グラップラー馬琴

馬琴、「水滸伝」を前に。

もうみんなに伝わっていることだとは思うが…
俺はこの本を読んで感銘を受けた。
一撃でだ。
かつて…本居宣長は、日本文化が儒教や仏教にこだわっているようでは独自文化の未来なしとし、
「もののあはれ」の文学論を展開したが…
俺の考える読本での答えは違う。
中国小説をパクりまくる。
よって、「水滸伝」の翻案に踏み切った。

4000年──
縄文時代の古より、文章を練り磨いてきた中国人…
信じられるかよ……関東平野のほとんどが海だった頃から
漢字ばっかり書いてきたんだぜ?

今後、曲亭馬琴は中国白話小説のテイストを存分に取り入れ
一刻も早く真の近世小説を完成させるッッ!


ちょっと前に「刃牙」系のHPの掲示板に書いたネタの修正版です。みんな馬琴はわからないのか反応が薄かったんで、こっちに移したのですが…こっちはこっちで刃牙ネタが通用するのかどうか……まあついでにもう一本。


グラップラー馬琴・外伝

清少納言:
  「目の上のタンコブだった…
   あなたの持つ構想力…
   藤原道長というパトロンの存在…
   そのどれもがうらめしく…そのどれもが憎く…
   紫式部さえいなければッッ!!
   そんなことばかり考えていた…
   今は、感謝している………」

紫式部:
  「オモシロイものだね
   お互いに、同じことを考えていたわけだ…
   私も…君がうらやましかった…
   一度でいいからストーリーなどどうでもいい
   自分の知恵を自慢するためだけの随筆を書いてみたかったよ」

清少納言:
  「ハハハハハ
   誉め言葉になってません
   なってませんが……
   報われました」


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