■福山&鞆の浦(2002年2月11日)

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半日ほど時間があまったので、さてどこへ行こうか? 安芸の小京都、竹原へ行ってみたい、とも思ったのですが、ちょっと遠そうです。で、福山から路線バスに乗って30分ほどの鞆の浦へ行ってみることにしました。
鞆の浦については、今まで全く知らなかったのですが、古くは万葉集にも詠まれた瀬戸内の景勝地だそうです。

朝早くから来てしまったせいか、まだ地元の人ですらほとんど歩いていない・・・ここってホンとに観光地?とちょっと心細くなったのですが、道のいたるところには史跡めぐりの道標がたっていて、ホテルで見つけた地図を片手に、道標に沿って歩いてみます。

安国寺
沼名前神社(平安時代の法令にも記載されている古い神社。国の重要文化財に指定された能舞台もあります)、医王寺などを周ってみました。他にも山中鹿介首塚ささやき橋伝説鞆七卿落遺跡鞆城跡などなど。見所はたくさんあります。鞆城跡がある小高い丘には、鞆の浦歴史民俗資料館があり、鞆の浦を中心とした、瀬戸内の歴史・文化に関する資料を展示していました。

対潮楼
は、福禅寺の客殿で、国の史跡にも指定されており、座敷からの海の眺めはとても素晴らしいものです。和尚さまから、ここからの景色にまつわるお話を聞くことができました。射し込む光と柱の影の位置によって暦を判断したとか、古来からの人と太陽の関係など。内容はほとんど覚えてはいませんが、とてもありがたいお話だった・・・と思いますf(^^;)

沼名前神社 医王寺から眺めた景色
鞆七卿落遺跡。
明治維新前夜、三条実美ら7人の公家が
都落するときに立ち寄った旧「保命酒屋」や、
国の重要文化財の太田家住宅の主屋、
朝宗亭が残る街並み。
対潮楼の座敷からの景色
写りが悪いのですが、手前の島が弁天島。
和尚様の話によると、右手の小さな島が亀、
大きな島(仙酔島)が鶴の形になっているとか。

福山駅まで戻り、すぐ側にある福山城へ。福山城は、徳川譜代の水野勝成が築城したものだそうです。天守閣の内部は、福山城博物館として利用され、福山の歴史や文化などの資料が展示されています。また、城地は国の史跡として保存されていて、国の重要文化財に指定された伏見櫓鉄筋御門(写真イマイチなので、代わりに別のものを(爆))などもあります。

天守閣 月見櫓 御湯殿

時間つぶしの半日の予定でしたが、意外とたくさんのものを見ることができ、時間いっぱい楽しんでくることができました(^ー^)


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