山梨県富士、御坂山地周辺

林道名 簡単ガイド 調査日
滝沢林道、
吉田口登山道
 富士吉田の富士浅間神社脇からパインズパークを目印に進み、そこは無視して中の茶屋まで一本道を行く。 中の茶屋から真っ直ぐ進めば今ではあまり使われない吉田口登山道で、大石茶屋を通って馬返しまでは車が入れる。 浅間神社からのいわゆる登山道はこの車道の隣りに平行している細い道である。 車道自体は舗装路ではあるもののかなり壊れかかっていて、終点はちょっとした広場になっている。
 中の茶屋には左に折れるキレイな舗装路があり滝沢林道として整備されている。勾配もゆるく、見晴らしも良い。 このまま佐藤小屋を通ってスバルラインに抜けられるのでは! 
 と思ったが五合目直前でしっかりゲートクローズされていた。(ある書物によれば、 ここまで整備される前はタダでスバルラインを下れたらしい。)
1999.8.5
富士林道、
大田和林道、
鳴沢林道
 富士山にはたくさんの林道が走っていて複雑に交差しているので迷わないように!

 中の茶屋から滝沢林道に行かず直進し、1qほどすると右折する道があり富士林道になる。 富士スバルラインの下をくぐる。たまに見晴らしのよいところもあるが、全体的には樹林帯の中、 でこぼこで走りにくい。富士林道は富士の中腹をずーっと西側まで長く続いている。 途中いくつかの支線が分岐していて、中にはゲートで閉じられているのもあるが 入ったとしても枝道も多く迷いやすいので注意必要。

 大和田林道は富士林道の途中から鳴沢村の富士桜高原別荘地に下っている。 別荘地に突き当たったら左側の天神山スキー場方面に進むのがお薦め。

 鳴沢林道は天神山スキー場の正門に突き当たった右手にゲート付き入口があり、 大型車は入れないとの注意書きがある。延長はここを起点に4.7km
1997.9.20
紅葉台への道  国道139号線、富士パノラマラインの鳴沢村役場と西湖との間にはひとやまあり、 そこに紅葉台という展望の良いところがある。
 河口湖側からは道の駅「なるさわ」を過ぎてから約1.5km(紅葉台入口バス停)で右に入る。 乗馬クラブのようなところで舗装が切れ凸凹山道になるが、セダンでもゆっくりゆっくりなら登れるので 訪れる車は結構多い。ほんの少しの距離(1.5km位)のダートラン。終点には駐車場とレストハウスがある。 360°の展望が楽しめ、真正面の富士山は絶景。確か売店の中の2階に上がるには100円也が必要だったかも!
1998.4.4
2005.12.30
明見忍野林道 <高座山、杓子山へはこちらから>

 明見と忍野を結ぶ舗装路で忍野側からは忍野中学校の裏手を山に向かっていく。 峠は鳥居地峠といいT字路になっていて高座山に向かって1km弱のダートが分岐している。 けっこう快適で登山道の直下まで入れる。その先の禿山に入るには勇気がいるが見晴しは良い。
 峠から明見側に下ると不動の滝からの山道に合流し、下吉田に出られる。
1999.5.4
忍野の林道  忍野のはずれにある短い林道。立ノ塚峠に行くはずであるが道幅が狭くなり車では不可能。 普通であれば、パスする林道であるがここの特徴は正面に富士山がデ〜ンと見えることである。 (この画像では見にくいですが) 2003.2.28
大平山への林道  忍野から二十曲峠に行く道を曲がらずにまっすぐ道なりに進むと何かの工場があって、そこから急に細い道になる。 (「←大平山」の目印あり)
 ここからは完全一車線、両側と上から草木が張り出してきてすれ違いもできない。幸い対向車もなかったが、 溶岩ダートの急坂を登ること約2km、山中湖から大平山へのハイキングコース稜線に出る。 暗い、狭いところから、ポッと広い見晴らしのよいところに飛び出す感じがよい。山中湖が一望できる。
2000.6.29
京戸岩崎線  釈迦堂PAの裏手の山側、京戸川に沿って細い山道がある。入口には「京戸岩崎山線現場入口」轄v建設とあり、 途中いくつもこの案内看板が出てくるのでこれに従って進む。
 雑木の山道を過ぎて峠近くになるととつぜんハバヒロの快適林道が分岐している。 やや下りかげんで大和町側に進むがほんの1kmほどで終点となった。開設工事中らしいがその気配はない。 1000m付近を水平に走り、対面に大和町側の林道も見渡せるがどこにつながるのかは不明。
2001.4.28
右左口峠
(うばぐちとうげ)
 今では誰も通らない旧道(中道往還)である。甲府精進湖道路が有料だったときはれっきとした国道だったが 現在は一応県道となっている。
 中道町側からは右左口交差点から国道358号線を登り、 大きくカーブした左側にガードレールのとぎれた場所がありそこを入口として入る。 (その後、このガードレールの切れ目はふさがれているため、右左口の集落から国道の下をくぐって ここに来ることができる。この画像の左が国道、右が右左口峠への登り口。クマ注意看板が目印!)
 いきなり荒れた道の登りが始まり、眼下には国道が見え、遠く甲府盆地まで見わたせる。 峠には上九一色村の表示があり、ここから村役場に向かってゆるゆると下って国道に合流する。
 中道往還は甲斐と駿河の国を結ぶ古道の富士川沿いの河内路と鳥坂峠の若彦路の中間を通ることから 中道と呼ばれた。駿河湾でとれた魚介類を一晩のうちに運びこんだという。 ただし実際の古道は県道として残る道とは少し異なる山道らしい。
1997.4.12
2000.6.29
大窪鶯宿林道(おおくぼおおしゅく)  金川曽根広域農道の境川町藤岱で「藤岱(ふじぬた)の滝」を目印に大窪の集落に入り、そのまま山道へ進む。 狭いでこぼこ道を登るが中腹からは平坦になり、走りやすい。(この画像は峠の手前、大窪側の平坦部分)
 林道は鶯宿(おうしゅく)峠の少しだけ(200m位)西よりを越えるが、 そこから歩いて5分ほどで「なんじゃもんじゃの木」(両面檜の大木)があり、そこが旧道山道の鴬宿峠である。
 ここから芦川村への下りは全線舗装されていて芦川村鴬宿の県道に合流する。
1997.6.28
黒坂里道林道  右左口峠、鴬宿峠の東側続きは黒坂峠になる。
 境川町の金川曽根広域農道、小黒坂入口と表示のあるところから山側に登る。約3kmで林道入口となる。 ここから舗装路を4kmほど登ると黒坂峠につく。峠の手前では鶯宿側に林道開設工事中であった。 峠は狭いがちょっと右手の小高いところに上がると見晴らしのよい場所がある。
 峠からは芦川村に下るがこちらも一応舗装されているもののかなりくたびれている。 一部に新品の舗装があり補修しているようだ。芦川村役場の脇に飛び出るが、こちらからの入口はわかりにくい。
2001.4.28
水ヶ沢林道、
蕪入沢上芦川林道(かぶいりさわかみあしかわ)
 鳥坂峠の旧道は新トンネル開通により閉鎖された。芦川村から新鳥坂トンネルに向かう道を 上芦川で直進すると水ヶ沢林道になる。スズラン群生地を通過し、どんべい峠に登る手前の左カーブ右側に 舗装された分岐がある。この道は新道峠の真下まで続いていて、終点にはUターンスペースがある。 分岐からは1.6kmほどであるが、振り返るとスズラン畑側が下方に見える。
 終点から新道峠までは歩いて5分ほどで登れる。晴れているときは河口湖と富士山の眺めが良好な場所。

   先ほどの分岐に戻り、さらに登るとやがてどんべい峠(日向坂峠ともいうことを最近知った)につく。 ここは御坂山地の黒岳と釈迦ヶ岳の間を超える峠である(1440mH)。
 以前、ここから先の蕪入沢上芦川林道は崖崩れのため通行止めであったが、 今は冬季閉鎖(12/10〜4/25)の表示だけだった。とは言っても3ヶ所で工事をやっており、 少し待たないと通れないこともある。工事ヶ所をのぞいてはキレイに舗装されている。(2000.6.29)
 見晴らしもよく、結構長い。山の斜面をトラバースしながら何度か折り返して下り、 御坂みち(国道137号線)の新田のバス停近く、山宮神社脇に出る。
1997.6.28
2000.6.29
御坂峠旧道 <御坂山へはこちらから>

 河口湖から国道137号線を御坂町に向かい新御坂トンネルの直前で右折して旧道にはいる。 新御坂トンネルが有料でなくなってからこの旧道を使う車はほとんどない。 時々野生の猿が飛び出してくるような山道である。

 右の画像は旧道を登り切った峠にある御坂隧道で、手前に天下茶屋と太宰治の歌碑がある。 それでも河口湖と富士山の撮影ポイントのためにここまで来る人は多いが、この先トンネルを抜ける人は少ない。 抜けた先は何回もカーブを繰り返して国道137号線の旧料金所があった付近に合流する。
 なお、トンネルに向かって左手に御坂山への登山口がある。また、 本来の御坂峠は御坂山のさらに先(西側)になり、旧道に分岐してすぐのところに登山道入口がある。
1997.6.28
2000.6.29
2002.6.22
清八林道、
西川新倉林道
<三ツ峠へはこちらから>

 御坂峠への旧道を登り、トンネルの約1km手前の急カーブのところにある三ツ峠に向かう細い道を入る。 突き当たったところに若干の駐車スペースがあり、トイレもある。左に行けば清八林道、 右に行けば西川新倉林道である。なお、道なり(直進)に行けば急な登りを徒歩約1.5時間で三ツ峠に行ける。 この登山道はたまに山小屋への荷上げ用のジープが唸りをあげて通るのでおもしろい。

 清八林道は三ツ峠側からは登る一方の全線ダート、道幅すれすれに草木がせり出している。 約1.5km入って清八峠の手前でちょっとしたスペースがあって行き止まり。 笹子側と繋がりそうで繋がっていない。(2002年6月、清八林道はゲートで通行止)

 西川新倉林道は三ツ峠側の起点から緩やかに登る舗装路である。全長9.7km、観光用に作られたらしく幅4mと広い。 富士山と河口湖の眺め良好。特に河口湖を縦長に見て 西湖がその上に乗っかるように見られる という特徴あるポイントがある。三つ峠側から2kmほどのところに河口湖に降りる白滝林道の分岐がある (右の画像の場所)。その先はなんとなくピークを越え、やがて急に下って富士吉田市新倉(あらくら)に抜ける。 なお、富士吉田側からのアプローチは複雑でややわかりにくいが浅間公園を目指すとよい。
1997.9.7
2002.6.22
2002.11.10
白滝林道  「入ってはいけない林道」のかなり上位にランクインされる。

 白滝林道は西川新倉林道の分岐から下ること約4.0km、全線にわたって狭く、 脇からはみ出している枝葉にこすられる。しかも流水によるクレバスが深く、跨ぐか避けるかコース取りに気を使う。
 しかし下ってから1kmちょっとで展望が開け、富士山や河口湖の絶景ビューポイントがある。 これが最大の魅力ではないだろうか。
 ここからの下り3kmはさらに厳しく、腹をこすらないよう、車輪を落とさないようかなりゆすられる。 この荒っぽさなのであまりお薦めできない。 下りきったところで舗装路になり心底ホッとする。そこには 「母の白滝」への分岐があり、500mほどの砂利道を下れば滝のまん前までいける。一見の価値あり。
 舗装路はそのあとも約1km続いて木々の間から河口湖を見ながら浅間神社まで降りる。
 河口湖側からは国道137の河口の信号が十字路になっているので、 東側の一番細い路地に入るのがわかりやすいと思うが、この林道を登るのはお勧めできない。
2002.11.10
2003.12.7
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