大鹿村の古そうなコンクリート製の小渋橋を渡ると中央構造線博物館があります。
博物館は中央構造線の真上にあって、庭に構造線の境界を示すコンクリートブロックがありました。
庭や館内には様々の岩石がわかりやすく配置されていました。
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これがその中央構造線で、博物館の庭を突っ切って向かいの山の上を通りずっと向こうまで続いているのです。
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この場所からはCM「南アルプス天然水」のように、遠くに雪をかぶった山が見えるよい風景でした。
またその反対側は大きく崩壊した大西山の山肌があり、今は公園にもなっていますが、
昭和36年の大豪雨で大崩壊を起こしたとのことです。博物館の近くにはいまいちよくわからない城の腰露頭と、
どこから転がってきたかもわからないという緑色岩巨大転石がありす。
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地蔵峠に向かって1.5車線幅の道を進むと安康露頭に着きます。
国道から少し下るとそこには川に侵食された地層のはっきりと見えるところがあり、わかりやすい露頭です。
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きついカーブを何度か登っていくと上村との境の地蔵峠になります。国道はここで一旦途切れますが、
村道(蛇洞林道)となってさらに登りしらびそ高原方面へと続く一方、元の国道へと下っていきますきます。
今回はここで終了し、Uターンしました。
戻る途中に小渋橋から小渋温泉への道に入ってみると途中から林道釜沢線が別れて
御所平というところまで続きます。このあたりの道はやや複雑でやっとのことで林道鳥倉線に合流できました。
標高約1,600mというかなりの高所を走る林道で、夕立神パノラマ公園という
南アルプスを一望できるイチオシの展望台があります。
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さらに国道をもどり、分杭峠を過ぎて下る途中のカーブのところに林道長谷高遠線の入口があります。
国道はどんどん下っていくのですが林道は入口からフラットのダートになっていました。
ただ、崩れやすそうな感じのするところです。名前からすれば高遠まで伸びていそうな気もしたのですが
約7km弱で行き止まりでした。少し戻ったところから林道長坂線で市野瀬に下ったのですが、
下りきっていよいよ出口というところで柵がありびっくりしました。よく見ると獣よけの電気柵らしく、
通行する場合は開けて下さいと書かれていました。
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美和湖の道の駅で車中泊した翌日、県道芝平高遠線で入笠山の芝平峠に向かいました。
芝平は途中にある集落の名前で「しびら」と読むのですが廃屋になってしまったところが多いようです。
しだれ桜のきれいな場所がありました。県道とはいえ1.5車線幅が続き、非持から16kmほどでダートに変わります。
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入笠山周辺は標高が高いのでカラ松はまだ緑になりきっていません。
大阿原湿原から林道釜無山線があって延長10kmとなっていますが、
入って見ると以前と同じ2.4kmほどの所でゲートがあってそれ以上は入れません。
しかし、標高1,900m、クマザサとカラマツの中を行くダート率50%の走りやすい快適林道です。
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甲州街道を戻り、韮崎の桐沢橋のところから崖に上る道に入ってみました。
狭い道を進むと短い新府トンネルで崖を抜けるのですが、この韮崎から白州町付近まで釜無川の左岸に沿って
切り立った延々と続く崖は七里岩と呼ばれる珍しい地形です。
さて、その先に韮崎ICから下ってくる道のトンネルの上にループ橋がありました。直径3~40m、
1回転ちょっとです。(注:2012年3月、このループ橋は廃道になりました。)
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