『ゆふぐれしづかに』と『逃げ水』対比

ゆふぐれしづかに(新撰讃美歌)

逃げ水(若菜集) 

1.ゆふぐれしづかに

いのりせんとて

よのわづらひより

しばしのがる

ゆふぐれしづかに

ゆめみんとて

よのわづらひより

しばしのがる

2.かみよりほかには

きくものなき

木かげにひれふし

つみをくいぬ

きみよりほかには

しるものなき

花かげにゆきて

こひを泣きぬ

3.すぎこしめぐみを

おもひつづけ

いよゝゆくすゑの

さちをぞねがふ

すぎしゆめぢを

おもひみるに

こひこそつみなれ

つみこそこひ

4.うれひもなやみも

わたみかみに

まかすることをぞ

よろこびとせん

いのりもつとめも

このつみゆゑ

たのしきそのへと

われはゆかじ

5.見にしみわたれる

ゆふくれどきの

えならぬけしきを

いかでわすれん

 

6.このよのつとめの

をはらんその日

いまはのときにも

かくてあらなん

なつかし君と

手をたづさへ

くらき冥府までも

かけりゆかん

讃美歌319に戻る