山梨県東部、道志近辺

林道名 簡単ガイド 調査日
富士東部(北)線、
富士東部(南)線、
林道王の入線、
林道栗谷線、
林道神田木線
 県道(35号)四日市場上野原線の下尾崎バス停ちかくに林道十字路があって北側には富士東部(北)線が、 そして南側には富士東部(南)線がのびている。どちらの林道表示看板もくたびれていて読める状態ではない。 富士東部(北)線は入口から4km、全線舗装の2車線幅。終点には 「大地峠トンネル」がある。 このトンネルはH11年竣工で新しいが現在通行止め。トンネルの向こう側も工事がつづいているようだが どこにつながるのかよくわからない。(情報によれば大地峠を越えて北側の中央本線梁川駅からの林道に繋がるようだ)
 富士東部(南)線も2車線幅、全線舗装。下尾崎バス停から南に向かって約4.7km付近で舗装工事中であった。
 ちなみにこの富士東部(南)線は道志村役場近くの竹之本方向からも北に向かって開設工事中、 約3.0kmのところで止まっているが道志村役場と秋山村役場が結ばれるような雰囲気。 やはり全線舗装。なお、赤鞍ヶ岳、ウバガ岩への登山道がある。

 隣りの“大の入川”に沿って林道“王の入線”がある。薄暗いダート、 いくつかの支線があって渓流釣りの車が入っている。スイッチバックで登るような急坂があり、 2.8kmほどでやがて終点。(右の画像は王の入林道の終点)

 林道栗谷線は栗谷小学校(現在の秋山小学校)から秋山カントリーを取巻くように走っている。 上部で三叉路になり、上に行けば「金波美トンネル」を抜けて安寺沢にたどり着く。 下に行けばやがて舗装路になりゴルフ場を一周して県道に出る。

 林道神田木線は県道の神田木沢にかかる橋のたもとからストレートに入れる1.5kmのピストン、 これといって特徴なし。
2001.5.26
2002.10.14
林道千足線、
林道柿の木線
 「大地峠トンネル」の反対側が気になって四方津側から探ってみた。
 甲州街道の四方津駅近くで久保入口の信号を下りると吊り橋がある。
 桂川を渡って1車線幅の狭い山道を入っていくがなんと奥にはかなりの集落があった。 道は二股に分かれるがどちらも軒をかすめるようにして進む。 右の集落を過ぎると林道千足線、左は柿の木線となるがどちらもすぐに行き止まりになった。 つまり、大地峠トンネルにはたどり着けなかった。 (この時はわからなかったが大地峠トンネルのその先は中央本線梁川駅方面につながる模様)
2001.5.26
林道和見棚頭線、
腰掛林道
 上野原市の県道大月上野原線(30号線)の和見入口バス停から北に入る。和見川に沿って上っていくと かなり奥まったところに和見の集落がある。その集落の突き当たりに「林道和見棚頭線」があった。 和見峠まで2.5km、峠の直前まできれいに舗装されていた。
 峠からは桧尾根林道が分岐しているがこちらはゲートで通行止めになっている。それと雨降山、 権現山への登山道にもなっているが、熊注意表示があってあまり気分のよいところではなさそうだ。
 下りの棚頭側はかなりの部分が未舗装である。が、走りにくいところは無い。峠から林道終点まで約5km、 さらに下って県道(30号線)の不老下バス停のところに出る。

 同じく上野原市の棡原(ゆずりはら)から県道上野原丹波山線(18号線)を小菅に向か い初戸の集落から左手の山道に入る。腰掛林道といって延長5.0km、全線舗装。そして普通の山道、 これといって特徴はない。途中、平野田休養村キャンプ場がある。出口は西原(さいはら)の阿寺沢になる。 この街道沿いは長寿の村として有名。
2001.7.7
2002.9.28
久保安寺沢林道、
野原林道
 国道413号線(道志みち)の道志小学校久保分校 (その後別の施設になっているので久保のバス停がわかりやすい)、 この向かって左側に厳道峠と書かれた小さな案内板がある。 細い入口に入るとすぐにきつい勾配となり、ダートの1車線を登り続ける。カーブの部分は簡易舗装がされているが とにかく勾配がきつい。峠まで2.2km、ダート率60%。
 峠にさしかかる少し手前には富士山の見えるポイントがあり、車を止めておけるちょうど良いスペースがある。
 ちなみに峠手前の右手方向に開設工事中の道があったが、最近上部200mほどを残してきれいに舗装がなされ、 林道野原線として道志みちの野原につながっていた。こちらは勾配がゆるい。 (注:野原林道といい、すでに開通している。3.7km、ダート率0%)
 峠は厳道峠といい秋山村側に緩い勾配で下っていく。 舗装されている雑木林の中の道を約10kmで安寺沢の集落を抜けながら秋山大橋につく。
1997.11.3
1998.9.19
2000.4.29
金波美(かなはみ)林道  久保安寺沢林道の安寺沢の集落に、川にかかった橋を渡って右手に登る道がある。 入口には阿夫利山、金波見峠を示す矢印と林道金波美線の表示がある。 入口からすぐにダートの始まりである。日陰は雪の上になったがそのまま進む。工事中のようでもあったが その日はやっていなかった。雪はブルで除雪されており適度に堅くしまっていて快適・快感!
 入口から2.2km。金波美トンネルに着いた。 1998年完成とある。
 トンネル出口からはゴルフ場側に下りられるようであったが、雪かきがここで止まっていて進めず、 Uターンした。
 後日確認したところ、ゴルフ場を取巻く林道栗谷線に出ることがわかった。
2001.2.18
林道田代椿線、
林道室久保線、
越路線
 田代椿林道は道志川にかかる大室橋と廣瀬橋の間の大室指バス停で、山側に向う急な坂道があるので そこから入ることもできるが、本来の田代椿林道は椿の集落から始まり、国道413号線の道志川で隔てた対岸を 田代の集落まで結ぶ山道である。キャンプ場が多い。暗い林の中の林道でおすすめではない。
 なお、途中の大栗キャンプ場から登ってくる道と交差するところにはさらに山側に無名のダート路が 約1.0kmほど、折り返しながら登っている。

 それよりも、道志みちを「どうしの湯」にむかって左折し、道なりに登ると林道室久保線になる。 「的様」(まとさま)のあたりまでは舗装されている。 「的様」とは川の中に同心円状に縞模様の入った珍しい岩があって、 むかし源頼朝が武道訓練をしたという言い伝えがあるところ。道からほんの少し下れば見られる。
 さらに登ると山砂工場のさき(2002.10.14 すでに山砂工場は廃止、ただの広場になっている)が二股になっていて、 左側は白い砂地の登り。かなり奥まで入るが水源の森のチェーンゲートで行き止まり。 道志の湯から5.3km。(なお、この先を進むと城ヶ尾峠付近を通って東沢林道に出るらしいが未調査)。
 右側(越路線と表示あり)はどこに行くのかと期待していたら、くねくねと曲がりながら下って 道志みちの菜畑山登山口あたりに出た。けっこう荒れているゴロゴロダートである。
1998.12.28
1999.6.26
やぐら沢の林道、
菜畑山への林道
 道志村役場から西に向かって道志の湯に折れる橋の手前で右手に登り返す道がある。 そのまま進めばやぐら沢キャンプ場になる。キャンプ場を抜けるとダートになるが、何のとりえもなく終わってしまう。 (入口から約2.0km)

 道志みちをもう少し西に進むと道志郵便局近くの右手に菜畑山登山口がある(小さな標識あり)。 ここから急な坂道がかなり上まで続いている。
 舗装路であるが杉林の中で全体として狭く暗い。さらに切り返しの必要な急カーブもあり、 養豚場の中を突っ切って登る。見晴らしの良くなるところが一ヶ所だけあり、道志村が見渡せる。 標高約640mから1040mまで、約2kmの距離で登った。(つまり5m行って1m登る急勾配)
 終点はUターンができる程度+αであまり広くはない。ここから菜畑山(1283m)はあと少し。
2000.11.25
2002.10.14
東沢林道、
西沢林道、
西沢作業道線
 道の駅「どうし」の西側で中山橋をわたり道志の森キャンプ場に向かうと、その先で東沢、西沢の分岐になる。
 左側の落合橋を渡った東沢林道は分岐から1.2kmのところに水晶橋があり、 ここから城ヶ尾峠に向かう道には盛り土がしてある。(以前、積雪期に来たときも役に立たないチェーンがあったが その先は雪に阻まれ進めなかった。室久保線側に出られるはずだが未確認)
 水晶橋からは折り返すようにして西沢林道側に向かうダートの作業道を進むと、 登るにつれて視界が開け、いい調子になってくるが3kmほど進んだ所で崖崩れのためストップ。

 西沢林道はヘビに注意の立て札を見ながら集落の脇を抜けると、 終点近くに造林作業路「西沢作業道線」の表示があり、チェーンゲートが現れる。 チェーンは緩んでいてあってもなくてもオンナジ状態。沢を渡って迷わず入る。 
 しばらく行くと再びチェーンゲートがありここまでが「西沢作業道線」のようで、菰釣山登山口がある。 この林道、登るにつれて視界が開け、明るい雰囲気になる。上のほうは標高1000mあたりを水平に走っていて、 その雰囲気たるや道志のあたりではイチオシである。
 あいにくここでもがけ崩れがあり、この先に進むことはできなかったが、東沢林道につながっているらしい。 (未確認)
2001.4.1
2002.10.14
黒野田林道  大月市にある黒野田林道、その入口は甲州街道の笹子トンネルの南側で手前にある追分を左折し、 「追分トンネル」を抜けたところになる。 トンネルのできる前は少し東寄りのガソリンスタンドのところから入って追分トンネルの出口側に合流したが、 H12年4月現在、ダムになるということでもとの道は閉鎖された。
 急な舗装路を登っていくとやがてY字形分岐になり、右側に行くと変電所があって清八峠へと上って行くが すぐに行き止まり。河口湖側からの清八林道とつながりそうでつながらない。
 先ほどの分岐を左に行けばほぼ平坦になって黒野田林道となる。山の中腹を緩やかに登るが、 ここも舗装化が進み未舗装区間はわずか2〜300mほどになっている。
 遙か下に中央道を見ることができ、車の流れが小さく見える。何となくピークを過ぎると緩やかに下り、 展望台をすぎて大幡側の出口であるネイチャーランドの脇に出る。全長は10q位。
 ちなみに出たところから三ツ峠に向かってさらに登る山道があり、少し楽しめる。
1997.7.1
2000.4.29
林道鹿留(ししどめ)線、
林道前ヨリ線
 <石割山へはこちらから>

 都留から富士吉田に向かって東桂駅近く、鹿留入口の信号を左折すれば2.5kmほどで鹿留林道になる。 鹿留川にそって平坦な道を進むが池の平からは登りになる。 ここも舗装化が進み池ノ平から上はきれいに舗装されてしまった。途中いくつか枝分かれのピストン林道がある。
 そのうちの一つが林道前ヨリ線で、約2kmのダートが楽しめる。

 峠は二十曲(にじゅうまがり)峠といい、富士山のビューポイントで駐車及びキャンプができる スペースがある。なお、ここから一時間弱で石割山に登れる。
 峠からは右手の立ノ塚方面に向けてダート林道が伸びているがゲートで入れない。 二十曲峠からの下りも舗装されていて忍野村内野の広々とした畑にでる。

 ところで、このビューポイントの直下にほんの短い(1.6km)行き止まりの名無し林道がある。 峠から忍野側に約200m下り、左手前下のダートを降りていく。一車線幅、全線ダート。
1997.7.1
2000.4.29
大月の山道
林道鈴懸峠線
  大月付近の地図を見ていて、猿橋から都留に抜ける山道があるのに気が付いた。
 国道20号線、猿橋小入口の信号を入り、中央線鉄橋をくぐると狭い集落が奥まで続き山道に差し掛かる。 奥のほうに神社がありその先の舗装路をそのまま進めば林道鈴懸峠線になる (ある地図では峠の表記が鈴ヶ音峠となっている)。特に印象深いところではない。
 ゴルフ場に沿って下ればリニアモーター実験線をくぐって県道四日市場上野原線の盛里に出る。
1999.2.27
2004.12.11
林道盛里線  都留から秋山へ向かう県道四日市場上野原線の盛里近くで、朝日曽雌のあたりの山側にか細い道がある。 入って見ると、集落を抜けてすぐダートになり「林道盛里線」の表示がある。登ることちょうど5km、 終点はT字路になっていて、なんと両側にきれいな舗装林道が開設工事中であった。 右も左もそれぞれ1km弱で行き止まりになっているが、シンピカのできたてで得した気分だった。 どこからどこにつながるのかが楽しみ。 (その後、雛鶴トンネルの西側付近と道坂トンネルの西側付近とが接続されているようである。かなり長いが未確認)
 
2001.4.1
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