデスファーン司教エアドフリスが作ったラテン語福音書にフルフレットという司祭が英語で注解を書き入れたもの

イングランド北部方言

ラシュワース福音書

(注解)

10世紀後半

*800年ごろのラテン語の聖書に,10世紀後半ファーマンという司祭とオーウェンという書記が注解を書き入れたもの

イングランド中部方言

西サクソン語福音書

(翻訳)

10世紀末

*アングロサクソン王国を統一した西サクソン王国(ウェセックス)

*ベネデイクト派修道院の改革が行われた過程で,南西部の修道院で翻訳された

イングランド南部方言

(古英語時代の標準語)

別項「主の祈り」で引用

            ラテン語聖書はヴルガータ版

 

中英語時代(1150-1500年) ―ウイクリフ(1320-1384年)以前―

この時期に聖書そのものを直接英語に訳出しようという動きはほとんど見られない。

*東方教会に対抗して西方教会の内部結束を固めるため,教皇グレゴリウスZが

     1079年にラテン語聖書以外の使用を禁止

*1066年のノルマンコンケスト以降,英語は下層階級の人々や聖職者の間に限られ貴族階級

     はフランス語を使用し,訴訟もフランス語で行われた。フランスとの百年戦争

     (1337-1453年)を契機に愛国心が醸成され英語が復権する。

―英語の復権―

1362年 英語による議会の開催

英語による訴訟の義務付け

BMGは、プレリュード(作曲家不明)

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