2001年の記録

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1/22(月):akyaの誕生日

朝、ちょっとした用事があり、遅く職員室を出た。
私のクラスは5年2組。階段を上って3階の、端から2番目の教室。
途中、踊り場で、ちらっと身を翻して走り去る男の子の姿が見えたような気がした。
???何やってんのかな・・・??
でも、階段を上りきると、もうだれの姿も見えない。
気のせいかな、他のクラスの子だろうな、と、ちょっと考え事もしていたので、ぼんやり教室に向かった。

教室にはいった瞬間、いつもとちがった雰囲気で
子どもたちがみんなこっちを向いた。にこにこしている。
めずらしく全員みごとに着席している。
そして、
「おめでとうー!!」
と元気な声が、あっちこっちから・・・

「先生 2001歳のお誕生日おめでとう!」
と、黒板に大きな字!!

私が歳をあかさないものだから、子どもたちは勝手に私を2001歳に仕立てていた。
そして、教卓の上には大きな段ボール箱にバンダナがかけてある。
中には・・・大きな苺ののったデコレーションケーキ!
「先生、これkazuyaが作ってきたんだよ!」
「先生、ホントは歳いくつ?ろうそくを何本買ったらいいかわかんないから、とりあえず40本買っときました!」
「こら!40本は買いすぎ!」
「先生、これ、俺からプレゼント!お母さんと一緒に作ったん」
袋の中にはタオルで作ったかわいい親子のテディベアが手をつないで・・・
もう、なんと言って良いのやら、嬉しくて声が出ない。ただ、「えー・・・すごーい・・・」と言うのがせいいっぱいで。
男の子から手作りのデコレーションケーキをもらうなんて生まれて初めて。びっくりしてもう・・・。

1時間目は子どもたちとケーキを食べて過ごしてしまった。嬉しくて、嬉しくて、こんな時、気のきいたことが言えない情けない私。
ケーキは甘くておいしくて、苺と生クリームがたっぷり入って、おっきくて、ふかふかのスポンジ!
なんてすごいんだろう。これが手作り?

また幸せに1年が始められそう。
これもみんな子どもたちのおかげだなぁ・・・。
ありがとう、みんな。
この気持ちの分、しっかりといい授業でお返しする事が出来るよう、がんばるからね!

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2/9(金):またまためまいと頭痛

今日で3日目。正確に言うと2日と8分の1日目・・・
私のお得意の頭痛とはきけ、そしてめまい・・・物音が頭にがんがん響くしまっすぐ立ってられなくなるしで
またもや仕事を休んでしまった。
3学期はさっさと授業を進めて復習問題をがんがんやろうと思っていたのに。
あ〜あ、どうしてこうなっちゃうんだろう、このポンコツ頭。
夕べは11時まで病院で点滴。
どうも点滴って苦手だぁ〜。腕が疲れちゃうしすぐ液漏れして針の周辺が痛くなるしで・・・。
まあ、点滴が好きな人なんかいるわけないけれど。

あ〜あ、授業がしたいな。
学校行きたいな・・・。
子どものころは学校が大嫌いだったのに。
不思議な気分。
もうベッドは飽き飽きだ!
あ〜あ、やれやれ。明日から3連休というのが恨めしい。

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5/4(金):お休みはのんびり

今日は朝から体調が悪いのをいいことに、ベッドでのんびりの一日。
春はめちゃくちゃ多忙な職業ゆえに、気が付けば5月。早いものです。

私は子どものころから鯉のぼりが大好き。日本の、世界に誇れる文化の内の一つじゃないかなって思う。
庭にでっかい柱を立てて、悠々と風をはらむ鯉。遠くからも一目でよく分かる。
「見てくれ!我が家にはりっぱな跡継ぎが成長しているのだ!」
家族の喜びにあふれた思いが感じられる。そして
「たくましく大きく育って欲しい・・・空へ登る鯉のように・・・」
と願う思いも。
見ているだけで、せいせいとした空気を吸い込んだ時みたいに幸せな気分になれる。

どうして男の子ばっかり?男女差別じゃあないのか!
と、子どものころは悔しい気もしたけれど、
なぜだろう、大人になって母となり男の子を授かってみると、
おおらかな鯉の泳ぐ様に、正直にただただ子を愛する親心を感じて、
男尊女卑なんて言うちっぽけなやっかみではなく、日本の文化として男の子を大切にする思いに感じ入ってしまう。

明日はこどもの日。
我が子に鯉のぼりを買ってやれなかったアパート暮らしの自分をずっと恨めしく思っていたけれど
家がようやく建ったころには、息子はもう鯉のぼりなんかいらない、少年期の終わりにいて
きっと鯉のぼりなんかよりお金が欲しいって言うだろう。
でも明日はせめて何かおいしいものを作って
息子を持った自分の幸せをかみしめる日にしたいな。

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5/5(土):MIHOちゃんとnishikawa君の結婚式

今日は教え子の結婚披露宴に出席。結婚した二人は、akyaが以前勤めていた学校のバスケット部員。
思い出すことはいっぱいあるけど、とにかく二人ともいい子だった。
MIHOちゃんはすごくやんちゃな女の子だった。で、姉御肌で後輩の面倒見がよくてあったかくて、涙もろい子だった。
nishikawa君はちっちゃくてまじめで、よくバスケットボールがいっぱいつまったバッグを何個も背負ってコケそうになりながら体育館へ向かってる姿が印象的だった。
二人ともまぶしいくらい幸せそうで、わたしも嬉しくなっちゃた。
「お母さんは男の人に囲まれてる職場でお化粧も出来ないってよく嘆いてたけど、一生懸命に働くお母さんの姿はどんなに着飾っている人よりもきれいだって思います」
MIHOちゃんのお母さんへの言葉が印象的だった。
すてきな二人。どうかいつまでもお幸せに・・・。

今日はこどもの日。夕食にはお稲荷さんを作りました。ちまきを食べて、柏餅も食べて・・・。あとは菖蒲湯につかってゆっくり眠ろう。

明日はレコーディングです。

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5/6(日):レコーディング!!

学先生のお宅におじゃまするのはこれが2回目。
でも学先生のスタジオにおじゃまするのは初めてだったから、すごくドキドキしてしまいました。
スタジオにはおっきなグランドピアノと、たくさんのシンセサイザーとベースにギターに・・・
なんて言うのかな・・・あの、ギターみたいな弾き方をするキーボードみたいなやつ・・・
他にも機材がぐちゃっとあって、楽器もどっさりおいてあって、でもそれが雑然としているのではなく何となくみんな居心地のいい場所に気分良く置かれている感じが何ともすてきな雰囲気を醸し出していました。そして窓は閉め切り、遮光と防音用の(?)カーテンも閉め切り。暗い部屋におしゃれなバーカウンタみたいなテーブルがあって、天井には小さめのスポットライトがついてて、なんと言ったらよいのかもう、不思議な・・・アジトみたいだった。

私の所属している『ぐんま子どもの人権宣言合唱団』は高崎市にあって、大人から子どもまで様々な年齢の人たちが一緒に歌を作る合唱団。今回は藤村記一郎先生の合唱組曲「子どもの人権宣言」をCD録音しようという取り組みの最終段階。すでに合唱部分はとあるホールでの録音を終え、今日は私たちソロパートの録音とあいなったわけでございます。歌なんか超ど素人の私。ただ声はでかいのですが・・・。

私が到着したときにはまだ二人の子どもたちがソロの録音しているところだった。双子の姉妹で、声の質がよく似ている。ちょっと高音域が苦しそうで、なかなか思うように歌えず苦労しているようだったけれど、この二人の歌声はなんと言っても愛らしい。こんなかわいい声でささやかれたら、お父さんはどうするのかしら・・・なんて失礼なこと考えながら録音の様子を楽しんでいました。

さて、akyaのレコーディングは・・・。
う〜〜〜〜〜〜ん・・・本当に、本当に、ほんっとうに、あれでいいのかなあ・・・。
自分の歌声はいつもだれよりも身近に聞いていて、聞き慣れているかと思いきや、ヘッドホンから返されるあの声は、否、否、全然違う人の声なんだもん。
決して声楽を勉強された方のようなすばらしい歌を歌えるという自信を持っているわけではないけれど、でも、もう少し、太くて、迫力のある声だと思ってた自分の声が、実は結構頼りない声だったんだなぁ。ふ〜ん、こんな声なのかあ・・・。とびっくりしちゃって初めのうちはなかなか自分の声になじめずに苦労してしまった。

でも、何度やり直しになっても、
「もう一回やろう」
とにこやかに言って下さる学先生が神様みたいに見えた。
きっと心の中は穏やかならぬ所も多少あったのでは(?)と思う・・・???

昼の2時半ころにスタジオにおじゃまして、家に帰ってきたのは9時過ぎ。akyaは2曲だけの録音だったけど、一人で2時間くらいは使ってしまったかな・・・。
それにしても合間合間のおしゃべりが楽しくて、それに学先生のスタジオは居心地がよくて、本当は帰りたくなかったなぁ。

今度はおしゃべりだけしにおじゃましたいと思う。学先生、行ってもいい?

そうそう、途中でジバエードフさんとそのメンバーの方々が遊びに来て下さったのにも驚いちゃいました。ロシアのバリトン歌手の方。なのにおみやげが草津の温泉まんじゅうだった!

CDができあがるのは10月頃だと言うことです。さてさてさてさて・・・・・・・。

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5/19:走るって

今日は体育の授業で50m走のタイムをとった。今年3回目。
どうして子どもたちってこんなにどんどん力が伸びるんだろう。
天性のバネで無駄なく走るogino君はすでに7秒台を更新中。
今まで9秒代前半で走ってたo^tani君はきれいに腕が振れるようになって走りがコンパクトになってびっくり。なんだか弾丸のように走る走る!今日突然7秒6を出して本人がびっくり!
「やったーやったーやったーやったー!!!!!!」
踊りながらどこまでも飛んでってしまう。うん!わかるわかるその気持ち!

授業をしていると、ほんの小さなきっかけで、子どもが「何か」をつかんだときが、教師の側にくっきりと見えることがある。そのとき、(あ、この子は変わったな)と確かに見える。子どもが持っていた本来の力がパッと吹き出すように子ども自身を変えてしまう。
いいな、子どもって。どんどん成長していく。変わっていく。伸びていく。

走れ走れ!君たちはまだまだもっと遠くへ行けるんだから。

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5/20:2度目のレコーディングをしながら

私のソロのところがやっぱりうまくとれていないらしい。雑音が入っていて・・・と学先生はおっしゃっていたけれど、でも、きっと本当は、私の歌ではソロとしてはまだ不合格だったのだと思う。今日はとりなおし。とりなおせてよかった・・・。でも、出来たらもっと何度でも自分が納得できるまでとりなおしたいのだけれど・・・。
今日のレコーディングがうまくいったのかどうかは別として、今日学先生とおしゃべりしながらずいぶん考えちゃったことがある。

合唱って何だろう。
ヒットチャートに並ぶ音楽は今やもう何でもありの世界だ。ロックだってかつてのような単純な枠組みじゃあなくて、私なんかすでに耳でジャンルわけが出来ない。テクノのリズムだって、これはツーステップだよと言われても、どうして???となっちゃうもん。やだな。もう。
まあ、そんなことお構いなしに、ただいい気分で楽しめれば、それでいいんだいっ!て思うけど。

で、合唱なんだけど。きれいな頭声発声の歌声ももちろん素敵だし好きだけど、「ぐんま子どもの人権宣言合唱団」のような、また、うちの学校の子どもたちのような、あふれんばかりの、弾けんばかりの大爆発的な合唱も私は好き。

音楽集会では、1年生は真っ赤になって体を前のめりにして歌う。2年生は指揮にあわせて体全身が自然に動き出す。5.6年生が若木みたいにしっかりと立って目を輝かせて歌い出す。3年生は大きな口をいっぱいに開けて、4年生は背伸びするみたいに息を吸って・・・。
中央で指揮している私は
「最高!私って得な役回りだなあ!!!」
と、もうめちゃめちゃハッピーな気分になってしまいます。
子どもたちもそんな音楽集会が大好きで、終わったあとはみんなせいせいした顔で、胸を張って体育館から出ていく。

声楽をきちんと勉強してきた人は、
「地声が汚い」
と言うのだけれど、私は専門家でないから何とも答えにくい。
「あはは、子どもなんてみんな汚いんだからさ、いいじゃん、それで」
ほんとは言いたいこと沢山あるけど、そうやって話をごまかしてしまう。だって、私には専門的なこと、本当にわかんないもの。
ただ、一つ言えるのは、子どもたちが歌が好きで、歌うことが楽しくて、いい気分になったら自然に歌がでるような、そんな教育をしてあげたいとは思う。どんなにきれいに歌わせようとしたって、学校中の子が少年少女合唱団みたいに歌えるのかな。そして歌が大好きになるのかな?
学校帰りの田んぼのあぜ道でがんがん歌ってるような姿が私は好きだから。うちのクラスの子達みたいに帰りの会でうたった歌が何か自然に帰り道でもでて来ちゃうみたいなのっていいなあって思う。

学先生、「子どもの人権宣言合唱団」の子どもたちって、きっと、一生涯歌が好きでいると思うな。

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6/1:道徳性検査?

今日、私の職場では2年4年生対象の道徳性検査があった。正しくは「長所発見テスト」というものらしい。
道徳性って検査してわかるもの?また、検査したらそれでどうだっていうの?何かイマイチよく分からない。この検査は児童が試験料を払うというものでなく、行政負担で行われている。だから、こちらでいくら「いらない!」といってもなかなかなくならない。貴重な授業時間を割いて、なんのためにやるんだろ?

5年の先生の話。
「アリの行列を校庭で見つけました。あなたはどうしますか。」という設問があって、その選択肢が
・ふまないように見ている
・巣を探して穴を掘る
・みんながふまないように注意を呼びかける
・・・だって。
「せんせー、どれにもあてはまらない〜〜〜」
と嘆く子が続出したとか。

当たり前だよね、アリの行列を見たとこで、
「ああ、アリだ」
くらいしか思わないよ・・・田舎だもん。群馬は。ましてや
「みんな、ここにアリの行列があるから踏まないように気をつけてね!!!」
・・・な〜んてよびかける子が一体何人いるって言うの???

挙げ句の果てに2年の先生の話。
質問「せんせいはこわいですか。」
・こわい
・やさしい
・どちらでもない
・・・そんな学級差のある質問してどぉすんのやら・・・。
こわくったってそれが真の優しさの先生もいるし、優しくったってただのご機嫌取りって人もいるのに。

この検査、けっこう時間がかかります。
一人あたり結構な金額もかかります。
こんなことにお金かけるなら、その分学校にいい本でもビデオでも買ってくれた方がよほど道徳性を高める上で効果的だと思う!

何なんでしょうね。実際の話。

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6/4:作品展

今日は暑い!暑い!30℃越えた!本当に暑い日だった。
こんな暑い日なのに午後の校庭で体育!!陸上競技をやった。いやぁ〜〜〜疲れた!

放課後、一人で職員室の廊下の掲示板に郡の巡回図工作品展の作品を展示した。
「わぁ〜〜おもしろい!いいよねえこういう展示って。勉強になるよ!」
真っ先に励ましてくださったのは私と同じ名前の大先輩、T先生。
「本当にね、つまんない研修なんかよりもこういういい作品を見ると学ぶところがいっぱいあるよねぇ・・・いいよねえ・・・こういうこと始めてくれて、ありがたいよね」
大先輩の励ましにすごく気分が軽くなったakyaでした。

何しろこの回覧展を始めるにあたっては結構苦労したからなぁ・・・。ある意味、郡内一部の図工主任の反対を押し切るような所もあったし。でも、やってよかった!

1時間くらいかけてようやく展示が終わった。6:30をまわったしそろそろ帰ろうかとしたとき、廊下から、
「うぉ〜〜!!なんだこりゃぁ!すっげえー!!」
突拍子もない歓声が上がった。
見ると今年新採用のK先生。顔中の笑顔で、眼をきらきらさせて作品に見入っている。
「すげぇ〜!こりゃ、すごいっすねえ!子どもにこんなん描けるんか・・・」
その驚く様がとてもまぶしく見えた。
あんな風に子どもの作品の一つ一つに大感激したころが私にも確かにあったと思う。

よかった!苦労して展示会を始めた甲斐があった!
ちょっといい気分で帰途についたakyaでした・・・。

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7/25(水):夏休み・・・

夏休み6日目。朝起きて洗濯機に本日の洗い物を放り込んでセット。ランニングシューズを履いて外に出る。5時過ぎ。暑い!もう空には我が物顔の太陽。
川辺から田んぼのあぜ道へ、向日葵の野道から小さな丘へ、ランニング!らんにんぐ!
帰ってシャワーを浴びた瞬間の充実感!よぉしっ!今日もいい気分だぞぉ!
朝ご飯を作る。今日は鮭を焼いてナスもみを作った。ここんとこはまってる、しそやミョウガやイタリアンパセリや青唐辛子などなど入った、ぴりっと辛い、とっても香りの高い塩もみ野菜。キュウリや玉ねぎやなすが、もう私にはこたえられない夏のごちそう!ぜったいこれで夏バテ知らずだな、うん。必需品。
これ、akyaのレシピに入れようかな?でも、こんな簡単なの、お料理といえるのかしら?それに、おこちゃまは食べないよなあ・・・なんて思いながらの、あさごはん。

洗濯物を干して、缶・ビンのごみを出して、ようやく学校に出勤。ああ、夏休みだ!こんなにのんびり出勤できるなんてもう!

学校の駐車場に着くといつもの赤い車が2台・・・なのに職員室には誰もいない・・・。????
そうか!某O氏のバッタもんカ○ンで、3人、くりだしたんだなー。
そういえば、昨日
「とりあえず『るるぶ ぐ○ま』は持っといたから」
なんて話し声を聞いたっけ。一体3人、どこで野宿したのやら。

わたしはおきまりの備品調査をして(guchi先生に、たいそう助けてもらった)もう退勤♪・・・本当に夏休みってばもう!

猛暑で40℃越えも驚かなくなった今日この頃。
夏!だいすきだー!!

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7/27(金):ジンギスカン!

今日は臨海学校前の事前登校日。子どもたちはみんな元気そうでよかったよかった。約1週間ぶりのご対面〜・・・で、みんなにこにこしてて私も嬉しくなっちゃった。
臨海学校のキャンプファイヤーで今年はフォークダンスを4つも踊る。そのうちのひとつ、ジンギスカン。

今年のパートナーS先生はすごくユニークな発想をもってて、それはもう嬉しかったりもするんだけど、独走が多いのにちょっと疲れ気味の私。今回、「ジンギスカン」を踊るってことをそちらで勝手に決めてくれちゃってから、どんな振りかは覚えていないと言うし、音楽も持ってるはずだけど見つけられないと言う・・・。2校同時入校なので、もう一校の子どもたちが練習済みのことなら、こちらもなんとか合わせなくてはならない。
「どうするんですか?」
と、(胸騒ぎを覚えながら)聞いたら
「たのむよぉ〜」
あ〜あ・・・やっぱり・・・。

それで結局私が振りを調べた。5件の本屋と2館の図書館で見つからず、トホホな気分でいたら、BITがインターネットで振り付けとmidi fileを発見したと教えてくれた。それから毎日、自分の部屋のパソコンの前でmidi fileを開いては踊りまくり、ようやく踊りを教えられるくらいになった。でもCDがない・・・学校で子どもたちに音楽なしでどうやって教えるのだ!
実は、心やさしいU先生が、こういうのならありますよとテープを貸してくださったのであった。でもお借りしたジンギスカンのテープはインストロメンタル版だったのだ。う〜ん・・・できたら、あの、「ウッ!ハッ!」付きの歌入り元曲で教えたい!!
それから、毎日目に付く限りのCDショップを探して、探して、ついに12件目!ようやく1枚のCDを発見!感動のあまり手から取り落としそうになった。即、購入。ほんっとにもう・・・。

それで今日、登校日、75人の子どもたちに教えることが出来ました。みんなへとへとになりながらも、あの、
「ジン・ジン・ジンギスカ〜ン♪」
のメロディのところでウケまくり!はしゃぎまくり。

ぜぇーぜぇー肩で息をしながらも、
「面白かった!もう一回!」
という男の子を見ながら、やれやれ、とうれしさ半分、脱力半分。

ほんっとにもう・・・。頭ん中にはジンギスカンのメロディーが渦巻いてるし、体中は筋肉痛。なぜ私だけが・・・?
あと2学期、3学期・・・先が思いやられるぅ〜・・・。

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7/28(土):おいすたーみるく 

早起きは3時。シャワーを浴びて、今日は那珂湊へ。
R50を快調に飛ばし、1時間も往くとすでに佐野市。

7:55、那珂湊港到着。駐車料金は4時間100円。安さにびっくり。
台風の影響か、うねりの高い太平洋。風も強くて薄っぺらなタンクトップ姿の私は全身鳥肌ものだった。
でもてくてく歩けばすぐに体もあったかく、海門橋(かいもんはし)のてっぺんではカンカンと鐘をならしてゴキゲン。
海はどこまでも鉛色。雲は厚いけれど、ところどころの割れ目からのぞくその高みは驚くほど蒼かった。

今日の目的はなんと言っても森田水産直営店のウニ丼!
噂では丼の端から端まで黄金色に輝く粒ぞろいのウニたち!
のはずだったのだけれど・・・
ま、世間なんてそんなもんさ、と、利潤と評判の折半をすりぬけつつしたたかに生き抜く人々の思いに妙に感心。噂の半量ほどのウニはそれでもとっても甘かった。
外の浜焼き屋台ではてんこもりのウニ焼きもごちそうになった。ほくほくしたウニの、また趣の違う香ばしさ。もう・・・夏休みってほんとーに・・・!!

が!今日のめっけもんはなんと言っても天然物の岩カキ!!
磯の香りとうまみをその大粒の体一杯にため込んだ濃厚な味覚にしばし言葉を失いました。
食いしん坊のakyaにはもう!もう何という幸せ!!!

当然買って帰ったよ。お店のおじさんはとても親切で、丁寧に貝柱の上側をはずしてくれた。
「家では軍手して開いてね。手ぇ切っちゃうからさ」
「天然物はね、素人さんじゃあ無理、無理」
そう言って得意げにちらりと私を見た。ちょっと大げさに感心のまなざしを送っちゃったな、うん。
(おじさん!すてき!)
もちろん2,400円のカキは2,000円になった。うふふ。

帰宅16:30。やすちょの帰りが待ち遠しくて・・・。

夕食にはもちろん岩カキを食べた!!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・至福。

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8/2(木):臨海学校

昨日臨海学校から帰ってきました。いやあ、疲れたのなんのって・・・
なんといっても暑い湿気に満ちた空気って応えるね、うん。

今年のお子様たちは、無邪気なかわいい5年生で
「ヨッシー!一緒に海に入ろうよぉ」
「ねえ、おさかな探そうよぉ」
とにかく、びったりくっついてる。離れようとしない。知らないうちに手をつないでる。
きわめつけ・・・
「ねえ、せんせぇ〜ねぇぇぇ〜うぅぅ〜ぼくと遊ぼうよぉぉぉぉ〜」
ぴたぁーっと抱きついてくるオトコの子・・・背のちっちゃい子だから許すけどさあ・・・ううむ。
オイ、君たち5年だったよね?

静かで温かく、クラゲも姿を見せないのんびりした海。
今回はワタリガニとの格闘が記録すべきことかしら。
甲羅横幅目測7cm
海底での出会いに私のような内陸人間が一瞬怖さを覚えるに十分な大きさ。
水中に潜り込んでちょい大きめの岩をつかんでひっくり返したとき、
ヤツは姿を見せたのだった。
とっさに手を引っ込めた。なぜか「ヤバイ」ってな感じが先立って。
でも次の瞬間、私の中の何かが「しめた!」と叫んだのが不思議とはっきり聞こえた。

そのあとは格闘。岩から手を離すとからだが浮かんで逃げられてしまうから必死に片手ずつ岩をつかんでもう片方の手でカニの甲羅をつかみかかる。捕まれてなるかとカニは全部の足を総動員して砂をかく、私にハサミで斬りかかる・・・左右交互に4カ所斬りつけられた結果、子どもたちの出した網をくぐってカニは逃走。ちゃんちゃん。悔しいなあと言う気持ちとこーふん気味の満足感と両方・・・そして気がつけば息がえらく苦しくなってた。この数分のバトルの間、ずっと海の底だったのだ・・・。

考えてみれば一体私って、寺泊に何しに行ったのか?(はーい。引率でーす)
・・・結局自分が楽しみに行ってる。毎年。臨海は。
なんったって溺れるのが難しいくらいに波もなく浅い臨海学校の海水浴場に囲いロープ付き。
子どもたちの監視してるだけじゃ時間が持たない。
ヤドカリと巻き貝とウニとカニと烏賊。今回の臨海学校で出会った生き物たちでした。

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