湯遊楽 「温泉日記」

 


*鶴の湯温泉  <秋田県>

 

乳頭温泉郷 秘湯 鶴の湯温泉

〒014-1204 秋田県仙北市田沢湖田沢先達沢(国有林50) TEL 0187-46-2139

 

交通:
電車ーJR田沢湖駅より、羽後交通乳頭温泉行き、1時間に1本運行。アルパこまくさバス停より送迎あり(要連絡)
車−東北自動車道盛岡I.C〜 約1時間30分 (約56q)。

 

 概要

 

 乳頭温泉郷 秘湯 鶴の湯温泉は、秋田県仙北市田沢湖付近の国有林にあります。
 半年の前からでないと予約が取れないという「乳頭温泉郷 秘湯 鶴の湯温泉」。
 もしやと電話入れましたがやはり空き部屋はありませんでした、ので日帰り入浴に立ち寄ってみました。

 開湯以来350余年の歴史を有し、当初は田沢の湯と呼ばれ、280年ほど前、傷ついた鶴が傷を病を癒しているのを見つけた土地の猟師、勘助が「鶴の湯」と名付けたのが始まりと伝えられています。
 その頃のたたずまいそのままを保存した本陣は、20年前2棟ありましたが豪雪でつぶされてしまい、現在のこりの1棟を湯治に使用されています。

 

 
  事務所受付             この上の屋根は各種風呂

 事務所で料金を払い、昼定食(11:.30〜)を予約した。
 パンフレットに「日帰り入浴月曜日混浴露天風呂入浴不可」の文字。
 がっかりもしたが、あいにくの雨模様、急に土砂降りになったり、小降りになったりの天気にすぐ納得。

 10時には黒湯白湯の入り口前は男女ともに混雑していましたが、清掃のため入浴がかなわない混浴露天風呂を眺めて戻ってみると・・・。

黒湯白湯棟 akt_snbk_nyuto_turunoyuonsen_kuroyu.jpg黒湯 白湯

  混浴露天風呂

 浴室に入っても、すぐに人がいなくなってきました、ついていました。
 男性用は1つの入り口から入ると、黒湯と白湯に入浴が出来ました。
 浴室は硫黄が香り、湯船は源泉が掛け流し、白濁した湯に満たされ、縁には硫黄が固まっていました。
 浴槽の源泉がほどよく調整され、温度がぬるめに感じましたが浸かっていると温まるようです。
 女性用の黒湯白湯の入り口は、男性用の入り口の両側に別れています。が、女性用の露天風呂は入浴が出来たと令夫人から伺いました。

  山芋鍋の昼定食    2号館から本陣を望む

 入浴後休憩室で、山芋鍋の昼定食を待つ間に雨で濡れたシャツが乾いて、お腹がグーーッ。

 山芋鍋は独特の味で知られる地元産の「山の芋」と豊富な山菜を独自な味噌で仕立てた鍋料理。
 時間になると、いぶりがっこ、みずと椎茸の煮物会わせ、ゼンマイの煮物、大根と海草の和え物、イワナの塩焼き(身が締まっていたので天然?)、山芋鍋(山芋ボール、肉、野菜、山菜、味噌がコラボ。薄味でしたがこくがある)、白飯、水がお膳にのって配膳された。
 山菜をはじめ、みても分からない食材もありましたが、シンプルな味付けに美味しくお腹いっぱい、もたれず、しっかり夕方まで持ちました。山からの恵みを素朴な味つけで美味しく堪能できました。

 帰りにはバケツをひっくり返したような雨、下山したら雨が上がっていました。何だったの?
また機会があったら本陣へ泊まってみたい秘湯です。(2013.08)

  

 

・宿泊料金:1泊2食付 8,400〜15,750円(税サ込) 通年営業
・日帰り入浴料金:500円  入浴時間:10:00〜15:00
 食事処:食事は休憩室、個室などで
 休憩室:あり
 駐車場:あり

 

 温泉分析表
 白湯 (美人の湯)
温泉名:鶴の湯温泉 白湯 源泉名:白湯 湧出量:-L/min 自然湧出 知覚:白濁 泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(硫化水素型)(低張性・中性・高温泉) 泉温:58.5℃ (使用位置 42.7℃) Ph値:6.49 溶存成分総計:3094g/kg 平成24年11月28日分析

 黒湯 (子宝の湯)
温泉名:鶴の湯温泉 黒湯 源泉名:黒湯 湧出量:-L/min 自然湧出 知覚:白濁 泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(硫化水素型)(低張性・中性・高温泉) 泉温:57.9℃ (使用位置 42.7℃) Ph値:6.86 溶存成分総計:2.810g/kg 平成24年11月28日分析

 中の湯 (眼っこの湯)
温泉名:鶴の湯温泉 源泉名:中の湯 湧出量:-L/min 自然湧出 知覚:白濁 泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(硫化水素型)(低張性・中性・高温泉) 泉温:46.8℃ Ph値:6.6 蒸発残留物:2920mg/kg 平成16年12月21日分析

 滝の湯 (うたせ湯)
温泉名:鶴の湯温泉 源泉名:滝の湯 湧出量:-L/min 自然湧出 知覚:白濁 泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性・中性・高温泉) 泉温:53.3℃ Ph値:6.7 蒸発残留物:2200mg/kg 平成15年2月18日分析

 鶴の湯 (混浴露天風呂)
温泉名:鶴の湯温泉 源泉名:鶴の湯 湧出量:-L/min 自然湧出 知覚:白濁 泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性・中性・高温泉) 泉温:39.4℃ Ph値:7.1 蒸発残留物:2530mg/kg  平成17年1月27日分析

 


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