「なんだ、おまえガイのところの小ナーガじゃないか」

小ナーガとはちっちゃい竜のこと、頭もよく、従順で育てやすいため天空界では一般的な愛玩動物で ある。ラクシュのミーが長毛種であるのに対して、彼(彼女?シュラトはナーガの性別を知らなかっ た)は短毛種である。

小ナーガの方でもシュラトに気付いたようだ。

しきりにピーピー鳴いて見上げてくる、ちょこんとたたずむ姿が愛らしい。

その様子を見ているうちにふと思いついて、シュラトはそっとナーガを提げていた食糧袋に乗せて歩き出 した。

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注*

別に食べるためにじゃないぞ、念のため!