CD批評コーナーVol.2

 ※コメントは客観的というよりかなり主観的ですがご了承ください。 

Diana Haddad"Jrah Alhabib"
ナワールと並ぶ女性人気シンガー。彼女はレバノン人ですがUAEの夫兼プロデューサーをもち早くからドバイに住んでいたためレバノン方言だけではなく、湾岸方言でも歌えます。実際、彼女のアルバムにはいつも2曲くらい湾岸の曲が入っています。前作、前々作は外国人でも聴きやすいポップ調で大ヒットを記録しましたが、今回はアラブ調を強めた感が見られます。マニマニがファーストシングルでヒット中ですが、前作、前々作と比べると売れ行きはイマイチ。私が一番好きな曲は2曲目のAdlaa 'aleikです。

Kazem Alsaher "Al hob Al mustaheel"
イラク出身のベテランシンガー。前作のビデオクリップでは20人近くの美女とローマの名所でダンスを繰り広げていた彼。てっきりかなりのプレイボーイかと思いきや、実際はシャイでまじめで全然プレイボーイじゃないそうです。(彼に会った友人談)この新作からのファーストシングル、La TidnahhadではNYロケで彼がマネキンに扮すると言うまたもユニークなビデオクリップ。この歌はかなりくせになります。他の曲も独特の味を出していてよくできていると思います。のりのりのCDではありませんが、じっくり聞かせる曲が多く大人のあなたのためのCDと言う感じです。

Amr Diab"Tamally Maak"
えー彼に説明などいるのでしょうか。アラブ界のリッキーマーティンことアムル氏。(一部松崎しげるという声もあるが)立て続けにヒット曲を飛ばし、今回のCDでもタイトル曲、Tamally Maakがすでに大ヒット中。彼の強みは確実にヒットする曲を歌っていることでしょうね。くせがなく誰が聞いてもああいい曲だと思う曲。誰でも口ずさめるやさしいメロディーライン。流行を逃さない曲調。彼の曲は何度も聴いていくうちに良さがわかると言うタイプではなくはじめて聞いた瞬間から好きになる曲だと私は思うのですが。最近はちょっとラテン調が強くなりすぎて(リッキーをかなり意識?)アラブらしさが特にシングルカットされてる曲にでていないのでそろそろアラブに戻って欲しいと言う私の願い。

Reem"Jisr Altwaasal"
ナワールと並んで私が大好きな歌手です。彼女はUAEのフジェイラ出身。まだデビューして今年3年目。私がはじめて彼女を見たのはオマーンTVでした。その番組は新人歌手を紹介する番組で彼女の歌を聞いたときこれは絶対に売れる!と私は確信したのです。1枚目のアルバムのときは湾岸以外では無名でしたが、この2枚目のアルバムで数曲のヒットを飛ばし、TVでビデオクリップも何度も流れ湾岸以外でも少しずつ認知度は上がってきたのです。ただ、まだレバノンでは彼女のCDは買えませんが。彼女の最大の特徴はその澄んだ声ではないでしょうか。アラブ歌手はわりとハスキーな感じや太い声が多いのですが、彼女の声は高くて透き通っていてソフトなんです。8曲中6曲も好きな曲があるという恐るべしCD。タイトル曲、2曲目のIhlwwat ayami、4曲目のIlla Hawana、5曲目のGhairat Raayがシングルカット。