湯遊楽 「温泉日記」

 


*増富ラジウム温泉 <山梨県>

増富ラジウム温泉 金泉閣

〒408-0101 山梨県北杜市須玉町増富ラジウム温泉
TEL 0551-45-0511
HP

 

交通:
<バス>中央線韮崎駅より1時間
<車>中央道須玉ICから約30分

 

 「増富ラジウム温泉 金泉閣」は、山梨県北杜市、増富温泉郷にあります。

 中央道須玉ICから、標識に従って増富若神子線(601)を約30分山に登っていった所です。

 今から450年ほど前の戦国時代に、金を採掘した頃に鉱泉を発見、金山平が金山千軒といわれにぎわった頃は秘蔵の湯治場として、病人、傷ついた傷病兵や金山鉱夫が利用し、創傷によく効いたので「武士の湯」といわれており、信玄公のかくし湯といわれる由縁でもあるといわれています。

 明治20年頃から「金泉湯」と呼ばれるようになり、大正初年或いは昭和14年の頃のラジウム含有量が世界一であったことから「世界一ラジウム温泉」といわれるようになりました。
 ラジウム、ラドンという言葉はよく聞きますが、ラジウムは体積と形のある物体であり、この物体から生じたガス気体をラドンといわれています。

 浴室は男女に分かれ、午前と午後で男女を入れ替えています。
 浴槽は、茶色に堆積物がつきお湯の成分の濃さが伺えます。
 湯口から間欠的に”ゴボゴボッ”と音を立てて、ガスとぬるい源泉が注がれ、縁から流れ出し、ラジウム源泉100%掛け流しされています。

 お湯を飲むと塩辛い、苦い、酸っぱい、炭酸の味がブレンドされ、良薬は口に苦しという感じがしますが、飲泉後お腹の調子がよいように感じます。

 湯船の源泉の色が午後は透明に近く、午前は淡く白濁しており、30分くらい浸かっていると自分の周りのお湯が暖まり、包まれているような心地よい感じがします。
 源泉の温度が、冬はほんとに冷たく感じますが、初夏はぬるく感じるので入りやすく感じます。

 この源泉に30分位入り、隣の暖かい浴槽で身体を温める入浴方法を1日に2-3回するとあります。
 源泉に浸かり、飲泉し、ガスを吸引することが身体によいとされ、療養温泉ともいわれています

 他にも放射能泉でよく知られている温泉が、新潟県栃尾又温泉、鳥取県三朝温泉、島根県池田ラジウム鉱泉、岐阜県恵那ラジウム鉱泉などがあります。
(2007.06.17)

 

 

・宿泊料金:8,550円〜
・入浴料金:大人600円  小人400円   お部屋使用料 2,000円(10時〜15時)
 営業時間:午前9時〜午前11時30分 午後1時〜午後5時
 食事処:?
 駐車場:有り
 休憩室:午前10時〜午後4時 有料有り

 

 温泉分析表
源泉名:? 湧出地:山梨県北杜市須玉町小尾6676番地 湧出量:540 L/分 泉質:含放射能 炭酸食塩泉 知覚:無色透明 炭酸による刺激臭 清涼味 泉温分類:33.7℃(緩和性高張微温泉) pH値:6.2 溶存物質総量:10514mg/kg ラドン含有量:35.610キュリー 9.8マッヘ 昭和29年7月10日

 


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