2006/9~12晴れときどき…いや、ずっと晴れ

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2006/9/16(土):忙しいからシゴトしない。

忙しい。2学期が始まると何かをじっと考えている暇がなくなる。いきなり夏休み図工課題の搬入の手筈を整えて各先生方への資料づくりを11課題分仕上げ、運動会 のリズム構成の練習を開始し打ち合わせをしお便りを書いて、放課後は陸上練習に校内LAN導入の準備と校内のマニュアル作り。もちろん毎日の授業への教材研究と…一気にいろんな事をやらなくちゃならない。ひゃあ。毎年のことだが、9月にプライベートで何かをした記憶ってなんにも残らないのね。暑いアツイ 体育館でそして校庭でリズム構成と取っ組み合ってる、とか、プールサイドや校庭のトラックで子どもたちに、がんばれー!って声をかけてる、とか、教室で扇風機かけながら必死でノートにマルつけまくってる 、とかとかとか…そんな自分しか思い出せない。

でもまあ、今年はなんだか気分にゆとりがある。例年以上に忙しいのだけれど、それで逆に開き直ったりして。毎年、毎年、どんなに忙しくても、きちんとやってこなせてるんだからさ。 なんとかなるって。そうさ忙しければ朝4時に出勤してでもやり抜いてやる。退勤は21時でも22時でもかまうもんか。学校の鍵を開けて、締めて、一日が過ぎていく。ひとつひとつ、小さな積み木を積み重ねるように、ひたすらに頑張っていけば、必ずきちんとやり終えるんだ。そ。ダイジョウブダイジョウブっと。
で、この3連休は学校のことなんかカンペキに忘れて、のんびりゆったりと過ごすことに決めた。決〜めたったら決ぃめぇた。

今日は朝8:30に家を出て、姉と二人で上野のお山へ二科展を見に。(情念渦巻く作品群にアテラれて、強烈な頭痛が起きた…)お昼は築地でお寿司。電車でのんびりのんびり…。たくさんおしゃべりしておいしいもの食べて楽しかった。それと、鈍行列車の旅のおともに川上弘美さんの本を2冊。高崎駅から乗車する私。深谷駅から乗ってくる姉。その間のひとりぼっちの行き帰りであっという間に読み終えちゃった。「ニシノユキヒコの恋と冒険」「物語が、始まる」ああ、素敵に切ないカワカミWORLD!楽しかった。帰宅する頃にはどうしようもなくオンナ泣かせな哀しきオトコ「ニシノくん」に、すっかり恋してしまったし、痛々しいほどに誠実な雛形三郎の声がもう左耳のすぐそこに貼り付いて離れなくなっていた。

高崎駅から合唱団に直行して練習して21:50帰宅。そうね。9月にしては上出来の一日でしたね。うん。


2006/9/18(月):台所遊び

ってのをやってみようと。まあ、単にいろいろお料理で遊ぶってコトで。だからたくさん食材も買い込んであったし、きのうは思いつきで炊飯器まで新しく買っちゃった。
あ、ふと気づいたら、私10合まで炊けるようなおっきな炊飯器を今まで使ってたのね。もういくら何でもそれはいらない。一人暮らしなのに。だから小さいのに買い換えた。前のはきれいに洗って段ボール箱に詰めた。どうしよう。これ。まあ、とりあえずは押し入れ?こういうのも家電リサイクル法とかで有料処分?調べよ。

さて、台所遊び…っていうか、単にお料理をつくって遊ぶ。朝ご飯はご飯と肉ピー炒めとキムチとミョウガの和え物と中華スープ。Amazonで購入したPenguinCafeのLIVE CDを聴きながら珈琲を淹れて午前中はお掃除したり猫と遊んだり。お昼ご飯は里芋と鶏肉とゴボウを入れてけんちんうどん。出汁は煮干しと鰹節できちんととる。そういうのをまじめにいっこいっここなすのが台所遊びの醍醐味ってモンですな。お昼ご飯を食べ終わったらおやつづくり。大好きなチョコレートケーキ。粉とバターは少なめに、スイートチョコをどさっと入れて作るakya流のてきとーケーキ。卵と粉糖をハンドミキサーでうぃ〜んと混ぜて混ぜてホイップ。溶かしたチョコとラム酒とココアと薄力粉とさっくり混ぜて、オーブンで30分ほど。超簡単。でもこれが美味しいのだ。珈琲との相性最高♪
平行して今夜のお夕飯の準備。ここんとこちょいマイブームのモツ鍋を作ろうかと…。シロモツからなるべく余分な脂肪を取り除いてあっさりでしかも味わい深いスープのを作るのが目標。野菜たっぷりで暖かくてオイシイの。ネギと土ショウガを臭み取りに加えてシロモツを3回ゆでこぼしては手で脂肪をこすり取る。これで笑っちゃうほど美味しいモツ鍋になるのだ。で、ついでにお手々がすべすべになる〜。手間は掛かるんだけど。今日みたいな日はそれこそがアソビなのだ。

チョコレートケーキはまた感動的にほろ苦くて濃厚でオイシイ〜くできた。ああ、フトルゾフトルゾほぉら太るぞ〜そりゃあ!ってなカンジ。ふうん。気にしなあい。今日は好きなものを好きなだけ食べるんだ。

手間暇かけたお夕飯はまた格別にオイシイ。モツ鍋はかつおと昆布と煮干しで出汁をとった所に中華スープのウェイハーってのをちょいと入れて、ニンニクと唐辛子をきかせてピリ辛醤油味。下ごしらえしたモツを入れてタマネギスライスキャベツざく切りとニラをどさどさと乗せて、ぐつぐつ。おいしー。それと昨日買ったキムチやさんのキムチとチャンジャ。蛇瓜のオリーブソテー。あつあつごはん。びーる。はぁ〜。オイシイものが何でもできちゃう、お台所って大好き。

さ、完全オフは終了。明日から30日の運動会へ向けて、また全力ダッシュだ!今年もがつんとやったるぜ☆


2006/9/30(土):運動会

今年の運動会も楽しく終えた。楽しかった。朝早くに出かけていって、リズム構成のお便り当日号を書き上げて印刷して、それから校庭のライン引き。地道に地道に。石灰の白いラインを校庭に延々と延々と伸ばしていく。こんな退屈な仕事が楽しい。わくわくしてくる。きっと今日は良い一日だ。今日も、何もかも、良い一日だ。良いに決まってる。そういう毎日を、練習を、重ねてきたんだから。

行進したり、ラジオ体操したり、そんな小学校の運動会。ちいちゃい子たちはお母さんやお父さんや知らないお客さんのおじちゃん達に、頑張っている自分を見せようとして、まるでひっくり返りそうなほど胸を張っている。無邪気、なのかもしれない。でも、子どもならではのあざとさなのだということ も私は知っている。そこが、ニクたらしくて可愛い。
よく、「この子達は、本番はちゃんとやるから大丈夫」とか、「本番に強い子だから」とか言う人がいる。でも、それは教育の意味を放棄していることに他ならないと思う。本番はちゃんとできるなんて、そもそもが見えっぱりの子どもたちなのだからあたりまえだ。本番はオマケに過ぎない。大切なのはそこに至るまでに、きちんと行進することを通して、全力で走ることを通して、のびのびと踊ることを通して、仲間と力を合わせて騎馬戦することを通して、子どもたちに何をつかませるか 、だ。だから、ここまでに子ども達のすごくイイ表情を毎日見続けてきた私にとっては本番なんかどうでもいいことだ。「本番」は、ただ、そこに、ごろん、ところがっていてくれればいい。それだけで、いい。子どもたちを育てていくことの、それは大義名分に過ぎない。と、私は思う。

だから、本番のできばえなんか、たいしたことじゃあない。ただ本番というヤツが前日までと違うことといったら、本番は、私と私につながる仲間達とが、いかに今日まで子どもたちを大好きだったかってコトが、より多くの人に伝わり、感動を共有できるということかと思う。

リズム構成「海を越えた縄文人」は、たぶん、そうとう良かったと思う。もちろん最高のできなんかじゃあない。そんなものは初めから目指していないし、最高のできばえなんかどうでも良い。ただ、子どもたちがすごく良い表情になって、せいせいとした気持ちで踊り終えてくれればいい。そして、みんなすごくいい顔をしていた。気合いが入って、真剣で、全力で、あまりにも愛おしい動きがたくさんに溢れていた。立派な5,6年生になっていた。たいしたもんだ。見ていた他学年の先生達も褒めちぎらずにはいられないような、その表情だった。一つの通過点として、これはそうとうに、良かった。

子どもたちが踊り終えたら、会場が静かになって、澄んだ空気が流れていた。縄文の風と、子どもたちの精神の高さが、校庭を洗い流してくれたんだね。そんな日々を過ごせたことに感謝し、たくさんの子どもたちの魂を、私は誇りに思った。

そんな運動会。


2006/10/29(日):一瞬の風になれ

このひと月は何していたのだろ?なんだかぼんやりしていて思い出せないや。

10月は1年間の間でも一番季候が良くて過ごしやすいはずだ。秋晴れ。天高く馬肥ゆる。
けれど、毎年私にとってはこの10月が一番体調が悪くてきつい。何でか知らないけれど不調が続く。今年こそは、絶好調で過ごそっっ!てなカンジで10月の声を聞くのだけれど、ちゃんと体調を崩す。めまいが来たり異様に頭痛がひどくなったり。熱を出したり血圧が急降下したり。
オイ、10月、私になんか文句あんのか?私が何かしたかいな。え?ってカンジだが…ヤレヤレ。もちろん、誰も答えてなんかくれない。戸外は景気よく晴れて、セイダカアワダチソウが無心に首を振っている。ふーん。

で、ここんとこ絶不調だが、まあいいやと本を読んでいる。

川上弘美や村上春樹は睡眠薬変わり。すでに繰り返し読んだページをぱらぱらと開いて好きな一場面を読み直してはふわふわと寝入る。
ここ数日のはまりものは佐藤多佳子の「一瞬の風になれ」。Amazonで一冊また一冊と購入して、結局全3冊を一気読みした。やたら蒼い登場人物になんだかひどく胃が痛くなった。キュートな、っていえばいいのか…青春。陸上にすべてを燃やす新二。ふっと、コイツ、勉強なんかしてないだろ、どうなってんだ?って、無用な心配をしてしまう。けれど、いい。やたら、いい。いい。仲間や教え子や同僚やなんか今まで出会った人たちの顔がダブる。青春ね。本気の青春。でも、ま、ちょっとできすぎの。そこにまあ、ハマるんだけど。
とにかく一気に読んだ。きりきりしながら。読み終えてため息。ほぁぁ。
勝手な読みだけれど、私の中では連がBUMPの藤くんで、みっちゃんは民生さんのイメージだった。BUMPははじめの方から登場しているので、よけいに私の中で藤くんイメージが広がったんだろうけれど、終盤、きっちり民生もBGM参加してきた所でびっくり。しかもあろう事かみっちゃんのカーオーディオから。ひゃあ。

まあ、そんなこんなですごく楽しかった。ベッドでもリビングでもキッチンでもバスルームでも手放すことなく青春ムービー堪能。映画化しないかな、これ。って、3日間、私の中ではしっかり無限大スクリーンに赤い走路が輝いていたのだけれど。BGMはBUMPと奥田民生で。

佐藤さん、ありがとうございました。

…にしても!この偏頭痛と異様な肩の張り、立ち上がれば世界真っ白。嘔吐嘔吐…こりゃ治りませぬぅ。


2006/10/30(月):みしぇる

持ち帰りシゴトをぱたぱたとやっつけていると…物陰からヤツがこちらを伺っている。むむ…。

って、みしぇるだ。
…うう。にらんでるぅ……。
何もそんな狭い所に入り込まずとも…。

今、生後6ヶ月?かな。なんか…やけに重いんだけど。体重を量ってみた。3.6kg。う〜ん。なかなか。


2006/11/19(日):10thコンサートも終わったし、ね。

昨日は合唱団のコンサートだった。10周年記念コンサート。私がこの合唱団に初めて参加したのは1999年だから、7年間のおつきあい。十年ひとむかし…というけれど、素人集団が(指導者はまあ除くとして…)十年の歴史を刻むのって、なかなかのもんだと思う。私はこの合唱団のおかげでいろんな人たちと出会うことができたし、舞台に立つ楽しさも存分に味わわせてもらっている。何でこうなっちゃったのかわからないけれど、ソプラノソロも歌わせてもらっている。不思議。でっかい声は生まれつきだけれど、子どもの頃、こんな未来がやってくるなんて、正直、ほんのかけらも想像したことがなかった。人生何が待ってるのかホントわかんないモンだなぁ。

この合唱団で何が良いって、子どもからおじいちゃんまでいるってコトだ。それと、いろんなキャラクターがひしめいてるカンジもいい。大きな家族のようでもあるけど、学校みたいな時もある。町内会みたいな時もあるし、同窓会みたいな時もある。でも、どんな瞬間も、そこでは全く肩肘張らずに自然体の自分でいることが許されている所が、いい。すごく。
私は小さい頃から学級委員役で、いつも全体を仕切ってナンボの立場に立っていた。今だって、教師なんていう、究極のしきり屋家業だが、実のところはあんまりそういうのが肌に合わない。それよりか、マイペースでのんびりしてるのが性に合っている。でも、だからといって孤独趣味ってわけじゃあない。集団の中で、いろんな人の匂いのする中でいるときが一番心地いい。
ソプラノパートにしても。声量や音程についてはまあ割と自信があるんだけど、暗譜の正確さとかは全然だめだめななんちゃって合唱団員な私。けれど、そういうのも素人集団故の仲間意識というか、みんなしてああじゃないこうじゃないって、確認し合っていく感じが好き。私が間違うとソプラノみんなが間違っちゃったりして、こんなに堂々とおっきな声で間違っちゃう私をけなしながらも頼ってくれたりする暖かい仲間関係が好き。運営についても、それが本気で楽しくて生き生きとやってるんですよ、という人がいて、一生懸命に進めてくれてる。私はただのんびりと楽しく歌っていられる。ときどき、なんかのデザインとか頼まれたりするのが楽しい。それくらいの関係がいい。私にとってのぐんま子どもの人権宣言合唱団のいいところのひとつかな。私を良いようにちょいと使ってくれてるって事が嬉しい。

今日、歌い終わって送り出ししてたら、また、あのご婦人がやってきて私の手を握りしめてくれた。知らない人なのだけれど、いつのコンサートからか、必ず私の所へ声をかけに来て下さる人。
「素敵な歌だったわよ。あなたの歌声が私は大好き。いいコンサートだったわねえ。ここにいる人だけは、決して戦争なんかしないわよね。」
コンサートのテーマは今回も「平和」と「いのちの尊さ」といったものだと思う。そういうメッセージを伝えられる合唱団がたまたま群馬にあるこの時に私は生きていて、たまたまそこに参加できた。この幸福な偶然に感謝。


2006/11/26(日)吾妻の教職員文化祭(またはステージトライアスロン!?)

ってのに行ってきた。なんか、すごい。っていうか、こんなカンジで群馬県中で教職員が地域で共同し合って何かを続けているとこなんか、他にないと思う。すごい。貴重だ。いや、なんかあの雰囲気はまさに現代にあって奇跡的…ってそこまで言ったらほめ言葉じゃあなくて逆に皮肉めいて来ちゃう?う〜ん。

でも、実際、本当にすごいことだなあって、私は感動してしまった。展示物はあんまりじっくりとは見てこれなかったんだけど、今日のステージの出し物は、正直びっくり。
まず感動その一は「書道吟」っていう(?だったかなこれ)、そういうジャンルの書の世界がこの世にあったなんて知らなかった。え?うさぎさん、あなた、知ってた?ねえらくださん、知ってた!?…うそ。ほんと?
って手当たり次第あたりかまわず聞いて回りたい気分だ。
書道吟って、詩吟を歌っているその横で、別な人が立てかけてある和紙にすらすらすらと達筆に詠じている歌詞を書いていく。まるで筆が生き物みたいに踊って真っ白な紙に黒々と清冽な線が引かれていくのだ。正直、会場にいたほとんどの人はたいした感動もなく見ていたのだと思うのだけれど…私は大感動!いや、むしろ大興奮!なにあれ、誰がこんな事思いついちゃったの?っていう、まるで前衛アートの公開パフォーマンスみたいだった。こんな文化があったんだぁ。日本人ってかっこいい〜。
感動その二は岩櫃の提灯持った阿波踊り。阿波踊りってなんか踊る阿呆に見る阿呆〜っていう手をひらひらさせたえらいやっちゃよいよいよいなイメージしか持っていなかったんだけど、なんか、あのお囃子の華やかさ、そして、踊り手の腰の据わった足裁き、すっごくクールでシュールでかっこよかった。いや、あれぞニッポンのRock'n'rollだ!!まさに。
感動その三は、あまりに出ずっぱりな一部の先生方のがんばり。まあ、そのほとんどが知っている皆さんなので、よけいにその奮闘ぶりに感心したんだけれど。民部踊って太鼓叩いてまた踊って合唱して、最後の〆にまた踊っているみなさん。よくやるよなあ。トライアスロンみたいな矢継ぎ早。いやはや。表情の輝いていることったらもう。

こんなこと、続けていけるってすごいなあ。吾妻の教職員の皆さんのがんばりに拍手!

で、私もちょこっとだけ、歌に参加して来ちゃった。なんだか、歌い散らかしてきたみたいで、申し訳ないんだけれど。でも、それはそれで、すっごく楽しかった!
吾妻の教職員の皆さま、またなんかあったら仲間に入れて下さいね♪おつかれさま!


2006/12/1(金)すごく疲れてる

って、まあ、自慢できる事じゃあないけれど。
今週は校内美術展に向けてのいろんな事や、市内美術展に向けてのいろんな事や、校内LANに関するいろんな事や…いろんな事やが重なった。あああ疲れた!

楽しいこともまあかなりたくさんあったので、それはそれなのだが。もう、この一週間に自分が何をやったかいちいち思い出すのも嫌になるくらいいろんな事をした。充実してたって言えばまあそうだ。しっかし、なんていうかさ、よくやるよなあ、われながら。ほんと。
月曜日:21:45
火曜日:23:20
水曜日:25:40
木曜日:25:10
今日:22:15
帰宅時間。平均睡眠時間は4時間くらいか。ヤレヤレ。私はいったいいくつになったら落ち着いた生活ってのを手に入れるんだろうね。眠眠打破じゃあもう効かず強強打破よありがとうな今週であった。さて来週は。

今日は帰ってきてなんだかもう、このまま冬眠に入ろうかってカンジだ。いいなあ冬眠。たらふく食べて、そのまま春までおやすみなさい。


2006/12/17(日)終了♪

さっき書き上げた。2学期の通知票所見のことですが。39名分。
PCのお世話になるようになってから手書きの機会がめっきり減って、長い時間書き物を続けていると右手右肩はモチロンのこと、なんだか体のあっちこっちが痛い。でもま、勿論そんなことにかまう暇もなく久しぶりの一気書きだった。
ここ数年の中ではまあ、早く終了した方かもしれない。水曜日が、確か提出期限だったと思うので、まあまあの段取りか。いよいよわたしの2学期はカウントダウンだ。学級会計は先週出来上がってるし、あとは冬休みの図工課題のフライヤーを児童数印刷して担任の先生の机の上にのっけて、学年通信をつくって出席簿の整理をして時数集計を出して週案簿の記入もれチェックをして、21日…終業式の前夜に、学級便りを書こう。

2学期はいつも一番思い出深い学期だ。子どもたちと私の関係が親密になるし、おたがいの関係が完成されてツーカーなカンジになってくるから、非常にやりやすくなる。子どものいい所がたくさん見られるようになってくる。感動が多くなる。課題も多くなる。

で…今学期一番強く心に残っていることは…う〜ん。いろいろあったなあ。
一つ目は陸上記録会かな。特に5年生男子4×100mR。なにしろ、うちのクラスのちょっぱや4人組が揃って選手だった。しかもみんな素直な子達ばかり。「応援しよう」「そろそろアップにいっといで」「ご飯食べとこうか」なんて指示のどれにも「うん!先生も一緒に」とにっこり答えるよい子達。たぶん、あの子達にとっては私ってお母さん的な存在なんだろうね。そして終始和やかムード。どんなときも嬉しそうな顔してる。「あ〜緊張してきたぁ!」なんて言いながらもおもいっきり笑顔だ。これから挑戦するレースにワクワクして、実は楽しみで仕方ないって顔している。大会新を出してメダルをもらって、応援席の私に向かって掲げて見せてくれたときの誇らしげな照れくさそうなあの顔。今も忘れられない。
それと…臨海学校のカリオストロの城上映会やスバル見学の時の大歓声やジョン先生へのナイショプレゼントの日のワクワクドキドキと記念撮影と…みんなで一つのことを体験するときの2組の子達はいつも夢中になっていた。5年生にしては幼いかなと思えるほどに素直で、でもその幼さがなんともキュートな今年のクラスの子達だ。

そんなことを思い出しつつ、たくさんの所見を書いた。文が見つからなくて悩むということがないから、すいすいと書き上がってしまった。悩んだことといったら、あまりに長文になりすぎてしまうのでどこを切ったらいいのかと、そっちの方が難しかった。ありがたい悩み。

さて、2学期最終週。毎日一つはちいちゃなネタを仕込んで、小爆発させてみたい。えっ!?って驚く子どもたちの顔が見たいから。


2006/12/24(日)Merry Christmas!

     ☆
  ▲▲
  ▲▲▲
  ▲▲▲▲
★★★★★
  □□
クリスマスって大好き。いつもはひねくれ者(?)のakyaだって、かなり、素直な気持ちになれる。
今年はやすちょもミキちゃんも帰ってこれないので、人数的にはこぢんまりしてはいたけれど、ディナーを囲んでおなかはちきれそうだしスパークリングワインでよっぱらった♪
夕食は恒例のローストチキンを焼いて、マッシュルームのスープにクルトン浮かべて、ダイスパプリカとミックスビーンズでカラフルなサラダつくって、たにぃの用意してくれたプロシュートとカヴァも並んで、なかなかにゴージャスなテーブルになった。
そしてまた恒例のNORADサンタ追跡を楽しみながら、いつの間にかとろろんと眠くなっちゃって…。

Merry Christmas and Happy holidays!


2006/12/29(金):空腹にもマケズ筋肉痛にもマケズ ミシェルの妨害にもマケズ

28日まできっちりお仕事をした。さあ、ようやく我が家の大掃除だ。

校内LANが入ったから、私にとっては授業も事務もすごく便利になってありがたかったのだけれど、コンピュータが導入されたことで、かえってそれまで確立されてきたベテラン先生のスキルとなじまない部分もあるようだ。それをなるべく簡単に使い勝手よく整備していくのが私の仕事だと思う。で、とにかくいろいろに工夫してマニュアルを作ったり、教室内PCのカスタマイズをしたり…職員室の旧コンピュータもメンテナンスしたり…と、授業日には出来ないような様々な雑務を一気に片づけつつ…3学期に向けて授業計画を作ったり、教室内の私物を中心に大掃除したり、ちょっぴりフライングで要録の所見も書いちゃったり…やりたいことは山のようにあったのだが、タイムアウトでまあ、そこそこ片づけたかなって所で御用納めとなった。

さ、そうとなったら今度は我が家の仕事を片づけるぞぉ!えいえいおお。
27日深夜に自分もお風呂に入りながら急に思い立ってお風呂場のお掃除をしたので、28日夜はお風呂場から脱衣所までを大掃除。29日早朝からは目覚めてすぐに2Fの私の部屋からずんずんと大掃除をすることにした。部屋とクローゼット。2Fトイレと流し台と化粧台。…ミシェルの妨害その1:トイレを掃除中私の手にじゃれついて便器内に墜落…洗剤液をたっぷり身にまとったミシェルを大急ぎで丸洗い。ミシェルが薬品を口にしないように、もう必死になるワタシにミシェルの大抵抗。ひっかき傷だらけ&ずぶぬれ。。。
お次は2F勉強部屋の本棚整理と壁拭き・絨毯掃除。…ミシェルの妨害その2:整理中のコミックス書棚にまだ乾ききらない体で躍り込んでMasterキートンと共に墜落。せっかっくきちんとならべたのに。。。
階段から一階までの階段掃除機がけと手すり磨き。あかり取りの窓の水ぶきとディスプレイのほこり取り。このあたりでばきばきと肩が痛くなった。何しろそもそもが頸椎の手術の後遺症で常に肩の痛みと闘うワタシ。この大掃除による酷使はけっこうな打撃だ。が、誰に泣きつくわけにもゆかぬ。ふと気づいた。朝ご飯を食べ忘れてた。時計を見たらもうお昼時。冷蔵庫と相談してあり合わせの食材をちゃちゃっと炒めてゆでたてスパゲティとあえて食べた。両肩に湿布を貼って、鎮痛剤を飲んで、ふうと一息。で、さて掃除掃除!
午後は1Fのトイレのお掃除。1Fトイレはワタシ以外にも我が家にやってきたお客様方が使う機会も多いのでさらに念入りにごしごし。床も隅々まで綺麗に拭いてまあ満足な仕上がりかなと思ったその時!…ミシェルの妨害その3:トイレ掃除の汚れた水入りバケツになぜかダイブ!床にバケツの水がどどーっと。。。ああ大洪水。…もう!みしぇる!!みしぇるのばかああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!
午後はびしょびしょになったあれやこれやそれやあっちやこっちやを拭いて拭いて拭いて拭いて拭いて…時間ばかりが過ぎてゆく。猫って猫ってねこっていったいなんなんだぁ。。。もう。
しかもみしぇるはあんまり水を嫌がらない猫なので床中に広がる水にたたたーっと走り込んではつるつるーっっとすべって、また駆け抜けてゆき、またたたたーーーっっと走り込んできては…を繰り返してる。すっごく楽しそう。っていうよりか、むしろこれは…狂ってる。おまえは何者だ何考えてんだ馬鹿猫イカレ頭クレイジーキャットミシェルまったくもうほんとうにもうああもうもうもう…泣き言を声に出して黙々と床を拭く。やれやれ。いったいどんな大掃除だよ。
夕方になってた。リビングの棚を片っ端から拭く。ポトスライムポトスシャコバサボテンパキラをどかして拭く拭く拭く。マントルピース上のディスプレイも全部下ろして拭く拭く拭く。玄関の靴箱の上のものもみいんな下ろして拭く拭く拭く。はあ。肩がすでにもう痺れたようなカンジ。痛いのを通り越して肩全体に分厚い鉄板が入ったような感覚になってる。あまりにも腹立たしかったのでミシェルは 空き段ボール箱に閉じこめた。諦めたのか大人しく…覗いてみたら熟睡してる。やれやれ。リビングの床の隅々までに掃除機かけてワックス入りのクリーナーをしゅっしゅっ。拭き拭き。外はもう真っ暗。ああああ疲れた。大掃除1日目はここまでにしよ。なんかくらくらしながら倒れるようにベッドへ。家中綺麗になって嬉しいんだけれどね、明らかによけいな仕事が多過ぎの一日でしたの。もう。みしぇるのばあかあ。。。って、あ。階下からがたごと音が聞こえる。そうだ、ミシェルを 段ボール箱にしまい込んだままだった。あ、お夕飯食べてないや。やれやれ。


2006/12/30(土):奇行猫Michele

大掃除二日目はキッチンを徹底的にお掃除…と言っても、キッチン好きのワタシは割とマメにお掃除している。換気扇とか流し台回りはつい最近ていねいに掃除した所なので、今回はクリーナーをしゅっしゅっとかけて拭き取るくらいで終了。ゴミ箱コーナーも掃除したかったのだけれど今年度のゴミ出しの日は29日で終了だったので、28日まで勤務のあるワタシには無理無理…。まあ、いいかって事で今回はコンロにしっかりとついた焼け跡落としとカランの水垢落としと電子レンジや冷蔵庫の汚れ落としに集中。そして床掃除。キッチンはお料理のハネが、え?こんな所にまで?というほどの結構遠くまでついていて、拭きながら、お?ここもか?む?こんなとこも?なんて汚れを見つけると楽しくなっちゃう。…が、そのうちになにやら背後でごそごそと不穏な動きを感じた…うっ!ミシェルの妨害その4!
大根お化け…きゃああああ。
ねえ!ミシェル!なぜキミはそんなにおじゃまが好きなの?っていうかなんでそんなに野菜が好きなのぉ!?
せっかく綺麗に掃除した床に大根の葉が散乱。。。。。。。あっちにもこっちにもこんなとこにまでも。
はあ……。
ミシェルはなぜかベジタリアン。飼いはじめの頃は、長毛種故体をなめたときに胃袋にたまってしまう毛をはき出すために葉っぱをかじっているのだろうと思っていたのだが、どうもそうじゃあないみたい。買い物から帰ってきた時も、レジ袋から冷蔵庫へ食品を移しながらふと見ると…ミシェルがほうれん草やレタスなんかをしゃりしゃりとかじってる。となりにお刺身のパックがあっても目もくれず。夕食準備の時も私の目を盗んで食卓からちょいちょい、と野菜の煮物なんかをかすめ取る。となりにお肉のお皿があっても。うーむ。
ミシェルには変な癖があって、人間様の食べ物を黙っていただくときには必ず運び出して所定の位置でこっそり(?)食べるようだ。ってその所定の位置はワタシの仕事机の横なんだけど。2Fのその場所まで、水菜やミックスナッツや葉付き大根などがよいしょよいしょと運び上げられる。で、食べ散らかし。なんじゃこりゃ?な悪癖だがせっせと階段にもめげず苦労しておっきな大根を運び上げようとするミシェルを見てると、叱るよりもオイオイおまえはいったい何考えてるんだぁ?…と笑い転げずにはおれない。
そんなこんなで、今日の大掃除も終わりました。肩痛と満足感を天秤にかけたらまあ少しだけ満足側に傾くか?うむうむ。
さて、ミシェル、大根を返しておくれ。それ、お正月のお雑煮に入れるんだからね。