湯遊楽 「温泉日記」 

 


*後生掛温泉  <秋田県>

十和田八幡平国立公園

 後生掛温泉

〒018-5141 秋田県鹿角市八幡平
TEL 0186-31-2221
HP

 

交通:
*JR花輪線八幡平駅より八幡平頂上行きバス45分後生掛温泉下車
*車−
・鹿角八幡平I.C〜R341〜トロコ温泉〜アスピーテライン〜後生掛温泉、60分位。 
・松尾八幡平I.C〜松尾〜八幡平頂上(アスピーテライン)〜〜後生掛温泉。

 

 後生掛温泉は、十和田八幡平国定公園、アスピーテライン横に湧く温泉、古くから湯治場として親しまれた一軒宿です。
 新館宿泊棟、オンドル湯治棟、大浴場、少し離れた場所に建つ別館山水と、大規模な施設、宿の周囲には硫黄臭が漂っています。
 当日は、松尾八幡平駅で午後1時頃集合、八幡平山頂を散策し、後生掛温泉にゆっくり浸かる予定でした。

 青森から東北自動車道、松尾八幡平インターチェンジに向け順調に走っていると、ラジオから「仙台で地震が起き、新幹線は止まっています」「自動車道は盛岡から先は通行禁止です」 とニュースがながれてきたので、急遽盛岡駅へいった。駅では「仙台周辺の交通機関がマヒしている。何時復旧できるかわかりません。旅行は取りやめにしてください」とスピーカーからながれてくる。
 午後3時頃になってやっと、「電車は何時に復旧されるのか見通しが立ちません。東北道の交通規制が解除されました。」と情報が流れてきた。
 姉と話し合って「仙台駅まで迎えに行きます」と連絡し、仙台に向かった。東北道は一気に上り線に車が集中し渋滞、仙台に午後7時に到着。
 姉は、新幹線の中に5時過ぎまで缶詰状態、JRの用意したバスで仙台までたどり着き、きっぷの払い戻しが終わったのが午後7時頃だったらしく、合流し、後生掛温泉に向け仙台を後にした。
 宿で食べるはずの夕飯が、前沢サービスエリヤでうどん一杯になった。
 
 アスピーテラインに入った頃には夜も更けて真っ暗、月明かりとライトの明かりを頼りに幾重にもつづくカーブを右え、左え曲がっていくと、ライトが当たる山が明るく浮いて見えることに気づき、「あの光はなに、虫、葉っぱ」としゃべりながら、夜の山の輝く神秘を眺めながら、午後11時半頃に宿に着き、全員が荷物を置きひとっ風呂浴び、ほっとして爆睡した。
 宿の方の対応のお陰で疲れが軽くなった気がしました、ありがとうございました。
 
 後生掛温泉の宿泊者は夜の清掃時以外は24時間入浴可能です。


蒸気サウナ、箱蒸し風呂、火山の湯、泥湯、打たせ湯。

 お風呂は男女別に内湯と露天風呂があり、浴室は全て木造りで天井が高く開放感があり、気持ちがよく、入っていくと入り口にかけ湯があります。

 浴槽は、一番大きなメイン浴槽「神経痛の湯」、湯底から気泡が勢い良く出ている「火山の湯」、湯底に灰色の泥が沈み全身に塗ると肌がきれいになるといわれる「泥湯」、音が響く「打たせ湯」、木箱から首だけ出して高温の源泉の蒸気で身体を温める「箱蒸し風呂」、自然の蒸気を利用した「蒸気サウナ」、そして浴場外には岩造りの屋根付きの小さな露天風呂など、いろんな湯の種類があり楽しめる。

 内湯浴槽の湯は、泉温が高いので適温にするために常時加水され、全ての浴槽でかけ流し、肌に優しくサラサラとしています。
 入浴後はポカポカし、ほのかに硫黄臭がまとわりつき気持ちがよい温泉です。

 自然歩道を歩くと、遊歩道のすぐ横や、あちらこちらに水蒸気や湯が湧き出し、眺めながら散策ができます。
 また奥の方には箱庭のようにきれいなところがあってよいところです。
 今度はゆっくりと泥風呂に浸かってみたい温泉です。
(2005.08.16 )

  

 

・宿泊料金:1泊2食付 10,000円〜 (込別)
・日帰り入浴料金:400円  入浴時間:7〜19時
 食事処:なし
 休憩室:有料有り

 

 温泉分析表
温泉名:後生掛温泉 源泉名:オナメ・モトメの湯 湧出地:秋田県鹿角郡八幡平熊沢国有林内
湧出量:(自然湧出) 知覚:微濁り 軽い酸味 泉質:酸性 - 単純硫黄泉(明礬泉) 泉温:95.0度 Ph値:2.9 溶存物質総量:311.1mg/kg

 


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