湯遊楽 「温泉日記」

 


*加賀井温泉一陽館 <長野県>

  加賀井温泉 一陽館

〒381-12 長野県長野市松代町東条55
TEL 026-278-2016

 

交通:
・車;上信越道長野ICから国道403号線荒神町交差点を左折して車5分
・電車;長野電鉄松代駅よりタクシー10分

 

 「加賀井温泉」は、長野市松代町にあります。

 城下町松代に江戸時代(1766)に設湯された歴史のある湯、武田信玄の隠し湯として知られています。
 近年、松代温泉と呼ばれることもありますが、こちらは「加賀井温泉一陽館」と称しています。
 以前は旅館をされていましたが、今は日帰り専用となっています。

 場所は、上信越自動車道の長野ICから国道403号線を松代市街へ向かい、線路をすぎ荒神町交差点を左折、橋を渡って、直進すると右に「加賀井温泉」の看板がある所を右折する。
 眼前に駐車場と加賀井温泉が見えます。
 道路わきの側溝は赤茶色に染まり、黄褐色の温泉水が流れています。

 入浴料は、左側の売店のような建物があるので、そこで払います。
 お風呂は、右側に、男女別の内湯と混浴の露天の建物があります。

 浴室にはいると、内湯は縦2m×横7m、蒲鉾の板のような形の湯船がある。とくに洗い場や脱衣所はなく、浴室の窓側に棚があり、そこで脱衣します。

 湯口

 湯口や浴槽の縁や床は温泉成分が沈殿堆積し、オレンジ色になって盛り上がっています。
 湯口から源泉が大きな浴槽に注がれ、なみなみとはられ、お湯の色が徐々に移動し、黄褐色に濁って流れ出す、源泉掛け流しになっています。
 お湯の排水口に行くに従って、湯温が低くなっています。

 露天風呂へは内湯から直接はいけないので、男性は前を隠し、裸のまま外に出て、行きます。
 女性はバスタオルを巻いたり、湯浴み着を着て露天に入っていました。
 露天風呂は湯温がぬるいので30分から1時間はいっている方もいるとか。
 この温泉は塩分が多いので体が芯から温まって湯冷めしにくいので、お湯に浸かりながら、かわりばんこに湯口からでるお湯を肩にあてたり、お風呂で談笑する常連客が多い湯です。

ngn_kagai_ichiyookan_roten.JPG 露天風呂

 「露天風呂の横にボコボコと音を立てて源泉が湧き出している。湧いた直後は無色透明ですが、鉄分を含むため、空気に触れるとすぐに褐色に変っていく。源泉は距離をおくほど劣化するので、源泉の場所で入ってこそ価値がある。家庭のお風呂に入れる入浴剤の数百倍の温まる成分があるのであとから身体が温まってきます。また、車上荒らしがいます。長湯される方は貴重品を内湯の籠の中、露天に入らない方に預けるとかして下さい。」とはじめての方にはということで、お店の方から説明されました。
 源泉掛け流し、また機会があったら立ち寄りたい温泉です。(200710 ) 

 

 

・入浴料金:大人300円 入浴休憩720円  子供200円 入浴休憩300円
  外来入浴時間:午前8時〜午後8時
 食事処:なし
 休憩室:有り
 駐車場:十数台分有り

 

 温泉分析表
源泉名:加賀井温泉一陽館三号泉(内湯) 湧出地:長野県長野市松代町東条55-1 湧出量:200l/m 泉質:含鉄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 知覚:無色透明、塩味、苦味を有す 泉温分類:内湯/41℃ 露天/37.8℃(中温泉) pH値:内湯/6.7 露天/6.5(中性 高張性) 成分総量:13980.6mg/kg。 
(H19年6月3日)

 


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