レバノン

一般情報

A人口

400万人弱 

B宗教

 宗教は、キリスト教とイスラム教が人口を二分しているが、イスラム教徒のほうが大家族のため、実際はイスラム教徒の人口が多くなってきている。キリスト教、イスラム教も多派に分かれており、キリスト教にはマロン派、ギリシア正教、アルメニア・カトリックなど、イスラム教にはスンニー派、シーア派、ドルーズ派などがある。また、このほかの少数派も合わせて、レバノンには十八の宗派がある。

C言語

 公用語はアラビア語であるが、英語とフランス語にも堪能な人が多く、ホテルやレストランでもこの二言語が通用する。ビジネス界では、英語のほうがやや優勢のようである。

D気候・風土

 レバノンは、面積が約10,500kuで、日本の三十三分の一、岐阜県とほぼ同じ面積の小国である。しかし、海岸、山岳、高原の3地帯が存在し、中東では唯一砂漠のない国である。気候は、ベイルートを含む沿岸部分は地中海性気候なので温暖で一年を通して過ごしやすい。次に、二つの山脈にはさまれたベッカー高原は、大陸性気候で乾燥しており昼夜の気温差が大きい。最後の山岳地帯は夏涼しく、冬にはかなりの積雪があり、冬にはスキー場にたくさんのスキーヤーが集まる。

E通貨・両替

・通貨の基本単位はレバノンポンドであるが、米ドルが広く流通しているので、特 に両替しなくても不便はない。クレジット・カードも使用可。

・$1=約LL1500(2001月現在)

F時差

 日本との時差は−7時間(3月〜10月のサマー・タイム実施中は6時間)。

G電圧

 通常220ボルト、50ヘルツ。ただし、110ボルトの地域もあるので、使用前に確認が必要。

H郵便・電話

・ポストはないので、ホテルのフロントに頼むか郵便局で出す。日本へは1週間 〜10日でつく場合が多い。

・公衆電話は少ないので、市内にかけたい場合はレストラン、店で借りると良い。

・国際電話はホテルから利用できる。日本にかける場合は、国際識別番号00本の国番号81日本の電話番号から市外番号の0をとった番号をダイヤルする。携帯電話がレンタルできるホテルも多い。

相手とつながらなくても料金をとられる場合があるので、くれぐれもご注意!!

I交通手段

・バスは走っているが、旅行者には利用が難しい。セルビス(乗合タクシー)とタクシーを兼ねている車が多いので、事前にタクシーにするかセルビスにするか決めておく。

◎セルビスとタクシーの違い

 セルビスは安いが、乗合なのでほかの客が乗ってくる。また、路線も決まっており大通りしか走らない。タクシーは高いが日本同様の乗り方ができる。料金は交渉次第であるが、目安の料金は以下の通り。

  ・ストリートタクシーの場合

  ベイルート市内:$5〜$10

  空港〜ベイルート市内:$25〜$30

 ・セルビスの場合

  1区間LL1,000$1弱)

J主な連絡先

日本国大使館:       (01)989750

空港インフォメーション      01)628000

救急車              140

警察            160, 112