湯遊楽 「温泉日記」 

 


*酸ヶ湯温泉 <青森県>

 

十和田八幡平国立公園

酸ヶ湯温泉 旅館

〒030-0111青森県青森市荒川南荒川山国有林酸湯沢50番地
TEL017-738-6400
HP

 

交通:
・電車・バス - JR青森駅からJRバス(料金1,500〜1,600円)で1時間10分
・車 - 東北自動車道 青森ICから50分 黒石ICから45分

 

 「酸ヶ湯温泉」は、山深い八甲田山中に数ある温泉の中でも有名な温泉の一つです。
 峠付近の標高1000m位の高地、国道103号線沿いにあります。

 5月には道路の両側に雪の壁があり、壁が切れたところに酸ヶ湯が突然現れる。
 夏は夏で、雄大な国定公園内の八甲田山や周辺の温泉を眺めながらドライブしていると、温泉の湯気が上がり、外の売店で美味しそうな饅頭や焼けたトウモロコシが美味しく見え、休みたくなるところである。
 駐車場は玄関前と道路沿いにかなり台数が停められるようになっている。

 正面入り口からはいり、早速大浴場「千人風呂」へ行ってみる。脱衣場は男女別々の造りになっている。
 しかし浴室へ入ると男女混浴になっていたので驚いた。
 入ったとき、女性は少なく、「湯着」をつけている人はなく、普通にタオルだけの人だけでした。

 混浴千人風呂

 千人風呂は混浴といっても「男性用、女性用」の区域を示す立て看板が立てられており、遠くの湯気の向こうに人がいるという感じです。また、女性専用の入浴時間帯も設けられているようです。
 「千人風呂」、総ヒバ造りの大浴場は白濁した酸性度の強い泉質。浴槽の温度が”熱の湯”(41-42℃)、”四分六分の湯”(42-43℃)、”冷えの湯”(38-39℃)、”滝湯”と4つの源泉があり、分けられている。

 熱の湯  四分六分の湯

 冷えの湯  滝湯

 千人風呂以外に女性専用の内風呂(玉の湯)があるので気兼ねなく湯治や立ち寄り湯ができる温泉です。

 女性専用の内風呂(玉の湯)

 pH1.88-1.94の源泉掛け流し、酸性度の高い強酸性泉ですが、入ったときのピリピリ感はあまり無く柔らかくサラサラして気持ちがよい。
 浴槽の実際のpHは温泉分析表より低いらしいが、肌を擦ったり、傷があるとピリピリ、ビリビリと感じます。
 特にアトピーの皮膚にはきつく感じたようでしたが、「人により感じ方が違っているようです」と館内の方が話していた。

 混浴用女性湯着「湯美人」は、売店で1000円で販売されていました。
 休憩室に、「混浴を守る会」が発足し、これからも日本の貴重な混浴文化を継承していく決意が宣言されていました。(2000.08 w)

  

 久々、お盆過ぎの日曜日に行ってみました。すいているのでゆったり温泉を楽しめました。
 お昼は酸ヶ湯の津軽そばが美味しいと小耳に挟んだので、岩魚そばを注文。
 そばは、中心粉を使った白っぽく、細い十割そば、箸でつかむと切れやすい。
 汁も甘みが少なくサッパリしている。岩魚というとてっきり塩焼きかと注文したが甘露煮がのってきた。どこか昔からの津軽そばに似ていた。(2007.08 )

  

 天然水

 朝方、フェリー埠頭付近では、ハゼ、キス、小サバ、小カレイが釣れていた。
 ハゼが置きっぱなしになっていたので聞くと、「うまくないから食べない」らしい。
 今日の天気を聞くと「今日の雲は取れない、一日曇り」。
 八甲田山ロープウェイで山頂まで登ろうといったが強風のため運行中止。がっかり気分で酸ヶ湯温泉に。お盆過ぎの日曜日、すいていてゆっくり湯船に浸かる。でると体が軽く、すっきり気分。
 駐車場横のわき水が冷たくおいしい、早速ペットボトルにお土産、得した気分でした。(2013.08 )

 

 

 ・宿泊料金:8,550円 〜  (旅館、湯治により異なる)
・外来入浴料金:大人500円  入浴時間:午前7時〜午後9時
 食事処:食事処あり 物産土産有り
 休憩室:有り

 

 温泉分析表
源泉名:? 湧出地:青森県青森市荒川南荒川山国有林酸湯沢 湧出量:300L/分? 泉質:酸性硫黄泉 知覚:白濁 泉温分類:65.0℃/41〜43℃ pH値:1.9 溶存物質総量:? 

お風呂用源泉は4本
熱の湯 ・・・・・・・・pH1.88、泉温 41-42℃
四分六分の湯・・・pH1.94、泉温 42-43℃
冷の湯 ・・・・・・・・pH 1.90、泉温 38-39℃
他2本あり (本より)

 


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