2010/4~8・言葉を飲み込む修行は

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2010/5/26(水):ことばたちはここにいる。わたしはことばをなくしていません。

でも、それでも 今ここで語るわけにはいかないことが多すぎる。 今日までの2ヶ月間、どうなっちゃってるんだの連続だ。見栄と自己認識の甘さからくる他者への強要。自他の無分別。それに加えて正直なところを言えずにいる自分。いらつく。言ってもしようのないこと、あきらめろ、目をつむれ、自分に言い聞かせても、本当は納得できない自分を知っている。…もしも何でも話して良いというならば、おそらくは丸4日くらいはご飯も食べず眠らずにしゃべり続けられるだろう。

でも、私には、この言葉を受け止める人がいない。だれもが自分だけ可愛くて、自分の言葉に酔っていて、もうそれだけで精一杯なのだろうし。また、それならばおそらくは語ってはいけない種類の事柄なのだろうとも思う。 そう思ってしまう自分の経験値が情けない。

仕方ない。言葉たちは私のこころの泥沼で大人しく眠らせておくのだ。

ぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶく。

 

放置の理由を問われ続けたので…言い訳だけをアップ。不本意だし、かっこわるいけど。

 


2010/6/1(火):プール開き

夏が来た…はず。だって今日はプール開きだし。

大好きな夏が来た。でも、なんだか空白な夏。
昨日はメニエルの神様によって強制休養を余儀なくされて、一日ダウン。一昨日は最後の合唱団練習でへとへと。でも、ずっと気になっていたオープニングのソロを思う存分(でもないか。納得するまであと5時間くらい練習したかった)練習させてもらったから、ちょっぴり満足。ちょっぴり、ね。

もうじき本当の夏が来るときには、少し心の中がきちんと片付いているのかな。切り捨てるべきものは捨て、しまうべきものはしまい、目に見えるところには本当に大切なものだけを置いておく。

 

 

ん――――――――。それが出来れば苦労はない。……きっと無理だろうなあ。

 


2010/6/5(土):うたううたうあまがえる

合唱団の解散コンサートを終え打ち上げも終えて帰宅したら、かえるたちが大合唱。うたうたうた。

あらわしたい気持ちはいつだって
胸の中にたくさんあるけれど 
でもうまくそれがいえないから もどかしいよね

人はむかし言葉を知らなくて
どうにかして気持ちをつたえたくて
声を出してさけびあって いつしかわかりあえた 

そしてやがて生まれたのが 歌うことだよ 

中山真理作詞の「ねえ歌おう」…同僚の、それもまだ臨時採用の若い男の先生が教えてくれた曲。音楽をやっている人って、こんなに素直で素敵な歌詞と出会ってるのか、と感心した。

あまがえるたちは、なんにもむつかしいことなんか考えずに、もちろん言葉も知らず、純粋に、この夏を生きて、本能の叫びを歌っている。そこに広がる田んぼには、一体何万匹のかえるたちが生きる喜びを歌にしていることだろう。

そんなふうに思いながら我が家へ戻った。

ぐんま子どもの人権宣言合唱団…私は1999年から参加していた。まるまる10年間。まあ、長いといっても良い期間かもしれない。第4回から第11回コンサートまでの定期コンサート、そして県内ツアーと母さんの樹公演。これら全部あわせると10回分。そのほかにもコンクールやらイベント出演など細々したものもあわせたら、この合唱団と一体何度の舞台に上がらせてもらったことやら。

解散コンサートを終えて、みんな、泣いちゃったな、とか、途中から悲しくて、とか、いろんな思い出が込み上げてきた、とか、もうこれが最後か…って思いながら歌っていて…とか、興奮気味に話していたけれど……。

私はちっとも涙も出ず、最後の舞台への感慨に浸る隙もなく…いつものように舞台に立って、覚えている限りの表現を精一杯に描きながら、いつものように歌って、いつものように終わった。
いや、厳密に言うならば…夜の部の最後の曲だけは、一度くらいは好きに歌わせてもらおう、と、すべてのセーブを外して全身で歌ってみたけれど。ホール中の壁に床ににシートにお客さんの耳に、自分の声が響き渡って刺さりこんでいくのがわかった。かるく、暴力、かもね。でも、いいじゃん、これが私の言葉。これが私のもどかしい気持ち。お礼の言葉。高崎市文化会館大ホールの天井に向かって手を振った。ありがとう。今日も終わりましたよ。
ちっともさみしい気持ちや、悲しい気持ちはわきあがってこなかった。感傷なんかよりも、そこにいるお客さんの気持ちの方がずっと大切だった。今日もお客さんの笑顔が見られて、全力で表現しきって、すっかり満足した。その気持ちだけ。それに、泣きたいときはもうとっくに過ぎてしまった し。

送り出しの時、いつも以上に、知らないたくさんの人が真っ直ぐにこちらを見て下さって、それぞれにあったかい言葉を下さった。

あなたの声に感激しました。 今までほんとうにありがとう。 今日はもっとずっと聴いていたかった。 素晴らしい歌声でした。 心に真っ直ぐに響きました。 また聴かせて下さいね。   元気をもらいました。 あなたの声が聴きたいから、ずっと待っています。……等々と。 

足を止めて、握手しながら、頭を深々と下げて、目を真っ赤にして、それぞれに伝えて下さった思いに感謝でいっぱいになったし、こんな素晴らしい時をくれた合唱団と、人生と、歌に、感謝した。
こんな素人の私なのにね。あきらかに分不相応だと、恐縮してしまう。

そしてやっぱり思う。これでなにかが終わりなんてことはない。一つの区切りではあるけれど。
わたしはうたうあまがえる。生きる限りそのよろこびは歌い続けていくのだ。どうにかして気持ちをつたえようとして。

カネトでお世話になったSさんは
…なあ、おまえはこれで歌をやめたりはしねえだろう。やめるわきゃあねぇよな。きっとどっかであばれるだろうよ。
って。あはは。

合唱団のみんなとも…ずっとつながっていると思う。声をだしてわかりあったなかまだから。

 


2010/6/11(金):ジンギスカンもう一回。

2時間目の終業チャイムが鳴ると、みんな一斉にざざざーっと机を両側に寄せてる………?????何が始まっちゃうの?

せんせー、CD使っていい?

元気いっぱいな男の子たち。はいどうぞ、と渡したら、大音量で始まるジンギスカン。お肉焼く方じゃあなく、レクダンスね。そしてソーラン節。さらになんと男の子だけでなかよく手をつないでマイムマイム…きれいに円になって元気よく。いやはや。今週は休み時間ごとに教室がダンスフロアになっていた。しかも男の子が多い。その様子を見ていて嬉しくなっちゃった女の子や隣のクラスの子たちまでが飛び入りして、教室中が異常な熱気に包まれてみんな踊りまくってる。ヘーイ!!とか、イエイ!!とかのかけ声もパワフルに。そしてあふれんばかりの熱気。

臨海学校まで後ひと月。バスレク計画やら部屋別会議やらスローガンづくりやらでにわかに盛り上がって来つつあるにはあるんだけれど、それ以上に盛り上がりを見せているのが…キャンプファイヤーのレクダンス。ジンギスカンとマイムマイムとジェンカ。それのついでに去年練習したソーラン節も。
そして今朝は、7:30から、まだ児童玄関も開かぬうちにクラスのN君が。

せんせー!!体育館で、自主トレして良い?
………え?自主トレ?それって何の自主トレ?
ジンギスカンだよ!あとね、マイムマイム!!

はあ…。これまでに10数回臨海学校に引率してるけれど、キャンプファイヤーのレクダンスを自主トレしたいって言いに来た子たちは初めてだ。ま、そういえばそうか、そういう右脳系の子たちなんだよね。この学年って。

OK。ちょっと待ってて。体育館開けてあげる。それと、教室にランドセル置きに行ったら、体育館で踊りたい子、おいでって、黒板に書いておくと良いよ。

やったー!!と嬉びの歓声を上げたN君。やがて体育館には早起き組のN君とS君とK君の3人がやってきた。3人で始まったジンギスカンの自主トレ(?) 。やがて続々と5年生がやってきて、体育館中に朝っぱらからジンギスカンとマイムマイムがエンドレスに流れた。ぶっ通しで20分。子どもたちから、
せんせー!次はソーランにして! マイムマイムにして! ジェンカにして! ジンギスカンもう一回!
一曲終わるとリクエストがかかって、私はまるでクラブDJにでもなったような気分だった。

あっという間に30分が経過して、みんなもう朝っぱらから完熟のトマトのように真っ赤。

あー!!!楽しかった!せんせい、また休み時間にやろうね。って。ふぅ。おばはんはちょっとつかれたぞ。でも、なんだか良いカンジになってきた我がクラス。

 


2010/06/19(土):おいしいもの・おいしいもの

昨夜は、仕事最中にSappyからのメールに気づく。
…おなかすかせてきてね…
って?
ふううん?これから学先生のトコに行かなきゃならないのに、急に舞い込んだお仕事。一週間の最後の使い古しのオツムをぎゅうぎゅうと締め付けるようにがんばって夜が更ける。
そんなややこしいことの話を聞いている合間だったので、Sappyからのメールはよく考えもせずに読み流して、仕事のカタがついたとて、いそいでお約束していた学先生のトコへ。到着は約束時間を40分以上もオーバーしてた。まあ、確かにお腹はペコペコ。
22時15分。

学先生のいつものお部屋に行ったら。え。なにそれ。どうしちゃったの?
にこにこ顔のSappy。え?メール読まなかったの?ラザニア作ったよって打ったジャン。おなかすかしてきてねって。
はあ。本当にラザニアだ。しかも…じゃなくて、しかし…………でっかーーーーーーい。。。。。。えー……。
一瞬言葉を失ったのは、あまりにでっかいキャセロールに満月の月面のようなこんがりとまん丸なそのビジュアルに圧倒されたからでした。私のラザニア観をくるりとひっくり返すような巨大さ。いや、これってイタリアンマンマのホームパーティーサイズかも。すっごい。すっごおおおおおおい。
…こないだキミちゃんたち来たときは、もっと厚みがあってね、こおおおんなだったんだけど。完食しちゃったけど。
ってさらりと学さん。はあ。夕刻から、学さんとSappyとで作ったんだって。ひゃあ。。。

で、いただきました。

ちなみに全体はこの約10倍。厚みは2倍でしたの。

おいしいいいいいいいいいいいい!!!!!!!
マナブ特製ラザニア。料理上手の学さんゆえもちろんお味はばっちり。表面のさくさくチーズと、何層にも重なったホワイトソースとミートソースが、もう。ほんとに。直径30cmはゆうにありソナ、その満月を3人でむしゃむしゃもぐもぐと完食。

そして食後のデザートには、Sappyのお得意チーズケーキも登場。ナッツ入ってる。これもぽってりさくさく。
箸置きが超カワイイ〜〜欲しい〜〜☆

おしゃべりしながらもぐもぐしながらあっという間に時間は過ぎて、帰宅は2時をまわる…まあ、学さんちでおしゃべりするときは、これがふつうの時刻かもって気はするが。 出来てきたばかりのラストコンサートのDVDを見ながら。いろんなことを好きなようにおしゃべりして時は過ぎゆく…金曜日で良かった。わたしはね。Sappyは土曜も研修で出勤とかって。まあ、若者はいくらでも無理しなさいって。ふっふっふ。

帰路、ひたすらお腹がぱんぱんで、なんか、反っくり返るような姿勢で運転してたかも。
あああ、すっごく、ごちそうさま。でも、今度は私も一緒に作りたいなあ。

 


2010/06/26(土):森は生きている

ぐんま子どもの人権宣言合唱団解散後の中川公民館に…今日も通っている。今度はオペラ「森は生きている」の練習。 川名ひさ子先生のピアノと合唱指導。川名先生ってすっごくチャーミング。失礼を承知で言わせていただけるならば、めちゃカワイイキャラクターでいらっしゃる。ピアノはメリハリがあって華やかで、すごく歌いやすい。曲たちも高い音域が多くて、私好み。 川名先生の品格溢れるキャラのせいか、人権合唱団NO1のやんちゃ坊主H君が神妙におとなしいのが大人たちの注目の的。さて、このお行儀がいつまで続くかしらん。

来年の3月に榛名で公演するんだって。榛名かあ。そっち方面に知り合いは全然いない。チケット売ることが出来るだろうか。

あ、そうか。榛名荘病院に持って行っちゃったりして。ふふふ。今回は私たちって全部合唱部分だけの参加かと思うけれど、もしも何かソロパートでもいただけるようだったら、榛名荘病院の皆様に、元気になったお礼のご挨拶で、フライヤーやらチケットやら持って行ってみようかな。

それにしても…何だか不思議気分。歌えるってのは、すごく嬉しいんだけれどね。人権合唱団、解散したんだなあ、本当に。この違和感がようやく解散の実感になって肌身に感じられてきた。

明日はぐんま子どもの人権宣言合唱団の解散パーティー。実はあんまり行きたくない。

 


2010/07/19(月):1学期終業式を前に

わかってはいたのだけれど、38人というのは、相当、多い。しかも、この5年生を38人というのは、 人数以上のインパクトがある。かなり、いや、むちゃくちゃ、多い。多すぎる。

4月に子どもたちに話したことは、「とにかく、みんなが頼りだよ」ということだった。私が昨年は普通に出来たことが、いくら努力したところで、今年は物理的に無理なのだ から。
ノートを集めることも、それを確認することも、プリントを見ることも、すべて昨年の1.5倍の時間を要する。1.5倍というのは、去年、テストの採点に1時間かかったのが今年は1時間30分かかると言うことだ。ノートを見るのに2時間かかったのが今年は3時間かかると言うことだ。給食を12時45から食べ始めて5分で食べ終えて、ごちそうさままでの10分間も生活学習ノートを見続けて、その後お昼休みの20分間、トイレにも行かずにずっと生活学習ノートを見ていても…37冊は見終えない。あと15分必要だ。
けれど、こちらがチェックしないと、何にも出来ない子が多い。我が子に無関心でノートチェックすらしてくれない家庭も多い。本当に多い。いったいどうしたらいいんだ…。 その上、昼休みに臨時の会議が入ったり、プール開場すれば着替えをしないわけにも行かず、子どもたちの間でちょっとしたトラブルがあれば、もちろん、きちんと話しを聞くためには相当たくさんの時間が必要だし。こまったなあ。

休み時間に「先生、あそぼうよ」と声をかけてくれる子もいるのだけれど、あさ、職員室に来て、先生、体育館でジンギスカン踊ろうよ、と声をかけてくれる子もいるのだけれど…時間がない。私が時間を生み出さなくてはならないのだけれど。どうにもこうにも、時間がない。

朝は家を5時半には出て、学校へ向かう。誰もいない職員室で、授業の予習をしたり、プリントを作ったり、宿題プリントの印刷をしたり、会議資料を作ったり、臨海学校のしおりを作ったり、週案を計画したり、そんなことをしているとあっという間に2時間が過ぎて始業時間。帰りは帰りで10時過ぎまで職員室に残って子どもたちのノートを見たりプリントを見たり、明日の授業の資料を作って、それからさまざまな分掌の資料を片付けている。
しかも…今年の子たちは意欲の低い子が目立つ、放っておけば授業中の表情が能面のようになってしまう子がすごく多い。その子たちを惹きつけるためにも、教材準備は昨年以上に入念になる。これまた時間がかかる。

毎日その繰り返しでもいっぱいいっぱいなのに、生徒指導や保護者からの相談や、研修の報告や、なんやかんやの書類やレポートや…と、臨時でこなさなければならないものが次々入り込んでくる。
………すべてが間に合わぬまま日々が過ぎていく。意識がぼんやりして、青信号で停車して後ろの車からクラクション鳴らされるなんて良くあることだ。あまりの眠気に、用もないのにコンビニの駐車場に停めて爆睡…なんて事もしばしば。

  そんな1学期が終わる。やれやれ。2学期を効率よくこなすためには、夏休み中に何か上手い手はないか、そこを考える。何か上手いことやらないと、運動会にむけての無謀な多忙や、行事目白押し11月の体力勝負に勝てっこない。出来ることは今のウチにやってしまうしかない。
そう、夏休みのウチに…。ん?休みって何だ?…やれやれ。

 


2010/07/23(金):雷鳴

盛大に・いま・カミナリチュウ。いいぞいいぞ。たのんだカミナリサマ。このでたらめな世界にビビッと一本、粛正を。洗い上げておくれ。このうだる大地。

どかんびりりじゃんじゃんじゃぶじゃぶ。


2010/07/24(土):さあてと

あさはやっぱり4時半過ぎに目覚めちゃう。眠いんだけれど、目がさめちゃうし、ずっと寝てるのってどうも苦手だし。

朝ご飯とお弁当作って、朝ご飯を食べてキッチンを片付けて、出勤。いつもよりちょっと遅い。6時45分すぎ。
なつやすみだもん。

補講やって水泳教室やっておべんとう。おしゃべりしながらみんなでご飯。またプールに行って38℃越えのプールサイドで強化練習。ごご3時。

冷房の効いた職員室でぱたぱたぱそこん叩いて気づけばごご5時。はやっ!で、さようなら。定時に帰宅!?いいの?ほんと??うわあ、ありえないぃ〜〜〜〜〜。
なつやすみだなあ。

肉体労働系が多くなったり、日本一の暑さの中だったり、 書類の山だったりするけれど、授業と生徒指導のない定時帰宅はあまりにもごくらくだ。精神的に楽すぎる。常に子どもたちの動きに集中して、その反応に的確に対応しながら授業しようとする私なのだ。いつも真剣勝負。そういうのが、まあ、好きなんだけれど、そりゃほんとに、疲れる。だから、いまは、ほんとらくらくぅ〜。

夕食を作っていつもならまだ完璧職員室で仕事中な8時過ぎに食べ終えて片付け。余力十分なのですけれど。
で、食休み後にちょこっとデザートのランニング。

いいなあ、こういうの。なつってほんと好きだ。自分に帰れる一ヶ月。満喫してやるぜぇ。

 


2010/08/02(月):FRF10

今年もめちゃめちゃ楽しかった。音楽って良いなあ。 いっぱい歩いて雨にうたれて陽に照らされて風に揺られてうとうとして…。そのどこに行っても音楽がある。きらめく才能がある。すげえなあ、どうしてそんなになっちゃったの、みなさんがた?っていう人たちがいっぱい。そんなすごい人たち大集合な音楽フェス。これはまだまだ、体力勝負に訴えないわけにはいかないかんじで。疲れない程度の移動じゃあ、やっぱり自分が満足できない。いい年したオバハンなのに、ねえ。いやいや、今年も聞きまくったなあ。

前夜祭のヒューマンビート・ボックスBeardymanには言葉を失ってただ歓声を上げるしかなかったし、ソロモン諸島のナントカ村から来て下さったというNARASIRATO PAN PIPERSはもう、言わずもがななおじさんたちだし。
MUSEとか、JAMIE CULLUMとか、OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDとか、もう素晴らしいに決まってるステージにお約束通りな拍手喝采を惜しみなく献上して、→ Pia-no-jaC ←とかquasimodeとか…感動モノ出会い に時を忘れて、ATOMS FOR PEACEのトム・ヨーク恍惚ヴォイスとやんちゃなフリーにニコニコになって。

今年もアリガト・FUJI。

 


2010/08/07(土):ほお、こんなとこにも…

筋肉があったのか…。年に一度、この日に気づく。何というかもう、いたたたたたたたったたたたったたたああぁ。
寝返りを打つたびに目覚める。全身筋肉痛だ。うぎゃぎゃぎゃだ。眠れないからいま、日記書いてんの。

今日は、毎年恒例「リズム構成を創る会」で、藤岡へ。今年は4月から、「龍馬よ行け!」を踊ろうと決めていた。11年前に創った作品。入場曲の振り付けを作り替えたり、退場曲を探して表現を作り上げたりと、私にとってはかなり制作に関わった作品だ。33年間という短い人生を、高い志を持って駆け抜けた坂本龍馬。特に、今年は福山龍馬がヤケにカッコヨク世間を賑わしている年でもあるのだけれど、そうではなく、次に高学年を担任させてもらったら、運動会で踊るのは龍馬にしたい、と決めていたのだった。11年前にはやりきれなかった作品の練り上げを、今年、やる。私にとって宝物の高学年作品…「海を渡った縄文人」「羊太夫伝説」「田中正造」そして「龍馬よ行け」。
今年はタイミング的に、NHKさんの思惑とばっちりぶつかっちゃったと言うことで。

私にとって龍馬は、とてもあんなスマートに格好の良い人ではなくて、生き様のすさまじさ、泥臭さ、たくましさ、というか、一途さというか……。史実と偉人伝の狭間にはもちろん多数論議があろうが、そこを差し引いてもとうてい軽やかに格好の良い人などではないと思う。
身一つを信念の炎に焼き焦がすように、歩いて歩いて歩いて、人に関わって関わって関わって、愚直なほどに私心無く人を信じ己の志の高みを信じて、生き抜いた人物。
「日本を今一度洗濯せんと」した龍馬。一介の脱藩下級武士が、どうしてそこまでに日本全体の命運に己の命を投じようとしたのか。私はといえば龍馬が脱藩したのと同じ28歳の時、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を病室のベッドで読んでいたのだった。龍馬が結びつけた薩長同盟のかなった日、1月22日は私の誕生日だ。何なんだろう、人の人生って。なにやってんだろう、私。と背中をつめたく感じながらいた。

脱藩してから暗殺されるまでの5年間でに40000km以上の道のりを歩いた龍馬。夢と志を貫いた龍馬。そんなすごい人物をたった15分間の身体表現に結実させる。無茶といえばまあそうなのだけれど…。でも、私はこの作品が好き。軽やかな表現なんか一つもなくて、全身がわななくような踊りばかり。脱藩に至るまでの苦しみや悩みや葛藤や、どんなことがあっても薩長を結びつけたい、その体ごとの熱意を踊る。そうと意識しなくても、体中に力がみなぎってしまうのだ。子どもたちに伝えたい。この感じ。

で、筋肉痛。今日一日で筋肉痛。ねえ、知ってた?こんなあごのしたとか、手の甲とか、こんなとこにも筋肉ってあったのね。明日もう一日で作品を仕上げる。もっともっと良い表現に磨き上げたい。そしてね、筋肉君頼むよ、キミがたよりなんだからさ。でもこれ、全部痛いんだけどね、あああ。と天井を見つめて思った。
龍馬ってすごいなあ。私なにやってんだろ。


2010/08/13(金):ぺるせうす

流星群の極大は13日未明だって。その時間、今年は月も無いって。しかも、快晴だって。

………それ、見なきゃ!

で、昨夜は、早々とお布団に入り、アラームを3時にセットして、いざいざ。

めざめたベッドからのびあがって窓外を見やると、台風4号の影響か、結構な風が吹いている。空は……すごい!この真夏にぎょしゃ座が見えてるんだけど!そうか、冬の星座がきらめく時間帯。未明の夏の夜は星々が賑やか。そこに、すうっ、と……白い痕跡を空に掃くように星が流れた。もうじっとしておられず慌てて着替えて庭先へ。町中から孤立しているような我が家の駐車場からは星が降るように見上げられる。

銀色シートをひいて、寝袋も持ってきて…いいきもち。星が奏でる音楽に耳を澄まして滑り降りる輝きに小さく歓声を上げる。そしてだんだん、うとうと…。

ようやく、お仕事も一段落、今日から夏休みだし、ね。あと2週間足らずで2学期が始まるけれど、私の夏休みは今日からはじまりはじまりー。2学期が楽しみになるような、わくわくを詰め込んだなつやすみにしよっと。って、星にお願い。長すぎてね、言葉には出来ないけれど。

 


2010/08/14(土):花火

やっぱり夏は花火だ。 何年ぶりだろう、真正面に陣取って花見を見た。花火は瞬く目に姿を変えて闇に消えていってしまうけれど、この感動は一瞬では消えない。
何度も何度も、あの花火はすごかったよねえ、と微笑んだ、あの日の母をやっぱり思い出さずにいられない。すべり込みセーフで出来た親孝行、だったかな。前橋市の花火大会。
あと5年もしたら、あの日の母に追いついてしまう。鏡をのぞき込むと時々母の面影をそこに見つけて驚く。 私。


2010/08/15(日):角突きとか美味しいモノとか

tanyが夏休みを一日も家で過ごさないとか言い出してる。私が部活でフジロックに全日参加できないって言ったときには 、仕事がナンボノモンダとばかりにめちゃめちゃ不機嫌オーラ丸出しで何日間もつんつんしてたくせに、あの日の自分のことは、かる〜く自己修正したに違いない。

ま、そんなわけでこの土日しか休まないとか言ってるtanyは、昨日の花火に続いて今日は角突きに連れて行ってくれるという。ほおほお。山古志の角突き。初めて!

山古志って言う地名をつけた昔の人はほんと正しい。一体いくつの山を越すやら。この連なり重なり合う山あいにため息をつく。威厳を湛えて美しい。

さあ、角突き。小千谷よりもさらに…すっごくアットホームな雰囲気。一つ一つの取り組みは、厳しく激しいのに、会場の雰囲気も、取り組み後の牛の引き回しもゆったりしていて、良い具合に力が抜けている。
牛たちも心なしかのびのびとやりたいことをせいせいとやり抜いているように見える。…でもそれは単に私の気分がそう見せるだけだろうね。

暑かった〜!でも、牛たちの対戦の素晴らしさにどの取り組みも目が離せなくて、そしてもちろんM-1さん勇姿にはいつも釘付け(☆)で、日陰に逃げ込むことすら忘れてしまった。そしてもう居ても立ってもいられず、しまい3番は柵際まで降りてきて最前列に座り、身を乗り出して観戦。素晴らしかった!

昨日はお疲れ様!な、おぢや〜ずの皆様もずらりと。

そして…!!

食いしんぼのakyaゆえ、紅桜さんおすすめのサンドイッチはもちろんチェックしましたとも。
ほ〜んと!!おいしかった!!!

 


2010/08/15(日):ぷろすぺりたでおいしいもの

この二日間、食べてばかりいて…そっと体重計に乗ってみた。あれ。増えてない。じゃ、いっか。 って、その油断がイケナイのだとは思うが…
「なつやすみだしね」って、その一言がお母さんの財布をユルメ、お父さんのお腹をビールでたぷたぷにし、高校生の髪を金色にし、akyaの食いしん坊に拍車をかける。たぶん。

みしぇる:そんなこといってて、あとでこうかいしてもしらんよ。

日曜日の角突き後には2週間ぶりの苗場PROSPERITAさんへ
 

必ずオーダーするトマトサラダ。あまりにもそのバジルソースが美味しいので、お皿なめたくなっちゃうくらい…といつも思っていたので、今日は忘れずに…

 

ガーリックトーストもオーダーして、ソースをぜ〜んぶすくっていただきました♪おいしいいいいいいいいい。

今年のフジロックで土砂降り雨の中テント立てて(立てたのは私じゃなくてYasutyoとchiemiちゃんだけれど)ずぶ濡れのカッパ来ておやくそくのテント立て祝いのプロスペリタに伺ったとき、コンニチハ…と入っていったら、
「あ!おかえりなさい」
と迎えてくれたマスター。ほんとにほんとに素敵な人なのです。プロスペリタのお料理たちはそのマスターのお人柄がにじみ出てるように、まっすぐに、おいしい。
今日はフィットチーネのボロネーズ。
たっぷっりいいいいいいいい。おいしいいいいいいいいい。これもパンでソースをすくっていただきました。はああ。もうおなかいっぱい。プロスペリタさんから帰る道のりは、いつも、おいしいよお。くるしいよお。しあわせだよお。…ってなります。いつもはクリームソース系のポルチーニやエビとトマトとか大好きでそればかりいただいていたので、たまには違うのにしよっということで。ペペロンチーノ大好きなtanyもめずらしくボンゴレ大盛りで頼んで、しかも大盛りはサービスしておきますねってやっぱり優しいプロスペリタさんでした。もちろんどれも外れなしに美味しいのでした。
その上オレンジジュースまで持ってきて下さって。わああああ。ごちそうさまでした。
お腹いっぱいーしあわせーくるしいーおいしかったーを繰り返しつつ帰路についたのでした。

ぜったいぜったいふとるぞーーーーー