コレクションホール訪問記・4

 

このページではコレクションホールの展示車輌を
少しずつ紹介したいと思います。

 


 

  <SUPER CUB C100 1958年>

 何よりも扱いやすさと低燃費、耐久性を重視す
るというコンセプトから生まれたスーパーカブC
100です。4サイクルOHV49ccエンジンにクラ
ッチ操作のいらない自動遠心クラッチ付き3段変
速を備え謳い文句通りの使いやすさをアピール
しています。
 それまでのバイクには無かった独特のスタイリ
ングでまたたく間に人気を博す事になりました。
 今のカブも基本的なコンセプトは変わってませ
んよね。このコンセプトはホンダの原点なのかも
知れませんね。
 最近では普通のカブの他にリトルカブやカブラ
なんていうのもあって若い人にも結構人気みた

いですね。私が若い頃はシャリー(CF50)等が流行った後、パッソーラやパッソル、タクトなどのスク
ーターが流行り出していた頃でカブに乗る若い子はまず見かけませんでした。
 私も当時はカブに乗ろうなんて考えた事も無かったのですが、年を取るごと(笑)に興味を持ち始め
まして今では「C100も欲しいな、あとCTも・・・」なんて考えてます。考えるだけならタダですから・・・。
     
 C100やその仲間達でフロアの一角を占めて
いました。カブはそのバリエーションの多さにも
驚かされます。排気量だけとっても50/70/90と
ありますし、スタンダード、ビジネス、デラックス、
カスタムなんてグレードもあります。
 さらにポートカブ、ハンターカブ、郵便配達、新
聞配達用などの他にもタイカブなんて呼ばれる
モデルもありますね。
 たかがカブ、されどカブです。
 
     
   こちらはモンキーなどのレジャーバイクを集め
たコーナーです。ゴリラにモトラ、その向こうは
R&Pかな?(チョッと写真だと判断しづらいです
ね)その他にも、モンキーRやマイティー&ノーテ
ィーダックス、モトコンポなどもあります。
     
 レジャーバイクコーナーのメインに飾ってあっ
たのがこのZ(左)&CZ100(右)の2台です。
 
     
  <モンキー Z100 1961年>

 1961年にホンダがオープンさせた”多摩テッ
ク”に園内専用の乗り物として造られたこのZ10
0は現在まで続くモンキー・シリーズのルーツとな
っています。カブ系のOHV単気筒をリジットフレ
ームに搭載し、前後5インチ(!)という極小径
タイヤが装着された元祖モンキーはその愛らし
いスタイルが来場者の人気を呼びやがて市販化
される事になります。

     
<モンキー CZ100 1963年>

 Z100が一般公道を走れるモデルとしてリファ
インを受けて登場しました。初代市販型モンキー
となるCZ100です。
 エンジンはZ100と同様、空冷4サイクルOHV
単気筒の49ccで、吸気系をダウンドラフトタイ
プのキャブレターに変更、またバックボーン・スチ
ールフレームのレイアウトも変更され、タンク&
シートにはスポーツカブC115のものが流用され
ました。

 
     
  <ローラースルーGOGO 1976年>

 ホンダの”乗り物”の中でもひときわ異彩を放
つのが子供用の乗り物として造られたこのロー
ラースルーGOGOですね。
 キックペダルを踏むと進むテコと滑車の原理を
応用したドライブ機構を持ちます。かじ取りは体
重移動によってスキーのように左右にまがりま
す。当時子供達の間で人気になりました。
 青い方は赤の各部を大型化し体重制限を60
kgまでとしたモデルです。新ラバータイヤで走行
時の安定性を向上させたモデルで愛称は「GO-
GO7(セブン)です。

     

 

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