Restoration Gallery 10

 


 

エンジンをバラす・2

 

 

   作業を腰上に戻しましょう。
 カムシャフトを外すべく作業を進めます。カム
を外すにはロッカーアーム及びシャフトをまず、
外します。4個のロッカーアームは2個ずつが
同部品です。全て形状が同じようですので何か
目印を付けておいたほうがいいかもしれません。
 私はロックボルトの頭にポンチを打っておきま
した。あと、カムケースにも・・・。
 外したロッカーアームはシャフトと一緒に保存
しておきます。
     
 ロッカーアームを全て外しました。この時点で
カムシャフトホルダーはL、R共外してありますし
カムチェーンテンショナーも外してありますから
カムの自由度は大きいですし、チェーンも簡単
にスプロケットから外れます。
 
 チェーンを外したらカムをカムケースから抜き
取ります。外したチェーンはそのままにしておくと
クランクケースに落ちてしまいます。針金等で縛
っておくといいかもしれません。
 
     
   カムケース内の構成パーツです。
 ロッカーアームのスプリングとシャフトは組む時
に間違わないようにそれぞれ一緒に保存してお
きました。
 HPを作る、なんて考えていればもうチョッとまと
もな写真を撮っておいたんですけどね・・・。

このエンジンをバラした頃はそんな事、微塵も考
えていませんでした。

     
 パーツを全て外した後のカムケースです。
 オイルの汚れが酷いですね。洗い甲斐があ
ります。
 
     
   ボルト&ナットを外せばカムケースは簡単に外
れます。全てのボルト&ナットを外してまたまた
記念撮影です。この後、カムケースは洗浄液の
中にドブ浸けにしておきます。チョッとやそっとじ
ゃ落ちませんから、この汚れは・・・。

 ここまで外すと次はヘッドが顔を出します。



                     <つづく>
     

 

next

 


 

e-mail