5月23日、いよいよ決勝の日となりました。いつものように電車の時刻を調べてから駅へ向かいました。
駅へ着いて驚いたのですが、改札に人だかりが出来ていました。今日はホームへの入場規制を行っているようです。
あと少しで中に入れるというところで、ゲートを閉められてしまいました。しばらくすると、子連れということに
駅員さんが気づいたらしく、ゲートを開けて中に入れてくれました。電車の中はまだまだ大勢の人が乗れるくらい
空いていました。(かなり余裕を持って出た方がいいと思います)
 決勝はKスタンドで観戦するので、昨日までとは反対側の出口からでました。改札で子供を預かっていただく方と
待ち合わせをしていたので、合流しKスタンドの方へ歩いて行きました。(MATの社長様に、せっかくモナコに
来たのだから子供がいない方がF1を楽しめるのでは?とのお気遣いをいただき、お言葉に甘えて子供を預かって
いただきました。ありがとうございました)
 途中で各チームのグッツを売っている”屋台”が並んでいたのでBARグッツを購入しました。(ずっと探して
いたのですが、どこにも売っていませんでした。フェラーリ、ルノー、マクラーレン、ウイリアムズなどはいろいろ
なところで売っていました)
 Kスタンドの説明を少ししますと、Kスタンドは1~8まであるとても大きなスタンドで、今回は一番ゴールに
近いK8スタンドでした。目の前にはヨットハーバーがあり、たくさんの人が船の上からレースを見ていました。
Kスタンドは前後をコースで囲まれていて、歩道橋を渡らないとスタンドに行くことができません。左前方には
大きなスクリーンが設置されていて、レースの状況を把握することが出来ました。歩道橋の横にはスーパーマーケットがあり、決勝日も開いていて飲み物など購入できました。(モナコのほとんどのお店は通常日曜日はお休みです)
前を走って行くレースカーよりも後ろを走りぬけるレースカーの音が凄まじく、後ろというよりも自分の真下を
通過しているような感じがしました。
 

 決勝レースが始まる前にF1パイロットによるパレードが
行われました。これは全ドライバーが車(トラック?)に乗
ってコースを一周するというものでした。パレードが終わっ
てから、決勝レースが始まるまで1時間以上時間があったの
で一度スタンドから外に出て、お昼を食べました。スタンド
に再入場する時は、入り口で渡したチケットの半券をもらい
再入場する時に、再度半券を渡すという方法でした。
 
 

 午後2時決勝レースがスタートしました。2004年のモナコはとても荒れたレースとなり、佐藤琢磨もすぐにマシントラブルでストップしてしまうなど、とても残念な結果となってしまいました。(琢磨が止まってしまった場所はK5かK6スタンドの前だったので、Kスタンドから応援していたたくさんの日本人の前でマシンがストップしてしまいました。)
 マシンを降りた琢磨選手は、こちらに向かって手を振ってくれました。その後、マシンは安全なところまで移動され、コースは大量のオイルがまかれていたので、薬品を使って掃除をしていました。レース再開後もしばらくの間、路面が滑りやすくなっていたのか、通過するレースカーのリアが振られているのが見えました。
 
 周りに座っている人の多くはルノーとフェラーリの
ファンで人数は同じくらいだったと思います。レース
はルノーのワンツーのまま後半に入りましたが、大型
スクリーンに映し出されたアロンソのトンネル出口で
のクラッシュを見て、フェラーリのファンが拍手喝采
大喜びです。
 まさに一昨日歩いた場所で、とても事故が起きるような場所では無かったはずです。スタンドで観戦していた人達には何が起こったか全く分から無かったのですが、セーフティーカー先導でレースは続きました。
 気づけばセーフティーカーの後ろにはM.シューマッハがいるではありませんか。これを見てますますフェラーリファンが盛り上がります。が、直後にシューマッハがトンネル内でクラッシュ!?先ほどのお返しとばかりにルノーファンは大喜びです。
 セーフティーカーが先導しているのに、シューマッハがなぜ事故を起こしたのか、スタンドの人達には理由が分かりませんでした。(スクリーンには繰り返しスローモーションで事故の様子が映し出されるのですが、トンネルの中ということもあり、暗くてよく分かりませんでした)
 終盤にはバトンがトゥルーリを追いかけスタンドも盛り上がったのですが、レースはトゥルーリが初ポール、初優勝という形で無事終了しました。


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