湯遊楽 「温泉日記」

 


*猿倉温泉 <青森県>

 

十和田八幡平国立公園

元湯 猿倉温泉

〒034-0301 青森県十和田市奥瀬猿倉1
TEL 0176-23-2030

 

交通:
<車>JR青森駅から国道103号線 約50分。
<電車・バス> JR青森駅からJRバス十和田湖行き90分。猿倉温泉下車徒歩10分。

 

 「猿倉温泉」は、八甲田連峰を擁する十和田八幡平国立公園のなかにある山の中の1軒宿です。

 JR青森駅から103号線を猿倉温泉に向かうと、萱野高原、酸ヶ湯温泉を過ぎ5キロほど先にの右側に「猿倉温泉」と表示されています。ここは道がカーブに近いのでわかりにくいときもある。

 入ってしばらくした道路脇に、透き通るように青いトリカブトの花が咲き出し、秋が近いことを教えてくれています。建物の周囲には融雪用のいけすがあって雪深い所と感じさせる。

  立ち寄り湯の人は、本館側から入る。
 入館すると左が受け付け、正面に男女別の露天風呂、廊下を左に曲がると左に休憩所がある。  その先の新館の男女別の内湯と露天風呂がある。

  

 新館の浴場は、脱衣所に4-5人いると窮屈。浴室にはいると硫化水素臭がする。
 浴室の中程に太い柱があり、左側の洗い場にはカランがなく長方形の油槽が2つあり、洗ったらお湯をくんでかける方式。右側に自然蒸気風呂、温湯浴槽、少し熱め浴槽がある。
 ガラス越しの眼下に露天風呂がある。

 無色透明に見える源泉と水で40度くらいしている乳白色の温湯でのんびり暖まり、隣の熱めの少し白濁しているお湯につかってから、露天風呂におりていってみると浴槽が透明、硫化水素臭もない(雨のためか?)のですぐに引き上げ、自然蒸気風呂に入る。

 自然蒸気風呂の温度は鼻につんとこない、暑苦しく感じない、ほどよく湿度あって汗がゆっくり肌からにじんでくるよう。身体に優しい感じがとてもよい。

 

 本館の露天風呂は、2段になって、上が少し熱め、下が温めの浴槽。
 浴槽に注がれる無色透明の源泉が乳白色になり、浴槽を満たし、掛け流しにされている。
 肌がお湯の成分を吸収し、周囲の樹林パワーに抱かれて、至福のひとときを感じさせてくれる温泉でした。(2008.08 ws )

 

 

・宿泊料金:1泊2食付き ¥9600円〜
・外来入浴料金:大人500円 小人300円  入浴時間:午前9時〜午後3時
 食事処:物産土産有り
 休憩室:大広間有り
 駐車場:有り

 

 温泉分析表
源泉名:猿倉温泉 湧出地:青森県上北郡十和田町大字奥瀬字猿倉1番地 湧出量:18.0 L/min 泉質:含石膏苦味硫化水素泉 (緊張低張性高温泉) 知覚:無色透明 硫化水素臭 泉温:88℃ pH値:6.37 溶存物質総量:616.8 mg/kg (S36.08.28) 

 


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