林道名 | 簡単ガイド | 調査日 |
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奥之沢林道 (湯之奥猪之頭林道) |
国道300号(本栖みち)から下部温泉駅の線路をわたって、せまい温泉街を抜ける。
道は次第に山の中に入っていって奥之沢林道となり、湯之奥をすぎてしばらくすると毛無山への登山口がある。
峠は静岡県富士宮市との境であり長さ300mくらいのトンネル(湯之奥猪之頭トンネル)になっている
(この画像は静岡県側)。全線舗装。
さて、トンネルを出たところでは思いがけないサイズの富士山が見え、感動する! 写真屋さんもたいてい何人かいる。 下りは猪之頭の集落になる。こちらから入る場合は県道富士宮線の猪之頭郵便局近くに奥之沢林道の表示がある。 |
1998.5.16 |
剣抜大洞林道 |
国道52号線、富士川街道の道の駅「とみざわ」から奥山温泉の案内板にそって山道に入る。
県道を数q進み、幡竜橋からは福士川に沿って登る。七ツ釜滝をすぎて1kmほどで奥山温泉に着く。
ここまでは簡易舗装でありセダンでも入れる。
奥山温泉から先はダート路になり、すぐに篠井山の登山口になる。福士川に沿ってつづら折りに登るが かなり登ったと思ってもまだ遙か上にガードレールが見える。高度差が大きく開放的なため、駿河湾まで見渡せる。 落石箇所も多く、特に鋭いのを踏まないように注意! (2003.11.23 舗装箇所が増え、特に危険なところはなくなっていた。) 峠近くになると「月夜の段」といって、壊れた山小屋の跡やクマザサとカラマツの良い雰囲気の場所になる。 標高は約1100m。峠の先、下る途中に富士山の見えるポイントがあるものの、 こちらはほとんど林の中を谷ぞいに降りていくだけでこれといって特徴はない。 この林道名について疑問だったが、十枚山への登山口の近くに剣抜大橋というのがあるのでこちら側が剣抜沢で 奥山温泉側が大洞沢なのかと勝手に思った。下った先は釜の口から十枚荘温泉を経て国道に合流する。 林道区間25km、長い、けっこう楽しめる。 |
2000.1.7 2003.11.23 |
思親山への林道 |
南部町内船(うつぶな)にある林道。
身延線内船駅の北側踏切を渡るとすぐに急な坂道、「思親山」(ししんやまと読む)への案内看板 (5〜6枚ある)に添って狭い山道を登る。杉林の中の1車線幅、路肩も弱そう。 途中2車線幅の立派な林道に合流する(この画像の場所)が、後でわかったことだが源立寺側に降りる道だった。 再び1車線幅、簡易舗装の暗くて細い急な坂道を道標に沿ってさらに登る。ジムニークラスが限度、 でかい車ではきついだろう。登りきったところが佐野峠、東海自然歩道が思親山に伸びている。 それとダート路が思親山を捲くように伸びているが今回は途中でパス。 佐野峠のくだりは緩やかで、きれいに舗装されさらに工事進行中。 下りきったところの集落からさらに北奥にダートが伸びているが、 このときは約2qのところでゲートにカギがかかっていた。(お盆止め?らしい) なお、帰りは天子湖の渕をまわって内船に出る予定であったが、源立寺のところで立派な舗装山道があったので、 進んでいったところ先ほどの思親山への道にぶつかったということである。 |
2000.8.15 |
豊岡梅ヶ島林道 (安倍峠) |
身延町、国道52号線、大城入口の信号から入る。
4kmほどで大城の集落を過ぎ、その後は見晴らしの良い登りになる。標高1,000m辺りになると 登ってきた道筋が良く見えるようになる、と同時に富士山がよく見えるようになる。写真屋さんにも有名らしい。 上の方にちょっとしたアズマ屋つきの休憩広場があるがここの展望は全くダメ。さらに上の道路わきに三脚を並べている。 峠近くの見晴しはあまり良くない。安倍峠は標高約1,400m、手前に開設記念碑があるくらいで これといったポイントは無い。停まるスペースすらなく、開設記念碑でさえ知らずに過ぎてしまうが 少し下ったところにトイレつき広場がある。 峠から静岡県側に下れば梅ヶ島温泉がある。全線舗装。なお、途中の林道脇に「鯉ヶ滝(またの名を恋仇)」 があり、さらに「三段の滝}、「安倍の大滝」というのもある。 (この林道は何度か通っているが通行止めのことが多く、2003.11.23時点でも梅ヶ島側が崩落していた) |
2000.8.15 2003.9.13 2003.11.23 |
井川雨畑林道、 戸屋林道(仮称) |
国道52号線から奈良田方面に向かう南アルプス公園線で、早川町役場から雨畑湖側に左折する。
雨畑湖をすぎて狭い道やすれ違いの出来ないトンネルをしばらく行くと雨畑硯で有名な集落があり、
その先の集落のはずれに「見神の滝」がある。
広場があり近くまで入れるので一見の価値あり。
ここから雨畑川沿いに舗装路が続く。トンネルは大小合わせて3本あり、三本目が 稲又トンネルで新旧2本並んでいる。 舗装が切れて「林道井川雨畑線」の表示があるあたりから登り勾配になる(注:舗装化はどんどん進んでいる様子)。 前方、遙か彼方にガードレールが見え、一気に標高差1000mをのぼるつづら折りの道が見える。 標高1600mあたりには行田山登山口の駐車場がある。行田山はちょうど標高2000mの山で、 ミレニアムを記念して整備されたとのこと。ちなみに静岡県側では大谷嶺(おおやれい)と呼ばれ、 地図もこちら表示が多い。ここから2時間ほどで登れるらしい。 この林道の上部はフラットなカラマツ林のなかで走りやすい。遙か下に登ってきた道が見える。 峠は大笹峠(標高1800mちょっと)といい、ここから歩いて約20分で山伏(やんぶし)岳(2013m) に行くことが出来る。 (山伏岳山頂はクマザサの原っぱで、ここからの富士山も絶景。一汗かく価値あり) 峠から静岡県側は舗装されている、が、落石が多く避けるのに苦労する (実はタイヤサイドを切ってパンクさせたことがある)。下って勘行峰線への分岐のところから 峠を振り返ると通ってきた道がよくわかる。勘行峰線は再び登リ返していくが井川雨畑線はそのまま下って 井川湖の北端まで続いている。 (勘行峰林道は静岡県のページにあります) ところで早川町から雨畑湖に向って二つ目のトンネル手前に戸屋集落入口という (バス停の表示は鳥屋入口だった)ところがあり、そこから「登り返す道」があって舗装の急坂を上ると 約4.6kmでダートになる。林道名は特にないが雨畑湖が見下ろせてカラマツ林の中をイイカンジで進む。 さらに1.6kmで通行止めになっていたが道は大金山に向かってまだまだ続いているようだ。 余談だが雨畑湖に向かう道に「久田子」(くたし)と書かれた標識がある。 川をわたって反対側に細い道が見え、急斜面を登っていくのだがドン詰まりにかなりの集落があるのが印象に残っている。 |
1999.11.26 2000.11.4 2005.10.1 |
南アルプス林道、 野呂川林道 |
甲州街道の竜王から芦安に抜ける通称南アルプス街道は、芦安村役場のあたりから南アルプス林道になる。
山の神ゲートあたりから勾配がきつくなり、約9kmで夜叉神峠登山口の駐車場に着く。
ここから夜叉神峠(1770m)までは樹林帯の中を登ること約1時間ほど。北岳、間ノ岳、農鳥岳と眺めが良い。 駐車場から先は毎年11/上旬から6/初旬まで冬季閉鎖になる。(現在は通年閉鎖:マイカー規制のため。 バス便あり) 1車線交互通行の夜叉神トンネルから広河原までの南アルプス林道は舗装路で通行車両も多い。 眼下に白鳳渓谷を見下ろしながら、また眼前に南アルプスの山肌を見ながらいくつものトンネルを抜け、 約15kmで広河原ゲートに着く。広河原は北岳の登山口であり、広い駐車場もある。 またここから甲斐駒ヶ岳や仙丈岳の登山口、北沢峠(2032m)までは村営バスしか通れない。 特に夏休みは混雑する。北沢峠より先はさらに長野県長谷村の戸台大橋まで約10km続いていて こちらも一般車は通れない。 広河原から野呂川に沿って下る道が野呂川林道であるが現在は県道南アルプス公園線となって、 それなりに整備されている。それでもここから 開運トンネルの出口までは所々にダートが残っていて、 水浸しの道や素堀りの狭いトンネルがいくつかあり楽しめる。渓谷美(白鳳渓谷という)は絶景、 たまにすれ違い渋滞が起きている。広川らから12〜3qで開運トンネルに着く。 (現在は広河原〜開運トンネル間も通年閉鎖) 奈良田からは身延に向かうより、丸山林道で増穂町に抜ける方がおすすめ。 |
1999.11.3 2003.5.24 |
富士見山林道 |
このあたりの林道はマイナー、というより多分誰も訪れないであろう。
国道52号線、身延町切石の身延町役場から夜子沢、中山方面に向かって細い道を入る。 入口は細いが中ほどから広い道になる。 途中小さなループ橋とトンネルがあるのがユニーク。 山あいの集落を結ぶ細い道が迷路のように続き、ところどころにトンネルがある。 矢細工に向けて細い道を登ると乗合マイクロバスとすれちがった。 集落のはずれから林道富士見山線となり、富士見山の東を大塩あたりまで標高700m位でくねくねと走る。 この道、里に下りることなく、ダートに変わって大柳川の五開というところまでつづいていた。 |
2001.8.10 |
林道五開茂倉線、 林道五開小塚線、 作業道十谷線 |
林道五開茂倉線は国道52号線、鰍沢町十谷入口信号から五開を通って十谷峠を越え、
茂倉を過ぎて早川町新倉に抜ける林道。つまり五開と茂倉をつなぐ林道である。
十谷温泉郷の細い道を抜けると大柳川渓谷になる。「銚子口二段の滝」を過ぎると左に十国峠への分岐がある。 あいにくこのときは工事中で峠までいくことはできなかった。 やむなく直進するとさらに分岐があり五開小塚線(3km、ダート)になる。 分岐の先は2方向とも開設工事中である。 おまけとしてはほとんど使われていなさそうな草ぼうぼうの基幹作業道十谷線(2.6km、ダート)というのがある。 |
2001.8.10 |
林道立石清水線、 林道赤石高下線 |
五開茂倉林道の十谷温泉から増穂町高下(たかおり)に抜ける山道があり、これが立石清水線である。
峠近くの清水という集落までは舗装されているが下りは未舗装路。 高下の集落内はややこしいが山沿いに進むと赤石温泉に向かう赤石高下線の起点がある。 ずっと舗装路でやがて戸川の赤石橋を渡り赤石温泉に着く。なお、ここからは平林の丸山林道まですぐである。 |
2001.8.10 |
田代第二発電所作業道、 別当代山林道、 早川町の山道(名称不明)、 町営林道赤沢線、 町営林道白糸線 |
「田代第二発電所作業道」は南アルプス公園線を北に向かって
小之島トンネルをでたところで右手の旧道から入る。
すぐに行き止まりになるが左手の新道のトンネル(明川トンネル)の上を渡ると道は左右に分岐し、
これがぐるっと一周して戻ってこられる周回林道になっている。が、右手の方はゲートが閉まっている。
左側を行き川を渡ると天然記念物「新倉の大断層」がある。
日本列島を横断する糸魚川−静岡構造線(フォッサマグナ西縁)がモロに見えるところである。
舗装路を上っていくと約4.3kmで転(伝)付峠への登山口になる。さらに1.8km進むと舗装が切れ、 このあたりから雑木林の明るい林道になって同じような急坂のカーブを何度か繰り返すと 見晴らしの良い広場にでる(1300mH)。この広場はループしているもう半周分の林道の合流点でもあり、 当然こちらにもゲートがある。 この広場から上は工事中の「別当代山(べっとうしろやま)林道」といい、 カラマツ林の中を進んで約1.1kmほどでドン詰まりになる(1620mH)。あわせて5.1kmのダートが楽しめる。 (→正面は別当代山) 早川町早川にある早栄橋をわたり山道を行くと2.1kmのところにゲートがあるが 開いていてそこからダートになる。さらに5.5kmで峠になるが、この間、 緩やかな勾配の幅広フラットダートで非常に走りやすい。残念なことに峠から南側の下りは完全舗装されていて、 早川町役場近くに下りてこられる。 七面山登山口の案内につられて赤沢に向かって入ると町営林道赤沢線になり、3.5kmでゲートになる。 この先は身延まで抜けられる雰囲気だ。下りは町営林道白糸線で羽衣方面に降りることができる。 | 2002.4.30 |
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