■白川郷(2001年11月17日)

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金沢市内だけだったら、1日もあれば主な名所は周れてしまいます。なので・・・この日1日は金沢近郊へ足を延ばすことにしました。
でも、どこへ行く? 思い付くのはまず能登方面。輪島は一度行ったことがあるし・・・。
そんなとき、
白川郷まで金沢から直通バスがでているのを見つけました。
白川郷については、今まであまりよく知らなかったのですが、最近、いろいろな方の旅行記を読んで、ちょっと興味を持っていたところ。時期的にどうなのか良く分からなかったけど、せっかくの機会ですし、行ってみることにしました。

金沢から白川郷まではバスで1時間10分くらい。途中の山々が綺麗に色づいていて、これは紅葉も期待できそう?
ところが・・・この日は生憎の雨模様。道のりでは晴れていた天気もだんだん怪しくなり・・・到着したときはとても寒かったです・・・
でも、土曜日だったためか、次から次と大型観光バスがやってきて、たくさんの人で賑わっていました。

事前に何も調べてもこなかったし、当然ガイドブックも持っていないので・・・とりあえず、地図を一枚手にいれ、最初に見学したのは
合掌造り民家園。受付のおじさんが簡単に中を説明してくれました。中には25棟の家屋が、昔のままの姿で残されています。一通り中を見学し、でてきた後はであい橋を渡り、合掌造り集落の方へと向かいました。
寒いし時間もたっぷりあるので、とりあえず中に入れるものは片っ端から入ってみることにしたあっちゃんは、
明善寺郷土館へ。その名の通りお寺ですが、本堂や鐘楼の他に、合掌の家の中に民俗資料が展示されてます。
次に入ってみたのは、
どぶろく祭りの館。村が収穫を終える10月に行われるお祭りだそうで、”どぶろく”を神社に奉納した後、参拝者や見物者にふるまわれるそうです。そのお祭りの資料などが展示されてます。見るべきものはそれほどなかったのですが、最後に”どぶろく”を1杯もらえます。こういうお酒は苦手かなぁ?とおそるおそる口にしたのですが・・・甘酸っぱくて、美味しかったです(^ー^) ちなみに、”どぶろく”は市販されないお酒なので、お祭りの時と、この資料館でしか飲めないそうです。

合掌造り民家園 和田家

お昼を食べた後、午後の観光は、まず和田家から。白川村の合掌造り集落で最大規模を誇る代表的な民家で、国の重要文化財にも指定されています。中には、民具、生活用具などが展示されていました。
ここから、てくてく山道を上り
萩町城跡の展望台へ。写真では写りが今ひとつでよく分かりませんが・・・ここからは、合掌造りの家々が並んでいる様子がよく見え、おー、これが世界遺産、合掌造り集落かぁ、という感じでとても良かったです。
来た道をぶらぶら戻り、今度は
合掌造り生活資料館へ。ここも、生活用具などがいろいろ展示されていました。

これで、一通りはぐるっと周ったはずですが、まだまだ時間はたっぷり余っています。とりあえず、観光案内所の近くまで戻ってきたのですが、雨もひどくなってきたので、喫茶店でしばし一休み。後はどこで時間をつぶそうかなぁ?とこの後の予定を考えます。ふと、お店の中に貼ってあった地図を見ると、国道360号(?)を登っていくと、景色の良い場所があるらしい・・・ということで、そこをめざして行ってみることにしました。しばらく登っていくと・・・下の写真の場所へでました。写生をしている人もいたので、きっとここが、その場所・・・かなぁ(・_・")?


展望台から望む集落 国道!?を登っていった途中の景色

その後は、同じところをうろうろ行ったり来たり。お土産屋さんをのぞいたり。そんなことをしているうちに、意外と時間は過ぎていってしまいました。
最後、バス乗り場の近くにあった
焔仁美術館へも入ってみます。なんだか、良く分からないけど、白川郷にアトリエを構える画家らしいです・・・。そして、だんだん観光客も少なくなり、日も落ちて心細くなりかけたころ、金沢行きのバスがやってきました。

お天気がよければ、もっとのんびりと散策を楽しめたなぁ、と思うとちょっと残念ですが、まだ紅葉も見ることができたし、ホンと来てみて良かったです。


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