湯遊楽 「温泉日記」 

 


*日景温泉 <秋田県>

 

秘湯 日景温泉

〒017-0001 秋田県大館市長走37
TEL 0186-51-2011

 

交通:
・国道7号線と282号線の分岐より大館に向かい約5q。

 

 日景温泉は、秋田県大館市、周囲を秋田杉に囲まれ、秋田県と青森県の県境にある静かな一軒宿です。

 湯瀬温泉方面から国道282号をのんびり走り、碇ヶ関の番所跡を見学。
 国道7号にはいり、相乗温泉、道の駅やたて峠、矢立温泉を過ぎ、しばらく走ったところにやっと「日景温泉」の看板が右側にあります。
 看板に従って入っていくと道が細くなり、ちょっと心細さを感じさせるあたりで、ふっと前が開き「日影温泉」が現れる。

 玄関に「秘湯を守る会」の提灯がかけられ、歴史と風情を感じさせる建物でした。
 建物にはいると古き良き時代の置物や「アトピーに効く温泉」という書き物が置いてあった。
 アトピーの方が湯治に来ていると耳にも入ってきた。 

 日景温泉には、旅館部に大浴場、右の湯治部に小浴場とがあります。
 大浴場は男女別に一つずつと混浴岩風呂が一つある。

 

大浴場 露天風呂 休憩場

 大浴場へは、受付けから廊下を左へと奥へ進んでいくとお風呂へつき当たる。
 脱衣所は広く新しくい。浴室は総ヒバ造りでお湯の影響か少し黒ずみ、しっくりしていいですね。
 浴槽は、座ってはいる長方形の浴槽と浅めのぬるい寝湯の浴槽がある。
 お湯は白濁し、硫黄臭がして、すいていたので寝湯で寝てみるとフワッとして気持ちよく、ゆっくり浸かっていられました。

 混浴露天風呂は男性が一人はいっていただけで入り替わりになり独り占め、お湯はぬるめでした。眺望は、塀がしっかりしてありよくなかったが、女性は安心できるでしょう。
 入浴後に身体から汗がひくと肌がすべすべになり、車の中にも硫化水素臭が漂っていた。

 湯治部の小浴場、お湯が濃い温泉には時間がなく入れませんでしたので、次回は花の咲く時期に入湯したいものです。(2003.08 ws)

 

  
湯治部日帰共同浴室

 4年ぶりに立ち寄ってみると、入り口が改装したようでスッキリしていた。
 受付をすませ、右側の湯治部の昔からの小浴場に廊下を進むと「湯治部」とあり、その先左に「日帰共同浴室」とある。
 戸を開けてみると脱衣所、木棚に籠が数個おいてあった。
 浴室は、4-5人で一杯の浴槽と洗い場が一つあるがシャンプー石けんはおいていない。
 歴史を感じさせるタイル張りの浴槽には、無色透明感のある源泉が注がれ、白濁したお湯が浴槽に一杯、掛け流しにされています。
 源泉は塩辛く、硫黄味とでも言おうか甘く粉っぽい味がした。
 地元の方が「お湯はぬる湯なので15分〜20分ゆっくり温まっていられる。ここに浸かりに来るとあとから身体が楽になる」と話してくれた。
 浴後は肌がすべすべし、身体からほのかに硫化水素臭がただよい、心地よい温泉でした。
 帰りに碇ヶ関の番所跡をみると解体されつつあった。(2007.08 wsss)(2008.08 ws)

 

 
湯治部浴室

 久しぶりに立ち寄りました。
 入浴を希望すると「今日火曜日は、午前は清掃中なので午後からです」、がっかりして館から一度は出ました。
 そう云えば、右奥の湯治棟の小浴場は入浴可能ですかと聞くと、「どうぞ」と返事があって、嬉しかった。うきうき、小浴場にたどり着き、入浴。飲泉すると少ししょっぱく、粉っぽい。温湯で肌にやさしい、スルッと入れる硫黄臭ただよう源泉、ほんとに良いですね。

 帰り間際に「改装なさったんですね」と聞くと、「えー、数年前に土砂が入ったので浴室や脱衣所の板壁、湯船を改装しました」との答えでした。
 前の歴史を感じる浴室も良かったですが、明るくなった感じも良いですね。
 源泉がよいのですから・・・・・。 (20120814 )

 

 

・宿泊料金:?
・外来入浴料金:大人400円  入浴時間:午前8時〜午後9時
 食事処:食事処あり 物産土産有り
 休憩室:有り
 駐車場:有り

 

 温泉分析表
源泉名:日景温泉 湧出地:秋田県大館市長走字下内沢108番地 湧出量:170L/min (動力揚湯) 泉質:含硫黄-ナトリウム・塩化物泉(硫化水素型) 知覚:無色透明 硫化水素臭 塩味 泉温分類:41.2℃ pH値:6.2 (等張性中性温泉) 成分総計:9261.7mg/kg (分析日 H11年3月11日)  

 


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