湯遊楽 「温泉日記」
*白猿の湯 <岩手県>
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花巻南温泉郷 秘湯 鉛温泉 藤三旅館
〒025-0252 岩手県花巻市鉛字中平75-1 TEL 0198-25-2311(代表) 湯治部:0198-25-2901(直通) |
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交通: 車ー東北自動車道花巻南 ICから14㎞約20分 電車ーJR花巻駅、JR新花巻駅より、5~19名までは送迎あり。他は無料の送迎シャトルバスあり。 |
イーハトーブの地に昔から湧き続ける日本の代表的な秘湯、「鉛温泉 藤三旅館」の日帰り入浴に立ち寄ってみました。
藤三旅館は、岩手県花巻南温泉郷、豊沢川沿い、源泉を5本も有し、館内全5浴場すべて源泉100%のかけ流しという一軒宿です。
およそ600年の昔。ここの温泉主の遠祖が高倉山麓で岩窟から出てきた白猿が、桂の根元から湧く泉で手足の傷を癒しているのを見た。これが温泉と知り、天然風呂として用いるようになり、「白猿の湯」と呼ばれるようになったといわれています。
白猿の湯は、 天然の岩をくりぬいて作った日本一深い自噴天然岩風呂です。 透きとおった源泉が底から湧き出しています。お風呂の深さは約1.25m、立って入る珍しい温泉です。
案内板
廊下右側が白猿の湯 白猿の湯
階段を下っていくお風呂って不思議な感じです。 底の岩の当たりから湧き出した源泉に満たされた、湯船の縁に座るとちょうど中程の出っ張りが足かけになり、腰掛けにもなり、落ち着きます。 肌にツルツルとしたお湯に全身が浸かるので、温まり方が早く感じました。
立位浴は全身にまんべんなく湯圧がかかり循環器系を整えるほか、血行促進にも効果があると言われています。 湯船から、3階の高い吹き抜けを見上げるうちに、身も心ものびやかになっていくような気分になってきます。 横に小さなお風呂があったのですが一人で満杯で入れず残念でした。
混浴白猿の湯の女性専用時間帯は 6:00~7:00 14:00~15:00 19:30~21:00 となります ※金曜10:00~14:00は清掃のため利用できません。
桂の湯の入り口
内風呂 露天風呂(大・小)
桂の湯は、桂の木の根本から湧き出たという鉛温泉の由来から名を取ったお風呂です。 男女別の内風呂と露天風呂が大小二つ。小さい方はすぐ下に川が流れ、不思議な感じ・・・。 お湯はツルツルしてよく温まる。川を眺めながら涼むのも一興でしょう。 夏はアブ君にご注意!
河鹿の湯
河鹿の湯は、湯治部の長い廊下の奥にありました。 誰も入っていないので広々としたお風呂をひとりじめ、こで初めてのんびり頭と体を洗いました。 ツルツルとする湯に浸り、窓の外を眺め、自然のエネルギーを浴びてのんびりできた温泉でした。
白糸の湯
白糸の湯は、展望半露天風呂。河鹿の湯から湯治部と旅館部の長い廊下を端から端まで歩くと黒い暖簾が白糸の湯、リニューアルしたかのように新しいお風呂でした。 ツルツルする湯に浸かりながら窓辺へ進むと、ゴンゴンと流れる豊沢川と白糸の滝が目前にあらわれました。 ここで湯巡り仲間と4湯完了と言葉を交わした。 このお風呂も時間帯によって男女交代に使い分けているようです。
こちらでは、旅館部、湯治部、日帰りなどの客を、スリッパの色やデザインでわけられ、お風呂は共用しているのですが、湯治部の客は旅館部のロビーやトイレなどを使っていはいけないことになっていました。 (2013.08)
・宿泊料金: 旅館部ー1泊2食付 8,500~ 湯治部ー1泊2食付 4500~ 自炊 2750~
・日帰り入浴料金:大人700円 子供500円 入浴時間:7:00~21:00時(受付20:00まで) シャンプー、セッケン有り 食事処:有り 休憩室:有り
個室別料金 駐車場:有り
温泉分析表 白猿の湯 (源泉は「白猿の湯+桂の湯+下の湯」の混合泉) 源泉名:白猿の湯 湧出地:岩手県花巻市 湧出量:? L/分(掘削自噴) 知覚:無色透明 無臭 微甘味あり 泉質:単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉)
泉温:40.9℃ Ph値:8.0 成分総計:0.3881g/kg ラドン含有量 マッヘ/kg (分析日不明) 河鹿の湯 源泉名:下の湯 湧出地:岩手県花巻市 湧出量:? L/分(掘削自噴) 知覚:無色透明 泉質:単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
泉温:47.1℃ Ph値:8.1 成分総計:0.3965g/kg ラドン含有量 0.46マッヘ/kg (分析日 H24年2月13日) 白糸の湯 源泉名:桂の湯 湧出地:岩手県花巻市 湧出量:? L/分(掘削自噴) 知覚:無色透明 泉質:アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
泉温:59.1℃ Ph値:8.5 成分総計:0.6227g/kg ラドン含有量 0.6マッヘ/kg (分析日 H19年11月1日)
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