編集後記


 今号は、第9回総会の内容すべてを掲載したために今までで最高の 紙数になってしまいました。総会の参加者数も今までで最高!…… といっても全会員の1/4にも届きませんが。日本AS友の会の活動 と言えば、この年1度の総会、そして「らくちん」と「友の会だより」 の発刊だけというのが現状ですので、これからも、出席できない会員 の方々にできるだけ総会の内容や雰囲気をお伝えして行こうと思います。

 最近、患者さんから聞いた主治医達の言葉
 A 「ASは蛇の生殺しと同じ。癌はその点、勝負が早くていい」
 B 「これから生き地獄を見る」
 C 「何しにきた、痛み止めを出すからもう来なくていい」
 D 「将来、体が棒のようになって寝たきりの障害者だ」
 E 「子供にもきっと出る」
 みなさんよく耐えていますよ、強い!。これに耐えられるのだから、 ASなんかに負けるはずがない。
 「今後どうなるかわからない、治せない、ゴメン、でもなんとか 手伝うから」と言ってくれた方がどんなにイイか。昨今、医療事故が 多発していますが、「ゴメン、本当にゴメン。絶対繰り返さないよう 誓う、病院をあげて万全の対策を講じる……」と言ってくれたら遺族の 気持ちも和らぐでしょうし、少しは救われるでしょう。

 若い人による犯罪が次から次へと起こります。、過剰な報道が助長 因子となっているような気がしてなりません。何人かの若いAS患者 さんとのお付き合いがありますが、皆さん、手引き書の「背骨は 曲がっても心は真っ直ぐに」という言葉通り、痛みと闘いながら、 一生懸命で前向きにがんばっておられます。

 今年は、正月から肩の痛みが強くなり、一時はお尻に手が届かなく なりましたが、暖かくなってやっと届くようになり、ホッと一安心。 7度め?の 虹彩炎 の再発も。そして、ずっと続くカラ咳と胃のムカツキ、食欲不振……。 「胃癌の肺転移」と自分で予め診断しておいてから人間ドックに入る ことになりました。無病息災ならぬ一病息災、ASがあるからといって 別の病気にならない保証はどこにもありません。

 これから、痛みには辛いクーラーの季節がなやってきますが、寒さに 負けずに夏を乗り切りましょう。

(Q)


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