山梨県狭西、峡北エリア

林道名 簡単ガイド 調査日
尾白川林道、
大武川林道、
桑の木沢林道
<山梨百名山、日向山へはこちらから!>

 山梨県白州町、道の駅「はくしゅう」の脇の信号を山側に入って直進すると自動的に尾白川林道となる。 ちなみに途中左折して竹宇駒ヶ岳神社の方に行けば甲斐駒への黒戸尾根にとりつく。
 カーブを何回か切り返して高度を上げていく。舗装が切れてすぐに矢立石という 日向山ハイキングコースの入口になる。この少し先にゲートがあって、どうやら開くことがなさそうだ。 日向山へはここの駐車スペースから約1.5時間で、花崗岩の白い山頂に着くことができる。 白州町の白とは甲斐駒をはじめ、この辺りの花崗岩の崩れた白砂からきているらしい。 下方にはサントリー白州工場が見える。
 一方、ゲートの中を30分ほど歩くと錦滝という滝があり、日向山のピークからこちら側に下りてくることもできる。
 尾白川林道は錦滝の先もさらに続いていてトンネルも3つほどあるはずだが、 この位置にもゲートがあって入れない。ただゲートのすぐ向こう側には落石があって道がふさがれていた。

 大武川林道は道の駅「はくしゅう」から県道614を大坊に向かい、 大武川にぶつかったところ(キャンプ場がある)が起点となっていてここから舗装が切れ、 右にカーブしながら登っていく。1.5km先の篠沢橋で川をわたるがその先は工事中で入れない。 対岸には立派な工事中林道が見える。
 ちなみに橋を渡らず直進すると桑の木沢林道となるがこのときは道の真ん中に石があって進めなかった。
2003.4.29
雨乞尾白川林道、
精進ヶ滝林道、
御座石林道、
小武川林道
 山梨県のはずれ、国道20号線で信州蔦木宿に入り神代というところで川を渡ると立ち寄り温泉施設、 塩沢鉱泉がある。ここを起点に県営林道釜無山線があり、途中内山林道が分岐しているようだが未調査。 (釜無山とは長野県富士見町側の山でそちらにも釜無山林道がある)。ちなみに長野県との県境に釜無川があって、 その長野県側の川沿いに道がある。地図で見るとこの道は延々と続く魅力的な道に見えるが 強固なゲートのため入れない。

 また塩沢鉱泉(白州福祉会館)の裏手を起点に県営林道雨乞尾白川線がある。 塩沢川に沿った全線舗装の山道で途中に内山林道のもう一方の入口(ダート)がある。 雨乞尾白川林道はこの先キャンプ場の脇を通り、雨乞トンネル を抜けて白州町下教来石に出る。

 JR日野春の駅から下った国道20号線の牧原の交差点から武川町山高を経て見返り峠、 モジリ峠を通って精進ヶ滝方面に向かっている林道がずばり精進ヶ滝林道である。 といっても道なりに進むと御座石林道を経て御座石鉱泉に降りてしまう。 見返り峠といってもことさら眺めがよいわけでもないが、近くに精進ヶ滝が遠望できる展望場所がある。 精進ヶ滝に近づくには分岐を下った駐車場から徒歩で約40分である。 ちなみにフォッサマグナ大断層の露頭が 駐車場から数分のところにある。精進ヶ滝林道はほんの一部を除いて全線舗装。

 御座石林道は延長3.1km、全線舗装。途中に八ヶ岳のビューポイントがある。 御座石鉱泉からはダートで小武川林道に下る。

 小武川林道は武川町新奥から青木鉱泉に向かっている。なぜかいまだにダート路である。

 御座石鉱泉、青木鉱泉ともに鳳凰三山(薬師、観音、地蔵岳)への登山口である。
2001.8.10
2005.5.2
御庵沢小武川林道、
鈴嵐林道、
小字沢林道、
塩前第二林道
<レンゲツツジの甘利山へはこちらから!>

 甲州街道(R20)の韮崎で船山橋を渡ったところで右に入れば道なりに県道甘利山公園線(県道613)である。 どんどん高度を稼ぎ、終点は標高1400mの広場になっている。全線舗装。 シーズン中は反対側の小字沢林道から先の通行は出来ない。終点広場は駐車場でもあり、 ここから遊歩道で甘利山山頂までは徒歩約30分。

 さて、本題はこのあたりにいっぱいある林道群。甘利山公園線を登る途中に椹(さわら)池手前で ダート路との十字路がある。この甘利山公園線を横切っているのが御庵沢小武川林道である。 南への白根町(合併で消えた)、南アルプス街道側へ下る道は長い。全線ダートで楽しめる。途中枝道2本あり。 大川林道は未調査だが眺めがよいらしい。
 十字路から反対側、北側の鳥居峠側へはほぼフラット。砂利より泥が多い少々ヌタヌタ気味。 ここも途中に里に下りる舗装路と、鈴嵐林道(未調査)とがある。

 甘利山直下の広場から鳥居峠(峠と言っても峠らしくない)に下る道は小字沢林道といい、 ちょっと暗い荒れた道だ。鳥居峠から上円井までは小武川林道という。 途中ロータリー状の分岐からは青木鉱泉経由で鳳凰三山への入口になる。 もう一つ御座石鉱泉への分岐もあって御座石林道からモジリ峠を越え精進ヶ滝林道へとつながる。

 塩前第二林道は御庵沢小武川林道の塩沢出口に近いところに入口分岐がある。 1.8kmで通行止め、全線ダート。パラグライダーの舞う「スカイジム」の直下になる。
1998.6.20
1999.4.29
1999.6.12
丸山林道、
池の茶屋林道、
櫛形山林道、
長峰林道、
桃の木鳩打林道、
南高尾林道、
城山林道
<櫛形山のアヤメはこちらから!>

 市川大門から富士川大橋を渡り、そのまま直進すれば増穂の集落に入って平林の集落に着く。 「櫛形山へ」の表示に沿っていけば丸山林道になる。樹林帯を登ってしばらく進むと、 途中で右に行く櫛形山林道の分岐がある。

 丸山林道はさらに登って高度を稼ぎ、峠近くにまた右に行く池の茶屋林道の分岐があり、 櫛形山へはこの林道の終点からが便利。櫛形山(奥仙重ともいう)まで1時間、 さらにアヤメ群落のある裸山まで小1時間。
 丸山林道はこの先峠を越えて、しばらくダートが続き、後半から舗装になって奈良田の集落に降りていく(右の画像)。 しょっちゅう崖崩れがあるそうでよく通行止めになる。だが渓谷美は満点。奈良田への下りはすごく、 遙か下に奈良田湖が見えつづら折りに下っていく。

 櫛形山林道は櫛形山の東側をほぼフラットに伊奈ヶ湖方面につづく。途中、 車が10台ほど止められる展望台を経て長峰林道と変わり飯野新田に下りる。 でこぼこ道だったがあっという間に舗装されてしまった。富士山と甲府盆地が一望できる。特に夜景がキレイらしい。

 長峰林道は櫛形山林道を伊奈ヶ湖に降りず道なりにつながっているが、 林道の境界から突然荒れたダートに変わる。下りきったところは飯野新田で開設中の道路を横切る。

 南高尾林道は櫛形山林道から分岐して伊奈ヶ湖に下って行く。途中、高尾伊奈ヶ湖林道と名前を変える。

 城山林道は伊奈ヶ湖から南東に延びている約1kmちょっとの枝道、終点広場から伊奈ヶ湖を見下ろす。

 桃の木鳩打林道は櫛形山林道を北に向かって下りかけると左手に分岐している。 約3kmのフラットダートで南アルプス街道を見下ろしながら下っていく。終盤は舗装路で桃の木温泉にでる。
1998.5.16
1999.5.15
1999.11.3
荒川林道、
池ノ平林道、
木賊林道、
釜瀬林道、
高須林道
<”あ〜あ〜〜”のクリスタルライン、瑞牆山はこちらから>

 このあたり一帯は林道の宝庫!!! 山梨県牧丘町から始まる。 国道140号線を市街から北に上り恵林寺を過ぎて窪平から牧平方面に左折し、 道なりに山道を登っていくと鼓川温泉を通過する。塩平あたりからは山道らしくなり焼山林道となって焼山峠につく。 真っすぐ行けばペコちゃん牧場を経て川上牧丘林道へと続く。そしてここから左折すれば乙女高原を過ぎ 荒川林道となり、クリスタルラインが始まる。

 乙女高原からは南に向かって水ヶ森林道も分岐しているが、クリスタルラインは直進して荒川林道から 御岳林道、池の平林道へとつながる。金峰山の眺めがよい。

 木賊峠からはさらに木賊林道(観音峠大野山林道)、そして増富ラジウム温泉への分岐を左に見て 本谷釜瀬林道と続く。瑞牆山は釜瀬林道途中の瑞牆山荘から往復5時間ぐらい。 瑞牆山荘から富士見平小屋に向かって林道も伸びているがゲートがあって入れない。

 釜瀬林道は信州峠への県道(610)に向かって下っていく。県道に合流してからは増富側に少し下って、 須玉町小尾のわかりにくい入口(黄色い標識と、岩屋洞の看板がある)を右折すると高須林道になる。 峠からは八ヶ岳がドーンと(見えるらしい)。この道はやがて清里に下りていくが ここまでが長い長いクリスタルラインである。以上、全線舗装。
1998.9.26
樫山林道  増富温泉の塩川ダムから少し南に比志というところがあり、そこに「樫山入口」の表示がある。
 もう一方の入口はクリスタルラインの木賊峠を少し増富側に行ったところ。こちらはのっけからダートである。 全体は暗い山の中、下のほうに舗装路が僅かにあるだけでその他はガレや水たまり、 深くえぐられた溝のあるハードなコースである。

 その後なんと樫山林道の木賊峠側入口はすっかり舗装されていて、今なお工事中の様子であった。 工事車が出入りしていたので止めたが、あの雨水にえぐられたデコボコ道はもうないのだろうか。(2001.10.19)
2000.9.15
小森川林道、
県営樫山小森川林道、
県営奥山林道
 木賊峠から南西側の観音峠大野山線に入り、長窪峠から下った先で小森川林道に右折する。
 「工事中で通行に時間がかかる」とあり、2kmほどで舗装工事中。少し待って通してもらった。 上のほうはきれいに工事が完了していてその境目から下は元のままのガラガラダート。 なんかバランスが良くないというか、無駄のようだというか。
 途中には樫山林道につながる県営樫山小森川林道が分岐している。こちらはほぼフラットなダート。 戻って、小森川林道を下る。川にそって下ると途中県営奥山林道が分岐している。(未調査)
 やがて集落が現れ県道(ラジウムライン)の岩下、大渡入口に出る。こちらからの入口は少し難しい。 全長10km弱。8割方はダートが残っている。
2001.10.19
川上牧丘林道、
杣口林道、
小楢山林道
<金峰山、国師ヶ岳へはこちらから!  夢の庭園もあります。>

 牧丘町塩平から焼山林道で焼山峠へ。(ここから東に伸びるダートの小楢山林道は未調査: 以前入れたが現在は入れない)
 直進すると柳平にあるぺこちゃんマークの金峰牧場を通過して林道になる。といってもかなりの間舗装が続く。 ところが舗装が切れたとたんかなりひどい道になりうれしい。峠に近づくと再び舗装。 そして長野県との県境の峠は大弛峠といい、標高2360m、日本の林道最高地点である。駐車スペースもある。 石と植物のコントラストがよい「夢の庭園」はここから歩いてすぐなのでおすすめ。 さらに進めば「北奥仙丈岳」、「国師ヶ岳」まで行ける。

 また峠から西側へは「朝日岳」を通って「金峰山」まで行ける。いずれも2千5、6百の山なので 標高差はそれほどない。

   さて、大弛峠の長野県川上村側はガラガラのヌタヌタ道で、林道走行としてはとても楽しめる場所である。 下りながらも岩だらけの小川山が良く見える。下りきったところが廻り目平でキャンプ場への分岐になる。 ここからはもう高原野菜の畑の中、川上村秋山に出る。

 先ほどのぺこちゃん牧場から牧丘町恵林寺側に下りる道は杣口(ソマクチ)林道といい全線舗装。

 最近はぺこちゃん牧場のあたりはダム工事をしていて道路の付け替え中。 しかも大弛峠までのあのガタガタ道も舗装工事中で、あと僅かの状態。
 (◆2004.8.7 焼山峠から牧場までは新しくトンネル付の道になっていた。 さらに大弛峠までは完全舗装済になってしまった。それでも川上側のダートは健在)
1997.10.10
1999.7.24
2001.11.18
2004.8.7
水ヶ森林道、
一ツ木林道
 県道甲府山梨線の太良ヶ峠から帯那山の中腹を巻いて乙女高原につながる貴重なロングダート。 稜線に沿って走る比較的なだらかな走りやすい林道。

 ここも舗装化が進んでいる。途中に、塩平、赤芝、切差側に向かって下る一ツ木林道がある。 また途中の黒平からも野猿谷林道が分岐する。
1997.11.15
2001.11.18
2004.8.7
大明神林道、
前山大明神林道、
柳平林道、
金ヶ岳林道
<茅ヶ岳にはこちらから!>

 中央道韮崎インターを出て県道韮崎昇仙峡線いわゆる昇仙峡ライン(県道27)を登る。 道が狭くなったころ、左手に深田記念公園(茅ヶ岳登山口駐車場)がある。このままさらに進むと道は大きく右折して ホッチ峠に行くが、曲がらずに直進すると前山大明神林道の標識がある。 大きくUターンする感じで真っ直ぐなダートがあり、ここを思いっきり登ると気持ちがよい。 茅ヶ岳登山道と交差した後、千本桜公園を経て同じような状態で「ふるさと村コテージ」まで約10kmつづいており、 そこからさらに工事中であった。

 大明神林道は先ほどの大きくUターンした所の付け根、つまり音叉の根元のような所を直進する。 やはり開放的なダートが約6km続き、途中舗装路の観音峠大野山林道に合流し観音峠に至る。

 柳平林道は、昇仙峡ラインの柳平から山の中を登っていって、深田記念公園のすぐ上にでる山道だ。 狭いダート路であり、樹木が張り出していてよろしくない。何の魅力もないところである。

 金ヶ岳林道は、観音峠に入り口がありほぼ西寄りに進む快適なダート林道。距離も10km以上あると思われ、 最終的には前山大明神林道にぶつかり須玉方面に下りられる。
2001.6.2
2014.5.24
小川山林道、
黒森林道
 釜瀬林道の瑞牆山荘から黒森側に下って大きくカーブするところに「小川山林道」と表示がある。
 すぐに舗装が切れ、野菜畑を突っ切っていく感じであるが、やがて鬱蒼とした狭い山道になる。 途中で瑞牆山が良く見えるところがあり、そこが黒森林道への分岐にもなっている。終点近くは完全1車線で、 倒木の下をくぐった。終点には数台の駐車スペースあり、ここから不動滝経由の瑞牆登山道となる。 片道約4kmのどろどろピストン。

 黒森林道も完全未舗装の1車線ダート、信州峠側までつながるらしいとのことだが未調査。
2000.9.15
みずがき林道  ここは、全国植樹祭(2001年5月)とやらで最近になって出来た真新しい林道である。
 瑞牆山がよく見える仕掛けになっていて、奥には異常なほどひろ〜〜いスペースがある。 突き当ったところで小川山林道に合流するが下方へは工事中通行止め、上方はダートのまま健在。

 みずがき林道は全線舗装であるが、ひろ〜い広場の手前の左手谷側に未舗装路があって、 グリーンロッジに下りてこられる。紅葉の中を走れるきれいな砂利道。快適なこちらがおすすめ。
2001.10.19
2004.8.7
大平牧場への林道、
乾徳山(南)林道
<乾徳山への登山用>

 牧丘町から国道140号線、雁坂道の三富下釜口で徳和への分岐を過ぎ、トンネルを出たところ (下釜口交番付近)で左の山側を大平牧場に向けて登る道がある。古くなって荒れた舗装路と急勾配の道を登る。 牧場まで約6km、「この先林道上には駐車できない。ここにどうぞ。一日500円。」のようなことが書いてあった。 なのでここから歩いて乾徳山に登る。乾徳山の岩場は面白いですよ。

 (2002年9月)この牧場に牛の気配はなく、すっかり“廃”な牧場になっていた。

 乾徳山(南)林道は牧場を突っ切ってさらに進む。狭くもなく広くもなく、ほぼ平坦に約6km、牛首、 黒金山登山道あたりに着く。建設機械が置いてあるが、この先まだ続いているようだ。 ちなみに乾徳山(北)林道というのが西沢渓谷側から南下している。 たぶん南と北を結んで広瀬湖西側の空白地帯が結ばれるのだと思う。
1998.10.10
2002.9.15
2004.8.7
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